第139回 社楽の会報告    第138回へ   第140回へ
                                  報告者 木曽川東小 土 井
2000年10月19日(木)布袋北学供にて,第139回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井 (木東小)、坪内先生(犬北小)、高橋先生(木東小)、奥村先生(江南市ことばの教室)、木本先生江南市ことばの教室)、大島先生(犬東中)、尾関先生(江北中)、、岩井先生(大北小)、野呂先生(岩倉中)、川井先生(犬南小)、川端さんの11名でした。

☆ 高橋先生よりレポート「向山型算数のシステムによる授業づくり」を紹介していただきました。
高橋先生は、向山型算数を次のように説明しています。

向山型とは、誰にでも喜びを実感させるための技術の集積である。そして、その本質とも言えるのが次の3点である。
1 教えない
2 知的空白をつくらない
3 教科書通りに授業する

 その後、授業実践例を概数の計算を例に紹介していただきました。
 無駄な指示、余分な説明がないのがよい授業の条件であるようです。

 優秀なスポーツ選手は無駄な動きがありません。指揮者もそうです。授業も同じですね。

 詳しくは、向山型算数研究会のホームページをご覧ください。

● 道徳授業『ようこそ、オタの世界へ』〜田島隆宏氏のホームページを使った授業〜
 ある研究会で手に入れた指導案の追試です。
 田島隆宏氏については,次のHPをご覧下さい。

ようこそ,おたの世界へ
http://www.sakitama.or.jp/tajima/menu.html


☆ 土井より、パラリンピック情報です。 
 昨日シドニーパラリンピックが開幕し,明日から水泳競技が始まります。我らが河合純一選手は
 21日 200m個人メドレー、、24日 100m自由形、 27日 100m背泳ぎ
 28日  50m自由形・400mメドレーリレー
 に出場します。
 9日午後7時半から8時45分 NHK総合テレビ「パラリンピックアスリート」では,選手団の主将として代表でインタビューに答え、12日の結団式では、選手宣誓もしました.。テレビで放映される時は、河合選手にご注目を!

● 拙稿『社会科教育11月号』(明治図書)“出版業界の広告から見る日本の今” を紹介しました。
 今回は,出版社を扱いました。井上ひさしの『物語と夢』の帯の言葉 「難しいことをやさしく,やさしいことを深く,深いことを面白く」をとりあげました。これは社会科の授業づくりの神髄だと思うのです。 本の帯も立派なPRなのです。

● 次に、校務主任研修会の報告です。
  さる,10月6日,木曽川町福祉体育館で、校務主任研修会が行われました。4地区から,代表が地区の研究をまとめて発表するものです。
 レジメは、A4で2ページ。発表は口頭のみで、パソコンやスライド等は使えません。
 
 丹羽地区は、「生きる力を育てる学校作りと校務主任のあり方−児童・生徒の手による学校環境作り−」として,ケナフを使った体験活動、トイレの絵、生徒ボランティアによる壁画 の発表がありました.
 岩倉・葉栗地区では、土井が「身のまわりに安全上の課題を見つけ、進んで解決する子の育成」というテーマで、子どもによる通学路や校内の安全点検,安全集会、安全コーナー、校務主任による防災対策委員会、交通少年団の活動を報告しました。
 江南地区は、「特色ある環境作りを通して」というテーマで、廃材を利用した1枚板による環境作り、資源回収を核にした活動、自然観察池づくり、多目的教室づくり、多目的スペースづくりの発表がありました.
 犬山地区では、地域に開かれた学校通信、地域と一体となったふれあい運動会、資源回収を利用した地域参加活動の発表がありました.

