南浜湿原の花ハイキングのスタート地点は、カキツバタがきれいに咲く沼だった。背後には利尻富士がくっきり見えた。 ここででも、利尻富士を仰ぎながらの花ハイキングなのだ。 |
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黄色い花は、ギボウシ。ちらりほらりと咲いていた。 手前の方の湖面を埋め尽くしていたのは、ホテイアオイ。これだけが花をつけたら圧巻だろう。 |
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木道を歩き始めて、ちらりほらりと見えてきたのはエゾイソツツジ。 ワタスゲが、綿帽子をつけて風に揺れている姿も愛らしかった。 |
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松の木が勢いよくのびていた。 そして、手前にはか弱い幼木が。これから伸びていくのだろうか。 狭い木道なので、すれ違うのが大変だ。どちらかがいっぱいまでは死によって道を譲らなければ、にっちもさっちもいかない。 |
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進んでいくと、ワタスゲがたくさんハゼになびいていて心地よい。 エゾイソツツジも頻繁にみられるようになった。 |
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花ガイドのイチモリさんは、列が長くなるのを考慮して、一気にたくさんの花を紹介することはなかった。ここではこの花に焦点を絞ろうと決めていたのだろう。 「先ほどから見かけたと思いますが、この花は…」と紹介してくれるのだ。何度か見かけたけど、この花は何というのだろうかと思う頃と重なっていた。 |
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ああ、これはエゾイソツツジだ。と、何度か見るうちに名前も覚えてくる。 イチモリさんの話で印象的だったのがが、エゾマツとトドマツの話。 元気に育っている松はエゾ松で、枯れてしまって真だけが残っているのがトドマツ。トドマツは、鳥に種を運ばれ成長しだすが、適応できずに枯れてしまう。でも、適応できなかった木々は、湿原の大事な土壌となり、湿原の歴史を作り出しているんです。 そうか、自然には無駄なことなんてないんだ。 |
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コケモモ? それともイワツツジ? 右と左は同じもの? 違うもの? 調べているとマス舞う分からなくなってくる。 |
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桃岩コースでもよく見かけたオオイタドリだが、ここのものは一段と大きく育っていた。オオイタドリというのもうなづける。 オオイタドリにみ遅れれながら、南浜の花ハイキングは終わった。 いずれの花ガイドさんも、花が好きというだけでなく、多くの人に花を紹介することに生きがいを感じているように見えた。 |
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