[JNCC第7戦糸魚川]('14/10.13) 

 今は、10月13日のPM10時。
台風19号が、まもなく愛知県にも直撃しそうです。
保育園の羊やモルモットたちも不安げです?
カメは楽しそう??
そうそう、今年も昨年に引き続きイシガメの赤ちゃんが8匹生まれました。
(昨年は12匹!)
子どもたちの人気者ですよ。

今年は、先週の週末に続き二週間連続の台風直撃。
12日は、保育園の運動会だったので、ヒヤヒヤしていました。
園児たちの大量のてるてる坊主のおかげか?無事に行うことが出来ました。
めでたし・めでたし・・。

で、本題です。

 やっとタカが帰ってきたと思ったら、もうJNCC(糸魚川)のレースウィーク。
パンク対策のために今回からは、いよいよムースタイヤで参戦だぞ。
前回の九州の時には、110/90-18のタイヤに140/80-18のムースを入れようとして断念!(笑)

その後、120のムースと120のリアタイヤを買っておきましたよ。
(140は、一年くらい寝かせておこうと思う)
120のタイヤにショウゴと二人で、
ビートをミシミシいわせながらムースを無理矢理入れ込んだ。
(若者たちよ、女の子には優しくね!)

出来上がったムースタイヤは、思ったりも堅い!
(もう父ちゃんは堅くないぞ!)
空気圧でいうと0.8ぐらいのはずだが、手で押した感じも明らかにチューブと違う。
(負荷が掛かったときのタイヤのへこみ具合がムースと空気では違う!)

今回は、チューブとの違いに戸惑うかも?
と言っても、散々パンクに悩まされたので、スペアタイヤを持っていかないだけでも良しとしよう!
(父ちゃんは、パンクの心配がないので?いつものようにチューブだし・・)

ショウゴは、いよいよKTM 300XC-Wのデビュー戦だ。
モトクロスコースを走った感じでは、
「今までの’012CRF250Rの方が、パワーがあって速い!」
ということだが、
「振られたときは、軽いので扱いやすい!」って事だった。
まだ、数回しか乗っていないし、80以来の2サイクルなので、
これから慣れていくしかないでしょうね。

モトクロスコースでは、スキージャンプ後の下りで、
エンジンをウォンウォンいわして、エンジンブレーキを掛けていたしね。(笑)
2サイクルなんで、4サイクルのようにエンジンブレーキなんて効かないのに、
本人は、「効いている気がする?」そうだ。
やはり、エンストしにくいので、「これならリクルスは必要ない!」という話だ。
(今までの’10CRFもエンスト防止対策でリクルスを入れていただけだし・・)

タカは、今まで通りの’10CRF250R。
(KTM250EXCには、1回乗っただけなので・・)
父ちゃんも、すっかりリアハンドブレーキに慣れてしまい、
もう、普通のバイクには、乗れない体になってしまって(笑)
スクーターもどきのKTM200EXCで参戦。

金曜日の夜にバイクを3台積み込む。
今回は、タカの引っ越しも兼ねているので、タカの荷物を空いているスペースに押し込んで、
名古屋に寄らなければならない。

ナビでタカの大学の寮を検索して出発。(ナビって便利!)
途中、何回か迷いそうになりながらも何とか寮の近くのコンビニでタカと集合。
寮の三階にエッサ!コラサ!と荷物を運ぶ。
タカは、土曜日の夕方まで授業があるので置いていき、
やっと、新潟県の糸魚川に向かい始める。

ここまでは、父ちゃんが運転してきたので、ここからはショウゴの出番だ。
父ちゃんは、ぐっすりお休み・・、のはずが、
「じぃさん、ナビの通りに進んでいたら、東海北陸道を下ろされてしまった!
とショウゴが騒ぐ。
ナビによるとこちらの方が速い!ということなのだが、所詮は機械。
便利なものだけど、まだまだ信頼は出来んわい!

最後は、いつものように父ちゃんが運転して、早朝に糸魚川に到着。
ゲートオープンまで寝て待つ。
パドックがオープンする頃にAAクラスのリョウスケから「もうすぐ着くよ!」と連絡が入る。
ということで、今回は、リョウスケやタナカさんとお隣同士でワイワイガヤガヤとパドックの設営。
やっぱり、知り合いがいると盛り上がるね。

そうこうしているうちに「今回は、バイクで下見が出来る!」と放送が入る。
これはありがたい!
この糸魚川のコースは、とっても雄大で、
天空のXC(クロスカントリー)と言われるくらい景色がいい!
(レース中は、景色なんか見ている暇はありませんが・・)
難点は、とにかくパドックからコースまでが延々と続く登り坂!ってこと。
ホント、シャトルバスに乗らなければ死にますよ!

昨年は、シャトルバスの存在も知らずに、土曜日の朝からコースまで登っていき、
(この段階で二人とも疲労困憊、コースの下見どころの騒ぎではなかった!)
あまりの疲労感で日曜日のレース前に「すでに終わっていた!」って感じだった。

実は、JNCCが久々のリョウスケと落ち合ったのには訳がある。
昨年結婚したリョウスケは、お金の問題等々を始めいろいろと難しいのだ。

そこで、今回は、ショウゴの’010CRF250Rを貸すことになったんだな。
といっても、みなさんご存じのようにもうボロボロ・・(笑)
直ったと思ったリクルスもやっぱりダメで、リクルスを効かないようにして、
タイヤも前後ともバリバリの中古!
リョウスケの父ちゃんが、急いでリアタイヤだけは、反対に組んで、少しだけブロックの角を出す・・。

もう間違いなく、AAクラスでは、バイクもタイヤもオンボロナンバー1?
でも、エンジンの掛かりは良いし、パワーだってそこそこあるぞ。
リョウスケも「大丈夫、大丈夫!」と気にしていない様子だった。

リョウスケが持ってきた外装を付け替えれば、立派なAAマシン?
まぁ、リョウスケもレースに出られるだけで嬉しそうだし、
次回からは、タカのバイクもあるから、出られるレースだけでも一緒に走ろうぜ!


(外装だけ変えれば、ショウゴ号がリョウスケ号に変身!)

お昼から、バイクでコースの試走(1周)。
FunとCompに分かれての試走なので、Compのコースは分からないが、
Funは、「BANZAIヒル」と呼ばれる登りが増えて、後半の林道部分が変わったそうな。
(もう、昨年のことは忘れちゃったよ!)

「BANZAIヒル」も雨なら難所だが、お天気ならノープログレム!
「激坂下り」もラインさえ間違えなければ、OK!
「天空のびびり」も昨年は、びびったが、今年はOK!
日曜のお天気も良さそうなので、今年は楽しめそうだぜ!!

ショウゴやリョウスケに聞いてもCompもガレ場こそ増えたが、「そんなに難しくない!」とのこと。
やっぱり、糸魚川は、今年もスピード勝負って事だね。
バイクで試走が出来たので、疲れないし、時間も短くてすんだ。
疲労感は、昨年の何十分の一ですよ!

ゆっくりお風呂に入って、ゆっくり夕食を食べて、ゆっくり新聞読んで
(ショウゴは、いつものようにスマホでゲーム・・)ゆっくりとタカを待つ。
タカが、糸魚川駅に着くのは、夜の10時40分過ぎ。
そして、やっとタカがやってきた。


(思ったよりも大きかった糸魚川駅)

(その糸魚川駅に降り立つ謎のマレーシア人?)

まだ、マレーシア人を抜け出せないタカを乗せてコースに向かう。
これで、全員集合!


(レース早朝に待っていたのが、大量の蛾!みんなで大騒ぎしていたのだが、
リョウスケ曰く「よく見ると毛がモコモコしていて可愛い!」そうだ)

レース当日、Comp出場のリョウスケ・ショウゴ・タカは、朝からノンビリと楽しそうにおしゃべり。
Funクラスの父ちゃんだけが、セカセカと準備をしていると、
じぃさん、昨年のように転んでバイクも人間もズタボロになるなよ!」とショウゴが声を掛ける。
そう言えば、昨年は、ラスト1周まで結構いい走りが出来ていたのに、
高速の下りコーナーでフロントが流れて転倒。
転んだ瞬間に「腕が折れた!」って思いましたよ。
お前らも気をつけろよ!」と捨て台詞を残してコースに出発。

長〜い長〜い、登り坂を登ってコースに行けば、すでにFAクラスのオールメンバーが集合していた。
今年も01ヤマモトさんは、ダブルエントリーをするそう。
ホント、鉄人だわ!

JNCCは、ここからスタートまでの待ち時間が長いのだが、
これからの楽しみを考えれば、ガマンガマン。
お天気があまりに良いので、フル装備をしていると暑いのだが、ガマンガマン・・。
スタート位置に着いてからも、下のクラスが並びきるまでガマンガマン・・。
240台近くのマシンがゲレンデに並ぶ姿は壮観!の一言。

鈴蘭で話し込んだ34番さんとも久々のご対面。
なんと今回は、99年だが01年?のCR250Rを持ち込んでの参戦とか。
(父ちゃんも’02CRF450Rの前にCR250Rに乗っていたぞ!)

後で気づいたのだが、この34番さん、父ちゃんたちがエントリーしていなかった月山で
あのヤマモトさんやカワハラさんを抑えて優勝していたスゴイ人だった!
これでは、ますます父ちゃんの活躍する機会がなくなってしまうが(笑)
速い人と走るのは、とっても楽しいので、
これからも、もっともっとFAクラスを盛り上げてください!

待ち時間が長くて暑いので、バイクの横に腰を下ろして、
ふとフロントフォークをを見れば「トランスポンダーがない!」事に気づく。
慌てる父ちゃん。
こりゃ、まずいぞ!

急いで、バイクのエンジンを掛け、パドックに向かって走る父ちゃん。
そう言えば、前にもこんな事があった気が・・。(183)JNCC:爺ヶ岳2('13/2)
あの時は、ショウゴがパドックまでダッシュで取りに行ってくれたんだよな〜。
まだ、JNCCに参戦2戦目で「何にも分からないことだらけ!」の頃だった。

あれから一年半。
「父ちゃんたちも進歩したよな〜」なんて、思っていたが、
やっていることは同じじゃん!トホホ・・

パドックに向かって坂を少し下っていくと、下から見慣れたバイクが2台登ってくる。
ショウゴとタカだ!
「お〜、トランスポンダーを持ってきてくれたか!」と喜ぶ父ちゃん。
「自分のバイクにトランスポンダーを付けようと思ったら、3個もあってビックリしたぞ!」とタカ。
「じぃさん、いったい何回同じ事をすれば気が済むんだ!」とショウゴ。
すぐにUターンして、スタート位置に戻ったら、何事もなかったように振り舞う父ちゃん。
(こういうことは得意なんだよな!)
そして、いよいよスタートの時間が迫ってきた。


(これが噂の空写ラジコンヘリ!かっこいいぜ!)

(どんな映像を見せてくれるのか?こんなものが飛び回っているだけでテンションアップ!)

(この瞬間がいいんだな!ボードを上げるレースクウィーンの前が07番の父ちゃん)

        (スタート!)

(ホールショットは、011アリガさん、その後ろに02カワハラさん)

父ちゃんのスタートは、まずまず。
第1コーナーには、4・5番で入ったぞ。
昨年は、この後の下りでクラッチと思ってリアハンドブレーキを握りまくり、
あっという間に抜かれまくってしまった。
そんなことを急に思い出して、アクセルを緩めずにゴール地点に向かう。
(1周目はショートカット)

そのまま4・5位で長い登り坂をアクセル全開!
しかし、ここでゴボウ抜きに!
(みんな、なんて速さなの?)

「BANZAIヒル」も「激坂下り」も「天空のびびり」も
そこそこ良いペースで走っているつもりでもドンドン抜かれる。
気づけば、1周目は10位!
「これではイカン!」と2周目はペースを上げる。
お〜、前車に追いついてくる。
ちょっと1周目は慎重すぎたわ!


    (これがBANZAIヒル!果敢に攻める父ちゃん!!)

(ここからが天空のびびり。奈落の底に落ちていく感じです・・)

(天空のびびりを下る鉄人と父ちゃん。二人ともしっかりとリア加重をしています!)
父ちゃんは、リア加重をしてないように見えますが、これでしている気でいます(笑)
ホントは、膝の位置がステップよりも後ろにあると良いんですが・・。
二人の膝の位置にご注目!

(こんな雄大なコースを走れるのも糸魚川の魅力。でもレース中は見る暇もありません!)

段々とペースを上げる父ちゃん。
ペースを上げると前車に追いつくが、ミスも多くなる。
近づいたり離れたりを繰り返しながらの4周目。
ついに父ちゃんは、“激坂下り”で勝負に出る!

一番左側の安全なラインを遅い人が慎重に降りていく。。
その右にある小さな溝を横切るラインでFAクラスの人が抜きに掛かる。
そのまた右側に誰かが走ったラインを見つける父ちゃん。

勝〜負〜〜!
思いっきりリア加重で下っていく。
こんな時は、リアハンドブレーキはありがたい!
ロック寸前でブレーキをコントロールしながら突っ込んでいく。
(父ちゃんの右足では、こんな芸当は出来ません!)
「よし、抜ける!」と思った瞬間、
父ちゃんの目の前には、溝というよりもクレパスがパックリと口を開いている。

父ちゃんくらいになると「これはどうしようもない!」と瞬時に判断。
無駄な抵抗なんてせずに、自然に任せて前転!(笑)
バイクで前転をしたことがある人は分かると思うが、
自分が逆さまになった時に、バイクが縦回転するのが見える。
この時の気持ちは、「やっちまった〜〜〜!」だ。
次に思うのが、「バイクが壊れないようにオレの上に落ちてこい!」だ。

前にもこんな事があった気が・・。
買った分のCRF450Rの慣らしをイナベのコースでやっていて、
ついつい嬉しくなって、いつもは、3個しか飛ばないフープスを4個も飛んでしまった。
案の定、体がついていかずに前転。
その時も新車を壊したくなくって、「オレの上に落ちてこい!」って思った。
それを見ていた人たちから「新車を縦回転させる男!」として“伝説の男”になったんだな。
(29)CR→CRF (60)縦回転?

地面に叩きつけられたが、斜面だったので思ったよりも痛くなかった。
次の瞬間に父ちゃんの願い通りにバイクが落ちてきた。
「グェ!」
カエルがつぶれたような声が出る。
バイクはそのまま横に倒れた。
息が出来なかったが、急いでバイクに駆け寄り、引き起こす。
幸い、エンジンは掛かったままだ。
しかし、この間に7〜8台に抜かれる。
せっかく上がった順位も、あっという間に下がってしまった・・。
(やっぱり、転ぶと体も心も痛い!)


     (これが“激坂下り”、フロントゼッケンが曲がった父ちゃん号)

その後は、慎重に慎重に・・無難に走りきってゴール。
結果は、定位置の10位だった。
昨年は、ズタボロになりながらも9位だったのに、ドンドンとレベルが上がるFAクラス。
まぁ、しょうがないですね。

といっても、ゴールしてもあんまり疲れが見えない父ちゃん。
まだまだ、走れそうな気がした。
今回は、林道部分を始め滑りやすいところがあったせいか?
昨年の転倒がトラウマになっているせいか?
攻める走りが出来なかったな〜。
攻めたら攻めたで、ひどい転倒をするかもしれないし・・(笑)


(優勝したヤマモトさん、この表彰式の後、すぐにCompクラスに出るスーパーオヤジです!)

