第189回 社楽の会報告    第188回へ    第190回へ
                                           
報告者  土 井
2003年5月23日(金)布袋北学供にて、第189回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(大口北部中)、高橋先生(門弟山小)、大島先生(古知野中)、奥村先生(岩南小)、斎木先生(犬南中)、天野先生(大西小)、馬場先生(木曽川中)、早川先生(江北中)、添田先生(大南小)の9名でした。

☆ 土井より、今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

  読売新聞(5月13日)拙稿 学力テスト分析
 拙稿『「補充学習」と「発展学習」はどう違うのか』「授業のネタ教材開発6月号」(明治図書)紹介
  大口北部中ホームページ
 Web紹介
 教育関連情報
  MM紹介
  研究会紹介
 【ワールド・ウォッチ】メキシコ 
 兵庫教育大学付属小研究紀要

 読売新聞(5月13日)拙稿 学力テスト分析
 記事は以下にアップしました。 http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/yomiuri.jpg  

 拙稿『「補充学習」と「発展学習」はどう違うのか』「授業のネタ教材開発6月号」(明治図書)紹介
 大口北部中ホームページ
前回も紹介しましたが、修学旅行中の携帯電話の画像による「修学旅行中継」が大好評でした。
  http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
また、今のところ毎日「メルマガ北中」を発行しています。
 Web紹介
(1)中学生のための「お仕事」未来図鑑   http://www.job-shower.com/ 
   社会人のインタビュー記事が読める、ジョブシャワーのメインコンテンツ「ジョブストーリー」他。
  進路指導のために使えるサイト
(2)教科書の教え方:ライターからの発信 社会科における基礎・基本(5年上)
http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/downloadfr1/htm/esa37018.htm 出典 東書メール33号より
 
(3)愛知県公立高等学校入学者選抜方法協議会議(平成15年度第1回)結果
 会議の内容
  (1) 平成15年度愛知県公立高等学校入学者選抜の実施結果等について(報告)
  (2) 愛知県公立高等学校入学者選抜方法について(協議)
   〔諮問事項〕
   1 連携型中高一貫教育校における入学者選抜のあり方について
   2 定時制・通信制課程における入学者選抜のあり方につ・
 
(4)平成14年度Eスクエアアドバンス成果発表会の67事例の発表レジュメをWeb公開しています。
 
  530(ゴミゼロ)運動発祥の地、愛知県豊橋市。このページは、同市内のロータリークラブが設置、530運動の歴史や意義などを掲載している。
 
(6)イワテガボガボデンセツ   http://www.pref.iwate.jp/~hp0315/gabogabo_home/ 
  ごみについて研究する学問「ガボロジー(garbage+logy=Garbology)」。
 このサイトでは、ガボロジーに関連することがらを平易にまとめている。
(7)「写真のコツ」に関するサイト
 写真の撮影技術は、プレゼンテーションの基礎・基本。教師の必須技術だ。これらのサイトで学習しよう!
☆エンジョイ!フォトライフ(富士フイルム)
写真の基本から使い方・撮り方などのノウハウまで。フイルムに関する情報も充実。
 
☆写真趣味(コダック)
「甘辛写真塾」で、応募作品の添削や写真に関するさまざまな質問に答えてくれる。
 
☆WPC ARENA〜デジカメ Stage
デジカメに関する最新情報や製品レビューなど。「実戦テクニック」で腕を磨こう。
 
☆でじかめくん
デジカメの知識やテクニックなど管理人と一緒にレベルアップ! ベテランも歓迎。
 
☆活用!ケータイネット
第69回〜71回コラムで「ケータイカメラの使い方」を解説。文字は多いが懇切丁寧。
 
☆Camera ISLAND  http://www.cameraisland.com/ 
専門用語などが分からないときは、ここの用語集で。リンクもいっぱいでお役立ち!
 
