利尻島巡り


礼文島から利尻島へ 
 稚内から礼文島へ行くときには、絨毯スペースで座って過ごしたが、礼文から利尻へのフェリーは空いていたので、椅子席に座ることができた。

 上の階に上がってみると、甲板の手前には、ベンチシートがあった。天気も良いので、ここでもよかったかな。

  海上から見る利尻山は、まさに富士山。すそ野が広がっていく様は、海にぽっかり浮かぶ富士山だった。

我々にしてみれば、礼文島に向かう時も、礼文道からもしっかり見えていたので、見慣れた姿になっていたのだが、これだけ長い間くっきり見えることは珍しいのだそうだ。


 港に入るときには、利尻山が迫ってくる感じがした。手前の林を貫く橋は自動車道路なのだろうか。
   

姫沼めぐり  
 利尻島鴛泊港へ入港。どんな島なのだろうか。礼文島が素敵な島だっただけに、利尻への期待も膨らむ。

 利尻島での最小の観光地は、姫沼だった。かつてはヒメマスが養殖されていたところだとか。人工池と聞き、期待しすぎてはいけないと思ったものだった。
 人工池が観光地になるには、それなりの理由がある。
 水鏡に逆さ富士が映ることはなかったが、利尻山を背にした姫沼は、見応え十分だった。

 池の手前で毛づくろいしていたシロサギは、我々が近づいても。落ち着いて毛づくろいをしていた。

 この時のバスガイドさんも、花には詳しいようだったが、木道に1列に並んでいると、説明も聞き取れないのだった。去年の台風で倒れた大きなトドマツの株が印象的だった。
この後、南浜湿原の花ハイキングへ。
花ハイキングについては、別のページにまとめてあります。



仙法志御崎公園  
 利尻島でのバスは、島をぐるりと回るように走るので、左側の席は海を、右側の席は山をずっと見ることになる。

 自分の海側の席からは、稚内がはるかに見えたり、奇岩などを楽しんだりすることができた。

 途中、ウルップソウの群生も見られた。

 3日目の行程は、けっこう充実していた。礼文島での林間コースハイキング、猫台・桃台観光、利尻島への移動、姫沼散策、南浜湿原の花ハイキングと続いた。そのあとでの仙法志御崎公園は、どうでもいいかなといった思いもあった。

 公園の駐車場でバスを降り、石碑の横の坂道を下っていくと、利尻山から流れ出た溶岩が、迫力のある景色を作り出していた。(正確には、仙法志ポン山からの溶岩のようだ)
 生け簀に放し飼いになっているごまふあざらしも、けっこう愛嬌があった。(餌をもらえれば敏感に反応するといったところではあるが)
 生け簀から南の方を見ると、岩がいくつも海中から突き出ていて、見ていても楽しい光景だった。

 利尻の昆布を扱う有名な店があるということで、土産物のための立ち寄りかと思っていたが、 降りてみて、歩いてみて、立ち寄る価値は十分にあった。
 写真はないけれど、ここで立ち寄った昆布屋さんは、いろいろな昆布を知るにはよいところだった。

 昆布も、いいモノは良いようで、値段もピンキリだった。
 昆布屋さんのわきにも、北海道ならではの花がきれいに咲いていた。
 御崎公園を出て西海岸を進むと、「北のいつくしま弁天宮」が、海にせり出すように祀られていた。いわれのあるところのようだ。

 さらにその先には、「寝熊の岩」と「人面岩」があったのだが、まるっきり逆光で、うまくとらえられなかった。
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