1月2日(火曜日)
今日のコースは出発前に台湾一周のコース計画をしていた時から一番楽しみにしていたコース。海岸線を走り、山間部を上り峠越えをして、ほどよく
観光地もある。自分が日本のフィールドでツーリング計画をする時の要素がしっかり詰まったコースである。朝起きると残念ながら昨夜からの雨は
上がっていませんでした。それでも、雨も楽しみの一つ、新調した雨具も着るチャンス!と、しっかり雨具を着込んで出発です。幸いにも雨は小雨程度
なので走っていてさほど気になりません。しかもうれしいことに、冬の台湾北部に吹き荒れる東北の強風(向かい風)が、なんと優しい追い風(南風)と
して自分をアシストしてくれます。海岸線を30kmぐらい走ったところで右端に突き出た半島をショートカットできるサイクリングロードに入ります。
ここは現在でもすぐ横を走っている鉄道の旧トンネルで、現在では観光用のサイクリングロードとして使われています。サイクリングロードである旧草嶺
隧道を抜けると新北市福隆に入れます。天候が悪いせいか、まだ時間的に早いのか、トンネル周辺には売店等もありましたが、閑古鳥状態でした。
しかし、観光客が来る準備のためにソーセージを焼いている屋台があり、おいしそうな匂いにつられて1本食してからトンネルに入りました。トンネル
内は整備されていて、観光案内の写真には多くのサイクリストが映っていましたが、この時には1組のカップルに出会っただけでした。トンネルをぬける
と、こちら側もちょっとした公園になっていて整備されていました。それとトンネルをぬけて天候が変わり、雨が上がって晴れ間が出てきました。
(海岸線沿いを走る国道2号線)
(雨は降っても風は奇跡の追い風(南風)! 楽ちん走行)
(国道2号線から旧草嶺隧道に入ります) (今日はスタートから雨具着用)
(隧道入口) (トンネル入口にいたらとっても良い匂い! 焼きソーセージ1本いただきました)
(外は雨でしたので、サイクリングロードであった自転車乗りはたった2人)
(トンネル出口) (現行軌道の福隆駅)
福隆から国道2号線の支線(2号丙線)に入り山間の道を十分に向けて緩やかに上っていきます。十分へは一山越えて行きますが、峠手前でトンネルが
あるので比較的余裕をもって越えることができました。峠の下りはまずまずの傾斜で一気に下り終えたら十分の集落に到着しました。十分は鉄道路線で
ある平溪線んも十分駅があり、鉄道軌道の周りの街並みや灯篭あげ・十分瀑布(滝)が有名な観光地です。台北から近いこともあり当日も多くの観光客
が来ています。今回の旅で街以外では聞かれなかった日本語もたくさん聞こえてきます。場違いなサイクリストは長居できるところではないので、岡山から
来た家族の方に一枚シャッターを切ってもらって退散します。
(十分に向かうには一山越えます) (一山越えたら「十分」の看板が見えました)
(観光地「十分」は観光客が大勢いました) (ここで有名な灯篭あげ) (岡山から来たおじさんに頼んで撮ってもらいました)
十分から2号丙線を外れ、平溪線沿いに走っている県道106号線で台北市に向かいます。この県道は二輪車帯はありませんが、交通量も多くなく川沿いの景色の良い
道なので気分よく進めていきます。途中、平溪のコンビニで昼食休憩し、その後平溪線の終着駅「菁桐駅」で少し観光しました。
(十分の街 灯篭も飛んでます、山には灯篭の残骸が多数…) (平溪線沿いに県道106号で台北へ 途中で見かけた嶺脚瀑布)
(平溪線終着駅「菁桐駅」レトロな街並みでした)
菁桐からしばらくして106号線の峠を越えて台北まで下り基調の道で一気に台北市街に到着。ここで時間に少し余裕があったので旅先恒例の自転車屋を訪問します。
事前に調べておいた台北の自転車屋で、「SENSE30」というレトロ調の自転車を作る工房があったので1時間ほどお邪魔しました。
(台北101 見たのはここだけ) (恒例の自転車屋訪問 レトロ調自転車を作る「SENSE30」)
(クラッシックなフレームやモダンなフレームも作ります)
(古い自転車のレストアもやっていました)
自転車屋訪問後、宿屋に無事にたどり着きT氏と合流。お互いの池上で別れた後の2日間の行動を話しながら台湾サイクリング最後の夕食は夜市でいただきました。
(台湾最後の夕食は、夜市に出ていただきました)
(夜市の帰りに見た台北駅 無駄にでかい!)
(記録 2018年 2月10日)
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