 教育関連情報
(1)学力向上アクションプラン(文部科学省)
 文部科学省はこのほど、確かな学力の向上のための総合的な施策「学力向上アクションプラン」の取り組みをホームページに掲載した。同プランの今年度の予算総額は4,896百万円。
参照:「学力向上アクションプラン」について【文部科学省】
 
(2)小中学生の学力調査結果(国立教育政策研究所)
  文部科学省はこのほど、小中学生を対象とした学力調査の分析結果を公表した。調査結果は、国立教育政策研究所のホームページに掲載。
参照:『平成13年度小中学校教育課程実施状況調査教科別報告書』を掲載
【国立教育政策研究所】
 
(3)教員出身でない者の校長が全国67人(文部科学省)
 文部科学省はさきごろ、4月1日付けの都道府県教育委員会等における教員出身でない者の校長任用実績について、発表した。教員出身でない者の校長は、全国67人、うち民間人が58人となっている。
参照:教員出身でない者の校長任用実績(平成15年4月1日現在)について
【文部科学省】
 
(4)EduMail)))【視点】教員への丸投げでいいのか       教育ジャーナリスト 矢倉久泰
 文部科学省は5月12日、昨年1、2月に全国の小学5年生から中学3年生までの約45万人を対象に行った学力テストの分析結果を公表した。昨年12月には集計結果を公表しているが、今回は、子どもが「どこで、どうつまずいたのか」を教科ごとに分析した上で、授業方法の改善策を示している。
 学力テストは小学校が国語、算数、理科、社会の4教科。中学校はこれに英語を加えた5教科。新聞に紹介された事例を読んでいて、学習に必要なことを2つ気づいた。
 その1つは、「公式を丸暗記させず、公式を導き出す過程を理解させることが必要」ということである。たとえば、小学5年の算数で、円の面積を求める問題の正答率が低かった(53・7%)ことを捉えて「公式を暗記するだけではなく、方眼紙を使って円に含まれる正方形の個数を数えるなどして、円の面積を実感的にとらえられるようにするとよい」と提案している。三角形の面積を出す公式を理解させるときにも、まず方形を描いて説明する必要があるということだ。
 もう1つは、「身近な現象の観察や豊かな体験が学力向上につながる」ということである。たとえば、中学2年の理科の問題で、アサリまたはハマグリの絵を見て、「マイマイ」「カタツムリ」と答えた生徒が4割もいた。小学5年の理科の問題では、太陽の沈む位置と物の影の位置を関連づけて理解できない児童が目立った。
 また中学1年の理科の問題で、冷凍庫で水を凍らせたときの体積の変化を答えられない生徒が34・7%いた。報告書は「自動的に製氷される冷蔵庫が多くなり、容器に水を入れて氷をつくる生活体験が乏しい」と指摘している。
 報告書が、子どものつまずきを克服するために、どう指導すればよいかを、きめこまかくアドバイスしていることは、大変いいことだと思う。教員にとって日頃の授業改善に大いに役立つことだろう。
 しかし、とも思う。授業改善策を教員に丸投げするだけで、子どもの学力は向上するのだろうかと。公式の成り立ちをていねいに説明したり、行き届いた授業をするために教材を準備する時間が教員たちに十分保障されているだろうか。また、教室のみんなにわかるように教えることができる学級規模になっているだろうか。学習指導要領が本当に必要な学習内容になっているのか、という問題もある。
 一方、子どもが豊かな体験や身近な現象の観察をできるような環境にあるのか。地域や家庭の経済・文化度が、子どもの学習態度や学力に影響を及ぼすとの指摘もある。
 こうした子どもを取り巻くあらゆる状況を総合的に分析した上で、学力対策を立てる必要があるのではないか。文部科学省は、口を開けば「教員の資質向上」と言うが、そのための条件整備や社会的な課題の解決も一方ですすめなければならない。
 
(5)EduMail)))東京・品川区が出身小別に中1のテスト成績をホームページで
 東京都品川区教育委員会は、区立18中学校の1年生を対象に4月に実施した学力テストの結果を、中学校と出身の小学校別にホームページなどで公表することを決めた。小中学校を選ぶ学校選択制で保護者に選択の材料を提供することを目的としている。学校の序列化につながる恐れがあり、論議を呼びそうだ。
 同区教委は、「学力定着度調査」といわれるこのテストを4月10日、新1年生1451人を対象に国語と数学の2教科で実施した。現在、各学校で採点中で、その後区教委で結果を分析して、6月中には結果を区教委や学校のホームページで公開する。各中学校ごとに平均点、設問または内容別の正答率の方向で考えているほか、出身小学校別の成績も公表する。
 同区教委は「学校を選ぶための材料を家庭に提供する」とする一方で、「学校を順位付けするのではなく、子供に基礎的な学力を定着させるため学校ごとに指導方法を検証するのが目的」と説明している。
 教育研究家でセルフラーニング研究所代表の平井雷太さんは「指導方法の改善のためであれば、テストの結果を一般に公開する必要はない。同じテストをすると学校間の競争が生まれる。それよりも学校ごとに個別のテストを中1と卒業時に行い、平均点の推移などのデータを取って公開する方が、学力の定着度が分かり、学校を選ぶ親にとってはいいと思う」と話している。
 
(6)EduMail)))6・3・3制見直し 遠山敦子文部科学相が諮問
 遠山敦子文部科学相は15日、中央教育審議会(会長、鳥居泰彦・慶応義塾前塾長)に「今後の初等中等教育改革の推進方策」の審議を諮問した。5歳または7歳での小学校入学や6・3・3制に縛られない学校制度など、幼稚園から高校までの包括的な審議を求めている。経済界などの強い要請を受け、画一的と批判されてきた戦後の義務教育制度が大きく変わる可能性もある。中教審は今秋以降、随時答申を出す。
 教育制度の規制緩和はこれまで官邸や財界主導で進められてきたため、同省は諮問によって、自ら今後の義務教育の方向性を示す狙いがある。
 一律6歳の就学年齢は、子供の成長に合わせて5歳や7歳でも入学を認めるようにするかどうか審議を求める。今年3月に教育基本法の改正を求めた中教審答申が検討課題に挙げていた。
 6・3・3制の枠を超えた学校制度については、小学校課程6年間の分割や幼小、小中、中高などの一貫教育の可能性を審議してもらう。中高一貫校はすでに100校を超え、東京都品川区が4・3・2制の小中一貫校を打ち出すなど、現実は先行している。
 株式会社やNPO(特定非営利活動法人)による学校設置は構造改革特区で認められたが、公立学校の民間への運営委託や、保護者や地域が運営に参画する「コミュニティー・スクール」を諮問。新時代にふさわしい学校のあり方を探る。
参照:第31回中央教育審議会総会【文部科学省】
   
