青海省に入ると砂漠の荒涼とした世界から、一転して緑の多い心安らぐ風景へと変わります。 チベット族は日本人に似ています。 服装も何となく和服を思い出させます。 道端で青海湖でとれた魚を売っていて、久し振りに生の魚を見ましたが、食事にこの魚が出て好評でした。 どこまでも続く果てしない中国の大地を旅してきて、青海省で初めて“冬虫夏草”に出合いました。 この名高い漢方薬は蚕のような姿をしています。 買い求めましたが、どのような方法で服用したらよいのか御存知でしたら教えていただけないでしょうか。
青海湖は空の青と湖の青が一体となって美しい。 湖畔のパオに泊まるのを楽しみにしていたけれど、着いてみたら普通の建物でした。 ベッドに横になると、布団の湿気がジットリと体にまとわりつきます。 布団を干す習慣がないようです。 入浴する習慣もなく、人は一生に3回風呂に入るそうです。 生まれた時と、結婚する時、そして死んだ時です。 ここは砂漠と違い、水に不自由はしないのに利用しないのは衛生観念が薄いからでしょうか。