● AHI(アジア保健研修所)オープンハウス参加報告をしました。年に1度、AHIで開かれるお祭りです。
 アジア民芸品の紹介や販売、サリーの着付け、いろいろなアジア料理、民族楽器の紹介と制作、アジアの踊りや音楽の紹介、アジアからの研修生との歓談など、アジア一色の行事にあふれた一日でした。

 書籍紹介 『ひとすじの道−診察室からアジアから−』川原啓美(ライフ企画)\1,470
  ご存じ、AHIをつくられた川原先生の著書です。土井は、川原先生を、心から尊敬しています。
   AHI http://www.jca.apc.org/ahi/ 

● 朝日新聞「一からわかる」スポーツ振興基本計画
  これは、中学校の部活動や塾、小学校の行事のもち方、学校を建てるときの考え方などにも大きな影響を与えるものです。今後、どう推移していくか見守るとともに、発言すべき時は自分の考えを言えるようにしたいものです。

 それに関して… 
● 宮田小学校区スポレク祭報告  新しい市民スポーツの形
 10月8日に、小学校区のスポーツレクリエーション祭があり,楽しんできました。昨年までは,行政主体で市民体育大会として一同に会して行っていたものですが,実態はスポーツ団体しか参加しない,ごく一部の人のものでした。
 今年からは,各小学校区ごとに校区の体育指導員が中心となって企画・立案・運営する形式に変わりました。当然,小学校区によって,日時も内容もバラバラ。
 土井も,企画に少しだけ参画したのですが,その時の心配は吹っ飛びました。
 参加者は,出場者だけで600人を超え,付き添いも含めるとさらに多くの人が集まったと思います。係だけでも150名いるので,1000名近い人が集まったのではないでしょうか。
(ちなみに児童数750人ぐらいの小学校です。)
 内容は,輪投げ,クロリティ,スピードガンコンテスト,ストラックアウト,グランドゴルフ,ディスクゴルフ,パターゴルフ,キックベースボール(実際は蹴った飛距離を競う),ティバッティング(打った飛距離を競う)などで,それぞれ年代別に3位まで商品がもらえました。
 その他,全員参加の宝さがしやじゃんけんゲームもあり,参加賞もけっこう良く,参加した人は満足したのではないかと思います。自分も久しぶりに子どもといろいろなスポーツを一日中楽しみました。(家に帰ったらくたくた…)
 スポーツのすそ野を広げる目的は達したと思います。 
 
● 教育情勢
(1) 教育課程審議会「児童生徒の学習と教育課程の実施状況の評価の在り方について(中間まとめ)」の概要
http://www.monbu.go.jp/singi/katei/00000297/ 
指導要録の取り扱いでは,次の3点に注目!
@各教科の学習の記録
・ 小・中学校の観点別学習状況については、現行の四つの観点により実現の状況を3段階で評価することを基本的に維持し、各教科の観点の具体的な示し方については必要な見直しを行う。
・ 評定については、現在、小・中学校において、いわゆる絶対評価を加味した相対評価とされているが、これを目標に準拠した評価(いわゆる絶対評価)に改める
B総合所見及び指導上参考となる諸事項(新設)
 全人的な力である「生きる力」の育成を目指し、総合的に児童生徒の成長の状況をとらえることができるよう、現在、ア)各教科の学習の記録、イ)特別活動の記録、ウ)行動の記録、エ)進路指導の記録、オ)指導上参考となる諸事項に分かれている小・中学校の所見欄等を統合し、従来これらの欄に記入していた事項を記入する欄として、「総合所見及び指導上参考となる諸事項」欄を新設する
C「総合的な学習の時間」を評価する欄(新設)
 「総合的な学習の時間」の評価については、各学校における「学習活動」及び指導の目標や内容に基づいて定める「観点」を記載し、これに基づいて児童生徒にどのような力が身に付いたかなどを文章記述により「評価」する欄を新設する

