平成20年度 「名理会発表会1日研修」報告

平成20年8月11日(月)に,名理会発表会1日研修が行われました。
当日は,130名以上の先生方の参加があり,盛況のうちに会を終えることができました。

午前の部・分科会→発表会の様子はこちら
<発表会場1>
発表者 研究テーマ・概要
発表1
名古屋市立清水小学校
尾島 弥希

目的をもった観察・実験ができる子の育成を目指して
発表2
名古屋市立東港中学校

牧野 修平

エネルギーの保存を学ぶ実験の工夫
<発表会場2>
発表者 研究テーマ・概要
発表1
名古屋市立八事小学校
大村 邦人
地域の自然の実感する理科学習
−八事ヤゴトライ作戦を通して−
発表2
名古屋市立山王中学校
佐々 孝
 

科学的に事物・現象を調べようとする生徒の育成
<発表会場3>
発表者 研究テーマ
発表1
名古屋市立常磐小学校
宇佐美 宏幸

発芽の条件や多様性が実感できる理科学習
発表2
名古屋市立上社中学校
雨森 真司
 

「考える活動」を通した動物単元の理科指導
<発表会場4>
発表者 研究テーマ
発表1
名古屋市立桶狭間小学校
柘植 浩之
 

追究する喜びを感じる理科学習
発表2
名古屋市立豊治小学校
西村 啓太
 

自ら課題に取り組む児童を育てる理科学習

午後の部・全体会→
発表会の様子はこちら
発 表 者 研究テーマ





 
名古屋市立名北小学校

吉田 貴子
 
科学的な考えに高める理科学習
−「3つの対話」活動を取り入れて−
<概 要>
 様々な場面で「対話」を取り入れることで、自分なりの考えをもち、友達の考えと比べて客観性を高め、検証実験をした後に追究を振り返りながら、理論性を加えて考察できる、科学的な考えに高まった子どもの育成を目指した。
 





 
名古屋市立熊の前小学校

石橋 里志

 
学ぶ楽しさを味わう理科学習
<概 要>
 児童の科学的な見方や考え方を育てるために、「学習する事象がどうのような仕組みで起きているのか、それをどのようにして調べるのかを、これまでの経験や学習を生かして考え、試行錯誤を繰り返しながら観察・実験をして解き明かしていく」学習の過程に着目した実践を行った。





 
名古屋市鶴舞小学校

犬塚由美子
 
気付きを深める生活科学習
<概 要>
 児童が生活上直感的に感じる気付きを、活動を繰り返す中で、互いに関連づけたり、比較したり、自然現象と結びつけたりしながら、新しい気付きを生み出すことで気付きが深まっていく。この活動が、第3学年からの理科における「科学的思考力」の素地となると考え実践を行った。
 
発表

名古屋市港明中学校

鈴木 秀樹
植物の生き方の巧みさが実感できる理科学習
−方形区枠の継続観察を通して−
 校内の身近な植物の定点観察を通して、他の植物と競争しながら生き残っていくために、さまざまな工夫があることに気付き、生物の生き方の巧みさを実感できる生徒の育成を目指した。
全小理 名古屋市立陽明小学校

村松 正健
ひとつレベルの高い見方・考え方を仲間と共に創り出す理科学習
−体験活動から始める協同的な学習を通して−
 自然事象に出会ったとき、人はこれまでの知識や経験から、自分なりの見方・考え方をもつ。その自分なりの見方・考え方を科学的なものへと高めるためには、他者とのかかわり合いが必要である。
 そこで、「協同的な学習」を学習の中心に据え、いろいろな考えをもった人たちが主体的に参加し、相互作用を通じて新しい見方・考え方を生み出す学習を取り入れることとした。
 「協同的な学習」により、問題解決の過程で、他者とのコミュニケーションをとり、様々な見方・考え方と出会い、自分なりの見方・考え方を見直させる。そうすることで客観性や論理性が加わった「ひとつのレベルの高い見方・考え方」つまり科学的な見方・考え方へと高まっていくと考え実践を行った。