第138回 社楽の会報告    第137回へ   第139回へ
                                  報告者 木曽川東小 土 井
2000年10月5日(木)布袋北学供にて,第138回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(木東小)、坪内先生(犬北小)、高橋先生(木東小)、奥村先生(江南市ことばの教室)、野呂先生(岩倉中)、川井先生(犬南小)、尾関先生(江北中)、岩井先生(大北小)の8名でした。

☆ 土井より 愛知用水資料?自作資料『郷土の用水』 を紹介しました。昭和58年、土井が新任2年目に4年生児童と作成した思い出の冊子です。児童が手紙を出しまくって資料を集めた覚えがあります。内容は、児童がわけも分からず書き写しているところが多く、今なら失格ですね。
  
● 最近の教育情勢です。 
(1) 教育改革国民会議中間報告 -教育を変える17の提案--
平成12年9月22日 http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/0922houkoku.html 

関連情報
 ◆首相官邸 http://www.kantei.go.jp/ より
:教育改革国民会議第2分科会(第7回)議事概要
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/2bunkakai/dai7/2-7gaiyou.html
「新しいタイプの学校」について。
:教育改革国民会議第3分科会 第6回議事録
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/3bunkakai/dai6/3-6gijiroku.html
職業観、勤労観の育成について。
:教育改革国民会議第3分科会 第7回議事録
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/3bunkakai/dai7/3-7gijiroku.html
第3分科会の審議報告書について。

関連U
教育改革国民会議・中間報告に関する書記長談話 2000年9月22日
日本教職員組合 書記長 戸田恒美

(2) 男女混合名簿について
 【男女】混合名簿の実施率は中学校4割 滋賀
………………………………………………………………………………………((((((News
 滋賀県内で導入が進められている児童・生徒の男女混合名簿の実施率が、小学校では8割近いのに対し、中学校では4割程度と倍近い格差があることが分かった。

 今年度の実施率は、小学校79%▽中学校42%▽高校68%。県が男女共同参画の基本計画「パートナーしが2010プラン」を始める前年の1997年度は小学校49%▽中学校22%▽高校47%で、全体として実施率は高まっているが、中学校の遅れが目立つ。

 県教委によると、混合名簿の使用は学校長が決定。格差については「男女共同参画に向けた地域の意識の格差などがあるのでは」と推測している。管内の学校の実施率がゼロという自治体も4町ある。県の計画では、2010年度に実施率100%の達成を掲げているが、西堀末治教育長は「目標年度にこだわらず、できるだけ早く達成したい」と答弁した。
  出典は 

(3)教育課程審議会情報
:教育課程審議会 第8回総会議事録
http://www.monbu.go.jp/singi/katei/00000289/
全国的かつ総合的な学力調査の在り方について。

:教育課程審議会 第9回総会議事録
http://www.monbu.go.jp/singi/katei/00000290/
教育課程の実施状況等から見た学校の自己点検・自己評価の在り方について。
  ◆文部省 http://www.monbu.go.jp/ より

● おもしろWebサイト紹介
(1)世界年鑑
http://www.sekainenkan.com/
各国の状勢や元首一覧、人名録、統計資料や文献など。共同通信社による。
 ◆社団法人経済企画協会:都道府県別生産額構成比・他県との比較
http://www1.mesh.ne.jp/aep_home/pro/indexpro.html

(2)CRN  http://www.crn.or.jp/
:第2回幼児の生活アンケート報告書
http://www.crn.or.jp/LIBRARY/KOSODATE/ANQ2/index.html 
未就学幼児の母親を対象としたアンケート調査結果。
これは重要なアンケートだ!

(3)J-Track 3D
http://liftoff.msfc.nasa.gov/RealTime/JTrack/3D/JTrack3D.html
500以上の人工衛星がどのあたりを回っているのかを3Dで表示。【英語】

(4)「Nobel e-Museum」
http://www.nobel.se/
 あの「ノーベル賞」の公式サイトです。物理・化学・医学・文学・・・などジャンル別に概要などがまとめられています。今年はノーベル賞設立100周年だったんですね。
 各年の受賞者リストについては
「Nobel Prize Archive」http://almaz.com/nobel/top.html 
というサイトの方が見やすいようです。

● 恒例、首相の所信表明演説 教育関係分抜粋
第150回国会における森内閣総理大臣所信表明演説  平成12年9月21日
http://www.kantei.go.jp/jp/souri/2000/0921syosin.html