(2)はじまります 中高一貫教育
香川県教育委員会 http://www.pref.kagawa.jp/kenkyoui/tokusyu/00-10/contents00-10.htm 
平成13年度から始まる中高一貫教育の概要。
ここでは概要のみ 
 (1)実施形態
 県立高松北高等学校に県立高松北中学校を併設し、高松北中学校の卒業生が高校入試を受けることなく高松北高等学校に入学するほか、他の中学校からも高校入試を受けて高松北高等学校に入学できる併設型の中高一貫教育です。
 (2)中学校の学校規模
 1学年3学級120名
 (3)施設・設備
 高松北高等学校の既存の校舎内に高松北中学校のホームルーム教室等を設け、コンピュータ教室やLL教室などの特別教室、運動場や体育館、図書館などは中学校と高等学校が共用します。
 (4)学校運営
 中学校と高等学校はそれぞれが独立した学校ですが、中高一貫教育の趣旨を踏まえた教育を行うために、職員室は一つとし、校務分掌や授業での連携を図りながら中学校と高等学校のそれぞれの教育活動を行います。

 いよいよ動き出しました。

(3)日本の学校もこうなる?
  チャータースクールについてのいろいろな話題を紹介しました。 
   日本型チャータースクール「研究開発学校」、自民党・最終提言まとまる
   チャータースクール、2000校を突破
   ゴア、ブッシュ両氏、ともに「チャータースクール」大増設を公約
資料は http://www.umlaut.co.jp/onuma/ (後述)より

● 聴導犬とは?  −MM日刊雑学美人より転載−

 盲導犬はかなり社会的に認められてきていて、レストランやホテルなどでも断られなくなってきました。しかし、聴導犬についてはまだ意識が低く、良くわかってない部分があるようです。
 聴導犬とは聴覚障害者の耳の役目ができるように訓練されたイヌのこと。電話が鳴る音、玄関のチャイム、洗濯機のタイマー、目覚まし時計の音、やかんの湯が沸騰した音、赤ん坊が泣く声などを聞き分け、飼い主に吠えることなく知らせ、誘導するように訓練されています。
 聴導犬はアメリカに3000頭、イギリスに500頭いるといわれます、日本ではまだ20頭ほど。1997年に設立された「ジャパン聴導犬協会」では聴導犬を増やすことを目的に、保健所で処分される運命にあるイヌたちの中から適性のあるものを選び、訓練して聴覚障害者に無料で貸与しています。
 聴導犬は、盲導犬のような厳しい訓練は無く、適性如何でなれるようです。犬種も特定されず適性あれば雑種犬でもなれます。訓練の期間は約6〜7ヶ月。ただし盲導犬と違って助成が得られないために高額な訓練費用(約100万円)がかかります。オレンジ色の首輪・引き綱が、聴導犬の印とされ、訓練後は難聴者に無償で貸与されます。
 聴導犬を開発したアメリカでは、盲導犬と同じ扱いになっていますが、日本ではまだペット扱い。肩身の狭い想いをしているようです。聴導犬や盲導犬はその優れた能力もさることながら、身体の不自由にとってなによりも替え難い精神的なパートナーでもあり、早くに社会的に認められてほしいものですね。
ジャパン聴導犬協会 http://www.clio.ne.jp/home/heardog/ 

 出典は、毎日貴重な情報が送られてくる次のMMです。
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◆◇日刊雑学美人2000/10/09◆◆Since.nov.1999(通巻247号)
◇◆by たまごや http://www.goru.co.jp/ DIGITAL tamagoya Presents
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● 外務省が「日本のシンドラー」杉原千畝氏の名誉回復 asahi.comより

 河野洋平外相は10日、第2次大戦で多くのユダヤ人をナチスの迫害から救った故・杉原千畝(ちうね)氏の遺族に対し、「外務省とご家族との間に色々ご無礼があった」と語り、戦後の外務省の対応について外相として初めて謝罪した。杉原氏の功績をたたえる顕彰プレートも東京都内の外交資料館に設けられ、半世紀以上を経ての外務省による「名誉回復」となった。
 リトアニア領事代理だった杉原氏は、外務省の指示に反して独断で日本通過のビザを発給し、約6000人のユダヤ人を救った。「日本のシンドラー」とも称されるが、外務省の扱いは戦後を通じて冷たく、「名誉回復」を求める声が内外から上がっていた。

 河野外相はこの日、顕彰プレートの除幕式で「ご家族との間に杉原氏の名誉にかかわる意思疎通に欠けていた点がある」とわびる一方、「極限的な局面において、人道的かつ勇気ある判断をした素晴らしい先輩だ」と賛辞を贈った。

 資料館には杉原氏が発給したビザのリストなどを展示。来年度からはイスラエルから日本研究者や文化人を招く通称「杉原千畝フェローシップ」も創設する。
(19:08)

● 便利Web紹介
(1)Excite翻訳
http://www.excite.co.jp/world/ 
テキスト翻訳
入力した文章を翻訳します。英語→日本語(和訳)、日本語→英語(英訳)のサービスがあります。
WEBページ翻訳
WEBページを翻訳します。 英語→日本語(和訳)、日本語→英語(英訳)のサービスがあります。
英語サイトの翻訳済みリンク集もあります。手軽に英語のページを日本語で読むことができます。
翻訳サーチ
日本語でキーワードを入力して英語のサイトをサーチできます。結果は日本語で表示します。

(2)日本銀行:わが国の物価動向 90年代の経験を中心に
http://www.boj.or.jp/ronbun/ron0010a_f.htm 

(3)Nobel e-Museum http://www.nobel.se/
:The Nobel Prize in Chemistry 2000
http://www.nobel.se/announcement/2000/chemistry.html 
筑波大学の白川氏にノーベル化学賞。

(4)経済企画庁 http://www.epa.go.jp/
:世界における知的活動拠点研究会報告書【PDF】
http://www.epa.go.jp/2000/e/1010e-chiteki-houkoku.pdf 
魅力あるコンテンツの創出、世界への情報発信、知的交流の促進の3本柱で環
境整備を推進。

(5)iMap.gr.jp
http://www.imap.gr.jp/ 
「自分史」を作りながら生きてきた時代を再確認。

(6)教育改革情報
http://www.umlaut.co.jp/onuma/ 
 学ぶ自由 教える自由 教育改革のための市民ネットワーク
 チャータースクールの情報がたいへん多い
 
● アメリカより評価のレポート
 生涯学習MLに届いたメールよりアメリカからのメールを転載します.

USA(ヴァージニア州)です。
今回は生徒の評価方法についてレポートします。
A先生(高校、保健体育教師)、B先生(小学、理科教師)に聞きました。

まず、アメリカの教員は、生徒をランク(学年順位)付けしません。「生徒の負担(プレッシャー)が増える」ので、してはいけない事だそうです。ただし、学年順位上位数名(2〜4名)は公表することがあるそうです。

 家内が学生の時(10年前)は9週間に1回でした。現在では、生徒は通知票、通信簿を6週間に1回受け取ります。めまぐるしく成長している生徒たちには、日本のように学期毎では長すぎるのです。
 その通知票の内容は各科目毎に、日本でもおなじみの@成績5段階評価と、A態度3段階評価があります。

@成績5段階評価
 評価の仕方です。
 6週間毎のテスト、宿題、研究課題(プロジェクト)、各小テスト・・・等、全てを100点満点でその都度採点していきます。(後から採点結果を証明できるものだけです。)
 教師は連邦基準の指導要項に沿ってテストや課題を用意し、採点します。6週間に1回、それぞれ採点したものの平均を出します(単純計算するだけ)。その平均点に基づき、5段階評価します。
 A 93点〜100点
 B 85〜92
 C 77〜84
 D 70〜76
 F 0〜69 (FailのFです) ※落第点は70点未満です。w(゜o゜)w驚き!!
実際には、さらに細かく分け
 A+ 98〜100
 A  95〜97
 A− 93〜94 のように評価されます。これを通知票に載せます。
 学年末には「6週間に1回出した平均」の平均を出します(これも単純計算)。学年末評価がFの生徒は、夏季補習授業(6週間)を受け、補習授業末の試験に合格すると進級。
不合格ならば、その科目だけ落第です。こちらでは、教員の主観が入るのは「不公平」と言いいます。公平か不公平か分からないものは不公平です。
 生徒から異議申立てがあった場合、評価を証明しなくてはなりません。教師も人間です。頑張っている生徒を更に応援したいと思うのは当たり前のことです。だから、教師はできるだけ主観が入らない様に配慮するのです。また、そういうルールになっているのです。

A態度3段階評価 (関心・意欲)
これも6週間に1回、@と同時に評価します。
 S Satisfactory 問題なし
 N Needs improvement 改善必要
 U Unsatisfactory 問題あり
 学校毎に具体的な判定基準を設けている地域が多いようです。大学入学時にこの評価が考慮されます。しかし、どうしてもこの評価には教師の主観が入ります。その為、「目安」と受け止められ、重要視はされません。

 こちらでは完全絶対評価です。その絶対評価をするための評価基準がはっきり定められており、教師によるバラ付きが少しでも減るよう考慮されています。また、教師の方々も不公平にならないよう最大限の注意を払っています。

「学年全員に A や S がつけられることもあるのですね。」との問いに、
「それが私たちの夢よ。」と目を潤ませるのは、両先生方だけではないはずです。

●  よみうり教育メール
 読売新聞社のメールマガジンを別紙にて紹介します。
    発行日:2000.10.18      発行者:読売新聞社 http://www.yomiuri.co.jp/

● ドリームプラネットインターナショナルスクール
http://www.dpis.org/ より

☆ 木本先生より、ことばの教室の学級通信より、「ことばのギャラリー」の部分を紹介していただきました。キラッと光る言葉が紹介されています。
 「うばい合えば足らぬ、わけ合えばあまる」(相田みつを)
 「話すということは、息を吐くことです。」(竹内俊晴)
 「和顔言施」(中川信子さんの著書中の言葉)
 「ひとりひとりの人生はすべて違う、幸福に雛形はない。まわりと同じとか、人の評価を気にして未来が開けることはない。」(鈴木敏恵)
 など、それぞれの言葉に対する木本先生自身の思いが書かれています。
 
● 次に、布袋小学校で行われた命の授業の途中経過を報告していただきました。
 単元構想の概略
   第1段階:課題との出会い
     1 いのち、生きることについてのアンケート
     2 『亜生ちゃんとガラパゴズ』という本の朗読を聞く
     3 講話1 メイク・ア・ウイッシュの伊藤由美子さんの取り組みを知る
     4 講話2 戦争について野呂正光さんの話を聞く
     5 講話3 野田武男さんの身体に障害があっても力強く生き抜く姿を知る
     6 課題や追究したい内容を考える
   第2段階:課題の設定
     いのちについて各自で課題を考え、学習計画を立てる
       例 いのちの誕生、病気と闘う人たち、障害を持った人たち、戦争による生命の危機 など
   第3段階
     課題の追究
   第4段階 
     中間発表 学級討論
   第5段階
     課題の追究 2
       さらに深く追究
   第6段階
     学習発表会の準備

 ここでは、第1段階の伊藤由美子さんの講演についてうかがいました。ビデオやスライドをつかって、子どもたちにわかるようにに話されました。
保護者は全員泣いていたそうです。
 また、野田武男さんの話も子どもたちの心を動かし、これほど真剣に絵を見る子どもたちを見るのは初めてだということでした。 

☆ 尾関先生より、江南北部中学校の校外学習についてうかがいました。
1年生:「江南市内のことを調べよう」というテーマで、テーマ別に班をつくり、いろいろなところへ話を聞きに行く
  歴史分野、環境ゴミ分野、環境リサイクル分野、環境自然分野、高齢者福祉分野、障害者福祉分野、自然分野など多彩です。

2年生:職業体験学習
  市内周辺66カ所での体験

3年生:
リサイクル施設見学、リトルワールド
  リサイクル施設とは、リスパックや高安株式会社、環境美化センター サンポー、石塚硝子

● 次に、AHIで手に入れた民族楽器(ギロ、レインスティックなど)、脳味噌地図のようす、ネパールカレーなどについて報告していただきました。

● 平成12年度 愛知県社会科教育研究大会 中学校地理部会資料 をいただきました。テーマは以下の通りです。
    変容する社会に対応する観察眼をもち、情報化社会を主体的に生きる生徒の育成 

     −地域的特色を多面的・多角的にとらえる学び方を身に付ける地理学習のあり方−

☆ 大島先生より10月18日に半田市で行われた愛知県社会科教育研究大会における北 俊夫先生の記念講演「これからの社会科の課題」のまとめをいただきました。
 初めに、これからの社会科の課題を5つ述べられました。
 1 社会科の基礎・基本は何か?この点について、十分なコンセンサスがあるか?
 2 「調べて」「考える力」をどうつけるか?
 3 小学校中学年、中学校歴史・地理で、地域密着型の展開をどう導入し、指導計画をつくるか。各学校で、自校化を図るか。
 4 歴史学習で、どう小・中を関連づけるか。小学校→入門期、団子的、飛び石的  中学校→歴史の大きな流れ
 5 総合的な学習との関連  対象や場、方法は似ている
 プラスアルファの課題 社会科副読本をどう作るか。

課題1について

社会科の基礎・基本とは?
1 社会生活を営む上での知識を身に付け、社会に対する見方を育てる。(理解の面)
2 子どもが問題意識を持って調べる力、自ら答えを獲得する力を身に付けること。(能力の面。生涯学習につながる)
3 学んで身に付けたことを、その後の学習や生活に生かすこと。自らの生き方に反映させること。(態度形成の面)

課題2について
 具体的な活動をするほど時間が不足する→内容の取り上げ方を工夫する。重点する。学校ごとの指導計画が求められる。
 内容が伴っていない             →調べる前に計画をしっかり立てる
                           調べ方について丁寧に指導する
 調べるだけで終わっていいか       →調べたことから考える力をつけていきたい
                             なぜこうなっているのか、このことがどういう意味があるのか、自分とどうかかわっているのか
 課題3〜5は時間切れでした。

☆ 奥村先生より10月9日にAHI(アジア保健研修所)で行われたオープンハウスの報告をしていただきました。土井も行きましたが、アジアの衣・食、音楽、舞踊など盛りだくさんで、アジアだらけの1日を満喫してきました。
  『アジアの子ども』明石書店を紹介していただきました。

● 尾北教組の教育研究集会レポートを紹介していただきました。
 研究題目「豊かなことばと正しい発音を育てる言語指導」−「ことばの教室」における指導を通して−
  概略を紹介します。
・  ことばの教室について、
・ 1時間の指導の流れ
・ 軽度の構音障害のある児童に対する指導の実際
・ 指導の問題点と今後の方策

● 「偉人たちと歩むエネルギー年表」を紹介していただきました。20世紀の科学のヒーローたちの活躍が学べます。
  発行は(財)省エネルギーセンター
     〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-19-9 TEL 03-5543-3011 FAX 03-3593-0930

☆ 川井先生より,私が心理学の授業や本で影響を受けた言葉 を紹介していただきました。
 
これは,誰かに見せようと思ってまとめたものではなくて,川井先生自身の中での整理としてまとめたもので,出典も見出しもありませんが,それぞれが興味深いものでした。これを読むと,カウンセリングというものは,テクニックのものではなく,もっと深い人間学的なものであることを感じます。

 一例を示します。

ほめようと思ってほめようとしない。ほめるという行為は,言葉以前にまぎれもなく人間に存在する命への尊敬心,そんな深い心を持った人間からでるもの。ほめる,しかるはテクニックではない。 → 人間に対する見方を変える

☆ 川端さんより資料を2部いただきました。
  『リフレッシュ生活科 実践のキーワード』
    
  
『中学校社会科 都道府県の豆知識』


      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp