2004年日帰り登山 from 豊橋

2004年1月21日(水) 高畑 761.9m  単独 曇  無風 

「愛知の山130」という本に「登山道のない山」として紹介されなければ見向きもされなかった山の一つかも知れない。
山屋には簡単に登れる山より、注意を促すために用いる熟練向きと言う表現が、より誘惑的な言葉に聞こえる者もいる。
ガイドブックに紹介された山は、時として離山のように持ち主が迷惑するような問題も生じる。この山も個人の持ち山みたいなので、そのうち迷惑がられることになるかも知れない。
本来山登りは、地図を眺めながらコースを考えアプローチを工夫するなど計画してるときが楽しい。以前から、計画は出来ていたので冬の緑の少ない、生物の少ない時期にこそ最適なので出発。
ただこういった山は冬場はアプローチの道路状態が悪いとこが多いのでそれがネックだ。今回も上六橋手前、高畑林道には日影箇所に積雪があった。
2001年のweb上の記録を読むと、林道は工事中で未舗装とあったが、上六橋から先も鋪装された小奇麗な林道が続いてた。


急な尾根の登り

樅の大木

連谷小学校から先から右折して真菰大林終点から高畑林道手前上六橋に到着。橋の手前に1〜2台駐車できる場所がある。
橋を越えると直ぐ左手に電柱No.551に(橋から2本目)テープやら殴り書きが書いてあり登山口は直ぐに判る。

薄暗い樹林の中に入ると橋の先に在った堰堤の横に出て、そこから尾根の急登が始まる。既に先人のテープが要所ごとにあるが、尾根を外さないで登って行けば問題ない。尾根の形状もヤセ尾根に近いので迷うこともないし、この時期なので下草も無く低木草群も無いので見通しもあり

真直ぐに急登して行く。曇とは言え、風はなく樹林帯の中は暑く汗が流れる。小枝に捕まりながらよじ登っていくと突然緩い登りに変わる、やがて少しの登りで山頂からの尾根の鞍部に出る。右の方向に再度ヤセ尾根を登って行くと樅の木の立った小ピークを越える。

 


山頂

緩く下るとちょっと幅広い鞍部に出る。この当たりは伐採してあり山頂への斜面が目の前に壁になってる感じ。幅広尾根を尾根上に沿って登ると、樅の大木にぶつかる。この大木があるのでこの辺りにはテープは無かった。
所々白いものが目立つ斜面を大木から少し登ると山頂から南西への尾根分岐になる。南西方面のピークへ少し下ると四谷の部落と鞍掛山が木々の間に見える。
戻って山頂へ向かう。最近登山倶楽部が掛けた山名板が4枚ほどつるしてあるだけの展望の無い薄暗い頂きに着く。

下の部落の方から丁度お昼の合図が聞こえた。軽く休憩して下山にかかる。同じコースを下山する。登ってくるときに注意しておいた派生尾根への曲がり角だけ注意して一気に下る。
結構な斜度が有木に捕まりながら駆け降りた。登り同様汗が噴きだす。


登山口の551電柱

電柱横の登山口
 


電柱アップ


林道から仰ぐ

上六橋からは鋪装された高畑林道を走行して海老を通って帰宅。林道は細かく退避場所も設置されている、林道の宿命?ガケ崩れや倒木が所々にあるが、車幅分は確保してあった。3時には帰宅して銭湯に寄って汗を流した。
今回も私だけの貸し切りだった、(尚、上の写真はトーン変更してるので実際はもう少し暗いです)

                

10:36 上六橋

11:30 山頂からの尾根鞍部に出る

11:40 樅の木の小ピーク越え

11:42 樅の大木

11:55 高畑761.9m  12:10

12:26 尾根鞍部

12:40 上六橋

(登り 84分 下り30分)

(左はカシミールでGPSログを読み込んだもの、山の裾を回ってるのが林道、)


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