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「26.7mmのシートピラー(ポスト)」

10数年前何気なくオークションで購入したシートピラー。
購入時なぜ26.7mmなんだ?という疑問がありましたが。
今回適合するフレームに収まりました。


 
(藤田 ベルトピラー No.1タイプ 26.7mm)

西暦2000年、高校時代から通っていた自転車屋さんから何気なく購入したフカヤのランドナーフレーム。この1台を
組み上げたことから古典自転車への深みにハマっていきました。「自分が自転車に乗り始めたころの色々なパーツを
使ってみたい。」という欲求から友人のH氏にいろいろ教えてもらいながら古いパーツを集め始めた。近隣の自転車屋
などに訪問し購入したりしながら購入することもありましたが、このころネットでもオークションが始まり、自転車パーツ
なども出品されるようなっていたのでオークションからも気に行ったパーツを購入したりしました。2000年初期は、勢い
から数台の自転車を組んで楽しでいたこともあり、使えそうなパーツがあると結構オークションを利用して購入していました。
今回の「藤田 ベルトピラー 1型」も、そのころオークションで購入したパーツでです。ただ、落札した時から不思議だった
のが、ピラー径が26.7mmという不思議なサイズであったことでした。そのころ自分の常識ではピラー径は、「26.4 26.6
 26.8 27.0 27.2」
などの0.2mm刻みが常識と思っていたので、26.7mmなどという奇数のサイズがなぜあるかがわかり
ませんでした。ただ、当時の自分は、「0.1mmぐらいの誤差なら26.8mmのフレームに十分使えるだろう」という感覚で
購入したのでした。


(ベルトピラーの入っていた箱)

それから数年後、古典自転車をやり始めてからお世話になっているショップの店主の古いトーエイを借りて、くりくりさん主催
の御前崎ツーリングに参加しました。その時、主催者のくりくりさんから、この自転車のフレームパイプは「ウンノ D2×D2」
という物で、パイプ径は26.7mmの特殊なサイズだと教えていただき、26.7mmのピラーが適合するフレームがあることを
知りました。


 
(昭和40年前後作成のトーエイ車)            (「ウンノ D2×D2」のシール)

またそれから月日が経って今年の年末、このトーエイを自分が譲り受けることとなりました。そこで、最初に行ったのが
ピラーの交換です。交換前までは26.6mmのサイズが付いていました。これでもピラーは固定されていましたが、シートピン
の隙間がほとんどない状態でした。


 
(26.6mmのピラーだとシートピンの隙間なし)


早速、ピラーの交換をしてセットします。やっぱり正規サイズのピラーが入ったので、シートピンはちょうど良い状態で
収まりました。オークションで購入して10数年後、ようやく適合するフレームに使用することができました。



(ちょうど良く収まりました) 


(2015.12.30)


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