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「サイクル野郎」
(サイクリングのバイブル)


この漫画は、1巻(初版、昭和49年、しかし文中には46年度と書いてあった)から37巻(初版、
昭和55年)まであり、丸井輪太郎という少年がサイクリング日本一周するという物語である。漫画
であるから行く先々でいろいろなアクシデントや恋愛等が日常茶飯事に飛び出てくるが、これを初め
て読んだとき
「ああ自分もサイクリングで日本一周してみたいな〜」と感じてしまった。
この漫画との出会いは自分が中学2年生(昭和53年)ごろ、たまたま読んだ雑誌だった。掲載誌
は、「少年キング」で、どちらかというとマイナーな雑誌であった。単行本は書店には置いてなかっ
たので通信販売で5冊づつまとめて出版元に注文した。ちょうど読み始めたころが四国編だったの
で、今でもそのあたりの物語が一番好きである。
そもそも、自分とサイクリングの縁は小学校1年までさかのぼる。自分の実家は自営業で、その当時
バイトにきていた中学生のお兄さんがサイクリングが好きで2・3回後ろに乗せてもらってついてい
ったことがある。そのときの風を切る音・風景・川で遊んだ事等今でも鮮明に覚えている。また、父親
がドライブが好きでよくいろいろな土地に行ったりもして旅に出る事は大好きだった。そこで、中学で
この漫画に出会い、自分自身がペダルを踏む人生に飛び込む事ができた。



この本をきっかけに本格的にサイクリングに入っていったので、自転車は「キャンピング車」、旅の
スタイルは「国道中心ので地域走破」となった。そして、丸井輪太郎のような旅をしたなと思えたのは
高校2年の夏休み、「能登〜青森〜仙台」と1800kmを3週間走り終えたときであった。また、都道
府県は大学までに広島県・岡山県以外を走破し、2年前嫁さんとタンデムで「しまなみ海道」を走った
事により、残すところ岡山県だけになっている。



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