アフガニスタン5

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34 子供と戦車
35 ヨッコラショ
36 赤い都
 兵士・銃・戦車・装甲車、日本人の私から見ると緊張する物ばかりですが、ここの子供達にすれば、産まれた時から見慣れた物なのでしょう。

破壊され、放置された戦車も子供達の遊び道具となっていました。  

 反政府軍の勢力の強い地帯を注意深く進みます。車をストップさせず、カメラも向けずに通りすぎます。

突然大きな木が道をふさいでいました。

ドキッとしましたが、ただ木が倒れていただけでノコギリで切って私達を通してくれました。

3,000mの峠を越してバーミヤン県に入ります。 

 ゾハークシティ赤い都という意味で夕陽に染まって、文字通り赤く輝いていました。

チンギスハンの孫をここで殺したので、怒ったチンギスハンが1221年に攻めてきました。  

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37 バーミヤンの夜明け
38 美しい風景なのに
39 バーミヤン石窟
 バーミヤン標高2,500m、日の出前にホテルの屋上に出ると6月でも肌寒く感じます

2007年5月に日本人が建てたホテルで、屋上に居てもなんとなく安心です。

午前4時、日の出前のうす明かりの中で人々が農作業をしている姿が見えました。 

 雪をいただいた白い峰々をバックに豊かな緑が広がります。しかしそこには何台もの戦車・装甲車が放置されたままになっています。

これはソ連のアフガニスタン進攻のものです。そしてこの場所はタリバンが多くの人々を虐殺した場所でもあります。

 朝一番、バーミヤンの石窟に行ったのに、内へ入れてくれません。アメリカの領事バーミヤンに来るのでダメと言い張ります。

何度も交渉したら、アメリカの領事は石窟ではなく歯医者に来ることが分かり、しかもその歯医者は日本の援助で建てたと分かって、やっと石窟に入れてもらえました。

石窟の内から外界をのぞいてみました。  


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