第187回 社楽の会報告    第186回へ    第188回へ
                                           
報告者  土 井
2003年4月24日(木)布袋北学供にて、第187回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(大口北部中)、高橋先生(門弟山小)、勝村先生(犬山中)、野沢先生(柏森小)、野口先生(楽田小)、野呂先生(岩倉中)、大島先生(古知野中)、尾関先生(江北中)、奥村先生(岩南小)、斎木先生(犬南中)、高木先生(犬山中)、池邑さんの12名でした。

☆ 土井より、今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

  拙稿「学習のドラマ化:どんな手法があるか」紹介
 大口町民バンド募集
  水野孝一氏講演会
 Web紹介
 教育関連情報
 「教育実践大百科事典」のお知らせ
  研究会案内

 拙稿「学習のドラマ化:どんな手法があるか」紹介
 『総合的学習を創る5月号』です。

 大口町民バンド募集
 2校の中学生による合同バンドと地域の大人による混成バンドを設立します。
 くわしくはここ
 水野孝一氏講演会
 にっぽんど真ん中祭りの仕掛け人を呼んで講演会を行います
 Web紹介
(1)自然がわかる科学が見える『バーチャル未来科学館』
   小中学生向けHP。授業に自由研究にご活用ください。
    http://www.pref.akita.jp/kagaku/ 
(2)おりがみくらぶ  http://www.origami-club.com/ 
 このサイトは、「おりがみくらぶ」という名前から分かるように、折り紙でいろいろなものを作ることができるサイトです。アニメを見ながら折り紙ができるので、結構楽しめます。難易度も★のマークで表示してありますので、分かりやすい。
(3)「国勢調査 日本統計地図」を更新【統計局統計センター】
http://www.stat.go.jp/data/chiri/map/c_koku/index.htm 
 都道府県・市町村別の人口比など
(4)今後の不登校への対応の在り方について【文部科学省】
http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2003/03041134.htm 
 不登校に対する基本的な考え方や、学校の取組など
(5)エコライフハンドブック2003【内閣府】
http://www5.cao.go.jp/seikatsu/sho-ene/handbook2003/index.html 
 豊かな地球環境を次世代に引き継ぐための省資源・省エネルギー
(6)「明日への統計2003」を掲載【統計局統計センター】
http://www.stat.go.jp/info/guide/asu/2003/index.htm 
 人口推計、社会生活基本調査など掲載
(7)インターネットを利用する人のためのルール&マナー集
 電子ネットワーク協議会が作成。インターネットを使うときの基本ルールをはじめ、パスワードやコンピュータウィルス、著作権の問題などを解説。
 「子ども版」 http://www.iajapan.org/rule/rule4child/index.html 
 「教師・保護者版」 http://www.enc.or.jp/enc/code/rule4child/a-i.html 
(8)安全にインターネットを楽しむために
 ネット犯罪に巻き込まれないための注意事項を子供向けに解説。不正アクセスやウイルス、危険なサイト、掲示板利用時の注意など。京都府警察が作成。
 http://www.pref.kyoto.jp/fukei/cyberkids/ 
(9)環境省「こどもエコクラブ」参加募集開始   http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4039 
  環境との関わりを体験学習する事が目的。数人のグループから参加可能
 【問合せ先】こどもエコクラブ全国事務局 (財)日本環境協会、各都道府県又は市区町村の環境担当課
(10)2003年度「環境教育プログラム」参加団体募集   http://www.wschool.net/ 
  世界の子どもたちとインターネットを通じて交流しながら、自主的な環境学習を展開していく。
 【問合せ先】ワールドスクールネットワーク事務局
       E-mail:info@wschool.net  http://www.wschool.net 
(11)誕生日特集
○ 私の誕生日の切手 http://www.glin.org/birthday/ 
 誕生日に使われた切手を収集して画像を提供するというすごいサイト。私の記念日がすごい。印刷して子どもたちにプレゼントするのもいい
○ 有名人誕生日検索&今日は何の日 http://aoi.sakura.ne.jp/~suteki/b2/ 
期日指定でその日に生まれた有名人がわかる。何の日か,歴史上のできごともわかる。
○ 誕生日新聞 讀賣新聞 http://www3.famille.ne.jp/~tysm5552/text/e.html 
 指定した日の讀賣新聞一面をA4サイズ 下敷き仕上げ 600円(税・送料込み)
○ お誕生日・記念日・思い出新聞 http://www.shikoku-np.co.jp/info/birthdaypaper/ 
   四国新聞
○ デジタルフォト・メイクアップ http://bj.canon.co.jp/photomakeup/index.html 
   写真を飾る無料デザイン キャノン
○ 有名人の誕生日 http://junkhunt.net/yuumei/ 各県別の有名人誕生日リスト
○ 誕生日には、言葉を添えて花束を♪ http://www95.sakura.ne.jp/~flower_for_you/ 
○ 誕生花と花言葉  オリジナル絵本♪アンディネット
http://www.andynet.co.jp/ehon/cab/birthday_order.html 
 3465円でオリジナル絵本ができるサービス。
○ Windish Book http://www9.ocn.ne.jp/~pasowin/ オリジナ絵本
 
(12)情報教育特集
●まずは文部科学省からチェック『情報教育の実践と学校の情報化〜新「情報教育に関する手引」〜』
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/020706.htm 
 平成14年6月に出たものです。すでに印刷したりしてお手元にあるかと思いますが、改めてご紹介します。第2章には、「情報教育」と「教育の情報化」の違いや発達段階をふまえた校種別の情報教育の在り方、教科との関わりなどが記載されています。情報教育が総合的な学習の時間や中学校技術・家庭科や高等学校普通教科「情報」だけで取り組むものではないことはご存じの通り。各教科の学習指導の中でも、情報教育を意識した取り組みが求められ、「教科間の連携を考慮した指導計画を立て,計画的に情報教育に取り組むことが必要である」と記されています。
●新潟市立総合教育センター・視聴覚センター『情報教育指導計画案』
http://www.netin.niigata.niigata.jp/iplan/index.htm   
 小学校と中学校の両方があります。指導計画は一種類ではありません。情報教育担当者研修会の試案ということで、複数掲載されています。発達段階で細かく区切ったり、リテラシーや情報活用能力の育成という視点が異なったり...と様々な指導計画があります。いろいろ比較してみてください。
●山形県教育センター『情報教育部』http://www.yamagata-c.ed.jp/hkakubu/hzyohobu/jindex.htm 
 [情報教育推進計画]や[指導資料]が小・中学校とも用意されています。情報教育実践事例も掲載されています。小学校用に学年・教科別指導案リストが用意されている[教科とIT活用講座]も便利です。
●白井市教育センター室『コンピュータリテラシー 各学年の到達目標』
http://www.e-shiroi.jp/center/jouhou/jouhounenkei.htm 
 小学校1年から中学までの到達目標や利用ソフトが書かれています。小学校は1年ずつの区切りですが、中学校3年間は「中学校」という1つのくくりにまとめられてしまっています。
●那覇市立教育研究所・那覇地域ネットワークセンター『情報教育』
http://www.nahaken-okn.ed.jp/information/index.html 
 小学校の情報教育年間計画表があります。2つの学校の実践例も合わせて出ています。
●福岡県教育センター『情報教育のすすめ』 http://www.educ.pref.fukuoka.jp/pdf/tebiki13/jyohou_susume.pdf 
 福岡県教育委員会が作成した冊子「情報化に対応した教育小学校・中学校編 情報教育のすすめ」がpdf化されていて、インターネット上で見ることができます。このpdfファイルのp.32からがカリキュラム例になっています。情報活用能力やメディアリテラシー、コンピュータリテラシーなど様々なカリキュラムが出て
います。
● 火曜メルマガのホームページ http://www.kayoo.org/home/ 
 実践レシピなど昨年度の研究成果が掲載されています。ぜひ、アクセスしてください。
 ・文部省ネットワーク型コンテンツ開発事業 (2001年度・2002年度)
 ・情報教育カリキュラム開発研究会(Pict-CD:通称永野塾)(2002) 
 ・情報教育の目標リスト(2002.9)
 ・総合的な学習における情報教育のカリュキュラム
 ・情報教育 教材レシピ100選(2003.1) 
 ・教育用画像素材活用事例集 (2003.3)
 ・パソコン活用基礎演習 -お試し版- (2003.4)
出典  ◆◆◆ 火曜の会メールマガジン ◆◆◆ 第88号
       授業に役立つホームページ 〜情報教育の指導計画が載っているページ 2〜 齋藤智世より
 
【サーチ】環境用語(エコワード)
 ・自然再生基本方針  http://eco.goo.ne.jp/ecoword/ecoword1.html 
 ・高断熱・高気密住宅 http://eco.goo.ne.jp/ecoword/ecoword2.html 

 
教育関連情報
(1)(財)科学技術教育協会主催「教育用IT活用能力認定試験」受験者募集 http://www.fest.or.jp/ 
 当試験は教育に携わる方、目指そうという方、教育に関心を持ち意欲のある方々を対象としています。この認定試験は、教育現場におけるIT活用能力の研鑚目標とその達成度を計る指針となることを目指しており、一般的なパソコンスキルだけでなく、授業や校務で必須となる能力を計るものとなっています。
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■日  時  5月18日午前10時(3級)、午後1時半(2級)
■場  所  全国11会場(北海道、宮城県、埼玉県、東京都(3会場)、神奈川県、愛知県、大阪府、広島      県、福岡県)
■参加費用  3級5000円、2級6000円(学生3級4000円、2級5000円)
■申し込み  上記ホームページ  ■締め切り  5月9日
■問い合わせ (財)科学技術教育協会 教育IT試験事務局  TEL:03-3581-1717 FAX:03-3581-1731
 
(2) EduMail))) 早大の講義をネット配信し単位認定 吉備国際大 
 吉備国際大(岡山県高梁市)はインターネットを通じて早稲田大から講義の配信を受ける「オンデマンド(いつでもどこでも)授業」を始めた。ネット配信講義を単位認定するのは全国で初めてという。
 授業は吉備大社会学部の2、3年生が対象。早大が開発したオンデマンド授業システム(LMS)を活用し、年度前期は吉村作治・人間科学部教授の「ピラミッド文明論」と西村正雄・文学部教授の「文化人類学入門」、後期は吉村教授の「エジプト文明論」を流す。
 講義は1週間ごとに更新され、大学の端末室だけでなく自宅などでもパソコンで受講できる。
 吉備大のホームページからIDとパスワードで講義にログインすれば出席と認定される。電子掲示板に意見や質問を書き込むことで相互性を持たせ、両大学の学生たちによるディスカッションも行うという。
 初回の14日は30台のパソコンを備えた端末室に13人が出席した。ログインの方法などの説明後、講義開始に当たっての吉村教授の説明と早大のエジプト調査の歴史を紹介したVTR映像が流された。受講した国際社会学科3年、川崎陽子さん(20)は「授業はとても新鮮だった。復習できるし、積極的にBBSを利用して知識を深めたい」と話した。
☆★☆コメント☆★☆
 ついに来たか・・・。当然こうなると予想していたが、こうなると、大学とはいったいなんだ?入試とは、卒業資格とは?問い直す機会となろう。学歴社会をぶちこわす決定打はITかもしれない。
 
(3)EduMail))) 高校や大学で電子辞書の利用広がる
 英和、和英、広辞苑など何種類もの辞書がおさまった「電子辞書」の需要が伸びている。ゲームや携帯に慣れた若い世代にとっては分厚い辞書を繰るより、キーボード操作の方が得意。手のひらサイズで軽く、持ち運びが便利とあって購入を勧める大学や高校もある。辞書を引きながら勉強をする風景も変わりつつあるようだ。
 「全国230の大学生協の中で、昨年度の学生の購入率は津田塾大に次いで2位。7割以上の学生が使っています」と話すのは西南学院大生協(福岡市)の岩本学常務理事(47)。4年前から教員の意見などをメーカーに伝え、学部ごとに適した機能を持つ電子辞書を紹介している。
 売り上げは取り扱いを始めた2000年度100台▽01年度480台▽02年度950台で、今年度はすでに前年度比2倍を超えそうな勢いだ。
 岩本さんによると、電子辞書の魅力は学習効率が上がること。「いつでもどこでも引けるし、何より持ち運びが楽」。重さは英和辞典の約900グラムに対し、約200グラムだ。
 高校でも利用者が増えている。英語科のある福岡市の福岡県立香住丘高校では、クラスの約4分の1が電子辞書派だ。永嶋典子教諭は「生徒は携帯メールの感覚で入力操作に慣れている」。ただ英語は言葉の意味を知るだけでなく、用例を見ることで力がつく。「高校生が持つ安い価格帯の電子辞書は、紙の辞書ほど充実してないので両方併用が望ましい。でも、最近の生徒は辞書を引く作業をしないので、電子辞書に向かうだけまだましと考えています」
 那覇市の沖縄県立那覇国際高校でも、昨年度から紙の辞書と並べて電子辞書を紹介。生徒の約7割が利用しているという。
☆★☆コメント☆★☆
 これもいずれこうなると予想していた。これからは電子辞書を使いこなすことができるのも「生きる力」なのかもしれない。入試に持ち込み可になる日も遠くはないだろう。ただ、これでかえって紙の辞書も見直されるかもしれない。
 
(4) EduMail)))【学制】開智学園が小学校新設 「4・4・4制」導入へ 埼玉
 埼玉県岩槻市で中高一貫校を運営する学校法人「開智学園」(青木徹理事長)は来年度に小学校を新設し、小中高「4・4・4制」のカリキュラムを導入すると発表した。異学年の児童が一緒に学ぶ異学年生活学級も編成する。今秋、新小学1〜5年生を募集する。
 3月26日に開催された県私立学校審議会(佐藤栄太郎会長)の答申を受け、県が同28日、小学校の新設計画を承認した。学園は、プライマリー(小学1〜4年)▽セカンダリー(小学5年〜中学2年)▽ターシャリ―(中学3年〜高校3年)と分け、独自のカリキュラムを組む。青木理事長は「個人差はあるが、子供たちは小学4、5年生から大人の身体に変わり始め、中学2、3年生で成長が止まる。学校区分も子供の発達段階に合わせた」と話している。
 1950年代〜70年代、私立一貫校の一部で「5・3・4制」の導入など学校区分変更が試行された。しかし当時の文部省の指導などで継続できなかったという。同学園のカリキュラムについて文部科学省は「便宜上の区切りをつけるだけなら問題ない」としている。
 最近では、東京都品川区教委が開設準備中の区立の小中一貫校で「4・3・2制」の導入を決定。生徒側のニーズの多様化や学校の生き残りをかけた特色化に伴い、学校区分の柔軟化は全国的な広がりを見せている。
☆★☆コメント☆★☆
 学年割は古今東西問題になってきたことだ。「6・3・3制」の何が問題なのか。まだ論議は十分とは言えない中での導入だ。子どもを使った壮大な実験にならないことを願う。
 
(5)EduMail)))環境教育支援団体がネット利用した学習の参加グループ募集
 インターネットを利用した環境教育を支援するワールドスクールネットワーク(WSN、三重野康委員長)は、小中高の環境クラブなど、2003年度の参加団体を募集している。国内外の参加団体とやり取りをしながら、オンラインデータベース「子ども知恵図鑑」に調査・学習内容を登録していくなどの活動を行う。
 WSNは、環境教育と国際的な共同学習をネットやサポーターの力を借りて行うための支援組織で、03年度は文部科学省、環境省などが活動を後援している。02年度には国内から小中36校、米、仏、イスラエル、ベトナムなどから33団体が参加した。
 参加者は、「食べ物と農業」「水と大地」「いきもの」などのテーマを選び、それぞれの地域で学習。ネットで成果を共有し、議論することで内容を深めていく。
 参加登録費は1団体につき6000円(年間)で、ネットや電子メールが利用できる環境と大人の参加者が1人以上いることが条件。参加登録は随時可能だが、プログラムの関係上、4月末までの登録を呼びかけている。【ワールドスクールネットワーク】http://www.wschool.net/ 
 
(6) EduMail)))【実践紹介】小学校1年生に話す力をつけるためのデジタルカメラ活用
          鳥取県智頭町立智頭小 有田浩子先生(現・若桜町立若桜小)
 ◇学年 小学1年生
 ◇科目 「帰る会」
 「私はあんまりITのスキルないんですよ」と有田先生はちょっと申し訳なさそうに笑った。しかし、デジカメスピーチが子供たちの意欲を高め、話す力を伸ばしたと話す声は明るかった。【毎日新聞サイバー編集部 平野秋一郎】
 デジカメスピーチは、子供たちが校内で自分の好きな場所を写真に撮り、その写真をテレビ画面に映し出して見ながら、3つのセンテンス(3文)で場所やその場所を選んだ理由を説明させるという教育法だ。なぜデジカメを使うのか。「写真を撮ると、自分の選んだ場所や伝えたいことがはっきりして、話せるようになる」と有田先生は言う。
 有田先生は、話すことにこだわってきた。自己紹介をビデオに撮って、みんなでその話し方を批評したり、授業の後の「帰る会」で、その日自分がしたことを3文で話させたりしてきた。ところが問題が出てきた。「自分が何をしたかは話せる。でも感想になると、『面白かったです』といった簡単な説明、ワンパターンの言葉で済ませてしまうんです。だから、だれが話しても同じで、お話の中身が充実してこなかった」と言う。
 「自分がなぜ、それをしたのか、理由が話せれば、3文目が充実する。でもいきなり理由を説明させるのは難しい」と考えるうち、デジカメというアイデアが浮かんだ。自分で撮った写真を見せながらだったら、説明しやすいのではないか。授業にIT機器を使ってみたらとアドバイスされたこともあったし、デジカメを使ったスピーチの実践があるという話も聞いていた。そんな下地がアイデアにつながったのだろう。
 児童は19人。3人をひと組にして、毎日順番に撮影に出した。教えたのは「電源の入れ方とシャッターの切り方だけ」だった。いろいろな機能や操作を教えることでカメラに気を取られ、本来の目的がおろそかになっては困る。「最低限のスキルでやりたかった」と有田先生は言う。
 2月のはじめにスタートした。3月に新1年生の体験入学がある。その時に「自分の好きな場所に案内して、教えられるようにしよう」と課題を設けた。
 初めてのデジカメにも子供たちの戸惑いはなかった。むしろデジカメを使うのが楽しく、意欲満々で出かけてゆく。「私が行かなくても自分たちで教えあって、撮影したようです。1枚だけの子、何枚も写した子もいた。楽しかったようです」と子供たちの変化を喜ぶ。
 写真を教室のテレビに映し出し、それを見ながら話させた。ちゅうちょなく話せる児童もいるが、場所の説明はできても、理由になると「う〜ん」とうなる子、2文目まではスラスラ話せるけれど、3文目で止まってしまう子もいた。「あまりアドバイスはしませんでしたが、みんな話せました。誘導尋問気味にアドバイスした子も、結局、自分の思ったことを話しましたね」。有田先生を驚かせるような写真があった。その子は保健室を写したと言う。でも画面の大半はカーテンで、保健室は見えない。撮り方が分からないのかと思ったら、カーテンを写したのだと言う。そして「カーテンがみずいろできれいだったから」「ここの(パイプ)ぎんのところがきれいだから」とスピーチした。子供のとらわれない目に驚き、感心した。
 新入生の体験入学の日、子どもたちは保育園児を自分の好きな場所に連れて行き、デジカメスピーチの体験を生かして説明した。「スピーチと同じようなことが言えてうれしかった」「言いたいことが言えてうれしかった」「大きな声で言えてよかった」「今まで話すときに失敗していたけど、練習したので失敗せずに言えた」と児童の反応は生き生きしていた。
 「みんな喜んでくれました。やる気が出たようだし、3文目を考えることで、自分の気持ち、考えを表現できるようになったと思います」と有田先生は話した。
★毎日インタラクティブに【実践紹介】のコーナーがあります。併せてご覧ください。
http://www.mainichi.co.jp/edu/jisen/top.html 
 
(7)牛久市が新年度から2学期生を導入(茨城)
 牛久市の市内十二の全小中学校で今年度から二学期制が導入された。始業式と終業式がそれぞれ一回ずつ減る分、より多くの授業時間が確保できるなどの利点があるという。市教委によると、四月から十月第二月曜日の体育の日までを一学期とし、翌日から三月までを二学期とする。
《全文はこちら》 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/06/20030421wm01.htm 
☆★☆コメント☆★☆
 2学期制はもう珍しくなくなってきた。ただ、ある程度広域でまとまって実施しないといろいろな点で支障が出ることは明白だ。先行実践している学校の情報は収集していきたい。
 
(8)EduMail))) 【行政】小学校に大学生、中学校にOBの教員補助 神戸市
 兵庫県神戸市教委は今年度から、小学校に大学生の教員補助、中学校に教員OBをそれぞれ配置する。まず約30の小学校、約10の中学校で始める。
 また市立幼稚園から高校まで60%で実施している男女混合名簿を今年度中に全校に拡大。小学校の約30%で採用している高学年の教科担任制も2005年度までに広める。さらに、外部の人が授業を行うゲストティーチャー制度に加え、外部の人が授業やその他の学校活動を補助する地域チューター制度も始める。
 教員の指導力向上のために、中央区の総合教育センター内に「学級経営相談室」を設置。同教委の指導主事3人を常駐させ、教員の相談を受け付ける。
☆★☆コメント☆★☆
 うーん。嵐のような教育改革だ。これでもか、これでもかというような声が聞こえてきそうだ。やっていることは基本的に悪くないが、一度にやってしまうと、目的が曖昧になってしまわないか心配だ。現場や保護者に理解された上での改革ならよいが・・・・
 
(9)EduMail))) 湘北短期大学が学生証に電子マネー機能付きICカード
 湘北短期大学(神奈川県厚木市)は、9月から、ソニーが開発した非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」を使ったカードを学生証に導入する。電子マネー機能を備え、学内の食堂や売店、自動販売機で利用でき、クレジットカード機能を持たせることもできる。【大学通信】
 現行の磁気カード学生証にもあった在籍証明、図書館の貸し出し、授業や行事の出席管理などに加え、休日や夜間の学内への出入りなどセキュリティーチェックのためにも利用する。
 JRのsuicaのように読み取り機にかざすだけでよいため、ケースから出さずに使える。学内に設置した入金機で5万円まで入金(チャージ)でき、学内での飲食、買い物のほか学外でもコンビニなどの加盟店で利用できる。クレジットカード機能は、保護者の同意を得た上で交付し、正しい利用法についての教育も行うことにしている。
☆★☆コメント☆★☆
 これももはやめずらしくはない。いつ高校、そして義務教育に降りてくるかが興味の的である。もちろん義務教育には不要という意見もある。論議することが大切だ。
 
 「教育実践大百科事典」のお知らせ★ 全国教育文化研究所ニュース
 これまで、教育実践ノートをテーマ別に編集した「テーマ別マガジン」は、無料にて配布され、昨年末、3万部に及ぶ発行を達成しました。
 今回、それらの資料と著作の管理運営は全国教育文化研究所にておこなうことになりました。
 そのことにともない、これまでに書かれたものを全部、集めて再編集し、「教育実践大百科事典」として、下記のような形で「有料配布」することになりました。
 下記要項にて有料配布となりますので、ご了承ください。
 1 まだ完成されていません。未完成です。たえず、更新しています。
 2 随時、資料は追加され、修正されていきます。その情報は購読者にはニュースにてお知らせします。
 3 特徴
   @単行本にして300冊以上の量になります。教育のあらゆる情報・実践資料が詰まっています。
   Aすべての論文・報告にリンクがはられ、読みやすくなっています。
   B「検索」も簡単にできます。
 4 申し込みは下記のようにお願いします。 
   @購読料は、現在、未完成なので 3、000円だけ。生涯費です。2003年6月1日以降、購読料は改定(アップ)されます。ただし、著者が亡くなった場合、以降、無料開示されます。
   A購読料は次へ払い込んでください。
    「中央三井信託銀行 横須賀支店 全国教育文化研究所   普通 7647237 
   B払い込みましたら、払い込んだむね、下記へメールにてお知らせください。
     iemoto@pg7.so-net.ne.jp 
   C払込み確認のうえ、リンク・アドレスをお知らせします。
   D購読料は当研究所・日本群読教育の会の運営資金に活用します。 
 
 研究会案内
エネルギー&環境学習フォーラム ― 研究交流会 in 名古屋 ―
■ 日 時    平成15年5月24日(土)10:30〜16:15
■ 会 場    名古屋 電気文化会館
■ 主 催    エネルギー&環境学習フォーラム 日本教育新聞社 
■ 参加費    無料  ■ 定 員    200名
■ 日程と内容
〈午前〉ワークショップ   ○10:30〜11:55  
   ・ 寺本 潔(愛知教育大)のワークショップ
        アメリカの環境学習プログラム「プロジェクトワイルド」
    ・ 野田敦敬(愛知教育大)のワークショップ
       燃料電池などの発電体験 
        ペットボトルの中に生態系を再現するエコカラム
   ・ 山田 綾(愛知教育大)のワークショップ
        アクティビティ「大豆・油から見える世界」「つくる人・食べる人」
〈午後〉研究交流会
 ○13:05〜13:35   ・ 授業実践に使えるエネルギー実験ショー
 ○13:35〜14:35   ・ 基調講演 「エネルギー学習を軸とした授業運営」  
                   教材・授業開発研究所代表 有田和正氏 
 ○14:45〜16:15   ・ シンポジウム「エネルギーと環境を軸にした授業づくりを探る」
 
(2)メディアリテラシー教育研究会中部支部例会
 名古屋にてほぼ毎月、メディアリテラシーを中心とした指導案検討やゲストを招いてお話をうかがっています。ご興味のあるかたはどうぞご参加ください。
 5月例会は日本テレビ編成局プロデューサーの小山啓さんにお話をうかがいます。現在小山さんが制作されている5月5日放送の日本テレビ番組「メディア・マガジン」(上記に詳細あり)についてのご説明や、テレビ番組ができる過程等をお話いただく予定です。参加者から指導案が出されれば検討会も行いますので、レジュメは15部お持ちください。
日時   2003年5月25日(日)午後 1時30分〜5時30分   ※例会終了後は、懇親会を行います。
場所   栄のテレビ塔のすぐ西の有楽河合ビルの3階の会議室
   ゲスト・小山 啓さん(日本テレビ編成局プロデューサー)
参加費  500円
 ☆★今後の予定★☆
・6月14日(土)午後1時30分〜 名古屋法律経済専門学校1号館501教室
    ゲスト・唐國宏章さん(静岡県総合教育センター)
         テーマ 〜カナダのメディアリテラシー視察報告等〜
・7月12日(土)時間未定、名古屋法律経済専門学校1号館501教室
    ゲスト・岡久美子さん(シニアライフ研究所りあもでんな主宰・ 金城学院大学非常勤講師)
         テーマ 〜メディアとジェンダー等について〜
  ▽メディアリテラシー教育研究会中部支部ホームページ http://mle2002.hp.infoseek.co.jp/ 
    お申し込み・お問い合わせは 水野 megumi@asu.ac.jp までどうぞ。
 
(3)東海スクールネット研究会 10年目 記念総会 & 第41回例会---- 2005年のE-educationを考える ----
 全国プレゼンテーションコンテストに、全力で走り出した東海スクールネット研究会です。2年後を見据えると、「メディアと表現」、「メディアとコミュニティー」などがキーワードとなりつつあります。そこで、2年後に必要になりそうなものを集めてみました。知的財産権・メディアリテラシー・学校と企業のパートナーシップ・2005年の教室環境&一般教科でのICT利用が挙げられます。ぜひ、ご参加ください。
日時  5月17日 (土)  場所 南山大学 (名古屋キャンパス)
http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/CMAP/nagoya/campus-nago.html 
主催  東海スクールネット研究会
[プログラム]  (司会)竹中 章勝(日産学園京都校)
  9:45〜10:00 受 付   10:00〜10:05 代表挨拶
10:05〜11:00 知的財産権 と 教育
   家本 賢太郎(株クララオンライン社長、米Newsweek誌"21世紀を支える100人のリーダー"に選ばれる)
11:05〜12:00 日本におけるメディアリタラシー教育の展望
   水越 敏行(大阪大学名誉教授、関西大学全学共通教育推進機構特別顧問)
12:00〜13:00 休 憩
13:00〜13:20 総会(活動案・予算・決算・全国プレゼンコンテストの説明)
13:20〜13:40 協賛企業紹介
13:45〜14:15 教育情報化コーディネータの役割
          中川 斉史 (徳島県池田町立池田小学校)
14:20〜14:40 シンガポールの I CT教育について(学校視察報告)
          林  敬泰 (松阪市教育研究所)
14:40〜15:00 休 憩
15:00〜15:30 未来の教室デザイン --- 学びたくなる場 ---
          伊藤博康 (株式会社内田洋行)
15:30〜16:00 2005年の教室を想定しデジタルコンテンツを活用した授業実践の進め方
          笹原 克彦 (富山市立寒江小学校)
16:00〜16:30 一般教科としてのデジタルコンテンツの活用 --- 英語編 ---
          近藤 泰城 (三重県立川越高等学校、スーパー・イングリッシュ・ハイスクール)
16:30〜17:00 一般教科としてのデジタルコンテンツの活用 --- 国語編 ---
          芝原  靖 (高山西高等学校)
◆ 参加申込
 参加していただけます方は、sanka@schoolnet.or.jpに、以下のフォームを送信ください。よろしく、お願いいたします。なお参加費は、東海スクールネット研究会正会員500円、一般・準会員1000円です。
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  お名前:
  ご所属:
  e-mail:
  懇親会(5000円程度): 参加する・参加しない
※詳細等につきましては、東海スクールネット研究会
 <sanka@schoolnet.or.jp> までお問い合わせください。


      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp