2009年 日帰り登山 from 豊橋

 

4月29日(水)  バラ谷の頭 2010m
山犬段から 晴 単独  10℃

 

また久しぶりにバラ谷の頭への静かな尾根歩きをやってみたくなり、祝日前夜山犬段小屋へ向かった。ひょっとしたら祭日で小屋利用者がかなりいるのか心配したけど、誰もいない静かな小屋内でマットを引いて寝袋にもぐり上から毛布をかぶって直ぐに熟睡。小屋外にはまだ残雪が凍って残っており明け方は冷え込みがきつかった。
前回と同様の時間に出発。林道を下る。この数年で林道の崩壊は進み、完全に林道を埋め尽くした箇所もあった。
千石沢登山口周囲も林道がえぐられ沢の形が変っていた。小憩して出発。
千石沢も荒れてしまっているけど、一登りでバイケイソウの咲く千石平分岐の尾根に到着、上着をしまい朝一の急登に入った。温度が低いので汗をかくこともなく千石平を過ぎ、少し下り登り直すと直ぐに鋸山を通過する。ここから房小山までちょっと長い尾根歩きが始まる。
50m程下り、ヤセ尾根を行き崩壊地を過ぎると笹尾根が始まり、このコースならではの楽しい気持ちのいい尾根歩きが続く。鹿も時々現れる。空は青空、鈴の音だけしか聞こえない静かな山域。横に麻布山と前黒法師山(上右側写真)が近づいてくるとまもなく房小山だ。
房小山で小憩しバラ谷へ向かう。前回同様尾根を下り1860m辺りのなだらかな幅広尾根で、今回は植生が枯れて見通しがあるので更にまっすぐ進み、唯一樹林帯になってるところからやや右方向に進み小丘にのり、再度笹広場に出てここから上に伸びる笹尾根に取付いた。後はひたすら登るだけ。
笹の成長が低いので歩き安く、また明らかに人跡らしい踏み跡が出来ていて快調に登って行った。
最後の小ピーク下から左手にはっきり巻道が続いてるので利用してみた。
尾根上をショートカットして最南の2000峰の標識まで一気にたどり着く事が出来た。前回より一時間早い。夏モードではなかったのが
幸いしたようだ。バラ谷の頭からの展望は何度来てもいい景色だ。(右写真 黒法師岳、丸盆山、不動岳)楽しみは尽きないけど登り直しが待つ下山にとりかかった。
最南の2000mからショートカットで主尾根へ簡単に出会い、後は笹尾根を気持ちよく下って行った。(下、右写真出会いから少し下った処から見上げた。木々には白い物が残っている)
視界のない樹林帯の処は適当に突っ切って幅広尾根に出て房小山への登り直しの尾根に取付いた。
前回経験したせいか、まだ体力に余裕があるのか思ったより元気で房小山に戻り軽食をとり、
気を引き締めて鋸山までの尾根歩きに入った。
最後の奇声を発して鋸山に着くと単独行者が休憩していた。蕎麦粒から尾根伝いにきて房小山で引き返した、とのこと。
祝日といってもこの辺りには二人しか入り込まなかったようだ。
単独行者が先に出発したので、再度パンなどを食べ休息。最後の行程にとりかかった。
千石平を一登りで越え、急斜面を分岐まで降り沢を慎重に下って林道に下り立つ。
林道でメールを入れ、途中から単独行者と深南部の情報を交換しながら山犬段へ向かった。
ゲート手前近くになると遥かにバラ谷の頭が見えた。本当に行って来たのかと思うくらい遠い。
5時前に小屋に着き、荷物の整理をして山犬段を後にした。
風呂は祭日で満員の川根温泉を利用。
5:26 山犬段小屋出発
6:35 千石沢登り口 6:40
7:15 千石沢分岐 7:19
7:36 千石平 1674m
7:48 鋸山 1668m
9:36 房小山 1868.3m 9:46
11:10 本州最南の2000m峰
11:12 バラ谷の頭 11:40
12:25 房小山 12:30
13:54 鋸山 14:06
14:19 千石平 14:26
14:35 千石沢分岐
15:02 千石沢登り口
16:30 山犬段小屋
16:46 撤収


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