リビア2

07.キャンプ
08.宴会
09.スナモンティー
 
 アカクス山中は原始の地球を想像させる不思議な場所です。

 赤い砂と、そして砂と風に削られた奇妙な形の岩山がどこまでも続いています。

 右下に点々と見えるのは、キャンプのテントです。

 
 アカクス山中のキャンプでは、毎晩宴会です。
 水を運んできたタンクを太鼓の代わりに叩いて、ジャミーラ(美人)ジャミーラジャミーラー♪♪

 満天の星の下、歌声が周りの岩山にこだまして、誰もいない沙漠に吸い込まれてゆきます。

 
 ジャマールは鮮やかな手つきでお茶をサービスしてくれました。
 おいしいお茶ですが、沙漠の砂が混入して、ミネラルたっぷりの「スナモンティー」です。

 彼の任務は警察官です。

10.ワジ
11.ワニ
12.豊かな大地
 
 ワジ(涸川)に沿って太古の岩絵があります。

 後の丘の岩に絵が彫られていて、手前の砂地がワジです。

 時々やって来る見学者に土産物を売り、写真代5ディナール、約500円を取り立てている人達です。
 
 約1万年前のワニの絵です。

 ワニが生きていた頃は川の水が豊富だったのに、今は沙漠があるばかり。

 ワニが彫られている岩も、強い太陽光にさらされ、昼と夜の温度差に耐えかねて割れています。

 
 キリン等さまざまな動物が群れる豊かな大地だったのに・・・。

 朝食が終わった時、ネズミがやって来ました。
みんなで追いかけても捕まえられず、私が靴で押さえてしまいました。

 過酷な沙漠で必死で生きていたのにゴメンナサイ。


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