2007年日帰り登山 from 豊橋

2007年8月1日(水)鳳凰三山 最高点2840m(観音岳)

青木鉱泉から中道で薬師岳を経て地蔵岳からドンドコ沢を下山 

単独 晴  


韮崎からHPで落とした地図を見ながら橋を渡り神社の裏の採石場当たりから未舗装道路に入り込む、時々案内板が設置してあり進みと舗装道路に変わった。ここからすぐかと思ったら山越えをするようで予定以上に時間がかかった。
でも帰路に須玉に向かう道路を利用したら未舗装がかなり長く続くのでこっちの山越えの方が夜間走行にはよかった。舗装道路が再度未舗装道路に変わりゆっくり走っていくと川を渡り青木鉱泉の駐車場に到着。1時8分。
携帯ライトで鉱泉の方に行ってみたが静まり返ってるので駐車所に戻り仮眠の準備をし、横になったら直ぐに爆睡だった。途中寒くて毛布を掛けて寝直した。
早朝起きたら携帯ライトがなくなっていた。どこかに落としたらしい。残念。
身支度を終え、青木鉱泉で駐車の件で管理人を探したけど、まだ早いせいか人の気配が無いのでそのまま出発。登山カードは用意してきたのを投函。
直ぐにドンドコ沢コースと薬師岳コース分岐に出る。ドンドコ沢コースはここから急登が始まっている。(右写真、朝早いのでピントが合わない(^_^;))
体力があるうちに稜線に出たいので、一気に登る薬師岳コースへと進む。
対岸に渡り、林道を上って行く、30分程で中道入口に出る。高度差約1600m、薬師岳まで直登コースの開始だ。

薄くらい樹林帯を登って行く、歩きやすい登りが続く。6時を過ぎた頃から時々陽が差し込みだした。
一登りで上の林道見たいなとこに出る。車の切り返し用か丁度いい広場だ。ちょっと用事を済ます。
まだまだ標高は低く先は長い。段々斜度がきつくなってくる。視界は無い。
あまり陽の当たらない斜面をひたすら詰めるだけ。
ボチボチ1本入れようかと急斜面を登っていると朝立ちした20名位の学生グループの休憩にぶつかった。私が朝一ではなかった。
この団体と登りあうのは時間のロスになるので少し先に行って、軽く休憩。
汗は出るけど、乾いた風でヒンヤリして気持ち良く流れ落ちるほどではなかった。
御座石を過ぎた辺りで、後ろから団体が追いついてきそうなので、ヤヤリズムを崩した登りを30分程やってしまった。おかげで二度目の休憩から山頂までの間で元に戻すに苦労した。
2000m前後から植生が変わり、やっと高山らしい雰囲気になってくる。しかし景観に変化は無く、地面を見ながらの急登が続く。
ただ、上を見ると青空が見えだす。二度目の休憩時に単独の日帰りの若者に抜かれた。休憩から10分程登ると木々の間にやっと山頂の岩稜がチラッと見えた。(右写真)

再度密生した掘割の登りに変わり急登していくとハイマツの先の岩場で突然掘割から白いザレ状の大地に変わり、目の前に積み上げられたような岩石帯。後方を振り返ると富士山。
取り敢えず目の前の岩稜に登ってみると、先に山頂が見えた。
岩を降りて主尾根に向かう。久しぶりの北岳、久しぶりの間ノ岳の白根三山が待ち受ける。久しぶりに快感の山頂だ。
山頂で遊んで次の観音岳へと向かう(上、右写真)。ここからは南ア北部山容を横に見ながらの主稜歩きだ。風が心地よい。振り返ると富士山をバックに薬師岳が秀逸(右写真)
絶好の日焼け日和だ。花崗岩の白岩や白いザレ場が目に痛い。
観音岳は一等三角点が山頂にある小ピークだ。先人が一等地で休憩していたので先に向かう(北岳を正面に展望できる岩場)。
主稜は地蔵岳の方から朝一のパーティが目立つようになる。また、北岳御池小屋が正面に見えるあたりだと携帯も可能なので自宅にメールを送った。観音岳から下った岩石帯の鞍部が鳳凰小屋への分岐。再度赤抜沢頭への登りとなる。
足元の蟻の動きを追いながらユックリ登った先の赤抜沢頭は主稜と鳳凰小屋への分岐となってるため、予想以上の団体がいた。
主尾根先の高嶺でも人の動く姿が見えた。

地蔵岳基部から下山に入る。ザレ場の急斜面を下り樹林帯に入ると非常にあっけなく鳳凰小屋に着いてしまった。

水分を流し込んで更に下山開始。
小屋横から直ぐに御座石鉱泉コースとドンドコ沢コースに別れる。沢コースを下りだすと小さな沢が現れ段々音が大きくなる。
それにつれてまっすぐ下降してくのではなく、時々沢筋を巻くような登りも現れた。
35分ほど下って、五色の滝に出る。この辺りから時々ガスるようになった。水しぶきとガスで上方が見えなくなった。
更に20分程で白糸の滝に出る。この時間もまだまだ若者たちが登ってくる。
標高が思ったほど一気には減っていかない。まだまだ先が長いように感じた。
30分程下って鳳凰の滝。そしてベンチのある南精進の滝と続く。
登りと異なり蒸し蒸しの状態だ。
登りに利用するには変化が少ないのでキツサを感じずに登れるコースかも知れないが、早く下って風呂に入りたい心理状態にはまどろっこしいコースだ。

ここからも一気に下ることなく山肌を巻くように登ったり下ったりを細かく繰り返しながら地味に高度を下げていった。
40分ほどで突然明るくなり堰堤のある河原に出会った。ここが川沿いコースと山沿いコースとの分岐だった。
少し河原で寝ころび涼む。
最後の下りは散策コース的な歩きで堰堤建設現場に出会い、川に沿って堰堤を越え最後に急斜面をジクザクに下り終えると朝の薬師岳分岐に出会い、今回の登山は完了した。分岐に戻った瞬間に生ビールが頭に浮かんだ、咽がなった。
取り敢えず青木鉱泉で駐車代750円と風呂代1000円を払い、汗を流してくつろいだ。
来るときは富士から中央道に回って来たので、帰路は、須玉ICから中央道を飯田まで行き、後はいつものように下を走って帰宅した。

(右写真は、観音岳からの甲斐駒と地蔵岳オベリスク)
(下右写真は、地蔵岳基部、賽の河原)

4:50 駐車場出   5:00 青木鉱泉出   
5:08 ドンドコ沢薬師岳分岐
5:37 中道登山道入り口    6:20 上の林道
7:54 最初の休憩 8:03
8:28 御座石    9:08 2600手前で休憩 9:13
9:20 主尾根の肩に出る。薬師が見えた。 
9:35 森林限界、ザレ場に出る
9:44 薬師岳2780m 10:06
10:32 観音岳2840m 10:41
10:54 鳳凰小屋分岐の岩稜帯
11:34 赤抜沢頭、主尾根分岐 11:45
11:54 地蔵岳基部 12:18
12:38 鳳凰小屋 12:46
13:21 五色の滝 13:25
13:39 白糸の滝 13:45
14:14 鳳凰の滝 14:20
14:39 南精進の滝 14:48
15:28 川添、山沿い分岐 15:40
16:00 ドンドコ沢薬師岳分岐 16:02 青木鉱泉 16:55 撤収


尚、本年山行のGPSログとマップはカシミールで表示しています

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