(より良く生きるための教育改革)
 二十一世紀の日本を支える子どもたちが、創造性豊かな「立派な人間」として成長することこそが、「心の豊かな美しい国家」の礎であります。そのため、思い切った教育改革を断行してまいります。
 「教育改革国民会議」においては、人間性豊かで創造性に富む日本人の育成、新しい時代の多様で自由な学校づくり、教育振興基本計画の策定、教育基本法の見直しなど、教育各般にわたり議論を重ね、明日、中間報告が行われる予定です。その後、公聴会を開催するなど国民の皆様の御意見を広く聴きながら、年内に最終報告が取りまとめられる予定であります。私は、これを受けて、小人数授業等の実施、十分な適性を有しない教員への対策、授業妨害やいじめへの対応、家庭教育の充実、奉仕活動や体験活動の促進、教育委員会の活性化などの幅広い改革を実行してまいります。

 このため、来年の通常国会を「教育改革国会」と位置付け、学校教育に関する事項、公立学校の学級編制、教職員定数の標準などに関する法改正を始め、直ちに取り組むべき課題について、一連の教育改革関連法案を提出したいと考えております。このほか、IT教育や大学改革の推進にも引き続き積極的に取り組んでまいります。

 また、教育基本法の見直しについては、「教育改革国民会議」の最終報告を受けて、中央教育審議会等で幅広く国民的な議論を深め、しっかりと取り組んで成果を得てまいります。

 「子どものときに良き節度を学び、青年時代には感情をコントロールすることを学び、中年には正義を学び、老年になっては良き助言者になることを学ぶ」という古い言葉があります。教育を良くするということは、決して子どもたちの問題だけを論ずるのではなく、国民各層がより良く生きられる仕組みを作ることであります。社会全体の豊かさを実現するための国民的な論議を進めることこそが、私の願いであります。
(社会保障 前半略)

 将来を担う人間性豊かな世代を育て、活力ある社会を築いていくため、少子化問題の克服は、二十一世紀の重要な課題であります。子育てに希望と責任を持て、仕事と子育ての両立を図ることができるよう、また、子どもの多感な心も大切にしながら、夜間、短時間など、必要なとき身近で利用できる保育サービスの多様化や質の充実、地域子育て支援センター等の相談・支援体制の充実を始め、雇用、教育、住宅など、少子化問題の克服に向けて総合的な取組を進めてまいります。また、こうした観点からも、男女共同参画社会の実現に努めてまいります。

● 初期社会科の理論
    京都府の山下先生作成の文書です。 本人の許可が出ればアップしたいと思います。

● 興味深い催し情報!
(1) 竹資源活用フォーラム公開シンポジウム
「市民参加の竹林活用を考える 〜 里山における竹林の現状と課題、方向性」

  ■日時:2000年10月14日(土)13:00〜
  ■主催:竹資源活用フォーラム(この事業は日本財団の助成を受けています)
  ■会場:京都私学会館(京都市下京区室町通り高辻上ル tel. 075-344-6201)
  ■開催趣旨
 非常に使いやすい有用植物として、日本の里山において多くのタケが栽培されてきました。しかしプラスチック製品にとって替わられたり、安価な輸入品の増加などによって、日本のタケは以前ほど利用されなくなりました。その結果、タケノコや竹材などの生産のために利用される竹林は戦前の半分程度にまで減ってきています。そして放置竹林は増加し、管理の行き届かない「竹やぶ」と化して各地で邪魔者扱いされています。
 いっぽうタケには、他の樹木にはない特徴があります。タケは扱いが比較的容易であるために、管理や活用に住民レベルでも参加することができます。独特の性質を持っており、シンプルなものから付加価値の高いものまで、多種多様なものがつくれます。つまり地域ぐるみでタケを管理し、多面的に活用してゆくことも可能であり、一部には次代を予兆する先行的な事例も見られます。
 かつて里山は、地域ぐるみで多面的に利用されてきましたが、近年は活用されることが非常に少なくなりました。タケの可能性を通じて、これからの里山や地域のあり方、生態系をいかした資源活用について考えてみたいと思います。

