エルフード〜メズルーカ〜カスバ街道



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20 アーモンドの花
21 セクラカスバ
22 アグダスの谷にて
 ピンクの花咲く木は、まるで桃か桜のようですがアーモンドの花盛りでした。

 3月初旬、一足早いモロッコの花見を楽しみました。
 セクラカスバ(テクーラカスバ)50ディラハムお札の絵になっています。

 モロッコの北部は白人系やアラブ系の人が多いのですが、南部では黒人系が多くなります。

 子供達がゾロゾロついてきて、花を折って私に手渡してくれました。

“勉強するのよ”と言ってボールペンを渡すと“ウィ”ニッコリ笑いました。



 モロッコはサハラ砂漠とアトラス山脈とでは全く異なった風景が見られます。

 4000mを超す山は一年中白い雪をいただいて美しい。

 モロッコ化石の宝庫で、アンモナイトやさまざまな化石を売っています。
 サンドローズもありましたが、アンモナイトは実に素晴らしいものでした。
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23 青の人
24 ハーブ茶
25 アブドゥナサールさん宅で
 いつも青い服を着ているので“青の人”と呼ばれる砂漠の民です。

 どこへ行っても自動車が止まると、どこからともなく人がやってきます。
 家が全く見えない所でも、なぜか人がやってきます。
 視力が余程良いのでしょう
 手に鉱石化石等を持って、貴重な現金収入を得る為に子供達まで集まってきました。


 “一般家庭”とは言っても、ドイツの雑誌に紹介された、かなりの有名人の家庭を訪問しました。

 雇い人がいて、庭でハーブ茶とクッキーを御馳走していただきました。

 客人をもてなしてくださるのは一家の主人、そして男の雇い人のみで、女の人は誰も姿を見せませんでした。
 家の中を案内してもらうと、テレビがあって立派なものです。

 家族は妻2人子供6人です。

 最近結婚する人は妻1人だそうですが、少し年輩の人は妻2人の人もいるようです。



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