 MM紹介 
 
(1)・・kyositu.comニュース【小学校教育総合情報誌】・・■■■
           .....2003-05-18<SUN> [vol.408].... http://www.kyositu.com/ より
┃3┃教卓の前に立ったら、ヘソを向ける
            戸田正敏(「学級づくり」中央研究所・船橋市立三山東小学校)
 学習習慣づくりとして、教師や指名された子が話を始めたら、しっかりと話を聞けるようにしたい。そんな学習習慣をつけるための指導法を紹介する。
 教師や指名された子が話を始めたらしっかりと話が聞けるようにするためには、年度当初に次のような約束をしておく。
《先生が教卓の前に立ったら、今やっていることをやめて、ヘソを先生の方へ向ける》
 そして、事あるごとに「ほら、先生が(教卓の)前に立ったよ。」と教師側から呼びかけ、ヘソを向けることができた子を誉めていく。さらに、教師が前に立ったときに、8割方の子がヘソを向けることができるようになったら、次のような指導を行う。
《指名された子が立ったときも、教師が教卓の前に立ったときと同じようにヘソをその子の方へ向ける》
 具体的には、指名された子が立って意見を発表しようとしていても、その子の話を聞こうとしていないときを見計らって、次のように言う。
「ちょっと待って。今、〇〇くんが意見を言おうとしているよ。実は、先生に名前を呼ばれて立つということは、先生が(教卓の)前に立ったことと同じなんだよ。先生が前に立ったときに先生の方にヘソを向けるのと同じように名前を呼ばれて立った人の方にヘソを向けてごらん。」
これだけである。このように告げた後は、指名された子が立ったときにヘソを向けている子を誉めていくのである。
 学習習慣づくりとして、「人の話をしっかり聞く」ということはとても大切なことである。学習に取り組む雰囲気づくりという点からも、学習したことを確実に理解するという学習効率の点からもとても大切なことである。
 しかし、ただ「しっかり聞きなさい」と言うだけでは、なかなか効果は上がらない。
しっかりと話を聞けるようにするためには、まずもって、話をしている人の方にヘソを向けるということができなければならない。これは、まさに「Aさせたいならば、Bさせろ」である。
「話をしっかり聞くようにさせたければ、ヘソを向かせろ」である。
それがしっかりできた時、子どもたちはしっかりと話を聞けるようになってくるのである。
 尚、「だれかが前に立ったらその人の方にヘソを向ける」という約束は、授業のみならず、卒業式や入学式の練習,運動会練習等で、事あるごとに指導しておくとよい。その様な指導がなされると全校で学習習慣づくりが図られ、指導の共通理解ができるようになってくるのである。
また、「指名されて起立した子にヘソを向ける」という指導の“副産物”として、「立つときに何も言わないで立つと、みんながわからないから『はい』と大きな返事をして立つといいよ。」という指導も併せてできる。
「話を聞く」という指導と同時に、「呼ばれたら返事をする」という指導もできるのである。
 戸田正敏:rv7m-td@asahi-net.or.jp
《主な著書》
こうすれば「学習習慣」は身につく―低学年編―(明治図書)
自立した子を育てる「学級づくりステップ組織術」(明治図書)
学級づくりに役立つ指導アイデア事典(明治図書) 他
 
  2003-05-21<WED> [vol.409]号より.
┃2┃手紙を書く練習を楽しくする一工夫     山中伸之@栃木・渡良瀬にこにこサークル
 書く活動では、「何のために」「誰に」書くのかをはっきりさせておくことが大切です。実際に必要性があればそれにこしたことはありませんが、いつでも都合よく必要性があるわけではありません。
 そんな時、「何のために」「誰に」書くのかを、ちょっと楽しく決める方法です。
 一通り手紙の書き方を学習してから。
「ABCDEFGH」と板書します。
┌────────────────────────────┐
│この中から自分の好きなのを一つ選んでノートに書きなさい。│
│これで運命が決まりますから、よ〜く考えてね。      │
└────────────────────────────┘
全員が選択してから、
┌────────────────────────────┐
│ノートを隣の人と交換しましょう。では、今から誰に手紙を書│
│くのか発表します。まず、自分が今持っているノートにAと書│
│いてある人、手をあげなさい。その人は、「女の子の友達」に│
│手紙を書きます。Aの下に「女の子の友達」と書きます。  │
└────────────────────────────┘
以下、次のように発表します。
B 男の子の友達
C 担任の先生
D お母さん
E となりのおじさん
F ウルトラマン
G 好きな人
H 野良犬
 
「アイウエオカキク」と板書します。
この後の進め方は同様です。今度は何のために書くのか(どんな内
要を書くのか)を発表します。
ア 料理を教えてほしい、ということ。
イ 勉強を教えてほしい、ということ。
ウ 一緒におすもうをとってほしい、ということ。
エ 一緒に旅行に行ってほしい、ということ。
オ お金を貸してほしい、ということ。
カ 一緒に映画を見にいってほしい、ということ。
キ これからおつきあいをしてほしい、ということ。
ク 趣味や特技を教えてほしい、ということ。
 
決まってから、誰にどんな手紙を書くことになったのか発表してもらうと、「となりのおじさんに、これからおつきあいをしてほしいという手紙を書きます」なんていう子もいて、爆笑となります。その後も手紙も楽しく書くことができます。 
山中伸之 [yama-san@par.odn.ne.jp]
  
