第180回 社楽の会報告    第179回へ    第181回へ
                                           
報告者  土 井
2002年11月29日(金)布袋北学供にて,第180回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(大口町教委)、高橋先生(門弟山小)、斉木先生(江北中)、勝村先生(犬山中)、坪内先生(犬山北小)、高木先生(犬山中)、馬場先生(木曽川中)、野口先生(楽田中)、尾関先生(江北中)、野呂先生(岩倉中)、川井先生(犬山南小)、大島先生(犬東中)、天野先生(大西小)、真島先生(古南小)の14名でした。

☆ 土井より、今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

 今後の研究の進め方について
 岐南町立西小学校研究発表会参加報告
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 最近の教育情報
 書籍情報
  MM紹介 
 参加予定の研究会情報

  河合純一さんからのお知らせ
静岡の河合です。たいへんご無沙汰しております。
 さて、今回メールいたしましたのは、私の主演、原作映画「夢追いかけて」が完成し、12月15日に試写会を行うこととなりました。
そこで、お時間があるようでしたら、ご覧になっていただければと思ったのです。ただ、会場が、私の住む町、舞阪ですので、交通の便が心配で。
 午後1時からになります。(映画は2時間です)入場は無料ですが、会場では障害者施設への募金を呼びかけております。
 いらっしゃれるようでしたら、人数、ご住所をお知らせいただければと思います。
 以下に詳細を記しておきます。
製作:グルーヴコーポレーション  監督:花堂純次
キャスト:田中好子 三浦友和 北見敏之 勝地涼 船越英一郎 江藤潤 他
     河合純一さんも本人役で熱演。
●映画「夢追いかけて」試写会
 とき  12月15日(日)午後1時〜
   ところ 舞阪町町民センター (舞阪町役場南・JR弁天島駅下車徒歩5分)

 今後の研究の進め方について
 まずは以下を読んでください。
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 財団法人 松下視聴覚教育研究財団では、1973(昭和48)年より「実践研究助成」を設け、初等中等教育・社会教育における<視聴覚・情報メディアの効果的な活用および教材開発>などに関する実践的な研究計画を募集し、優れた計画の団体・グループを助成しています。
ー松下視聴覚教育助成ー  募集のお知らせ 
第29回(平成15年度) 実践研究助成
 視聴覚・情報通信メディアを効果的に活用し、教育課題の改善に取組む実践的な研究計画を助成します。
応募資格
◆ 団体を単位とします。(個人での申請は受け付けません) 学校教育
学校(幼稚園・小学校・中学校・高等学校・盲学校・聾学校・養護学校)/複数の学校にわたる教職員で構成された研究グループ/教育センター・教育研究所
助  成
一般研究(60件)
助成金 30万円+映像・情報機器
<映像・情報機器は、以下の3コースから選択>
Aコース プラズマディスプレイ(1台)+デジタルカメラ(1台)
Bコース ビデオプロジェクター(1台)+デジタルカメラ(1台)
Cコース ノートパソコン(2台)+デジタルカメラ(1台)
応募方法
所定の申請書に、申請団体名・研究計画・助成申請金額などの必要事項を記入し、申請団体の公印と研究代表者の印を捺印の上、当財団迄ご提出ください。
スケジュール
募集期間 平成14年12月1日 〜 平成15年1月31日 (消印有効)
結果発表 平成15年3月10日(応募者全員に通知します)
後  援 文部科学省/都道府県教育長協議会/全日本私立幼稚園連合会/日本私立小学校連合会/日本私立中学高等学校連合会/社会教育団体振興協議会
  財団法人 松下視聴覚教育研究財団  Tel:03-5521-6100 Fax:03-5521-6200
  担当:事業推進課 安藤  E-mail:ando@mef.or.jp     http://www.mef.or.jp/activity/index.html
 
 土井の提案は、これに乗っかり、
  メンバーの授業の撮影を専門家に依頼し、それをもとに授業研究を進める。
    ※ 授業の様子を蓄積し、指導案とともにデータベース化する。サーバに保存、インターネットで見る事ができるようにしたい。
 余裕があれば(ないない・・・) 実践記録集を出版する。そのための記録費、消耗品等に充てる。

 岐南町立西小学校研究発表会参加報告
 平成14年11月19日(火)に行われた自主研究発表会の参加報告を別紙でします。
体育の授業は大変参考になりました。 学校HP http://www.ktroad.ne.jp/~ginan-ws/ 
 内容は ここ
 Webページ紹介
(1)コアネット教育総合研究所          http://www.core-net.net/ 
:第2回「しごと・ゆめ・みらいプレゼンテーションコンクール」入賞作品
 自分の夢、将来の仕事についての中高生のプレゼンテーション作品。進路指導に使える!
 
(2)HOTWIRED                 http://www.hotwired.co.jp/ 
:現場からの調査報告:PDAは教育にも有用 http://www.hotwired.co.jp/news/print/20021115207.html 
 PDAの教育現場への活用は大きな可能性がある。
 
(3)文部科学省                  http://www.mext.go.jp/ 
:学校給食実施状況調査 http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/index24a.htm 
 調査結果の概要と統計表一覧。
:留学生受入れの概況(平成14年版) http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/14/11/021114.htm 
中国からの留学生が大幅に増加しています。
 
(4)童話の世界
  グリム童話を演じている「劇団観覧社」のホームページ。グリム兄弟の年表や家系譜、グリム童話探検隊など、様々な観点からグリム童話を解説。グリム兄弟は、仲が良く学校から職場まで一緒で、死ぬまで同じ家に住んでいたといい、童話の時代背景などについても考察している。
  イソップ寓話の基礎知識によると、イソップは、紀元前6世紀頃、ギリシアに実在した人物だという。ただ、寓話集の中でイソップの作品だと確認できるものは一つもなく、語り継がれてきた話をイソップ寓話集として編集したのではないかとの説があるそうだ。日本には、16世紀に来日した宣教師によって伝えられたのだとか。
 
(5)京都修学旅行マップ  http://www2.mik.ne.jp/~kyokankou/syugaku/ 
 京都にある観光スポットを地図とパンフレット(PDF)で紹介
    社団法人 京都市観光協会・京都観光施設協議会会員施設のHP
      京都市観光協会 修学旅行相談所−TEL.075-752-0227
 
(6)占領期雑誌記事情報データベース http://www.prangedb.jp/ 
 メリーランド大学が所蔵する占領期の日本の雑誌、新聞、図書などのコレクションであるプランゲ文庫のデータベース。利用のための新規会員登録は無料でできます。
 残念ながら内容まではわからないが、数多い論文の見出しだけでも、敗戦から立ち直ろうとする国民の姿がわかる。
 
(7)D-projectピックアップ
 ▽情報教育スペシャルプロジェクト「デジタルポートフォリオ」
 ▽情報教育スペシャルプロジェクト「友だち100人できるかな」
 ▽エデュコミュニケーション21 教育ソリューションフェア2002
 「ポスターセッション」を授業に役立てよう! http://www.d-project.jp/workshop/poster/main.html 
 ▽おすすめ評価カード  http://www.d-project.jp/material/card/main.html 
 ▽実践アイデア     http://www.d-project.jp/case_idea/idea/main.html 
 ▽簡単事例       http://www.d-project.jp/case_idea/easy_case/main.html 
 
(8)「歌舞伎」に関するサイト■ 出典 No.221 2002 Nov.21━GKS NEWS LETTER 
 明治22年11月21日、東京の木挽町(今の銀座)に歌舞伎座が開場しました。以来、100年以上も歌舞伎界、演劇界をリードし続けているのですから、まさに「歌舞伎の殿堂」ですね。
 まだ一度も歌舞伎を見たことがない、セリフが分かりづらい、という人も多いと思いますが、ストーリーは意外に単純。下記の「歌舞伎への招待」や「絵本カブキッズ」などを覗いて予習していくと、結構楽しめますよ(料金がもっとお手頃だといいのですが……)。
☆歌舞伎座 http://www.kabuki-za.co.jp/ 
スケジュールや施設案内など。歌舞伎に関するグッズやチケットの購入もできる。
☆Kabuki for Everyone  http://www.fix.co.jp/kabuki/kabuki-j.html 
歌舞伎役者・市村萬次郎が案内する歌舞伎の世界。かけ声や楽器の音を聞くことも。
☆歌舞伎への招待(鈴木重雄のホームページ) http://www3.ocn.ne.jp/~kujira/ 
入門者向けに、歌舞伎の楽しみ方を紹介。歴史や役者、演目など非常によく分かる。
☆歌舞伎浮世絵画廊  http://www.waseda.ac.jp/enpaku/gallery/gallery.html 
「忠臣蔵」「歌舞伎十八番」など浮世絵約60作品を厳選。早大・演劇博物館による。
名古屋女子大所蔵、江戸期〜明治期の芝居番付データベース。歌舞伎・浄瑠璃中心。
☆絵本カブキッズ  http://www.asahi-net.or.jp/~tj8t-itu/ 
歌舞伎のキャラクターや衣裳などをイラストで紹介。絵本「げんくろう狐」は必見!
 
(9)健康特集
 ■健康エクササイズ  http://www.asahi.com/life/health/exercise/ 
 健康に役立つエクササイズ情報。簡単にできるエクササイズを動画で紹介している。動画を見ながらできるので、分かりやすい。
 ■Family Clinic     http://www.so-net.ne.jp/familyclinic/8_video/ 
 So-net「Family Clinic」のビデオライブラリ。疾患、生活習慣秒などの病気予防や健康増進に役立つ情報を動画で配信している。
 ■知って、しっかり 健康ライフ  http://f750.hitplaza.netspace.or.jp/KHB/present_life.htm 
 東日本放送放映上記番組をネット上で放映している。健康に関する幅広い話題は一見の価値あり。
 ■NHKライフ・ナビ  http://www.nhk.or.jp/life-navi/ 
 健康に役立つ体操や料理その他。カロリーチェックテストやデジタル人間ドックもある。NHK放映「ライフ・ナビ」の特集番組と連動している。
 
(10)エネルギー・環境学習塾(北陸電力)
  http://www.rikuden.co.jp/common/links/gakusyu.htm  中学生でもわかる説明がある。
 
(11)Yahooきっず 総合学習パビリオン http://kids.yahoo.co.jp/docs/event/sougou/index.html
 子ども向けの解説ページ。今のところ、次の5本のプログラムがある。
 教えてインターネット、日本の運輸業、マヨネーズのおはなし、臓器移植について、コンタクトレンズとひとみのお話し
 
(12)ちょっと役立つミニ図鑑 http://www.nats.jeef.or.jp/mini/index.html 
 ちょっとした図鑑のリンク集
 
(13)紙と鉛筆だけでできる 対戦型思考ゲーム「スプラウト」
http://crocro.com/game/write/misc/sprouts.html シンプルで面白い数学ゲームですね。
 
(14)「和」の特集
●和についてちょっと知りたい人に『和な暮らし』http://www.japanism.net/wa/2.html 
 11/1がオープンという、できたてほやほやのsioさんの個人ページです。和紙、お茶、和菓子、着物、文様、うつわなど、身の回りにある‘和’の品物について紹介をしています。1つ1つの説明文が100字程度と短く、それほど詳しいものではありません。しかし、和についてざっと知るには適したページです。
●伝統文化を紹介するバーチャルスクール『和の学校』http://www.wanogakkou.com/index2.html 
 茶道関連会社ミリエームが運営するサイトです。日本の伝統文化や産業を紹介するバーチャルスクールになっています。[文化]では幅広い分野の伝統文化が紹介されていますが、ちょっと大人向きの説明です。うれしいのは、[視聴覚室]にたくさんの写真と動画があることです。デジタルコンテンツとして授業で利用することができそうです。どんな動画があるのかはサイトマップ[学校案内]
に出ていますので、こちらでご確認ください。
小学生向けのキッズ・ページもあります。
●伝統的工芸品を紹介する『日本の伝統的工芸品館』http://www.kougei.or.jp/ 
 [伝統的工芸品を知る]では、190余ある伝統的工芸品を紹介しています。業種別、地域別、指定順のそれぞれに一覧があるので、工業という視点で見るときにも、郷土の特色・地場産業という視点で見るときにも対応できます。指定順に見るのもおもしろいですよ。キーワードによる工芸品検索もできます。[伝統的工芸品講座]には、伝統的工芸品産業が抱える問題点を解説しています。[伝統的工芸品用語集]もあります。業種別と50音別の両方が用意されている点がうれしいですね。
  出典 火曜の会メールマガジン 第78号  授業に役立つホームページ 齋藤智世さんより
 
【サーチ】環境用語(エコワード)
 最近の教育情報
最近の教育情報
(1)美野里中学校で今月から訪問介護員の要請研修(茨城)
 美野里町社会福祉協議会と町立美野里中学校(生徒数七百八十二人)は近く、同中一、二年生の希望者四十人を対象に、「三級ホームヘルパー(訪問介護員三級)」の資格を取得するための「訪問介護員養成研修」を開始する。  http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/03/20021114wm04.htm 
☆★☆コメント☆★☆
 これだ!一時期荒れて困った工業高校や商業高校が立ち直った要因の一つは資格試験である。公的な資格は、学びの大きな動機付けになる。総合的な学習の学びの質が問われて、また評価が問題になっている今、中学生でも取ることのできるこのような公的資格を設け、総合的な学習の時間に取り組ませるのはたいへん有効であると思う。
 
(2)調布・調和小で基準以上の化学物質検出(東京)
 東京・調布市の市立調和小学校(山崎敏雄校長)で、シックハウス症候群の原因物質となるトルエンなどが基準を超えて検出され、同市教委は14日、保護者対象の説明会を開き、先月26日に行った調査結果を報告した。  http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/05/20021118wm07.htm 
☆★☆コメント☆★☆
 24日の朝刊に、10人に1人の学童がアトピーだと載っていた。シックハウスの原因によっては、アレルギーの子に与える影響が大きく、小さな問題ではない。
 最近増えているオープンスクールでは、床暖房でカーペットに座って行う学習も増えている。ダニや接着剤の揮発成分など、気になるところである。
 
(3)学校施設の防犯対策について報告(文部科学省)
 文部科学省の学校施設の安全管理に関する調査研究協力者会議がこのほど、学校施設の防犯対策について報告について報告をまとめた。報告では、考慮すべき防犯対策に係る基本的な考え方、敷地境界、敷地内部、建物の防犯対策、防犯監視システムや通報システムの導入等、学校の設置者が、各地域や各学校の特性に応じて学校施設の防犯対策を具体的に計画・設計する際の留意点などを例示している。http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/005/toushin/021101.htm 
☆★☆コメント☆★☆
 千葉の打瀬小は、校舎や運動場に垣根を設けてはいない。近くの高層マンションの親子も運動場で遊んでいた。その流れが、例の事件で吹っ飛ぶどころか、前以上に学校の物理的な閉鎖性が高まることとなった。無理もないことだが、ハード面だけでなく、学校の教育計画全体を視野に入れて考えないとバランスを欠くことになる。ハードの安全性を10高めたら、たとえば地域の人を受け入れる方策を同じだけ立てなければならないと言うことだ。
 
(4)【データ】4分の1の大学が高校授業の補習を実施   EduMailより 
 全国の4年制大学の6割が学生の高校時代の履修状況を調べ、ほぼ4校に1校が高校の教科の補習を実施していることが、文部科学省の「大学における教育内容等の改革状況」調査で分かった。
 調査は、国公私立の663大学を対象に、昨年度の授業内容などを調べた。学生の高校での履修状況に配慮をしている大学は58%(386校)にのぼり、国立では82%(78校)、公立26%(19校)、私立58%(289校)だった。
  高校の教科の補習も国立で63%(60校)、公立16%(12校)、私立20%(99校)が実施し、大学全体の実施率は26%(171校)だった。例えば、鳥取大は専門高校の出身者と履修を希望する学生を対象に教養基礎科目(英語、数学、物理学、化学、生物学)を開設。北海道薬科大は、学力不足の学生に数学や生物学などの演習授業を行っている。
 全体の13%にあたる89校は、大学の授業を理解するのに必要な教科を高校で勉強した既習の学生と、それ以外の未習の学生を分けて授業していた。高校教員と定期的に意見交換をしている大学も249校(38%)あった。
 一方、英語などの外国語による授業を実施しているのは256校(39%)。ボランティア活動を授業に取り入れているのは192校(29%)。学生による授業評価は513校(76%)が実施していた。広島大では、障害がある学生に対して授業のノート取りや図書館での文献探し、パンフレットの点訳など具体的な支援を教授らの指導で行っていた。
☆★☆コメント☆★☆
 だとしたら、大学入試は何のためにあるのか?入試の存在意義を問いたい。薬科大学で生物や化学の知識は必要に決まっているのに、高校で履修しないで入ってくる学生がいると聞く。高校にも問題があるが、入れる大学にも問題はないのだろうか。
 その大学、学部にとって、本当に必要な力を入学試験で測ってほしい。それが入試というものだ。
 
(5)【騒動】運動会でみこし担ぎ「校長先生は悪くない」生徒ら抗議   EduMailより
 新潟県内の公立中学校の体育祭で、校長が乗ったみこしを生徒が担いでグラウンドを回るなどしたのは「管理職による不当な教育支配だ」と県教職員の会(中村加代子代表)が指摘した問題は、「校長が強制したわけではない」との苦情が生徒や保護者から会に寄せられ、波紋を広げている。
 笹神村立笹神中学校(堤俊雄校長、312人)の体育祭は9月8日にあった。サブスローガンに校長の名前を入れ、競技の中で、生徒が作ったみこしに校長が乗り、3年生が担いでグラウンドを練り歩いた。地元放送局が10月22日に取り上げ、毎日新聞や民放キー局も報道、全国的ニュースとなった。同会は「学校の主人公は誰であるかについて、生徒に誤った認識を植え付ける」と指摘し「公私混同を正すためどのような措置をとるか」と県教委の見解を求めている。
 「どこが悪いのか」。会にはこんな苦情のメールが約10件届いた。毎日新聞にも「校長先生は生徒に人気がある。(強制でなく、生徒)みんなで決めたこと」といった意見が、体育祭に参加した保護者から寄せられた。生徒会やPTAによると、来春定年を迎える校長にとって最後の体育祭だった。このため、生徒会がスローガンやみこし担ぎを考え出し、実行委員会(生徒と体育教員らで構成)が実施を決めた。校長は当初「恥ずかしいからやめてほしい」と固辞したという。
 「ニュースを聞いて、何で校長先生が悪いように取り上げられたんだと不思議に思った」と生徒会長は話す。校長は「気さくというか、かなり愛きょうがある」人柄だという。
 反響を受け、同会は「発案者が誰かということ(が問題)ではなく、提案が生徒からあっても(校長は)許可してはならない」(広報担当者)と一歩引いた構えになった。堤校長は「誤解を招くようなことをやった私が悪かった。ただ、決して押し付けたわけではない」と話す。学校や村教委から事情を聴いた県教委義務教育課も「学校側が生徒に強制した事実はなく、問題はない」とみている。
☆★☆コメント☆★☆
 これは抗議した団体の方がおかしいと思う。よけいなお世話とはこのことだ。
 よく事情もわかっていないで、一部の事象だけをとらえて批判することがあるが、それは正しいことではない。よくマスコミが、政治家の発言の「部分」をとりあげ、それについて世論が一斉に批判する事がある。くわしく前後を通して読むとなるほどと思える事でも、そこだけ取り上げればおかしことは日常生活でもあるだろう。批判には責任が伴う事を忘れてはならない。
 これが「抗議」になると問題はさらに大きくなる。これは、校長だけでなく、教員や生徒・保護者・地域まで傷つける事になる。そのことを彼らは理解しているのか?
 
(6)「スクールヨミネット」のID、パスワードを変更しました
読売新聞社は、インターネットを使った新しい教育方法を研究する政府の「学校インターネット事業」に参加しています。読売新聞のデータベース約230万件をコンテンツとして提供しており、過去の記事や写真などがパソコンで手軽に検索できます。公立小中高校の関係者の方は、下記のURL、ID、パスワードを使って、無料でご利用いただけます。
  URL http://yomi.mitaka.ed.tao.go.jp/  
  または http://yomi.m-schoolnet.jp/   ID  yschool  パスワード 53tao
 有効期限は、2003年3月31日まで。これまでのID、パスワードは12月1日以降利用できなくなりますので、ご注意ください。
問い合わせは、メールでスクールヨミネット事務局(school@yomiuri.com)へ。
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 読売新聞は教育にたいへん力を入れてくれてありがたい。このシステムも特に社会科教師にとってはたいへんありがたい。使わない手はない。
 
(7)パソコン40台に動画をリアルタイム配信するシステム発売 EduMailより
 学校教育支援システム開発のゼッタテクノロジー(東京都千代田区)は25日から、40台のパソコンに動画を同時配信できるシステムの販売を始める。K&Mエンタープライズ(福岡県北九州市)の動画圧縮技術を活用したもので、ゼッタテクノロジーの教育支援システム「リモコン倶楽部スクールエディション」のオプション機能。
 テレビやビデオ、DVDなどの動画コンテンツを、一般的なLAN(構内情報通信網)環境で、教員のPCから生徒のPCへ同時に配信する。スプリッター(音声信号とデータ信号を識別する分離器)を、教員と生徒を結ぶネットワークの間に接続する。動画データは、動画配信専用サーバーにより、独自の動画圧縮伝送技術「KAM方式」で高速圧縮されるため、ビデオデッキやビデオカメラ、DVDプレーヤーをつなぐだけで、ネットワークに負荷をかけずに配信できる。
 スプリッターが、教員側から送られた動画データを、各生徒に効率よく分配するため、生徒のPC間で動画のずれは生じない。PC40台への同時配信には2台のスプリッターが必要となるが、スプリッターの台数を増やせば1000台程度のPCへの同時配信が可能だという。「リモコン倶楽部スクールエディション」の価格は、40ユーザー使用で72万円など。今回の「画像転送オプション」機能を付けると、40ユーザーで120万〜140万円前後になる。
【ゼッタテクノロジー】http://www.zetta.co.jp/ 
☆★☆コメント☆★☆
 この程度のことが記事になるようでは情けない。ITは教師のやりたいことが普通にできて始めて道具として使うことができるが、動画を配信することがこれほど大がかりでは、まだまだ発展途上の入り口程度だ。ITの教育利用の目標は、平均1授業1動画が当面の大きな目標だ。それに堪えうる回線とサーバ、コンテンツを充実させたい。
 
(8)【中教審】「教育理念に愛国心を」基本法の改正求める中間報告 EduMailより
 教育基本法の見直しを検討してきた文部科学相の諮問機関「中央教育審議会」(鳥居泰彦会長)は14日、同法の改正を求める中間報告を遠山敦子文科相に提出した。現行の教育基本法は「新時代を切り拓(ひら)く日本人」を育成する理念や原則が不十分だと指摘し、基本理念として公共心や道徳心、郷土や国を愛する心を盛り込むよう提言。国民から意見を求め、来春をめどに答申をまとめる方針で、戦後教育の理念を支えてきた「教育の憲法」が、初の改正に向けて大きく踏み出す。
 教育基本法は国家主義的思想を含む教育勅語を否定し、民主的で平和的な社会を築く教育を実現するため、1947年に制定され、55年間、国の教育の理念的な柱となってきた。
 中間報告は、現在の日本で若者が夢や希望を持ちにくく、社会の構成員としての責任意識の欠如などが目立つと指摘。一方で、経済のグローバル化によって世界規模の競争が激化し、日本社会が危機に直面しているとの認識を示した。日本人の潜在力を呼び覚まし、自信を持って新時代に立ち向かう力を与えるため、教育にも根本的な改革が必要だとして、基本法の改正を求めた。
 新たな教育目標として「新しい時代を切り拓く心豊かでたくましい日本人」の育成を掲げ、基本理念に「伝統、文化の尊重」「郷土や国を愛する心」を持つこと、「公共」に主体的に参画する意識、生涯学習社会の実現などを加えることを求めている。一方、「個人の尊厳」「真理と平和」「人格の完成」など、現行法の理念は尊重するとし、伝統、文化の尊重や国を愛する心も、国家至上主義や全体主義的なものでないとくぎを刺した。
 「国を愛する心」を持つことは、すでに小中学校の学習指導要領で道徳や社会科の目標になっている。学校では子供に奉仕体験を推奨することになっており、「公共」の意識を育てる活動も事実上始まっている。このため、法改正は実践の追認にすぎないという意見もあり、教育現場には「改正されても現場とは関係ない」と冷めた見方が強い。
 しかし、ある文科省幹部は「法律になれば、より国の意思が強くなる。日の丸・君が代も『強制ではない』とされながら、法制化後は学校で『指導しなければならないこと』になった」と別の見方をする。基本法に詳しい立正大の浪本勝年教授(教育政策)は「極端なことを言えば、校門に日の丸を掲げて毎朝礼をさせるということもあり得る」と懸念する。
中央教育審議会 新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について(中間報告)http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/021101.htm 
☆★☆コメント☆★☆
  EduMailは毎日新聞が配信している良心的なメールマガジンである。それでも、こと教育基本法関連の報道になると、見出しから「愛国心」になってしまう。これは、他の新聞でも同様だ。
 しかし、実際にこの中間報告を全文読むと、印象はかなり異なる。これからの教育に必要なこと、議論が必要なことが数多く書かれているのに、この見出しに集約され、それで終わってしまうのはいかにも残念である。ぜひ、全文を読んだ上で幅広く議論したいものだ。
 
(9)【給食】IT活用の選択制給食を初めて試行 福井 EduMailより
 福井県武生市教委は、市立武生第二中学と第三中学の2校で、メニューの選択などにパソコンを活用した選択制給食「武生スクールランチ」を試行。これまで同市は県内で唯一、中学校での給食がなかったが、今回の給食開始に合わせてITを活用した選択制を県内で初めて導入した。
 生徒は、各自に割り当てられたパスワードとIDで専用のホームページにアクセスし、2種類のメニューを選択。事前に1カ月分を申し込むが、3日前まで変更できる。生徒の負担は1食250円。弁当を持参してもいい。
 また、ホームページでは、メニューの選択や変更のほか、食に関する知識を学ぶこともできる。同市教委は、約1億8000万円かけて両校にランチルームを新設した。2004年度までに市内の全6中学校で開始する。
☆★☆コメント☆★☆
 こうあって欲しいという姿がまた一つ実現した。やればできるのである。センター方式より対面が基本の自校形式、メニュー(含 弁当)選択式。をれを可能にしたのがITだ。もう少しメニューを増やしたり改善も進むだろう。
 
(10)【行政】教育分野への株式会社参入を明記 規制改革会議 EduMail より
 総合規制改革会議(議長・宮内義彦オリックス会長)が12月中旬に小泉純一郎首相に提出する第2次答申のうち、教育・研究分野の原案が明らかになった。教育分野への株式会社参入について「2003年度に措置」と導入時期を明記。構造改革特区法案では文部科学省の反対で見送られたが、規制緩和の目玉とする狙いがある。
 原案では、教育分野での「教育主体の多様化」の必要性を強調。「株式会社やNPO(非営利組織)など民間主体による学校経営の参入を可能とすべきだ」と明記。導入時期も「03年度措置」と明示した。とくに、社会人向けに高度な職業能力を養成する講座を設けている大学院などに対しては「先行的な参入」ができるよう求めた。
 ただ、参入にあたっては、「利益追求が中心になり、教育の質が低下する」との文科省の主張にも配慮し、(1)会計制度などの情報開示(2)第三者評価による質の担保(3)セーフティーネット(安全網)整備――を前提条件とした。
 教育分野への株式会社参入問題では、石原伸晃規制改革担当相が「特区に反対するなら、全国ベースで規制緩和する」と表明。宮内議長も22日の経済財政諮問会議で「公設民営方式」などでの導入を求めた。このほか、▽コミュニティー・スクール導入に向けた制度整備(03年中に措置)▽私学審議会における民間有識者の定数規制見直し(03年度中に措置)――などを盛り込んだ。
☆★☆コメント☆★☆
 これはおもしろい。「勝負してやろうじゃないか!」と思える教師と、そうでない教師と別れるであろうが、前者ばかり集めた学校で仕事をしてみたいものだ。本来、そんな人が教師になってほしいのだが・・・・
 
