大島教授の[暖蘭亭日記][99年3月31日〜4月3日] [DIARY TOP]

1999年3月31日水曜日雨のち晴れ、寒。
 子供たちと『ファンタジア』のビデオを見る。Hは面白いところだけ見ようとする。ビデオ世代ということなのだろう。感覚がリニアではなくなってきている。ゲームもそうだろうが、これは結構重要なことではないか。一本の話を始めから終わりまで元の話のペースで受止めることができない。それが良いか悪いかは別だ。
 Nさんから『イシュト』。リスペクトからサンプル。
 昼食は釜上げうどんにゆで卵。ゆでブロッコリ。
 夜、CDUniverseに行き、Black Velvet Band のアルバム他4枚ほど購入。ここは安い。エミルーたちの THE TRIO 2 は探したが出てこなかった。
 音友・Kさんから電話。ヨーロッパ・ルーツ・ガイド各章の中扉をどうしようという相談。おれのコメントを抜くことにしたので、その代わりに何を入れようかと言うことで、音楽現場の写真があればそれがいいのではないかと言うことになる。  
1999年4月1日木曜 日晴れ、風強し。暖。
 クリスティ・ムーアのライナーに手をつける。ネット探索。サイトが二つ。
午後、RIDE ON を聴直す。その後、夜までかかってライナーを書上げる。今ひとつ乗らず。ここのところどうも原稿を書くのが乗らない。
 一応書上げてからメールを書き、ダウンロード。ソウル・フラワー関連たくさん。
ついでに山口洋さんのサイトを見に行き、最近2ヶ月分の日記を読む。なかなか面白い。突っ張っているところはあるが、そこが楽しい。好漢。
 昼食は五目焼きビーフン。  
1999年4月2日金曜日 晴れ後曇。強風。
 朝一番でクリスティ・ムーアのライナーのためのデータを求めてネット探索。Lisdoonvarna でのフェスティヴァルの確認。仕上げて送付。60点というところか。時間切れ。
 Claddagh に Kieran Kennedy のソロ最新作を追加注文。どうなるか。
 ワーナーに送ったメールがうまく届いていないとの連絡あり。指定されたアドレスに送りなおすとともに、ファックスを送る。
 午前中、共産党から電話。市議の○○さんが県会に出るのでよろしくという挨拶。不動産の電話セールスとまるで同じ、マニュアル口調なのがおかしい。今日は県議選の告示であった。投票券が来る。
 昼食は掻揚げ天丼と芋天、小松菜の味噌汁。
 夕方、Nさんから電話。いま下北沢のレコード屋にいて、マイレート・ニ・ゴゥナルのファーストを見つけたが、こういうのがあるのかという確認。7,800円だそうだ。アンディ・アーヴァインの RAINY SUNDAYS が別のレコード屋で8,500円の値段がついていたのも見つけたという。CDになっていると言うのに。

◎JOSEPHINE MARSH; 1996
 曲がどれも面白い。急がず、あわてず、曲に合ったテンポで進む。どちらかというとジグに妙味があるようだ。それにしても本当に面白い曲ばかり。どの曲もどこかにえっと思えるひねりやジャンプやフレーズがある。聴いていて楽しい。

◎Mary Staunton BRIGHT EARLY MORNING; 1998
 やはり急がず、あわてず。楽器のせいかキーがやや高い。こちらの方が心地好く聞えるのは、やはりアイリッシュは高音が好きなのだろうか。
歌が5曲。うち、ピート・シーガーとあろうことかジェシ・ウィンチェスターというのは少々異様。異様というと語弊があるが、ちょっと外れている感じ。何となくおちつかない。すばらしいのはゲール語無伴奏の[12]で、こういうのが似合っている。ホーム・グラウンド。男性シンガーとの掛合いも良い。
 [07]は名曲。アレック・フィンのブズーキのみの伴奏。
 [11]はよく演奏される曲。[13]はシャロン・シャノンの十八番。

◎Gerry O'Connor MYRIAD; 1998
 傑作! ノートをとる。

◎Sean Tyrrell THE ORCHARD;
 前半だけ聴く。中山さんは前作に比べると落ちるようなことを言っていたが、なかなかどうして、本質は少しも変っていない。むしろレコード作りに慣れたと言うべきだろう。ごつごつとした手触りは健在。とりあげる曲は今回は他人のものばかりだが、さすがの選曲眼。リアム・ウェルドンの "Dark horse in the wind" の歌詞がようやくわかる。こういう歌だったのか。  
1999年4月3日土曜日 曇。昨日よりは寒。
 昨夜聞いたジェリィ・オコナー(バンジョー)の MYRIAD のノートを書こうとしたら、アルバムそのものがデータベースに入っていなかった。昨年末に大量に買ったものの一枚だろう。A.D.A.にもクラダにも頼んでいないので、The Living Traditionであろうと推測。メールを検索したらIRTRAD-L で大量にひっかかり、見てみるとバンジョーの話題もしっかり出ている。さすがにこのリストはデータの宝庫だ。やめられない。ためしに Scots-L の方も見てみると、こちらはもっと学究的。
 昼食は釜上げうどんにけんちん汁。伊予柑。
 『邦楽ジャーナル』届く。直営の店を開くそうだ。要は邦楽専門のライヴ・スポットみたいなものらしい。一度、星川師匠と一緒に行ってみたい。
 Good Book Guide からのカタログは、一冊だけ、「ケルト」が18世紀に作られたものだという主張をしている本を頼むことにする。
 昼にメールを見るが、ワーナー・Kさんからは返事なし。クラダからも返事はないが、向こうはすでに Good Friday だから、休日に入っているのだろう。
 ダブリンの時間をみようとして iMac の時間設定がグリニッジ標準時になっていることを発見。道理で、メールの時間がおかしくなっていたわけだ。
 夕食、肉野菜炒め。ご飯。苺。
 夕食後、ニフティの書込み。  
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