 研究会紹介
(1) テーマ:基礎学力を育てる指導と評価の工夫
 〜新教育課程実施2年目に向けて〜
開催日: 平成15年6月7日(土)〜6月8日(日)
会 場: 岐阜県 羽島市文化センター
内 容: 6月7日(土)
・基調講演 梶田叡一(京都ノートルダム女子大学学長)
   「教育改革の現状と学校現場の課題」
・シンポジウム
  (1)「基礎学力を育てる指導のあり方を考える」
  (2)「基礎学力を育てる学校づくりの改善を考える」
6月8日(日)
・基礎学力を育てる授業づくりのポイント(分科会)
  国語、社会、算数、理科、生活、道徳、総合、英語活動
・課題講演 加藤明(京都ノートルダム女子大学教授)
  「評価規準づくりの基礎・基本〜学力と成長の保障」
■問い合わせ先:
  〒501-6297 岐阜県羽島市江吉良町2801
  (財)総合初等教育研究所内
 授業実践フォーラム事務局
 Tel:058-398-6633 Fax:058-398-2824
(2)第50回愛知教育大学附属名古屋小学校教育研究発表協議会
期 日: 平成15年6月3日(火曜日)
主 催: 愛知教育大学附属名古屋小学校
〒461-0047 名古屋市東区大幸一丁目1番24号
 TEL:052-722-4616
 FAX:052-722-3690
内 容: ・研究概要の説明
・公開授業(各教科、総合学習、帰国児童教育)
・研究発表協議会(各教科、帰国児童教育)
・講演会
 [講師]
 文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官
 国立教育政策研究所教育課程研究センター 教育課程調査官
  吉川 成夫氏
 
□□太陽とサボテンの国メキシコ
 首都メキシコシティの人口は約1700万人で、東京都と並ぶ世界屈指の大都会である。メキシコシティは標高2240メートルの高地にあるため、“常春の地”と呼ばれるように温暖で、年間を通して湿気がなくとても過ごしやすい。低地に下ればメキシコの代名詞となっている灼熱の太陽が照りつけ、サボテンが生い茂る世界が展開する。
 近年、隣国であるアメリカ合衆国と自由貿易協定を結んだことにより、国民の生活がずいぶんとアメリカ化されてきた。大型スーパーが軒並み進出し、物資が豊富になり、道路にはアメリカ車があふれている。古代マヤ・アステカの文化とスペイン文化、そして近代文化の融合。メキシコは本当に奥の深い魅力的な国である。
□□メキシコの教育制度
 メキシコの教育制度は、義務教育については日本と同じ6・3制をとっている。小学校では教科書は無料で配布されるが、中学校はそうではないので、貧富の差が大きいこの国では、義務教育でありながら、経済的理由により中学校を途中で退学したり、進学しないケースがあるのも現状である。
□□メキシココースと日本コースが併設
 日本メキシコ学院は日本の教育課程に準拠した日本コースとメキシコの教育課程に準拠したメキシココースが併設された国際色豊かな学校である。当初メキシココースは、ほとんど日系の子どもたちで占められていたが、現在では日系ではないメキシコ人の子どもたちが圧倒的に多くなっている。
 日本コースとメキシココースとは、たいへん盛んに交流活動を行っている。小学部では、習字や節分に合わせた豆まき交流、中学部ではディベートやディスカッションなど、双方の担任の先生たちがいろいろとアイデアを出し合いながらユニークな活動をしている。また、お互いの行事に招待し合い、いっしょにゲームをしたりタコス(メキシコの代表的な料理)を食べたりしながら交流を深めている。
 また交流活動のなかでも運動会は特に盛大に行われ、学院の全児童生徒がさまざまな競技や演技で競い合う。事前準備から打ち合わせ、当日の進行や説明は日本語とスペイン語の両方を使って行われていて、まさに両国の文化に直面する一大行事となっている。このほか毎週1回、合同クラブも実施されている。
□□児童生徒数 ●小=120人 ●中=31人
【メキシコ日本人学校】mailto:lmjpri@lmjapones.edu.mx 
http://www.lmjapones.edu.mx     (海外子女教育振興財団発行『海外子女教育』より) 2003-05-19■
 出典 ■No.495  Mainichi Daily Mail Education
               毎日教育メールより

 兵庫教育大学付属小研究紀要
 小西先生から紹介していただきました。

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp