2004年日帰り登山 from 豊橋

2004年11月10日(水)烏帽子岳 2194.5m  単独 快晴 無風   携帯可

秋晴れが続いている。当然のように出掛けたいが恒例の東名集中工事中。
前回同様ネットを除いてると中アの烏帽子岳の話題があった。調べると松川ICからすぐだ。
現地で車中泊するまでもないので前日早寝して4時に出発した。
未明の空では三日月より細い月の上下に木星と火星が一列に並んだ珍しい天体ショーを見ることが出来た。次に見やすい時間に接近するのは2008年2月2日の早朝だそうだ。
松川ICで下り直ぐに左折し少し行くと左手に小八郎岳、烏帽子岳登山口入口のりっぱな看板があるので左折する。
中央道のガード下をくぐり直進する。これでイイのかと思うほど狭い道だ。リンゴ畑の中の農道といった感じだ。
神社の横からやはりそんなに広くない林道が延びているので直進。後はそのまま終点の鳩打峠まで走る。

(左写真 松川ICより見た小八郎岳と烏帽子岳)

峠周辺は小八郎岳の治山工事の基地になっていた。適当な場所に車を停め身支度を開始。
登山口は工事用のモノレールの横にあり、小八郎岳までレールに沿って登って行くことになる。
少々の急登をすると小八郎岳への直登コースと迂回コースの分岐にでる。先を急ぐけども帰路のことは分からないのでとにかく山頂を踏んでおこうと直登コースを登った。(下りに迂回路を使ったが直登コースの方が距離は短く登りも楽だし時間も早い)
途中でモノレールも山頂と小八郎岳下部の現場コースに別れる。一登りの急登で山頂に着く。山頂には片桐小八郎の石碑があった。個人名の山名だったようだ。

前方には烏帽子岳が突っ立っておりまだ少々の急登を予感させた。後方には鋸岳から甲斐駒仙丈、北岳〜農取、塩見等が望めた。

(左写真 登山口入口左折し後は細い道を直進)

モノレールに沿って登って行く
小八郎岳より烏帽子岳
下草が刈られた笹尾根を登って行く

空は快晴で暑くなりだしたので上着を脱ぎ遠くに見える飯島からの尾根筋の先、七合目分岐を目指す。
山頂から下るとそこが3/10で以後烏帽子岳まできざんであった。登山道は深い笹と松等の間を縫って急登が続く、下草が刈られとても広く歩き安く急登も苦にならない。

6/10を過ぎると崩れた山陵に沿って登るようになる。烏帽子岳も正面に段々大きくなりまた右手からの尾根も近づいてくる。
一運動で七合目分岐に到着、小広場だ。
少し下り再度最後の急登が始まる。8/10を過ぎ暗い樹林帯の登りに変わり時々段差の大きい乗越などを繰り返してるうちに岩が露出したヤセ尾根の登りとなる。何となく明神山(愛知東栄の)の尾根歩きみたいだった。
9/10を過ぎ正面に大きな岩が見えだしてくる。樹間から青空が目立ち始め岩の下を巻いて登って行くと烏帽子岳の標識が青空の中に見えた。

木々の間から岩の上に飛びだすと正面に仙涯嶺と南駒、越百が後ろを振り返ると八ケ岳を横に南アルプスが霞みの向こうに広がっていた。北岳、間ノ岳は所々白く既に冬が始まっていた。
風のない熱い陽射しの中食事をとり、独りだけの山頂を楽しんだ。足元に松川の町や飯田盆地が見渡せるせいか携帯もばっちり入った。
先に入っても見晴しは無さそうなので下山を開始する。急だった分下りは当然早い。登りやすかった分下りも楽だった。ただし枯れ笹に滑ることさえ注意してればだけど。
12時を過ぎた6/10辺りでとても高齢に見えるお爺さんが登ってきたけど(杖にもたれてるようにしか見えなかったけど)どこまで行くのだろうか?少々気になった。
小八郎岳への分岐から巻き道の方に入って下る。以外と長く感じた。モノレール出合を過ぎ淡々と下り鳩打峠に到着。

(左写真 七合目飯島ルート分岐)

停めてあるモノレールをじっくり観察したりした後帰路につく。途中浪合村の例のそば屋のうち今回はおんびらで食事をしてみた。

また松川に温泉があるのに気付かず治部坂の前回の風呂で汗を流した。

 

 

 




(左写真 山頂隣の岩の上から小八郎岳と登ってきた尾根)

2004年11月10日 水曜
4:00-4:00 自宅出
6:11-6:11 飯田lC入

6:55-7:23 鳩打峠1174m
8:08-8:10 小八郎岳1470.1m
9:27-9:30 七合目飯島分岐
10:37-11:12 烏帽子岳2194.5m
11:14-11:18 烏帽子岩
11:53-11:55 七合目分岐
12:43-12:43 小八郎直登分岐
13:02-13:27 鳩打峠着

15:00-15:20 宿木の湯
17:50-17:50 自宅着
(左写真 南ア仙丈、北岳を背景に鳩打峠)

ちょっと大きいパノラマ写真です
仙涯嶺方面

南アルプス遠望

尚、本年山行のGPSログとマップはカシミールで表示しています
                
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