(2) 第3回ビオトープフォーラム「人・自然・幕張ベイタウン」

日  時   平成12年10月8日(日)10:00〜12:30 開場 9:30
場  所   NTT幕張ビル (千葉市美浜区中瀬1−6)
         JR京葉線海浜幕張駅北口徒歩5分
定  員   100人(申し込み不要)
主  催   幕張ベイタウンにエコパークをつくる会・
       幕張ベイタウン自治会連合会 
プログラム  
10:00〜10:10  主催者挨拶
10:00〜11:40  基調講演「森づくりの文化性」
          東三郎北海道大学名誉教授(森林空間研究所主宰)
11:40〜12:00  市民提案「ベイタウンみどり長期ビジョン」 
那須智子・山木和子
(幕張ベイタウンにエコパークをつくる会)
12:00〜12:30  総合討論

(3)第31回 東海スクールネット研究会例会
   主催:東海スクールネット教育研究会      代表 後藤 邦夫(南山大学)
「これからのインターネットの教育利用を考える」

 東海スクールネット研究会では、今回、以下の3つの視点にたちまして、初めて岐阜県で研究会例会を開催することになりました。ぜひ、ご参加ください。
1.小学校及び中学校の「総合的な学習の時間」はどのように行われているのか?
2.高校の教科「情報」はどうなっていくのか?
3.学校のネットワークセキュリティは大丈夫なのか?
 それぞれの内容に関しまして、学校教育関係者及び大学関係者等の方々の貴重なお話しを聞かさせていただくという姿勢でプログラムを作成いたしました。お話しいただく先生は、普段ではなかなか会えないような著名な方々を多数、遠方よりお願いしましたので、ぜひとも、ご参加ください。

参考:東海スクールネット研究会とは、http://www.schoolnet.or.jp/ をご覧ください。
 また、今年、会で発行いたしました本「インターネットの教育利用 --- 全国4万校先生方へのメッセージ ---」も当日、配布させていただきますので、ぜひ、ご覧いただき、意見等を世話人会(schoolnet-wg@schoolnet.or.jp)までいただければ、
幸いです。

日時:平成12年(2000年)10月29日(日曜日) 9:30〜16:30
会場:(財)ソフトピアジャパン
〒503-8569 岐阜県大垣市加賀野4丁目1番地の7 TEL:0584-77-1111
 9:30 受け付け開始

● 著作権情報 その後…
  ◆ASCII24 http://www.ascii24.com/ より
:文部省調査チーム、学校でのネットコピーの制限見直しを
http://www.ascii24.com/ascii24/news/topi/article/2000/09/27/618407-000.html

● 生と死の教育

95年の阪神大震災、97年の小学生連続殺傷事件などを経て、神戸市教育委員会が「心の教育緊急会議」を開催し、「生と死を考え、生命の大切さを学ぶ教育の充実」を掲げたました。98年、これに呼応する形で研究がはじまり、99年に兵庫・生と死を考える会「生と死の教育研究会」が発足しました。
「死の教育(Death Education)」はアルフォンス・デーケン上智大学教授・生と死を考える会全国協議会会長(哲学・死生学)によって提唱され、広く知られるようになったものです。
その会の研究成果が「生と死の教育 教育現場で実践できるカリキュラム」です。東大阪市立長栄中学校の山下文夫教諭が実際に行った授業のビデオが制作され、この度完成し、実際に授業を行ううえで大変参考になります長い議論を重ねた上、宗教色も完全に廃する形でカリキュラムを組み立てていますので、欧米のものとは違った形になっています。
 私自身、総合学習の準備のひとつとして中学2年対象に授業を行っていますが、生徒や保護者の反応はとてもよいです。

テキストは頒価500円(送料200円)ビデオは全体で10回分の授業のうち3回分を60分にまとめたダイジェスト版で、頒価4000円(送料500円)です。ともは下記の「生と死を考える会事務局まで)。

申込先 英知大学人間学研究室内 尼崎市若王寺2丁目1−1 
Tel/fax 06-6492-9826 または tel/fax 078-851-2151
e-mail seitoshi@portnet.ne.jp

● エイズの授業づくり
  いつものMMより推薦図書のみ引用します。 

推薦図書
『原告番号十二番』(葦書房)
吉松さんの常に前向きな生き方は、新聞やテレビで何度も全国に伝えられ、多くの人に感動を与えた。生きることの意味も考えさせてくれる本でもある。小学校高学年から読むことができる。

『AIDS(エイズ)をどう教えるか』(解放出版社)
海外の状況、ボランティア、NGOなどさまざまな角度からエイズの現実に迫る本。授業に使える、HIV感染者・患者のメッセージを多数収録している。
 
『エイズ教育テキスト』(学研)
エイズ予防財団が推薦する定評のあるエイズ学習の基本テキスト。127項目のQAで教師にとって必要な情報は十分入手できる。医療関係者、企業研修にも役立つ構成になっている。

『エイズと生きる時代』(岩波書店)
マスコミの一員として、エイズの動向を見つめてきた池田さんからのメッセージ。日本のエイズについて基本的な知識を得たい方に読んで欲しい一冊。

『エイズ・デイズ』(平凡社)
エイズと闘う感染者や支援者の活動を中心にまとめた本。最近のエイズと人間の関わりが世界各地の取材をもとに詳しく書かれている。著者は、十数年にわたり日米でのエイズ取材をしている新聞記者。

『 エイズとSTD(性感染症)』
図書館にぜひ入れたい北沢杏子さんの本。10代女性の性感染症が増えており、エイズと関連づけた性教育が今後必要になるだろう。北沢さんの「おとなになることシリーズ」の一冊。

『エイズと闘った少年の記録』
ライアン・ホワイト君による手記。中学校で登校を拒否され、裁判で勝利を得るまでの記述は、子どもたちの心に訴えかける。エルトン・ジョンをはじめとするさまざまな人が彼を支えたことがを子どもたちに強調したい。
 
 21世紀教育改革情報
最近始まった注目のMLを紹介します。

■■■ 21世紀教育改革情報 ■■■■■■■■ Vol.003 2000.10. 4 ■■■■■
━━━ TOPICS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 教育関連ニュース
【国内】 福島県三春町の教育長公募に500名近い応募
【海外】 米議会、ホームスクーリングを認知決議、10月に「全米ウイーク」
【海外】 ゴア、ブッシュ両氏、ともに「チャータースクール」大増設を公約
【海外】 シンガポール、数学(算数)教科書を対米輸出
【海外】 オンライン教育のグローバル化で国際会議
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆【海外】 シンガポール、数学(算数)教科書を対米輸出
   http://www.umlaut.co.jp/onuma/news/n20002.html#kaigai
◇ 発行 ◇◇
 NPO 特定非営利活動法人 21世紀教育研究所
 事務局 〒106−0032 東京都港区六本木6-2-5 セキヤレジデンス32
  http://www.edu21c.net/
 編集代表:大沼安史  問合せ先:ウムラウト edmag@umlaut.co.jp

● 生涯学習MLより
 著者の了解が得られれば,アメリカの情報をお知らせします

● 学校を建てるなら
http://www2.justnet.ne.jp/~assoonas/UC296.HTML
 これから学校を建てるならどこに目を付けるか?
これは建物論でなく,教育論です。
 人気サイト 面白半分の作者・佐々木彰せんせいのうんちく講座のひとつです。
このうんちく講座は,おもしろいのがたくさんありますので,ぜひ一度訪ねてみてください。

● 田中 宇の国際ニュース解説 より2点紹介しました。
 アメリカのエリートと機械人間
 アフリカのエイズをめぐる論争  

☆ 坪内先生より5年白帝だよりを紹介していただきました。
 夏休みが終わった後、アンケートをとったところ、これからやりたいこととして、
 犬山祭 からくり中本町 28人  モンキーセンター 15人 日南や立山との比較 10人
 などがあり,からくり人形について調べることになりました。詳細は後日。

☆ 高橋先生より VTR授業研究シリーズ 『雪国のくらし』 を紹介していただきました。
 
向山洋一氏による小4の授業です。(1990年)
 次のような感想を持ちました。
 ・  どの子も根拠を明確にして意見を言っている。
 ・ 
教師の課題に対して、一斉に自分の方法で調べ続はじめる、 自然に意見表明・討論が始まるなどのルールが確立している。支持棒を持った者が発言権を得るようだ。
 ・  前の意見に基づいた意見が出て、討論が続いていくのがすごい。

● 次に、高橋先生の授業を見せていただきました。1998年10月23日、尾教研の公開授業です。(第101回社楽参照)
 ここで、向山学級との違いが話題になりました。高橋学級は、手を挙げて指名しているのでどうしても間延びしてしまいます。ところが、指名なし討論にすると、発言が一部の人に偏ってしまいます。向山学級では、指名なし討論でも、誰もが発言しようとする意欲と力を持っているようでした。そのあたりの指導のノウハウを知りたいものです。

