2007年日帰り登山 from 豊橋

10月17日(水)御嶽山 3067m

中の湯から剣ケ峰3067m〜継子岳2865m 

単独 晴  曇


午前中晴れる予報なので、前回ガスだった御嶽を黒井沢口方面から登ってみることにした。ここからだと、南北に縦走できそうな感じ。
深夜、新城から前に一台も車がない状態が岩村まで続き、再度19号まで快適に走る。恵那からの19号も高速並の流れで御嶽分岐を通過し、真っ暗な広い中の湯六合目駐車場に到着、灯を消したら漆黒の闇だ。爆睡。
日の出と共に出発。木道が幅狭く高さも感じない感覚で敷き詰められて続く。七合目を過ぎても同じような登山道が続き快調に八合目に到着、上着を脱ぐ。正面に山頂から継子岳までが碧空に輝く。
静謐な空気の中、溶岩石の上を順調につめ、稜線上に出る。取り敢えず山頂を目指す。誰もいない静かな山頂に到着。
時々ジェット機の轟音のような音が聞こえるので祠の裏にまわってみたら、噴火口からの噴出音だった。
小憩して出発しようとしたら田ノ原からの登山者が登ってきた。
山頂を下りニノ池へと向かう。二ノ池は日本最高所2905mの高山湖、水深3.5m。
新館小屋の横を過ぎ賽の河原へと下っていき、再度登り直して白竜避難小屋前にでると、三ノ池が足元に現れた。三ノ池は日本最高所の最深高山湖2720m,水深13.3mという。    (右写真八合目女人堂と山頂が見えた)

まだ時間があるので摩利支天山へと向かう。直ぐに五ノ池小屋との分岐に出会う。摩利支天のペンキに従って進む。
賽の河原を西に延びるように続く岩尾根を進む。そのうち突然高度が下がりだすのでGPSを見たらとっくに摩利支天は過ぎたことになっているので2959,2mの無名ピークで引き返す。この尾根はこのまま濁河川温泉の方へと続いている。ペンキがハッキリしてるので地元がバリエーションで楽しんでいるルートなのだろう。
再度戻って五ノ池へと下る。下ったところが飛騨側からの九合目。直ぐ後ろが飛騨山頂。小屋は閉鎖の準備中だった。
軽く食事をとって正面に見える継子岳へと向かう。30分もかからないような感じに見える。
尾根を緩く登って行くと、こんな場所にも「熊注意」の新しい看板が建ってた。明るく日差しの強い山頂尾根は、樹林帯やクマザサ帯を行くときのように動物に対する緊張感はまるっきりもっていない。美人はみんな心も奇麗と、勘違いするようなもので、毎回稜線に飛び出すと同時に無防備状態になってしまっている。登山口ならまだしもこのような場所で言われても複雑な心境だ。

(下写真、左は山頂からニノ池。右は噴火口)

予想通り30分もかからずに継子岳山頂に到着、ガスはとうとう本山を隠しだした。午後からはガスに包まれそうだ。ガレ上の山頂を後にし、三ノ池へと向かう。
三ノ池の前から山腹を巻いて八合目へと向かう。下りだすと直ぐにガスに包まれ視界はなくなった。
最初は巻くように続き、途中桟道で一気に高度を下げ、再度登り直しガスの中に主尾根が見えるようになる。

途中真っ赤なナナカマドの紅葉群を通ったり、崩れた沢筋を通過したり、変化があって楽しかった。
一時間くらいで八合目に到着、小憩。ロープエー利用の人たちがここまで来るようで小憩してる間に賑やかになってきた。

皆、ガスの山頂と八合目周囲の写真を撮るだけで三ノ池方面へちょっと足をのばそうとしない。ちょっと行くと良い紅葉があるのだけど。
小憩後七合目へと向かう。途中からガスもなくなり唯の曇模様になった。
七合目で再度休み、ゆっくりと最後の下山にかかった。

(右写真は白竜避難小屋前から三ノ池を見下ろす)

 

登りは鬱陶しい木道も下山時には高低差の無い登山道と同じなので、足の踏み位置を考えることなく歩くことができた。

そのおかげで登ってるときは斜度を感じなかったけど、下ってると以外に傾斜を感じた。山頂まで約1200mの割りには楽な登りだった。
下山してみたら広い駐車場の私の横に二台止まっていた。豊橋と名古屋ナンバーだった。名古屋ナンバーの人から見れば豊橋がつるんで来てるように見えたかも知れない。
どこで風呂に入るか迷ったが、降りたところにあった木曽温泉で入ることが出来た。(500円)以外と温かった。
大谷嶺の時は、交際相手から子供への結婚申込日。今回は嫁の誕生日と、今年は家にいなくてはいけない日が登山予定日と重なった。

(右写真は、2959,2mの無名ピークからニノ池小屋と山頂を見たところ)
(下左写真は、摩利支天から五ノ池小屋と継子岳。下右写真は、飛騨山頂先継子岳の登りから四ノ池を見下ろした所)

1:05 中の湯六合目駐車場
6:15 中の湯出発
7:00 七合目
7:50 八合目 7:58
9:00 石室
9:12 覚明堂
9:17 ニノ池三の池分岐
9:45 剣ケ峰 10:00
10:20 ニノ池小屋
10:40 賽の河原から白竜避難小屋
11:13 摩利支天を通り過ぎて2953m無名峰ピーク
11:28 摩利支天
11:45 五ノ池小屋 12:05
12:25 継子岳2865m 12:3512:50 五ノ池
13:07 三ノ池
14:03 八合目 14:25
14:55 七合目 15:04
15:30 六合目 15:50 撤収


尚、本年山行のGPSログとマップはカシミールで表示しています

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