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フィリップ島〜ベガ
 
12月23日(火)
    オーストラリアの動物たちと戯れたフィリップ島を出発。嫁さんの体調が
  おかしい、どうも風邪を引いてしまったようだ。くしゃみ・鼻水・鼻詰まり、
  車の中にティシュの箱が欠かせなくなった。本日の目的地は無い、シドニー
  までの約1000Kmの道のりを2日間かけて走破するつまりである。だから
  本日の目標走行距離は500Km以上である。時速80Kmで走っても6時間
  以上かかる、慌てずのんびりいきましょう。・・・・
     オーストラリアの速度規制はとっても簡単。市街地は40Km/h、市街地
  入り口1Km手前ぐらいから60Km/h、それ以外は100Km/hなのだ。この
  100Km/hがとってもすごい、直線道路ならどうってことないのだが、峠の
  坂道のワインディングでもこのルールだ。今日走行予定のメルボルン〜
  シドニー間を走るルート1は、まさに山道の連続。気分はジェットコースター
  の運転手、こっちは手に汗握り必至でハンドルを切っているのに、峠の
  坂道をやっと越え、下る瞬間のふわっとする感覚に嫁さんは「キャーキャー」
  いって子供のようにねえ!もっとすごいのこないかな〜♪♪」気楽な者で
  ある。
 
        (フィリップ島のモーテル内部)                         (レイクエントランスのファーストフード店にて)   
    午前中は海岸線より20Km程内陸部を走っていた。出発前、大陸地図で
  今回の旅の構想を練ったときは「ず〜と海岸線を走って気持ちいいだろうな。」
  と、思っていたのに全然見えない。ごご1時、やっと海が見えた。非常に美しい
  港町だ。ここレイクエントンスで昼食、ヨットハーバーを散策後地元のハン
  バーガーショップに入る。お互い注文をしレジで代金を支払おうとすると、高
  校生ぐらいの女の子がいきなり問い掛ける日本人ですか?」、あわてて自分
  が「はい。」と言う。つづけて彼女がこう問い掛ける「私は学校で日本語を習っ
  てます。」。自分はオーストラリアで日本語教育が有ることは知っていたが、
  こんな田舎町でそうそう観光客もきそうも無い所で日本語が勉強されているこ
  とにびっくりした。あまりのびっくりさに、返した言葉が「ああ、本当ですか。」 
  で終わってしまったことに今も後悔の念が残る。彼女はもっと日本語で会話
  したかっただろうに・・・  車に戻ると自動車電話で日本に「元気だよ」コール、
  オーストラリアから自動車電話で日本に電話できるなんて便利なもんだ。
  しかし料金がいくらかかるか分からないから、使用するのは非常時の時だけ
  にしようと決める。ここレイクエントランスではガソリンの給油にもチャレンジ
  したが、給油口に中ブタがあることがわからずガソリンをこぼしてしまった。
  あわてて中にいた子供が替わりに給油してくれた。(トホホ)
    レイクエントランスを出発して1時間、おなかが満たされたのと疲れから約
  100Kmたったレストハウスで休憩、オーストラリアの道路沿いには数多くの
  ピクニックテーブルやトイレのあるレストハウスがあるので便利だ。たまに
  キャンピングカーがここに止まっていることもある。たしかにこれなら宿泊代
  もかからず旅が楽しめそうだ。4時ごろビクトリア州からニューサウスウェー
  ルズ州に入る。4時40分ごろ1人のサイクリスト発見、頑張って走っている姿
  を見るとなぜかくやしい気持ちになる。よく見ると日本人ポイぞ、声をかけて
  飲み物でもあげたかったが、道の狭い峠道で駐車もできずおまけに後続車
  もいたので車の中から「頑張れ」のエールを送る。
    今日の宿泊地をべガという街に決めた。日が暮れる前に運転を終了した
  かったので5時ごろ地図を見て近くて大きめな街ということで決定した。べガ
  手前のレストハウス付近で野生のカンガルー発見!!「うぉおお・・カンガ
  ルーだ!!」と二人して叫び合う。夕方べガの街に到着宿屋も無事確保で
  きちょっと暗くなってから街を散策。1Kmぐらいの距離のメインストリートの
  両脇に商店街が並んだこじんまりした良い街である。街の中心にある時計
  塔が印象的だった。
 
    (奥さん買い物初チャレンジ、沈黙が・・・)                      (時計塔がシンボルのべガの街)
 
  本日の宿             べガ ダウンズ モーターイン  7号室
  本日の走行距離     610Km
  総走行距離          806Km
 
 
 

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