ライン

2009年 
南ドイツ・スイスアルプスの旅 04


スイス峠越え三昧、素晴らしい景色を満喫!



8月13日(木)

マイエンフェルト〜クール〜オーバーアルプ峠〜アンデルマット〜フルカ峠
ルーネ氷河〜グレッチ〜
グリムゼム峠〜マイリンゲン〜グリンデルワルト

236km 総計987km


(フルカ峠を上るサイクリスト)





(マイエンフェルト)

朝食の時間が8時30分とゆっくりとした宿屋なので、朝の7時に散歩がてら「ハイジの泉」に
出かける。18年前に来たときには泉の周りには何も無かったような記憶であったが、今は
リッパな駐車場と売店がありました。ハイジの泉で水を汲んで本日の飲料水に(今回の旅で
いろいろなミネラルウォーター・地下水や水道水を飲みましたが、マイエンフェルトの水が
一番美味しかったです)。道路を挟んで向かい側に牧場があり、カウベルがけたたましく鳴り
響きます。時間もあったので牧場で牛を見物。宿屋に帰る途中に7時から開店の「スパー」
に寄って現地の食料品を物色、とりあえず安いプライベートブランドのコーラを買って宿屋に
戻ります。

 
(ハイジの泉)       (今回の旅でここの水が一番美味しかったです)

 
(泉の近くにある牧場にて)

朝食までまだ時間があったので、朝食後すぐに出発できるように自分は車の荷物整理、その
間に子供たちは日本から持ってきた自転車に乗って遊びます。準備ができたところで朝食、
今日もお腹一杯いただいて宿屋を出発したのは9時30分でした。


  
(宿泊した部屋から市街を望む)          (子供たちはここで初めて自転車にちょっと乗りました)


(19号を経由してオーバーアルプ峠まで)

出発前に計画した行程表では、マイエンフェルトの20km先のクールを9時出発でしたので、
1時間ぐらいの遅れで進みます。時間短縮でクールまでは高速道路を使い、今回はクールの
市街散策はボツになりました。さて、クールから先は一般道の19号
をオーバーアルプ峠に
向けて標高をどんどん上げていきます。道が進むほど谷あいが深くなり絶景の風景が見ら
れます。また、途中途中に通過する町並みも風景にマッチして実に素晴らしい。海外に知れ
渡ったメジャーな観光地ではありませんが、ここで数日を過ごすのも落ち着けてよいかもしれ
ません。10時30分過ぎにオーバーアルプ峠に到着。峠は山々に囲まれ、夏はハイキング・冬
はスキーエリア、この地には多くのツーリスト(もちろんサイクリストも)が山を楽しんでいま
した。

 
(クールからの19号は絶景ポイントの連続、どこを見ても滞在したくなるような風景がありました)

 
(オーバーアルプ峠にて)



(アンデルマット)

オーバーアルプ峠を下り始めると一気の九十九折れの道で、すぐに眼下にアンデルマットの
街が見えてきます。峠を下りきると19号はアンデルマットの市街の中心地に出てきます。まだ
まだ運転が市街地走行に慣れきっていないので、休憩するために駐車スペースを探す余裕
が無く、車窓からの町並み鑑賞でアンデルマットを11時に通過。


 
(オーバーアルプ峠にあるダム湖)         (アンデルマットに下る道)

 
 (19号はアンデルマット市街を抜けていきます)


(フルカ峠)

ハンドルはアンデルマットからフルカ峠に向けて行きます。しばらくは川沿いの広々した
道を快適に進みますが、峠のアプローチが始まると道幅は狭くなり所々ではすれ違いの
為に待避しないといけないこともありました。それでも上るにつれて近づいてくる山の風景
は素晴らしく、運転は緊張しながらでしたがワクワクしながら上っていきました。
やがて、峠手前のホテルでアンデルマット側の風景を眺望し、峠通過後はこれから進む
グレッチの街を峠からの眺望として楽しみました。



 (フルカ峠直前のフルカ・ブリックホテル)
 
 (フルカ峠からグレッチを望む、右手奥はグリムゼム峠に続く道)  (フルカ峠直後、ルーネ氷河を散策できるポイント)


(ルーネ氷河)

フルカ峠に着いたのが12時15分、峠から下り始めるとすぐにルーネ氷河を観光できるポイント
につきました。氷河観光には土産物屋で入場料を支払って入ります。店内に掲げてあった写真
で見る限り、氷河は以前よりも小さくなっているようで、昔は店舗間近にあった氷河は今では少し
谷間に下りていかないと接することができませんでした。それでも子供たちは初めて接する氷河
に興味津々で、寒い氷河のトンネルや、クレパスに注意しながら歩く氷河ウォークを楽しみま
した。

  
(ルーネ氷河)                   (氷河の中は寒い寒い)  (氷河の上も散策できます、クレパスには注意)


(グレッチ)

フルカ峠から降りた、氷河で削られてすり鉢上になった底にある町「グレッチ」に13時15分
到着。ここで大きなテラスのあるレストランで遅い昼食、スキー場のレストランのような注文
方法でトレーを持って欲しいものを注文する。言葉がわからないので、目に見えるソーセー
ジを指差して注文、ポテトは同時についてきた。外のテラスにて食べると目の前には先ほど
までいたルーネ氷河が正面に見える。昼食を食べ終わった頃に、レストランの道路の反対
側から汽笛の鳴る音が。散策がてら行ってみると蒸気機関車が出発の準備を整えている。
この蒸気機関車は1982年に新フルカ・トンネル開通によりお払い箱になった、旧山岳鉄道
で、廃線後に観光用に走らせようと2000年から夏の観光用に1日1・2便を走らせているよう
だ。偶然にしてもラッキーなので出発の時間まで鑑賞する。やがて定刻になり、乗車した方々
に手を振りながらこちらも再び走り出すために車に戻る。

 
(グレッチにあるレストランにて)     (本日の昼食は、ソーセージとポテトフライ)

 
(グレッチからルーネ氷河を望む)  (フルカ山岳蒸気鉄道「旧氷河急行」の蒸気機関車)


(マイリンゲン:アーレシュルフト)

14時グレッチを出発、フルカ峠から降りた標高をグリムゼン峠で再び上り返す。峠に到着
も時間に余裕が無いので車窓からの風景を楽しむ。峠からマイリンゲンまではひたすら下り
道。マイリンゲン到着は15時。ここではアーレシュルトという峡谷を見学する、この峡谷は
断崖の深さ180m、幅の狭いところでは1mとしかないという景勝地で多くの方が見学に訪
れていました。近くにはシャーロックホームズが命を落としたライヒェンバッハ滝という景勝地
もありましたが、ちょっとパスしちゃいました。


    
 (幅数メートルの峡谷のアーレシュルフト)


(グリンデルワルト)

マイリンゲンを16時に出発して、まずはインターラーケンに向かいます。できることなら一般道
を進むほうが景色や通過する町並みが良くわかり楽しいのですが、遅くなる前に宿屋に着くこ
とが先決としてブリエンツ湖手前から高速8号に乗りインターラーケンに向かいます。インター
ラーケンで高速を降りると、後は一路グリンデルワルトに向かいますが、どうも降りたICが一つ
早かったようで、市街を迷子になりながら、最後は山の方角を見てグリンデルワルトへの道を
何とか見つけることができました。グリンデルワルトには17時15分に到着、ここではホテルの
前にあるコインランドリーに行って今までの分の洗濯をし、その後夕食・市街への散歩となりま
した。


     
 (夕刻の散策)(ホテルから外を望む、中央の建物地下はコインランドリー)



本日の宿 グリンデルワルト  ユングフラウロッヂ
252号室・257号室



(記録 2009年 10月 14日)
  

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