(11)【処分】高2生の熱中症死亡事故で顧問教諭を懲戒免職 EduMailより
 群馬県明和町の県立館林商工高(生徒数672人)で今年8月、同校2年の男子生徒(当時17歳)が剣道の練習中に意識を失い、熱中症による腎不全のため死亡した事故で、県教委は、剣道部顧問の岩崎敦教諭(33)を懲戒免職処分にした。文部科学省によると、学校での事故による懲戒免職処分は極めて異例。
 県教委によると、男子生徒は、8月30日午前9時から格技場で練習を開始。休憩をほとんどとらずに約2時間練習を続けたところ、足元がふらつき始めた。その後も岩崎教諭との1対1の試合形式の練習などが続けられ、同11時50分ごろ意識を失って倒れた。しかし、岩崎教諭は男子生徒に扇風機をあてるなどしただけで、救急車を呼んだのは午後2時ごろだった。男子生徒は同8時ごろ、搬送先の病院で死亡した。
 岩崎教諭は1995年ごろからたびたび生徒に対し、全校集会などで殴るけるなどの暴行を加えて顔などにけがを負わせており、懲戒処分を既に3回受けている。また、男子生徒の死亡直後から翌31日の夕方まで連絡がとれなくなるなど、「教員としての資質を損なっていた」(県教委)ため、免職処分としたという。
 一方、岩崎教諭の体罰が同校で2度行われていたにもかかわらず、県教委への報告義務を怠ったとして、田中校長も減給1カ月の処分を受けた。田中校長は「過去のこと(体罰)も加味しての処分だと思うが、重く受け止めている」とし、「事故後、安全対策の見直しを進めている。亡くなられた生徒の遺族に改めておわびすると共に、二度と惨事を繰り返さないようにしたい」と語った。
☆★☆コメント☆★☆
 これは見過ごせない問題だ。ここに書かれていることがどれだけ正しいかが問題だが、懲戒免職の理由をはっきりさせておく必要がある。ポイントは、部活中の過失が懲戒免職の原因かどうかだ。
 確かにあってはいけない不幸な事故であるが、部活はあくまでも善意で行うほとんどボランティアの領域だ。悪意があれば別だが、そうでなければ、刑事罰、懲戒免職などは避けたい。なぜなら誰もやらなくなってしまう。
 
(12)全都立校に「学校経営計画」を導入(東京都)
 東京都教育庁は平成15年度から、全都立高校及び全都立盲・ろう・養護学校に計画、実施、評価を行い、改善を図るマネジメントサイクル(PDCA)の仕組みを用いた「学校経営計画」を導入することを決めた。導入は、学校の自律的改革を促進し、個性化・特色化を図るなど教育サービスの質を向上することがねらい。
参照:学校経営計画の導入について【東京都】http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr021128.htm 
☆★☆コメント☆★☆
 学校経営計画は、校長が学校のビジョンを明らかにし、中期的目標をたて、各年度における学習指導、生活指導、進路指導、学校運営等の教育活動の目標と、これを達成するための具体的方策及び数値目標を明示するもので、HPで公表される。う〜ん、教育は数値化になじまないと思うので、この計画は判断に迷うところだ。前向きにとらえる学校は成果を出すだろうし、そうでないところは数字合わせに努めるだろう。教育は長期的な視点に立つべきものだが、どのような観点で数値目標を立てるのか注目したい。
 
(13)児童100人が中学校の授業を事前体験(宮城)
 岩出山町立岩出山中(尾形剛志校長、生徒数四百十七人)で二十七日、町内五小学校の六年生百十六人が参加してオープンスクールが行われた。来春の入学予定者に、中学校生活を事前体験してもらおうというもので、六年生児童は、英語、数学、音楽など八教科から一教科を選んで授業を受け、部活動にも加わった。 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/02/20021129wm00.htm 
☆★☆コメント☆★☆
 なるほど・・・あってもいいかな・・。でもなくてもいいかな・・・・
 
 書籍紹介
(1)「数」の日本史  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532164192/aaaaaaaa-22 
 縄文時代は十二進法だった? 江戸庶民の計算法は今とどう違ったの? 日本の数文化の足跡を縦横無尽に追い求め、歴史の裏に隠された日本人と数との長大な物語を、独自の視点で掘り起こす知的冒険の書。

 MM紹介
(1)日刊・小学校教師用ニュースマガジン  NO1013より
 連載 私の教材開発物語 第20回 「地図帳は〇〇」佐藤 正寿(岩手県・水沢市立水沢小学校)
■   「まるでドラえもんのポケットのよう」
 私が5年生を担任している時の社会科の時間。ある子が次のように言った。「先生、地図帳はまるでドラえもんのポケットのようだね。」
 農業と水産業の学習をしている時に、一冊の地図帳がいろいろなことに活用できることをこのように表現したものである。「同感!」とその瞬間に呟いてしまった。
 地図帳の活用方法は実に幅広い。社会科の学習で地図・統計資料等で使うことはもちろん、総合的な学習における環境教育や国際理解教育でも、場合によっては他教科でも活用することができる。また、休み時間に地図帳を広げている子やペアで地名探しに熱中する子もいる。これは何かの目的のために使うのではなく、見ること自体が楽しみになっている例である。私自身も小学校の一時期、暇さえあれば地図帳を見ていたものであった。
■ 「地図帳そのもの」を対象とした授業
 先日、地図帳製作に関わる方を学年(4年生4学級)でゲストティーチャーとして招いた。他の3学級では、ゲストティーチャーの方が主として話をする形の授業を行った。私の学級ではせっかくの機会であるから、「地図帳そのもの」を対象とする授業を行うことにした。ゲストティーチャーには、子どもたちの地図帳に関する質問に答えていただくことにした。
 それまでは授業の中の一部として地図帳を使うということはあったものの、「地図帳そのもの」を対象として授業を行うということは今までなかった。いろいろな地図帳の機能を子どもたちに感じ取らせたい。そして授業の最後には「地図帳って便利だ」「地図帳はこんなことにも使えるんだ」「もっと地図帳を使ってみたいなあ」といった感想が子どもたちから出てくればいい。そう考えた。
■ 授業「地図帳は〇〇」(4年生対象)
1 都道府県3クエスチョンズゲームを行う。(都道府県図を見ながら)
 (1) 教師が画用紙に答えとなる都道府県名を事前に書いておく。
 (2) 子供たちが答えの都道府県に関わる質問を3つする。
 (3) 教師が質問に一つずつ答え、それを手がかりに子供はその都道府県を予想して発表する。
 (4) 教師が答えを発表する。(以上を3問繰り返す)全問正解者に大きな拍手をする。
 このゲームは、楽しみながら、都道府県名およびその位置、形、特色等を覚えることができるものである。以下のサイトに詳しい。
 http://homepage2.nifty.com/masa555satou/gamekenmei3situmon.htm 
2 地図帳の有用性を感じる利用法を教える。
「地図帳では特産物を絵記号で知ることができる」「地図帳では距離や交通手段を知ることができる」
 「地図帳では各地の気温を知ることができる」
 「地図帳では索引を使って見知らぬ土地を見つけることができる」
 「地図帳では日本一・世界一高い山や広い湖などがわかる」等の様々な活用法を具体例に基づいて、地図帳の便利さ、すばらしさを 実感させる時間である。
 一つ一つの方法について次のように設問をして、子どもたちが地図帳を見ながら解決していこうという形をとった。たとえば、特産物では、次のような設問である。
★アメリカ合衆国の人が私たちの水沢小学校を見学に来ました。帰る時に「岩手県のおみやげは何がいいですか」と聞かれました。あなただったら、何を出しますか。
 子どもたちは 岩手県の地図の絵記号を必死で見る。「やっぱり南部鉄器かな」「りんごもおいしいよ」「『浄法寺ぬり』というのもあるんだ」と特産品の絵記号を見つけては、「はい、はい!」と挙手をする。
 距離を測る時には、「同じ岩手県の宮古市の方が隣の県の仙台市より遠いんだ」と分かったり、同じ頃の沖縄の平均気温が24度知って驚いたり(本校はその日は最高気温10度)と子どもたちの地図帳への関心はぐっと広がった。最後に子どもたちに、聞く。
「『地図帳は〇〇』。〇〇にあてはまる言葉を発表しなさい。」
・地図帳は便利・地図帳はすごい事典・地図帳はいろいろなことを知る本・地図帳はみんなの味方
・地図帳はおばあちゃんの知恵袋・・・等、地図帳の有用性に関するものが次々と出てきた。
3 地図帳に関わる疑問についてゲストティーチャーの方に答えていただく。 ( 略 )
4 授業の感想の発表。
・今まで地図帳のことがよくわからなかったけど、よく分かりました。気温や名産品のことを書いているのがすごいと思いました。
・今日はいろいろなことがわかってよかったです。特に地図帳は、とても書くことがむずかしいのに、わかりやすい地図帳を作ろうとしているのがわかりました。それにしても地図帳は本当に便利だと思いました。
 この授業については以下のサイトに詳しい。http://homepage2.nifty.com/masa555satou/tizuchou.htm 
■ どの学年でも、どんな時でも気軽な地図帳利用を
 小学校社会の学習内容から言えば、「3年で市」「4年で県」「5年で国土」「6年で世界」という地図利用が多いと思われる。しかし、子どもたち個人のレベルでは、興味を持つ分野でどんどん地図帳利用を促進して、知の世界を広げさせる方がよい。たとえば4年生でも、世界各国に関わる地図の見方や教えることにより、子どもたちは世界にも興味を持つ。
 この地図帳利用の授業のあと、社会科の授業始めに継続的に5分ほどの「地図帳発見タイム」を設けている。少しずつではあるが、地図帳を開く回数が増えているのは確かである。今日も、休み時間に「3クエスチョンゲーム」をする声が響いている。
□関連ホームページ
「地域のよさ・日本のよさを伝える授業」http://homepage2.nifty.com/masa555satou/index.htm 
 
(2)kyositu.comニュース【小学校教育総合情報誌】ROOM <vol.102>より
 かんたん! 毛筆看板?    【中・高学年・学級活動】
  山中伸之@栃木・渡良瀬にこにこサークル   http://www.geocities.co.jp/NeverLand-Mirai/6499/ 
 書写の時間に書いた毛筆の作品を掲示している学級は多いと思います。それも、作品を横にずらっと並べて(2段か3段にして)掲示している学級が多いと思います。先生の学級もそういう掲示方法をしているとしたら、ラッキー。これで簡単な看板をあっという間に作れます。例えば、授業参観があるとします。その前の週の書写の時間の最後の10分間を使って、子どもたちに一人1文字、毛筆で書いてもらいます。どんな文字を書くかというと、子どもたちの書いた文字を続けて読むと、ある文章になるような文字を書きます。授業参観に向けてのものならば「お母さんお父さんぼくたちわたしたちが練習した音読です静かに聞いてください」などとします。これで36人分です。
掲示した時に、きちんと文章になるように文字を割り当て、あとは子どもたちに書いてもらうだけです。実際に掲示すれば、簡単な毛筆看板ができあがります。同じ文字が並んでいるとどうしても他の作品との比較が始まってしまいますが、これだと比較されません。それでいて、何かほほえましく、文字が愛おしく見えて来ます。
 
(3) 画像付きメルマガ「教師の”知恵”ぶくろ」創刊!!   桂  聖@広島大学附属小学校
みなさん、こんな悩みはないですか?
 ●出張で研究会に参加しても、なかなか自分の授業に生かせない。
 ●研究サークルに入りたいけど、なかなか時間がとれない。
 授業づくり・学級づくりの様々なアイデアを自分の必要に応じて知ることができたらいいなあと思いませんか?
そんな先生方のニーズにお応えし、このたび、インターネット型研究交流サークル「教師の”知恵”.net」を立ち上げ、メールマガジン「教師の”知恵”ぶくろ」を創刊することにしました。
 このメルマガは、次の特長があります。
 1)画像付きでアイデアが視覚的にわかります。
 2)全国小学校教師のアイデアを発掘していきます。
 3)ホームページ運営と連動して、アイデアをストックしていきます。
 4)購読だけでなく、執筆者や編集者になって発信できます。
 5)メルマガをふまえて、体験型ワークショップ・フォーラムを開催します。
週1回水曜日に発行します。創刊号は、2002年11月27日(水)です。
■メルマガサンプルhttp://www.geocities.jp/muratatatsuaki/chiemm/mmsample.htm 
■メルマガの購読・解除http://www.mag2.com/m/0000100732.htm 
■「教師の”知恵”.net」ホームページhttp://www.kyoushinochie.net/ 
 
(4)  教 育 情 報 Magazine / ある小学校教師の独り言 “よりよい学校教育を目指して ”
最近では一押しのMMで愛知の島原 洋先生が発行者です。Vol.58より一部紹介します。
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[1]ここが大事だ!総合的な学習     「総合的な学習」が学校教育に占める位置の重み
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 総合的な学習をめぐって,相変わらず議論が絶えないようです。議論することは意味あることだと思います。しかし「やっても仕方ない」「総合的な学習をやると学力が落ちる」といった,否定的でマイナス思考の議論からは何も生まれてきません。そのような考えをお持ちの方に,以下の私見をぜひとも読んでいただきたいと思います。
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 総合的な学習の時間が創設された背景をもう一度考えてみよましょう。これについては49号に書いてありますので,もう一度下記のアドレスをクリックしてご確認下さい。
  http://www.geocities.co.jp/Berkeley-Labo/6941/sougou.html 
 要約すると,変化の激しい21世紀を生きる子どもたちに求められるのは,社会に積極的に関わり,そして思考し,さらに実践できる人間である,ということです。そういう能力を育てるために設けられたのが総合的な学習の時間であると解釈しています。これが私の持論である「地球市民としての資質を育成する」ことの根拠です。
 総合的な学習の時間をより充実させることが「21世紀を生き抜く子どもたち」を育てることに大きく作用するのです。その際,基礎・基本の学力がすべてのベースとなることは言うまでもないことです。
 次に考えたいことは基礎・基本の学力についてです。私は「基礎・基本」は2つの側面があると思うのです。言い換えれば2層構造というか,別のことばで表すと「最低学力」と「基礎学力」となるでしょうか。
 「最低学力」は社会人として生きていく上に欠くことのできない学力です。これは漢字とか計算といった3Rです。これがなければ社会に出て一人前の扱いを受けることはできません。例えば計算のできない店員,書類の書けない会社員では困ります。「基礎学力」は指導要領に書かれていることとでも言いましょうか。より高度な教育を受けたい場合,欠くことができない学力です。
 と,こう書くとやはり知識偏重の旧学力観に根ざした考えと受け止められそうです。しかし,今の受験体制(今のようなペーパーテスト重視の入試)が変わらない限り,こういう受け止め方も仕方ないでしょう。また,受験といっても学校だけではないのです。入社試験しかり,資格試験しかりです。もっとも身近な運転免許の試験でさえ,学力がないとパスしません。社会にはいくらでも試験はあるのです。これはまぎれもない事実です。
 「受験システムを変えない限り何も変わらない」と,受験体制のせいにしてものごとを片づけるわけにはいかないのです。学校教育はこういう側面も考えねばならないと思うのです。やはり学力(2層とも)はつけてやらねばならないのです。
 しかし,私はもう一つの「学力」があると思うのです。それが「生きる力」です。上記の学力は「瞬間学力」とでも言う性質のものです。その時が過ぎればそれでおしまいです。大学受験が終わればそれでおしまいです。もう捨ててしまっても差し支えないのです。運転免許試験しかり。みなさんもあのころ必死で覚えた交通法令,今でもしっかり覚えていますか?剥落しているのが普通でしょう。誰しもがそうなのです。特に差し支えはないでしょう。これが「瞬間学力」です。
 もう一つの学力は「生涯学力」とでも言うべき,企画力,創造力,応用力,実行力,などです。何度も言いますが,不安定要素の多いこれからの困難な社会ではこういう能力が必須なのです。言い古されたことばですが,「生きて働く力」です。こういった力を総合的な学習で育てたいのです。
 さらに,最近「生きる力」に新しい側面を考えるようになりました。それは社会を生きていく上での「人間性」の側面です。人の心がわかる優しさ,思いやり,他人と協調して生きる「共生」といった心情的な側面,そして美しいものに感動する情操的な側面です。こういった心情も育てて行かなくては,ますます自己中心的でぎくしゃくした世の中になってしまいます。かつて17歳の犯罪が社会問題となりました。高校生が平気でホームレス者を殺傷する時代です。こういう部分にも我々は今まで以上に目を向ける必要がありそうです。

  
 参加予定の研究会情報
(1)「学校集5日制のもとでの授業・学級・学校づくり」
    ―教員養成大学・学部はどのように学校と連携・協力すべきか―
 1 日  時 12月14日(土)・15日(日)
 2 参加資格 ・教員養成大学・学部及び同附属学校教官
        ・その他関係大学等の教官  ・公立学校等の教諭等
 3 会  場 愛知教育大学 愛知県刈谷市
 4 日  程
  14日(土)・13:30〜17:00 全体会シンポジウム
       「完全週5日制のもとでの授業・学級・学校づくり」
        司  会   寺西和子 坪井由美(愛知教育大)
        シンポジスト 藤田秀典(東京大学大学院)
               岩川直樹(埼玉大)     伊藤光二(公立小学校長)
               飯田隆裕(公立中学校長)  加古 博(教育事務所次長)
  15日(日)・ 9:30〜12:00 分科会
         第1分科会「学力と評価にかかわる諸問題」
               久田敏彦(大阪教育大)   子安 潤(愛知教育大)
               他,公立学校長,市教委主幹
         第2分科会「学校づくりと学級集団のあり方」
               住野好久(岡山大) 他,公立学校教諭
         第3分科会「現職研修に教員養成大学が果たす役割」
               岡野 昇(三重大)  生島博之(愛知教育大)
               山口 匡(愛知教育大)他,教育センター主事,公立学校教諭
 
(2)12月04日(水) 川島町立川島小学校・研究発表会(情報教育)
連絡先:〒501-6025 羽島郡川島町河田町 1041-3 TEL:058689-2500  FAX:058689-7005
自ら学ぶ子の育成−I T を活用した基礎・基本の定着−
公開授業,全体会,分科会(国語,社会,算数,理科),講演 ※参加費無料

 


      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp