愛のイナフェス!('18/1.5)
 
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

いよいよ、18シーズンも始まったぞ。
と言っても今回は、11月のイナフェス!の話だ。
仕事と竹やぶ整備が忙しくって、なかなか更新できなかったのだ。
申し訳ない・・。

 保育園の先生たちは、子どもの特性(男の子、女の子)、
そして、その子が持っている性格を上手く利用して保育をしている。
そのやり方は、さすがプロであって、お母さんやお父さんも真似しても良いかも?
子どもを叱る回数も減るし、何より子育てが楽しくなると思うぞ。

男の子が持つ特性としては、一言で言うと「勝負とプライド」だな。
(女の子は、「会話と共感」)
とにかく男の子は、勝負事が大好きで、勝った負けたで大騒ぎ。
だから、「お片付け競争!」なんてやると、あっという間にオモチャも綺麗に片づく。
もちろん、片付けやすいように年齢に応じて
箱に写真を貼っておいたりといった工夫もしているが・・。

男の子の会話を聞いていると「違う!オレはこう!でも・・」なんて自己主張する言葉が多いが
女の子は「そうそう、そうだよね~」という共感の言葉が多い。
ちなみに男の子は、自己評価が周囲の評価よりも高い場合が多いのに対して、
女の子は、自己評価が周囲の評価よりも低い場合が多いと言われている。
男の子は、父ちゃんのように根拠のない自信がある子が多いのか?

もうひとつは、プライドだな。
この辺は、お母さんには分かりづらいのだが、
男の子は、生まれたときから沢山のプライドを身にまとって生まれる。
それもチンケなプライドをたくさん身にまとって!
なんでこんな些細なことでスネルの?
どうして、こんなことで怒るの?」なんていう相談をお母さんたちから受けるが、
それは、男の子たちが持っているプライドを理解していないからだな。

実は、男が成長するってことは、
たくさんのチンケなプライドを一枚一枚脱いでいくこと!」なんだ。
いろいろな経験を通して、
ひとつ自信を付ければ、一枚のチンケなプライドが脱げていく。

こうして、男は成長していく。
そして、最後に残ったプライドこそが本物の男のプライド。
本物のプライドを持った男は、強いし、優しい。
自分を大きく見せる必要もないから、威張らないし、周囲を威圧もしない。

弱い犬ほどよく吠える!」という格言もあるが、まさしく男にはこれが当てはまる。
自分より弱いものに威張ったり、相手の弱みにつけ込んで怒鳴ったりしている
みっともない大人がいるが、こういうヤツらは、男たちからは尊敬されない。
本物のプライドを持った男は、自分を大きく見せる必要もないし、やたらと攻撃する必要もない。
だって、自分に自信があるから・・。
だから自信がない男ほど、よく吠えるんだな。
ちなみに、女は「強い犬ほど良く吠える!」
お~コワ!!(笑)

右脳と左脳がバランスよく成長する女の子と比べて
男の子は、この辺のバランスが悪い。
(一説には、女の子の方が右脳と左脳をつなぐ脳梁が大きいからとも言われている)
このバランスの悪さこそが、男の子も持っているもうひとつの特性なんだな。
男の子を持つお母さんからは、「男の子ってどうしてこんなにおバカなの?」
と相談されることもあるが、
そ~なんです、男はバカなんです。私は、今でもバカです!」と応えている。
強いて言えば、男は、成長するに従って自分のバカな部分を上手く隠すようになる。
しかし、けっしてバカな部分がなくなったわけではなく、あくまで目立たぬようになっただけ。
本質は、変わっていないですね。

本園の保護者の中には、卒園児も多くて、父ちゃんが見た子も多い。
右脳と左脳がバランスよく成長する女の子たちは、
お母さんになって保育園に帰ってきても、保育園時代の印象とそんなに変わることはない。
まさしく、保育園時代をベースに成長してきたって分かるんだな。

それに引き替え、お父さんになって帰ってくる子たちは、
保育園時代からは想像も出来ないくらいに変わっている子も多い。
男って、劇的に変わることがあるんですよ!
良い友達や良いライバル、良い先生との出会いやたったひとつの貴重な経験で・・。
保育園時代に散々困った子が、中学になったら生徒会長になって
みんなをまとめて頑張っているなんて例はたくさんある。

