[Apple Standard 基板]

1977年4月に発表された、Wozの傑作です。
MPUにモステクノロジー社製のMPU6502を搭載し、8kバイトのROM(12Kbyteのスペースに2K byte のROMソケットが6個が有りましたが6K byteのBASICと2Kbyteのmonitorで実装8K byteです)と48kバイトのRAM(RAMは全部で24個分のスペースが有りましたが最少構成で4Kbit*8個で4K byte、最大で16K bit*24個で48K byteです)を載せて発売されたゲームマイコンです。
この1400番台までWozオリジナルAppleBasic(Woz自身はGAMEBASICと呼んでいる様です。この6K byteのサイズのBASICは全て紙と鉛筆、つまりハンドアセンブルで書いたそうで、その為にアセンブラのソースリストなどと言う物が存在しないんだそうです。)を載せた最初期のもので後にMSBasicにかわりました。
それと区別するためわざわざスタンダードと呼ばれています。
しかし、これにWozが作った傑作のゲーム[BREAK OUT(ブロック崩し)]と[PONG(テニス)]はバンドルされてはいませんでしたが、それのBasicでのプログラムがお手本として後に解説書(通称赤本=Apple II Reference Manual January 1978 Apple Part No.030-0004-00)が出ていました。
これの発売の後もう一人の忘れられた創業者[RonWayne]が退社しています。
この人こそ最初のニュートンをモチーフにしたロゴを創った人だったのです。
この後半にもう一つのWozの傑作Apple DISK IIが発売され、それまでのカセットテープによる記憶メデイアから、5インチFDという大要領の記憶メデイアに流れをかえてしまったのです。
この後AppleII PLUS,AppleII PLUS-Jと機種が上がってゆきました。
その中にBell&Howell BlackApple と言うのがあり、Bell&Howell社用に作成された特別仕様の黒いAppleII plusでBOSEのスピーカーにAppleのマークが付いた物が一緒に販売されています。