レースが終わった父ちゃんが、パドックに戻れば、ショウゴやタカはすでに準備を始めていた。
「ガソリン缶は持っていったか?」と聞けば、
「時間までには、第1パドックの指定場所に置いておいたから大丈夫だと思う!」とのこと。
(ガソリン缶や工具は、指定場所に置いておくとスタッフがコースまで運んでくれるのだ)

ここは、パドックからレース会場までが遠いので、
いつもは、用意出来るスペアタイヤ等も持って行けずCompには辛いのだ。
(タイヤ交換を考えるとスペアタイヤだけではなく、スタンドや工具類等
かなりのものを持っていかなければならないから)

ショウゴのバイクのタンクを見れば、すでにコースまで往復しているし、
もともと満タンにはしていなかったので、思ったよりも減っている。
ガソリンを補給したかったのだが、すでにガソリン缶は、コースに行ってしまっていた。

ヘルメットを取る頃には、「それじゃ、じぃさん、行ってくるわ!」と二人とも行ってしまう。
AAクラスのリョウスケも出発する。
着替える暇もないので、顔だけ洗って、昼食のパンにかぶりつき、
バイクに跨がってコースに向かう。

ショウゴのバイクに給油しようとガソリン缶を探すが、
バイクがたくさん待機しているので、なかなか見つからない。
そうこうするうちにAクラスが呼ばれていく。

スタート地点もゴール地点よりも結構上の方なので、
父ちゃんは、ここから動かずに遠くから応援(笑)
みんなが整列した後に、ガソリン缶をピットに置けば、後はノンビリと木陰でレース観戦だ。
今回は、タカがCRFなのでハイオクガソリンで1時間おきに給油、
ショウゴはKTMなので混合ガソリンで1時間半前で給油。
間違えないようにしなくては・・。

まずは、AAクラスのスタート。
AAクラスは、キックスタートなので、静寂の中から一斉にスタートする。
これがかっこいいんだな。
ショウゴも早くこのスタートが出来るといいのに・・。

200台以上のバイクがいるのにも関わらず、
「テンセコンド!」のアナウンスが告げられるとコース全体が「し〜ん」となる。
フラッグが振り下ろされると同時に静寂を切り裂く「バァン!」というエンジン音でスタート。

スゴイ勢いで第1コーナーを回り、スゴイ勢いで坂を下ってくるAAライダーたち。
リョウスケは、ちゃんとエンジンが掛けられただろうか?

坂の途中でリョウスケを見つける。
7〜8位だろうか?
そこから、目の前のゴール地点までで何台かを抜くのが見える。
ピットエリア前を通過し、その後の長い登りの時点で4位!
スゴイぞ、リョウスケ!
どんなバイクでも乗る人が乗れば速いんだ!


(AAクラスのスタート。リョウスケは7〜8位か?)

(BANZAIヒルを駆け上がるリョウスケ、この時点で4位!)

続いて、Aクラスのスタート。
ショウゴは、10位くらいか?
目の前を通過したときは、7位。
次から次へとライダーが通過するが、タカの姿が見えない。
集団が通過してから暫くしてタカがやってきた。
こけたな?
その後にヤマモトくん。

後でタカに聞けば、
二列目スタートの221タカと201ヤマモトくんは出遅れて、その挙げ句に転倒。
転倒したヤマモトくんの直後にいたタカが突っ込んでしまったらしい。
(ヤマモトさんに悪いことをしてしまったと反省していた・・)
二人とも再スタートが出来たが、ヤマモトくんはバイクのハンドルが曲がってしまったようだ。


(Aクラスのスタート。ホールショットは09クマモトくんか?

12分ほどするとAAトップクラスが帰ってきた。
1位は、2マナブくん、すぐ後ろに1ケンジ監督。
6秒ほど遅れて5カズトくん。この三台が速い!
その後、50秒ほど遅れて現れたのは、16リョウスケ!
やっぱり、どんなバイクでも乗る人が乗れば速いんだ!

リョウスケの後ろは、団子状態。
並み居るAAライダーが抜きつ抜かれつを繰り返しながら続いていく。

いよいよ、Aクラスが帰ってきた。
1位は、ゼッケン100番!
え、誰?
慌ててプログラムを見れば、ワタライ?
え、あの元ダートスポーツ編集者のIAワタライくん??
速いはずだぜ・・。

すぐ後ろには、04イワキさん!
スゴイぞ!乗れているのがここからでも分かる!!
3位は、09クマモトくん。
4位は、鉄人134ヤマモトさん!2列目スタートで早4位、バケモンだぜ!
5位は、113タグチさん。ここまでは、ほとんど団子状態。

3秒ほど離れてやってきたのは、05ショウゴ。
すぐ後ろには、03ゴテンくん。

タカは、23位。
さぁ、タカ、ここからだぞ。
焦らずに挽回していこう!


                (1周目6位のショウゴと23位のタカ!)

アクセル全開で、長い登りを駆け上がっていく集団。
砂煙もだいぶ上がってきた。

次の周に現れたのは、1ケンジ監督!すぐ後ろに2マナブくん。
この2台は、いつもこうやって争っている。
やはり、別格だな!

Aクラス1位は、100ワタライくん。ダントツだ!
2位は・・。
7秒ほど遅れてきたのは、ショウゴ!キタ〜〜〜!!
3位に09クマモトくん。
タカは、24位?あれ??

3周目が終わって、2マナブくんで1ケンジ監督。
コーナーごとに順位を入れ替えるほど競り合っている。
3位に5カズトくん、4位は4デグチくん、すぐ後ろにリョウスケ。
リョウスケ、ガンバレ〜。

Aクラストップは、ショウゴ!
すぐ後ろに100ワタライくん。
この2台がダントツで、40秒ほど後に3位2トキさん。
続いて09クマモトくん、185オカダくん、201ヤマモトくん。

この段階で、ショウゴとクマモトくん以外が、全員モトクロスの現役・元IAライダー。
(ショウゴとクマモトくんがモトクロスIBライセンス)
やはり、この糸魚川は、モトクロス組が速い!
タカは、23〜25位を行ったり来たり。
どうしたタカ?
へ、ひょっとして、これが定位置??

少しずつ順位を落としていたリョウスケがピットイン。
駆け寄るリョウスケの父ちゃんにリアタイヤを指さしてなんか言ってる。
そのままバイクを降りて押していく。リタイヤか?
(リアタイヤのパンクだった!スペアタイヤを持っていないのでリタイヤ!)

その後、5周目終了までショウゴが1位をキープ。
慣れないKTMでよく頑張っているぞ!
2位は、15秒遅れで100ワタライくん。(お〜、2位を離している!)
その後に2トキさん、201ヤマモトくん、185オカダくん。
この時点で、1時間11分が過ぎている。

走っているショウゴのタンクを見れば、思ったよりもガソリンが減っている気がする。
ゴール前のコーナーに走っていき「ショウゴ、ガソリン、ピットイン!」と叫ぶが、
ワタライくんと競い合っているショウゴは、父ちゃんが目に入らない。

ショウゴをピットで待っていたが、入る気配もない。
「ショウゴ!」と叫ぶとチラッとこっちを見た。
指を一本立てて「あと1周」のサインを送る。

ワタライくんは、この周でガソリン補給。
AAライダーのマリコチャンもピットイン。
(ショウゴは、いつの間にかマリコちゃんも抜いていたんだ!)
後は、何とかガソリンが1周持ってくれることを祈る。

しかし、ショウゴは帰ってこなかった。
やっぱり、ガス欠か?
どこで止まっているんだろう?

6周目が終わった時点で、1位は100ワタライくん。
2位に2トキさん、3位がオカダくん、4位201ヤマモトくん。
今回は、この4台の争いになるだろうな。
タカは、相変わらずの24位。
やっぱり、練習しないと無理だな・・。


(ガス欠までは、頑張ったショウゴと自分の走りに一番驚いているタカ!)

ポリタンクに混合ガソリンを移して、コースの方に歩いて行く。
どこに止まっているか分からないが、とにかくガソリンを届けるしかない。
少し歩いているとタカがやってきた。
ショウゴが止まっていた、ひと山越えた奥なのでオレがガソリンを持っていくから用意しておいて!

急いでピットエリアに戻り、タカが持って行けるようにペットボトルにガソリンを移してタカに託す。
どれほど待っただろうか?
ショウゴが帰ってきたのは、レースも終盤に掛かった頃だった。
5周目終了時点で1時間11分だったのが、6周目では2時間15分だった。

ゆっくりとピットに入ってくるショウゴ。
ガソリンタンクは空だった!
急いで、ガソリンを入れる。

ワタライさんと抜きつ抜かれつを繰り返していたので、時間を見るのも忘れていた
「オレのミスだった・・、じぃさんが何か叫んでいたのは気づいたんだけど・・」とショウゴ。
「惜しかったなショウゴ、ガス欠さえなければ、今度こそ勝てると思ったんだけど・・」
「イヤ、無理だったと思う、ガス欠がなくてももう限界だった・・」
「まぁ、しょうがない、最後までがんばろう!」とショウゴを送り出す。

やっぱり、慣れないバイクは、思ったよりも気持ちと体力を使うようだった。
不器用なショウゴは、リョウスケのようには出来ないんだな。

結果は、タカが22位で、ショウゴが34位。
ショウゴがノーポイントで、タカが18ポイントだった。
Comp2戦目でついにポイントを取ったタカ。
これで「爺ヶ岳がComp初レースだ!」と言えなくなってしまったぞ(笑)


  (ゴールしたタカとショウゴ、二人とも不本意なレースだったが、なぜかゴールでは笑顔?)

Aクラスの優勝は、185オカダくん。
2位が100ワタライくんで3位が201ヤマモトくんだった。
オカダくんと同ラップは3位までだったので、この三台の速さが飛び抜けていた。
(1位のオカダくんがComp総合で11位、2位のワタライくんが12位だった)


Aクラスの優勝は、185オカダくん。(初優勝、おめでとう!)

今回も成績を残せなかった父ちゃん一家は、トボトボと新潟を後にした。
夜中に家に着けば、「このガス欠親子!」と母ちゃんに怒られましたとさ。
めでたし・めでたし?

PS
今回の件で、KTM300の燃費がどのくらいか分かった。
やっぱり、今までのインジェクション(CRF)とキャブは燃費が違うね。
まぁ、キャブは、走りながらガソリンを撒いているようなものだし・・
(キャブレーターから出ているホースは、オーバーフローしたガソリンを排出するためにある)
その上、2サイクルのくせに、下りでエンジンをウォンウォンいわせて、
エンジンを回していれば、いくらアクセルを閉じていたってガソリン食うよな〜(笑)

次回の爺ヶ岳は、この糸魚川のようにエンジンを回して走るコースではないので、
少しは、燃費も向上するでしょう。

前回の爺ヶ岳で神がかりの走りを見せたショウゴ。
このKTM300では、どんな走りを見せてくれるのか楽しみだぞ。
(もう、AA昇格は夢となったし・・)

そう言えば、タカはいつラオスから帰国するのだ?
バイクに乗る時間はあるのか?
またまた、“自分の走りに驚く!”ことにならないように祈るぞ!