小学校の頃は、バカなことばかりやっている小さな同級生の男の子が、
中学生になったら急に背丈も大きくなり、頼もしくなった!なんて感じた女の子も多いのでは?
勉強面でも、コツコツとやる子が多い女の子の方が、小学生時代は出来るが、
高校受験も近づく頃には、急に男の子に抜かれてしまうことも多い。
(近頃は、先行逃げ切り型で女の子の方が勉強や部活・リーダーシップも優秀な子が多いそうだ)

男って、劇的に変わることがあるんですよ。
良い友達や良いライバル、良い先生との出会いやたったひとつの貴重な経験で・・。
スーパーサイヤ人になることがあるんですね。
その中には、彼女が出来たときも・・。

ここで、やっと 「愛のイナフェス!」の始まり~始まり~。
今回は、久々の「愛の~」シリーズで、以前には(116)愛だな~('08/1)もあるぞ。
良かったら読んでくれ。

11月12日にイナベスポーツランドで、「イナフェス」と呼ばれている催しがあった。
(今年は少し早くて、例年なら11月の後半から12月初旬に行っている)
これは、形こそ変わっているが、毎年行われているもので、
試乗会があったり、スクールがあったりしているのだが、
エンデューロレースもあるんだな。
(以前は、エンデューロクロスもあったのだが・・)
シーズンオフが近い中での開催なので、父ちゃん一家にとっては、
一年間のレースでズタズタになった心を
このホームコースのイナベで癒やすレースなんだ。
特にショウゴは、このイナフェスで活躍することが多く、
心の支えになっている大切なレースなんだ!(笑)

イナフェスは、土曜日から様々なイベントがあるが、
土曜日が保育園行事の「明照まつり」と重なっていたので、夜にイナベに向けて出発。

今回は、レース初参加のノリくん(マヤ先生の旦那)も一緒だぞ。
ノリくんは、もともとDucatiの900ccに乗っていた.オンロード派だったが、
乗ることも少なくなり、車検等の維持費も掛かるので、
WR250を買って、河原なんかで遊び始めていた。
そんな時にマヤ先生から
園長先生が、何やら竹やぶを買って入り浸っている」と話を聞いて、
「一度、見に行って良いですか?」と言うことになり、
それからオフにハマってしまい、一緒に練習するようになったんだな。
それが昨年の2月の頃。
この頃の竹やぶは、ホントに小さなコースで、そこをトコトコと走っていた。
竹やぶコースが段々と大きくなると同時にノリくんも上達していって
それじゃ、11月のイナベに出てみる?」って話になったんだな。

初めは、WR250で練習していたが、一度FreeRide250に乗ったら
その軽さとパワーにビックリ!
絶対こっちの方が良い!」って言うから
初レースは、FreeRide250に決めて、この頃はずっとFreeRideで練習していた。

初レースのノリくんは、土曜日からソワソワウキウキ・・。
オレの初レースもこうだったような?」と大昔を思い出す。
今回は、父ちゃん一家で三人のエントリー、
それとノリくんとタカの友達も初エントリーしたから計5台。

タカの友達も昔からオフ車には乗っていたが、
林道派でレースに出ること何て考えてもなかったが
一度、出てみる?」と言うことになったんだ。
普段の愛車は、ボロボロのRMX250だが、
ボロボロのKTM200EXCがあったので、こちらをチョイス。

5台という大所帯になったので、いつものトランスポーターと
ショウゴのハイエースでイナベに来たんだな。
ノリくんとタカの友達は、60分エンデューロ、
父ちゃんたちは、90分エンデューロにエントリー。
昨年までは、120分だったが、
90分ならショウゴとタカの300EXCでもギリギリ無給油で走れそうなので、
まぁいいでしょう~。
それに、午後からは、パドック側のエンデューロコースを使ったタイムトライアルもあるぞ。

父ちゃんは、中古で買ったばかりの2017年モデルの150XC-W。
まだ、1回しか乗ってないが、サスがFreeRideと比べるとしっかりしているので、
ガンガン攻められる気がする。(当たり前の話だが・・)

慌ただしく朝から準備をしていると、 母ちゃんが登場!
それもタカの新しい彼女と一緒だぞ。
ショウゴもタカも長らく独り身だったが、
タカだけが、めでたく彼女が出来たんだな。

と言うことで役者はそろった!
このイナベだけは、誰にも負けない!」と意気込むショウゴに
彼女の前で良いところを見せよう!」とハイテンションなタカ。
母ちゃんが来たからには、いくしかないでしょ~!」と張り切る父ちゃん。

まずは、ノリくんとタカの友達の60分エンデューロ。
ここで事件が起こった。
タカの友達が来ない!
連絡してみれば、前日の友達の結婚式の二次会でヘベレケに飲んでしまい、
寝過ごしてしまったとか・・。
「まぁ、二日酔いでレースに出るよりは良いか?」ってことで一同納得。
(エントリー代も自分で払っているしね)

「あ~、ドキドキする!」とソワソワしていたノリくんだったが、
スタートフラッグが振られれば順調にスタート。
初めの2周は、無理せずにまずはコースに慣れて!
といった助言をしっかり守り慎重に走る。
「よし、いけ~!」という合図とともに追撃開始。
少しずつ順位を上げていく。

1時間もずっと走ったことがないから体力が持つかどうかが心配?
と言っていたが、むしろペースがドンドン上がっていく。
やるぜ、ノリくん!
結果は、56台中の17位!!
スゴいぜ、ノリくん!!!
ラップタイムを見れば、十位以内を狙えるタイムが出ている。
やっぱり、練習は嘘をつかないね!
竹やぶで一緒に練習するときは、一番熱心に練習しているしね。
こりゃ、次回のレースが楽しみだわい。

とても1時間も走った感じがしない。あっという間だった。ホント、楽しかった!
とノリくん。
ノリくんの活躍で父ちゃんたちもテンションマックス!
いよいよ、90分エンデューロの始まり~始まり~。

 
     (今回は、5台の大所帯です)

(8時から60分エンデューロ、10時から90分エンデューロ、
 1時からはタイムアタック初級・中級と盛りだくさん!)

(とても初めてのレースには見えなかったノリくん)

(彼女が出来て大張り切りのタカ。
ショウゴの新しいヘルメットを見つけて、 「オレの方が似合っている!」と勝手に使う)

イナベのエンデューロは、JNCCのような横一直線のクラッチスタート。
それもスタート位置に集まった順だから、早めに準備。
ここで、父ちゃんの心配事がひとつ。
実は、今回は下見をいっさいしていない。
ショウゴとタカには、初めてのノリくんのために、60分クラスの下見を一緒にしてもらったが、
父ちゃんは、バイクが5台もあったので、その準備に時間をとられてしまい出来なかったのだ。
と言っても、イナベはホームコースなので、そんなに心配はしていないが・・

90分クラスの参加台数は、66台。
今回は、リョウスケや現役バリバリのモトクロスライダーもいない。
ショウゴやタカのライバルは、カワセさんとアキツキくんか?
こりゃ、父ちゃんも絡んでくるかもしれないぞ??
(それはないでしょ~by関係者一同)
元ワークスライダーで、JECに参戦し始めたタカセくんが賞典外で出場。
う~ん、楽しそうだぜ!

そして、90分エンデューロのスタート。
タカと話していたら、あっという間にスタートフラッグを振られる。
タカ共々、出遅れる父ちゃん。
中盤ぐらいで第1コーナーに突っ込んで、
モトクロスコースからエンデューロコースに入る頃には、10位くらいに上がる。
タカが2~3台前に見える。

エンデューロコースに入ってすぐに滑りやすい岩場の登り。
タカもスイスイと登っていくし、慎重に行けば、たいした難所ではない。
一番安全なラインに行こうと思ったところで、前走者がライン上で転倒。
こりゃいかん!とラインを変えたが、岩が滑る滑る。
まだ、こんなに濡れていたのか!

ここで父ちゃんも転倒。
難所の岩場で二台転んだので、いっきに渋滞が始まる。
再スタートをしようにも足が滑ってしまい、バイクが立てられない。
何とかジャマにならないところまでバイクを引きずっていく。
そうこうしているうちにほとんどベリ。
(こういうパターンが多い気がする?)

ここから父ちゃんは頑張った。
150XC-Wは、FreeRide250のように下のトルクはないけれど、
それでもそこそこついてくる。
回せばやっぱり速い!
ギャップだって避ける必要はない。
FreeRideの頃は、ギャップも出来るだけ避けていたし、ジャンプも考えながら飛んでいた。
150XC-Wは、軽い車体としっかりしたサスで、何にも考えずに突っ込んでいける。
こりゃ、楽しいぜ!

1時間ほど経ったであろうか?
順位だって10位くらいには上がってきた気がする。
その時、後ろから「じぃさん、抜くぞ~!」とタカの声。
「へ?タカがトップ??」
タカが抜いていったと思ったら、すぐにショウゴも抜いていく。
やっぱり、タカがトップだ!
オレも付いていくぜ!!」と頑張ったが、あっという間に離される。
悔しい~。


(スタート直後の順位は、ショウゴにアキツキくんに様子見のタカセくん)

                 (ウッズ区間を攻めるタカと父ちゃん)


(1周目のトップは、ショウゴ。2位がアキツキくんで3位が様子見のタカセくん)

(母ちゃんが、テーブルトップで写真を撮っていたので、カメラ目線の父ちゃんとタカ)

後で、聞けばショウゴとタカは、毎周のように順位を入れ替えてバトルをしていたようだった。
ただ、タカによるとショウゴは、ゲストラーダーのタカセくんを本気で追っていたので
あんなにアクセルを開けていれば、絶対に90分はガソリンが持たない。
きっと、ガス欠になるか?ガソリン補給をするからその時に抜こう!
と思っていたそう。

しかし、ショウゴが二回転倒。
しょうがないから抜いてやった!」とタカ。
特に1回目の転倒は、ジャンプの着地でフロントが石に乗り上げて吹き飛んだので、
ショウゴは終わった!」と思ったそう。
ついでに裏から来たキノシタさんのアドベンチャーにひかれるというおまけまで付いた。
ショウゴ曰く「今までバイクには何回もひかれたけど、次元が違った!」(笑)

その後、またタカを抜いたショウゴだが、ラスト1周でまた転倒。
結局、タカが1位でショウゴが2位だった。
ベストタイムは、ショウゴの4分36秒。
2位は、タカの4分42秒で、父ちゃんが5分10秒。
なんでショウゴより6秒も遅いの?オレの方が速かったのに・・」とタカ。
なんでショウゴやタカより30秒も遅いの?」と父ちゃん。
納得がいかない二人だった。
帰ってきたショウゴのバイクを見れば、タカがもくろんだ通りガス欠寸前。
タカのバイクは、余裕であと2~3周は走れそうなくらいだった。

父ちゃんは、ラスト1周まで7位くらいを走っていたが、
登りの岩場の転倒者を避けて転んでしまい、結局9位でゴール。
不本意な成績だったが(上出来でしょう~by関係者一同)
150に慣れればもっと行けると思うぞ。

今回一番驚いたのは、あのコースをアドベンチャーで走ったキノシタさんだな。
ホントビックリしたぜ!
タカセくんの走りも間近に見られたし(何回も抜かれたからね)
あ~面白かった!

午後からは、タイムアタック。
JECのテスト区間のようなコースを4回走って、ベストタイムで競う。
1位は、ショウゴの4分58秒845。
2位は、タカの5分0秒513。
3位が、アキツキくんの5分5秒320。
父ちゃんは、5分34秒587で13位。
なんでオレがショウゴの2秒落ちなの?」というタカに
なんで、ショウゴやタカに30秒以上離されてるの?」と父ちゃん。
納得のいかない二人だった・・(笑)

表彰式では、
タカが、「子どもの頃からバイクをずっとやってきても、
65に乗っていた頃の2位が最高で、一番高いところに乗ったのは初めてです。
今日は、彼女も来てくれたので、良いところを見せられて嬉しいです」とコメント。

続いて、タイムアタックの表彰式。
ショウゴが、「エンデューロは、弟に負けてしまったので、
タイムアタックだけは絶対に勝とうと思っていました。
彼女は、いないけど嬉しいです!」とコメント。
みんなの笑いを誘っていた。

父ちゃんにとっては、納得がいかないレースだったが
(いや、十分でしょう!by関係者一同)
母ちゃんも来てくれたし、ショウゴとタカも活躍できたし、
めでたし?めでたし??

PS
タカが言った「65で2位!」の話はこちら↓
             (110)受験だ~!('07/09)


(彼女の前で活躍できて嬉しそうなタカと順位表、2位がショウゴで3位がカワセさん)

(一番上は、ゲストライダーのタカセくん。
 ショウゴとタカは、毎周のように順位が入れ替わったが、
 ショウゴの2回の転倒でタカが1位に!)

(彼女がいなくても勝ったショウゴと順位表、2位がタカで3位がアキツキくん)

        (ショウゴとタカの盾)

            【おまけ】
お正月に家族五人で近くの石巻山に登ってきました。
「今年こそは、速くなる!」と頂上で誓う父ちゃんでした。

今年は、そんなにレースに出ることが出来ないかもしれませんが、
みなさんにコースでお目にかかれることを楽しみにしています。
よろしくお願いいたします!