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「防水フロントバッグ」

自分にとって使い勝手の良い、理想のフロントバッグを求めて
フルオーダーで作成してみました。

  


(今回オーダーした防水フロントバッグ RSA SUN BAGS製)


私のツーリングにおけるスタイルにはフロントバッグが欠かせません。自転車に跨いだまま荷物
を取り出したり、走行中に現在地の確認するために地図を見たりするためです。ここ数年はギル
ベルソーのフロントバッグを主として使ってきました。このバッグは後ろ開きで、荷物も取り出しや
すく、型崩れも無く、古いタイプの自転車に似合ったデザインに結構満足していました。
ただ、不満な点として、上蓋が走行中きちんと締めることができない(突然の段差などで中の荷物
が飛び出しそう)、雨天時にレインカバーを使用しなければならないことでした。特に重要なのは
雨天時の問題で、宿泊ツーリングの場合は当然雨天のことも考慮しなけばならず、いちいちかさ
ばるレインカバーを持って行くことや、レインカバー装着時には容易に荷物が出せない、地図が
見えない等の使用における大事な目的が邪魔されることでした。そこで常々雨天でもレインカバー
を使わず、中の荷物が濡れず、地図が見れて古典的なデザインのフロントバッグを欲しいと考え
ていました。


(ギルベルソー製のフロントバッグ)

そんなおり、「RSA SUN BSGS」のHPを覗いたところ、防水加工された製品を見つけること
ができました(製品タイプ1)。ただし、この製品の詳細では雨天ではマップケースをはずしてバッグ
内に収納するというもので、このままでは私の希望する「雨天でも地図を確認できる」条件に当て
はまりませんでした。それでもと思い、2011年11月にメールにて私の希望するバッグの条件を
満たすバッグを作成することができないか問い合わせを行いました。
その結果、実際に会って話をしたりメールでのやり取りを繰り返しながら、2012年3月にフロント
バッグが完成しました。以下に今回作成されたフロントバッグの内容を紹介します。


◎作成のポイント 使い勝手はアメリカンバッグ、外見は古典的



上記の写真の右側のフロントバッグはアメリカ製のリクセンカウル対応のフロントバッグです。
キャノンデールT1000を使用するときに主の使われたバッグで、北欧・NZサイクリングでも
活躍した防水仕様のバッグです。このバッグの良いところは、防水の他に、次の点です。
@後ろ開きの蓋はファスナーで開閉し、走行中に中身が飛び出る心配が無い。
A上部に補助バッグが付いており非常食やちょっとした小物の収納ができる。
B前部にB6サイズの小型バッグ(財布や手帳などを収納する)が収納できる。

ただし、このバッグをTOEIなどに使うには、私としてはデザインが合わないので、使うことが
できません。



◎防水仕様のマップケース

通常のマップケースは縁の縫い目から浸水します。しかし、このマップケースは、縫い目の
内側のビニール部分を防水加工してあります。



(防水加工されたマップケース)


◎ファスナーで開閉できる上蓋

 
(ファスナーは走行中でも開閉でき、閉めたときには荷物の飛び出しは無い)


◎上部に補助バッグをつける

バッグ上部に補助バッグをつけることで高さが4cmほど高くなり、はっきり言って見てくれは
悪くなります。しかしメインバッグに入れると必要なときに捜しづらい物や貴重品などは補助
バッグに収納すると便利です。補助バッグのファスナーはマップケースの下にあり、ファスナー
は防水仕様になってますので降雨時にも対応しています。


 
(マップケースの下に、補助バッグ防水ファスナーを隠します)


◎前部の収納ポケットにB5サイズポーチを収納する

私の場合、B6サイズのポーチ(100均物)に財布・携帯・手帳等を収納し、休憩時の持ち
運びに利用しています。前部ポケットはポーチをそのまま収納できるサイズになってます。



(前部ポケットはB6サイズポーチをそのまま収納)


取り付け方法

このフロントバッグは、リクセンカウルおよびTOEIバッグサポーター両方に使用できるように
なっています。使用する自転車を選ばすに使えるようになってます。



(リクセンカウル仕様)



(TOEIバッグサポーター仕様)

今回のバッグの作成には「RSA SUN BAGS」の足立様には大変お世話になりました。
こちらの無理難題に答えられるように工面していただきました。大切に使わせていただきます。



(2012.4.15)



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