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「Fバッグサポーター
脱落防止金具」

Fバッグの装着便利なFバッグサポーター。
しかし、想定外の衝撃ではFバッグが外れる可能性も。
そこで、万が一に備えて脱落防止金具をつけました。


(Fバッグサポーターに付けられた、脱落防止金具)

2008年、新春サイクルミーティングに参加しました。皆さんで楽しく走行していたところ、
ある方が道路の段差からの突き上げによってFバッグが外れて前方に飛び出してしまいま
した。その方はFバッグを避けようとハンドルを切りましたが体勢を整えることができずに
落車して怪我をするという事態になってしまいました。その方のFバッグは私と同じ、差し
込み式のFバッグサポーターが装着されていました。このサポーターはFバッグの装着が
非常に便利で、かつハンドル上部を有効に使えるサポーターであります。しかし、この事故
を目の当たりにして、自分のFバッグも同様な危険性があることを認識しました。そこで、
走行中にFバッグの脱落が起こらないように、脱落防止金具を付けることにしました。
 
用意した小物は、ナスカン金具・オーバルスリープ(ワイヤーの輪を固定するアルミ金具)
・複撚りワイヤーです。複撚りワイヤーは、たまたま変速機ワイヤーの切れ端がありました
ので再利用しました、他のものはホームセンターで購入撚りワイヤーも販売してました)
しました(費用は数百円ぐらい)。

作業は、ワイヤーを適度な長さに切ります(Fバッグサポーターの棒が全部抜けない長さ)。
ワイヤーをFバッグとサポーターの板の間に通し、ワイヤーの両端をワッカ(輪)にして先端を
オーバルスリープで固定します、ただし片方のワッカにはナスカン金具を通しておきます。
脱落防止金具はこれで完成です。



(ワッカの先端をオーバルスリープで固定します)

私の所有するバックサポーターはトーエイ製と日東「蔵王」の物を使用しています。たまたま
2社の物が共有できたのでFバッグに付けている金具はトーエイの物で事足りてました。
しかし、ハンドルに付ける受け金具の形が違うので、今回の脱落防止金具が有効か確認して
みました。

まず、トーエイ製です。


 
(トーエイ製のバッグサポーター受け金具)

Fバッグを装着後、ナスカン金具でもう片方のワッカを挟んで固定します。その後、Fバッグの
飛び出しを想定して、Fバッグを引き抜きますが固定用の棒がすべて抜け切る前にロックが
かかり、飛び出しを防止してます。

 
(Fバッグ装着後、ナスカン金具で固定します) (防止金具によりFバッグの飛び出しを食い止めます)


日東「蔵王」のサポーターはトーエイの受け金具とはデザインが違います。


(日東「蔵王」の受け金具)

トーエイとは違う位置でワイヤーロックしますが、こちらでもFバッグの飛び出しを食い止
めています。

 
(横の棒を利用してロックします)    (こちらも飛び出しを食い止めています)


この防止金具の利用でFバッグの脱着時間に少し時間がかかりますが、安全のためには
有効な方法の一つでは無いかと思います。



(2008.1.14)



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