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2012年 
ドイツ モーゼル川家族サイクリング
番外編1 


「サイクリング&クルーズツアーとの出会い」
海外で一般人が家族サイクリングを行う一つの方法



(今回利用したボートハウス「MS PATRIA」 写真中央)


2人の子供たちも小学生となってから、これまでに長女は「琵琶湖一周、しまなみ海道」、次女は
「四万十川」と宿泊サイクリングを実施し、親父の趣味にお付き合いしてくれるようになりました。
そこで、「そろそろ次は家族で海外サイクリングに行きたいな〜」という妄想が沸いてきます。
自分自身も海外サイクリングは10年以上出かけておらず、「そろそろ外の国を走りたい」と体中
の血がウズウズしていました。
そこで、家族で海外サイクリングの実現を考えると、「嫁さんを含めた4台もの自転車及び装備品
を自分と嫁さんで海外まで運搬するのは不可能。」という根本的な問題に突き当たりました。
その問題の解決方法として、何かないかと考えているうちに、昔ニュージーランドを旅していた時に
サポートつきのサイクリングツアーでサイクリングを楽しんでいる方々と出会ったことを思い出し
ました。さっそくネットで「海外サイクリングツアー」で検索をかけると、幾つかの企画会社が引っか
かり、どんなものか眺めているところに、ある企画ツアーが目に留まりました。
企画会社は、「ヒシダスポーツ観光会社」が、企画実施している「サイクリング&クルーズツアー」
でした。過去の実績では、オランダ・ドイツにおいてその企画を実施していました。


「サイクリング&クルーズツアー」とは

オランダは運河、ドイツでは川を利用して比較的大きな船が使われています。そうした船を改造し
宿泊施設にしたのが「ボートハウス」だそうです。そしてそれらボートハウスに宿泊しながら、運河
や川を行き来して風景を楽しんだり観光地に停泊し観光をしたりするツアーが多くあります。
そういったボートハウスの中で、レンタバイクを積み込みクルージングとサイクリングの両方を楽し
んでもらおうというのが「サイクリング&クルーズツアー」の目的だそうです。
このツアーを利用した場合の利点は、一日のサイクリングのスタート地点でボートを下船し目的地
までサイクリングする、そこにはボートが停泊して待っている。「嬉しいことに部屋は朝自分が出発
した時のまま」、すなわち一般のツアーと違い、毎日の荷造りが必要なく、気軽にサイクリングに
集中できること、またサイクリングがしたくなければその日はボートでクルージングを楽しむことが
できる。というシステムです。


ではどのように企画したのか

ドイツおよびオランダの「サイクリング&クルーズツアー」の企画では、一日の走行距離が30〜60
kmあたりと短く、サイクリング終了後に観光を楽しむ時間も十分に取れるようです。
興味を持った
「サイクリング&クルーズツアー」ですが、上記のヒシダスポーツ観光の募集企画では、
夏休みの時期の実施はありませんでした。そこでメールにてヒシダスポーツ観光に問い合わせをして
個人による現地ツアーの斡旋および手続きをお願いすることにしました。
メールでのやり取りで夏休みのツアーでは、「ドイツ・モーゼル川のツアーが良いのではないか」と
いうことで話がまとまりました。


今回契約した「モーゼル川」のツアー日程

8月18日(土)の夕方にドイツ・コブレンツにてボートハウスに乗船し、ツアー開始。翌19日(日)から
コブレンツ〜ザールブルク間を主にモーゼル川沿いのバイク・パス(サイクリングロード)を利用して
24日(金)まで6日間のサイクリング、25日(土)朝食後ザールブルグの現地にて解散。という
1週間のクールのツアーに参加しました。


(ツアー 走行ルート) 

ボートハウスの内容は

 

(MS PATRIA 70人乗り)


(船内見取り図)

 
2階(左;レセプション  右:メッセージボード)

 
(左:1階 食堂   右:2階 ラウンジ)
 
2階(左:廊下    右:客室 2人部屋 ベット下がトランク等の収納スペース)
※客室は1階と2階にあり、2階の方が100ユーロほど高い
 
食事(両方とも ある日のメイン)

(レンタサイクルは内装7段 前後Vブレーキ+コースターブレーキ)
(貸し出し品はサイドバック、パンク修理セット、携帯ポンプ、メーター:保証金10ユーロ)



ボートハウスの一日

6:00〜 モーニングティー(ラウンジにて無料のコーヒー・紅茶)
7:15〜 朝食(ビッフェスタイル)、サイクリングの昼食もここで各自作る。
(500mlの水のペットボトル1本受け取り)
 
朝食後〜 各自サイクリングスタート
 
11:45〜 サイクリングに行かなかった人に昼食(プレート皿)
15:00〜
17:00
ティ−タイム(ラウンジにて無料のコーヒー・紅茶・ケーキ)
※今回、次女はティータイムのケーキが食べられるように頑張って走ってました。
18:00〜 夕食(前菜・スープ・メイン・デザート)
19:30〜 翌日のサイクリングのブリーフィング(ドイツ語・英語の2回)
※今回、英語は我々日本人だけだったので、途中からメッセージボードの掲示が日本語に変わりました。
〜就寝 ラウンジ・3階テラスにて (有料の飲み物購入可:比較的安価)


(記録 2012年 8月 30日)

  

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