2005年日帰り登山 from 豊橋

2005年8月3日(水)南岳 3032m  単独 曇雨 無風 携帯不使用

前回立寄った槍平小屋のパンフに南岳への西尾根ルートの紹介写真に魅かれて出掛けた。天気予報は晴を信じて出発。
今回の大きな違いは自転車を持ち込んだことだ。また、高速もETC割引を利用。前回より30分遅く新穂高に到着。案の定無料駐車場は満車、一箇所だけ空きがあり直ぐに寝込んだ。
槍平小屋迄の前回との違いだけ4時ちょい出発。自転車を引いて登る。斜度がキツイと自転車を押し上げるのは腰にくる。砂利道なので自転車は前輪後輪が跳ねてひきにくかった。前回は私だけだったが、後から1名に追い抜かれた。

穂高平は牛が放牧してた。

白出沢から滝谷間で早々と下山グループとすれ違う。ガスが晴れない。

槍平小屋で既に身体が重い。自転車労働が余分だったかな?時間も1時間近く遅い。前回は通過した槍平小屋で小憩してから正面の南岳コースに入る。
樹林の中を少し登ると南沢に出る。沢の真ん中を上部の雪渓目指して登り雪渓の淵から対岸に取付く。
さあ、登りだ。急登の始まりだ。樹林帯の滑りやすい足場の急登が始まる。桟道梯子は直ぐに始まり、雨に濡れた笹草が服を湿らす。足元に槍平を見ながら高度を上げていく。
急登と巻き道の分岐を後者を選んで登る頃ガスに包まれだした。正面に更に大きな塊が圧倒してるようだ。巨大さに根負けしそうだった。
笹草のジクザクの急登を繰り替えし約1時間ごとに二回ほど休み、やたら岩がゴロゴロした足場の悪い登りに飽きた頃ハイマツが現れだす。

梯子を登りやっと視界の開けたはずの尾根の上に出た。本当ならここでオーッと声を上げるような景色が目に飛び込むはずなんだが視界なし。パンフにあったハイマツの上の木道を歩き次のピークを目指す。
登りきると救急箱のピークで正面に次の急登の影が見える。少し下り岩場の急登に変わる。登りきるとそこが2700m地点。小屋迄1時間の標識があった。
進むと正面は岩場となり、道は梯子を下って雪渓を横切り再度ガレ場の急登が始まる。登りきると次の急登が更に次の急登がと繰り返しやっと小屋が視界に入った。次の瞬間ガスが沸き上がり音をたてて雨が降り始めた。
胸ポケットは完全に濡れきってるので携帯、ボイスレコーダー、カメラをリュックにしまい込み、買物袋をリュックにかぶせ、雨具を身に付けた。何十年ぶりだろう雨具なんて。

小屋から一登り視界無しの山頂、早々撤退。時間と競争になってしまった。

4:05 駐車場出
5:50 白出沢
7:13 滝谷出
8:14 槍平小屋出
11:11 2700m地点
12:24 南岳小屋
13:00 南岳
13:43 2700M地点
15:26 槍平小屋
17:10 白出沢出合林道
18:00 駐車場着
18:30 帰路に着く

雨で滑りやすい西尾根の急降下を泥だらけになりながら一気に行い小屋に着き小憩、三時を回ってるので直ぐに下山。

滝谷出合で晴れ間が見えたので雨具を脱ぎやっと楽になった。小憩後白出沢に向かう、流石にシーズン入りの北アだ。この時間でも白出沢の途中で入山者とすれ違う。

白出沢で自転車を出しガレ道に乗り出す。急勾配のガレ道なのでブレーキをかけっぱなし。また、パンクしてはいけないので走行路に非常に神経を使った。でも椅子に座ってるので足腰は楽だ。すこしでもブレーキを緩めると勝手に速度が上がってしまい危険。最後の舗装路はもっともスピードが出て危なかった。しかし楽な下りだった。

 

前回同様深山荘で露天に入り松本経由、飯田コースで帰る。ETC100kmの半額割引利用。


尚、本年山行のGPSログとマップはカシミールで表示しています

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