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2008年12月28日(日)
 
「古道めぐり
(千万町街道・道根往還)」

風なし、草なし! 冬は山サイが最高!


(千万町街道にて)

藤川桜井寺切越→(千万町街道探索)→才栗→鍛埜→(道根往還)→
東公園→藤川
 約40km



9時40分、準備が整ったのでスタート。今回の探索は、切越地区から千万町街道に入る
ためにまずは手前の桜井寺を目指します。途中、昼食をコンビニにて買い込み10時30分
桜井寺到着。

 
(桜井寺)

一休み後、切越地区まで坂道を上ります。舗装路の終点が切越地区、今年3月に探索
をした時にもここから担ぎ上げました。

 
(切越地区)

今回は初参加のひろたさんやkokoさんが見えましたので、切越地区にある八面塔
を散策してから入ることにしました。

 
(切越八面塔)

さて、切越からは尾根道まで上る道を、各々押したり担いだりして上ります。

 
(切越地区から尾根部に担ぎ上げ)

尾根道に出るとここは千万町街道の支線ですので、本線に行くために上っていきます。
ここは多少乗車もできますが、基本的には押しが中心になります。しばらく行くと本線に
合流します、ちょうどここが日が入る所でもあり、時間的にも良いので昼食としました。

 
(切越支線から千万町街道本線に入る)

昼食後、千万町街道を西に向かいます、基本的には下り基調になりますので乗車率は
上がり、走りやすいシングルトラックを進んでいきます。道中には昔、田んぼか畑として
利用されていた耕作地がリッパな石垣と共に現れたり、祠があったりして昔の方々の
生活の跡が想像できます。またこのあたりは石材の取れる場所で、大きな岩が突然現
れて、驚かせてくれたりします。

 
(雰囲気の良い街道を進みます)
 

この千万町街道は尾根沿いの道です、よって道中には下の各部落に通じる支線が
そこらじゅうにあり、分岐ごとに迷ってしまいます。こういう箇所では地元の古道を守る
会の方の立てていただいた案内板やこの街道を紹介していただいた本などを参考に
推理していきながら道を探していきます。

 
(街道は支線の分岐がたくさんあります)


道中気持ちよく走っていたら、後方でコルサさんの悲鳴が聞こえます。慌てて声を
かけると「もう走れません〜」との声が聞こえます。声のするほうまで行くとコルサさん
の自転車のRメカが根元から折れているではありませんか!原因はRメカプーリーに
枝が食い込みロックしていまった為に力の一番弱いRメカの根元の部分が折れたよ
うです。しかし、こんな破損は初めて見ました。とりあえず、自分が携帯用チェーン切
りを持ってましたのでRメカはずしてチェーンのコマを詰めてシングルで走れるように
しました。コルサさんはどうも、これで今回の探索は終了すると思っていたようですが、
「コルサさんの技量からすればこれから先の道中はなんら問題ない」と感じていまし
たので、このまま探索を続けます(まあ、チェーンが切れたらまたつなげば良いだけの
ことですから)。
※ツーリング中におけるチェーンのトラブルは確率から言うと本当に少ないが、万が一遭遇
したときは、コルサさんが言ったように走行不能になります。以前にも旅先でチェーンが
切れて困っていた方に遭遇したことがあり、その経験からワンディツーリングでも携帯用
チェーン切りはできるだけ常備しています。
以前の経験→「北欧ツーリング旅日記04」


 
(コルサさんのRメカトラブル なんと本体根元から破断)


途中一度、本街道から外れてしまいましたが、何とか復帰しダブルトラックの街道
後半部分に入ります。ここには「大正14年道路改修」記念碑や木の根元に祭られた
仏様とか歴史を感じさせてくれるものがあります。

 
(千万町街道終盤 道路改修記念碑(大正14年改修))


街道は岡崎市の野外体験施設「岡崎自然の家」の敷地の北部を通りそこを抜けた
ところで一気に坂を下る道があります。とても乗車できる状況ではありませんので
押しながら急坂を下っていきます。


 
(ここから才栗まで一気の下り)


何とか下り終えると民家の軒先を通って才栗地区に無事出ることができ、千万町街道
終点を迎えることができました。


  
(千万町街道ゴール地点「才栗」は民家の横を通って出てきます)

(才栗で県道(作手街道)に出てきます)

才栗から県道を北上し午後2時30分ごろ鍛埜(かじの)から、本日もう一つの古道「道根
往還」に向かいます。こちらの古道は、整備がされていて市民のハイキング道として紹介
されていますので、探索とまではいかず、単純にライドが楽しめます。

 
(鍛埜から道根往還に入ります)


鍛埜からの前半戦は軽トラックが入れる程度の林道整備がされていてちょっと古道の
雰囲気はそがれますが、後半は山中に入るシングルトラックが続き落ち葉の道を楽しく
走ることができました。

 
(前半はダブルトラック、後半からシングルトラックの状態)

(道根往還も良い雰囲気です)


午後4時、道根往還終点の東公園駐車場に出て、今回の探索を無事終えることが
できました。今日は本当にお腹一杯満足した充実感を味わうことができました。


(2008.12.29記述)



今回参加された、ひろたさんのGPSの軌跡から、千万町街道・道根往還のルートを描いて
もらいました。山中では細かいルート取りがわからないだけに、とってもありがたいことです。


(2009.1.6追加)


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