☆ 奥村先生 ことばの教室第15・16号よりことばをはぐくむ を紹介していただきました。
 第15号 言葉の理解力の発達では、誕生後の月ごとの発達様子が具体的に書かれています。
 第16号 ことばの芽(ことば前のことば)では、泣き声や発声、表情や身ぶりなど、ことば前のことばとしての行動が紹介されています。 

● 書籍の紹介です。『小学生がつける先生の通信簿』(アミューズブック)中央大学政策科学研究室・監修 ¥500
  親子で担任の先生について語るために、50の質問に答え、その先生の特長を明らかにすることを目的にした本です。しかし、評価の観点は、疑問もあります。
 例えば、教科の評価では「子ども心豊かな先生の理科の授業はきっと楽しいでしょうし、逆に子ども心を全く排し理路整然とした理科の授業もためになるでしょう。この両極端が、理科では高い評価をもらっています。」
 このあたりは、まじめに考えない方がよいかもしれませんね 

☆ 野呂先生 総合的な学習(国際理解学習)の授業報告がありました。
 後日,詳説します


北朝鮮が作成している日本語冊子を紹介していただきました。
 『板門店』 同名2種類あり  発行 外国文総合出版社
 『回想録 信念とわが生涯』 李 仁模 朝鮮 平壌 チュチェ86
 チュチェ思想の賛美が至る所に見られます。

☆ 尾関先生より書籍を紹介していただきました。
『エコ・エコ料理とごみゼロ生活』早野久子 コモンズ \1,400
『学び方』も身につける総合学習『とびら』の学習活動  岐阜市立陽南中学校著 \2,260
絵で見てわかるリサイクル事典 エコビジネスネットワーク編 発行 日本プラントメンテナンス協会 \2,000
『ガリレオ工房の科学あそび』実教出版 \950

☆ 川井先生より、学級通信「ひまわり」21を紹介していただきました。 
 ここでは、アサーション・トレーニング(自己主張訓練)について書かれていました。
 “アサーション”とは、お互いを大切にしながら、素直に自分の気持ちをコミュニケーションする自己主張の方法で、カウンセリングのワークショップなどで徐々に広まってきたトレーニング方法です。
 授業では、言葉かけのロールプレイを行いました。
 
 一例を紹介します。
「となりの子が消しゴムを忘れたので、あなたの消しゴムを使おうとしています。あなたは、その時どうしますか?」
 これに対する対応は、3つのパターンがあるそうです。
 @ ジャイアン言葉  ・・・自分の言いたいことを言って傷をつける攻撃的な表現
 A のび太言葉    ・・・自分の思いを押さえて、いつも言いなりになってしまう非主張的な表現
 B しずかちゃん言葉 ・・・相手を傷つけずに、自分の思いを上手に主張するアサーティブな表現 
 
 実にわかりやすい表現です。道徳の授業としても成り立つ、「思いやり」を育てる実践的なトレーニングだと思いました。
参考文献: 「アサーショントレーニング」 平木典子著 日本精神技術研究所、 「自己主張(アサーティブネス)トレーニング」 アルバート&エモンズ著 菅沼・ミラー訳 東京図書

● 次に、簡単にできるエンカウンターの方法を紹介していただきました。
 @ まず自分で名前を書く
 A 隣の人に輪郭を描いてもらう
 B みんなに少しずつ似顔絵を描いてもらう
 C 最後に、周囲の余白を利用して、みんなに肯定的なメッセージを書いてもらう
  という手順です。その絵を掲示すると、学級の雰囲気が良くなる効果が期待できます。4月に行いたい手法です。

☆ 最後に、犬山市の資料をいただきました。ここでは、資料名のみ紹介します。
 ・ 『平成12年度シンポジウム“教育のまち”提言要項』犬山市教育委員会 等
 ・ 「県行政の地方教育行政に対する取り組みについて〜丹葉地方教育事務協議会への支援施策〜」犬山市・犬山市教育委員会 
 ・ 「地方教育を推進するための基本的な考え方」犬山市教育委員会
 ・ 「犬山市の目指す教育について」犬山市教育委員会 瀬見井久

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp