第195回 社楽の会報告    第194回へ    第196回へ
                                           
報告者  土 井
2003年9月18日(木)布袋北学供にて、第195回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(大口北部中)、野沢先生(柏森小)、大島先生(古知野中)、勝村先生(犬山中)、馬場先生(木曽川中)、尾関先生(江北中)、早川先生(江北中)、斉木先生(犬南中)、大野先生(岩南小)、高橋先生(門弟山小)、奥村先生(岩倉南小)、池邑さん、そして高鷲中学校の青木先生の13名でした。

☆ 土井より、今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

  拙稿紹介「社会科で必要な読解力−子どもはどんなところでつまずくか
次回教師力アップセミナーのお知らせ
  食料自給率をどう授業する?
 Web紹介
 教育関連情報
  MM紹介 
 拙稿紹介「社会科で必要な読解力−子どもはどんなところでつまずくか」
『社会科教育10月号』(明治図書)掲載
   高校入試の問題の中から、子どもがつまずきやすいものを選び、その傾向を解説したものです。
   一般に、子どもがつまずきやすい問題=思考力・判断力が必要な良問と言えます。

 次回教師力アップセミナーのお知らせ
  第4回 10月11日(土)終日 野口芳宏先生(鍛える国語教室)
 やっぱりこの人!説明不要の国語授業名人。豊富な実践をもとにした実践理論と指導技術を、今年も1日丸ごと味わえます。すぐれた授業を生み出す秘密を学びましょう。詳細は  http://school55.net/kyoushi/index.htm

 食料自給率をどう授業する?
  自分なりに考え別紙で紹介しました。基本的に、自分の住む都道府県(市)が、食料等を自給できるか計算で求めながら、自給率の低さを実感するものです。他の都道府県や外国に支えられて生きていることを学びます。 

 Web紹介
(1)日本人の食卓の現実    ☆おすすめ
〜食料自給率と食料安全保障〜
食べものの多くを海外に依存している日本人の食卓の現実を「食料自給率」を通して理解するため、食料自給率の定義や計算方法、食料自給率がなぜこれまで低下してきたのか、どうして目標を掲げるのか、どのようにしたら向上するのかなどをわかりやすく紹介。
 
(2) 食料自給率早見ソフト ☆超おすすめ
食料自給率と食生活の関係の理解を深めるために開発されたもので、四訂版・五訂版食品成分表等をベースに、食事の献立や調理品目、さらには詳しい材料を選択すれば自動的に食料自給率、摂取熱量、栄養バランス(PFCバランス)を把握することができる。
 
(3)西尾実業高等学校への民間人校長登用予定者について【愛知県】
 
(4)動物の愛護・管理について   http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/index.html 
  9月20日から26日は動物愛護週間。このサイトには、動物愛護に関する、法律や行政関連のことが掲載されている。
 
(5)動物愛護団体リスト    http://www.infomadonna.ne.jp/~michelle/aigo/ 
  全国にある動物愛護団体のリストを掲載している。公益団体、任意団体の双方を網羅、地域ごとに分類しており、使いやすい構成。
 
(6)「我が国の推計人口 大正9年〜平成12年」を掲載【統計センター】
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/wagakuni/index.htm  全国、都道府県別の人口の推移
 
(7)『検索省』  http://kensaku.fks.ed.jp/index.html 
このサイトは、幼稚園から高校までの学校や教育関係機関が公開しているホームページなどを対象として検索エンジンを走らせる検索サイトです。全国の学校・教育機関等のリンク集を持つ大阪教育大学内の「インターネットと教育」と協力して、そのリンク集内のページを検索対象としているようです。
 「検索省」トップページでも検索できますが、キーボードを使わないでも文字入力ができる小学生向けの検索サイト[みーつけた]が便利です。複数のキーワードでのandやor検索ができる[いろんなけんさく]もあります。なお、このページの元情報となるリンク集は http://okumedia.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/educ/school.html 
にあります。地域別、校種別に並んでいます。
 
(8)子供の国
 「子供と楽しく遊ぶコーナー」がオススメ。運動会に使えそうなユニークな競技を紹介している 
 
(9)VICTOR ENTERTAINMENTキッズサイト
 「運動会の庭」ページでは競技BGM用のCDを紹介。種類が豊富です♪  http://www.jvcmusic.co.jp/kids/
 
 教育関連情報
(1)東京教師養成塾の設置について http://www.metro.tokyo.jp/INET/BOSHU/2003/09/22d9c200.htm 
 〜サイトより〜
 東京都教育委員会は、教育の担い手である教員の資質・能力の向上が重要と考え、教育に対する熱意と使命感、豊かな人間性と組織人としての協調性、そして実践的指導力や社会性のある教員を求めています。
 平成16年4月から、高い志をもった教員を学生の段階から養成するため、教員を養成している大学と連携し、「東京教師養成塾」を開塾します。
 このたび、下記のとおり概要が決まりましたのでお知らせします。
 1 実施概要
 塾では、各種の講座を通して次の3点を養成する。
 (1)実践的指導力と柔軟な対応力を養い、組織の一員としての自覚や企画力を養成する。
 (2)社会の課題を的確にとらえ、様々な知識を融合して実践的に課題解決する力を養成する。
 (3)教師としての使命感や社会に貢献する志をもち、社会人としての責任ある態度を養成する。
(以下略)
☆★☆コメント☆★☆
 おもしろい!民間でなく、教育委員会が始めた実行力に敬意を表したい。
 
(2)EduMail)))【行政】東京・杉並区が規則改正 学校ごとに学期や休みを設定へ
 東京都杉並区は、来年度から区立小中学校と養護学校の全68校を対象に、学期や休みの日を学校長の判断で、学校ごとに決めることができるよう「区立学校の管理運営に関する規則」を改正した。学校ごとに独自性を出すことが狙い。
 区教委が今年3月に設置した学期制検討委員会が、休みの設定や2学期制など学校運営の弾力的運用について検討してきた。今月1日に同委員会が、来年度から学校が学期や休業日を弾力的に定めることができるようにすべきだと答申したことを受けて改正した。
 同規則の改正で、各学校は2学期制の導入や休みの設定を独自にできる。2学期制を導入することで、3学期制では学期末などで実施は難しい7月や9月に修学旅行や移動教室に出かけることも可能となる。その前提として学校側が学校運営を変更する理由について児童・生徒、保護者らに説明し、さらに区教委が認めることが必要。納冨善朗教育長は「特色ある学校づくりが一層推進されるものと期待しています」と話している。
 
(3)EduMail)))【健康】高校男子の半数が喫煙 秋田県調査
 秋田県内の養護教諭や医師らで構成する「県『こども』研究会薬物・非行問題研究班」が、小中高生の喫煙実態調査をまとめた。中学生は全国平均を下回ったが、高校生は男子が全国平均(50%)並みとなり、中学から高校にかけての喫煙防止対策が課題として浮かび上がった。
 調査は2001年10、12月に、県北、県南の小中高計60校で、計5902人にアンケートした。
 喫煙経験があるのは、小学生5・3%、中学生10・3%、高校生34・7%。中学生は全国平均(男子約35%、女子約20%)を大きく下回った。しかし高校では一転高率となり、県北のある高校では3年生男子の喫煙率が72%で、うち75%が常習化していた。
 高校生は、対象1351人のうち470人に喫煙経験があり、このうち187人(経験者の39・7%)が毎日喫煙すると答えた。性別では男子327人(全体の46・2%)、女子143人(同22・2%)と男子の喫煙が顕著。特に高3男子は55・5%と高率だった。
 吸い始めた年齢は14〜16歳が最も多かった。動機は、「好奇心から」が喫煙経験者の59・1%と最多。入手方法は、「自動販売機」が同57・4%だった。同班は「有害性を教育するだけでは喫煙を抑制できない。地域ぐるみの自販機撤去など、環境作りが必要」と提言している。
 
(4)EduMail)))インターネットで受ける児童英検スタート
 日本児童英語振興協会(大阪府吹田市、寺地俊二理事長)は、インターネットで受験できる新タイプの児童向け英語検定試験「JAPECこどもe−検定」の運用をこのほど始めた。オンラインによる児童英検は国内では初めてという。
 同検定は、家庭や塾などで英語を学ぶ子供たちのリスニング能力をテストする。従来から各英語教室などで行われているJAPEC児童英検と同様に、児童英語教育の専門家で構成する検定委員会が設定した到達目標に基づき、1級から6級までグレード別にテストを受けることができる。ただ、従来の検定では試験内容がスピーキングとリスニングの両方だが、e−検定の試験はリスニングだけ。
 同協会の英語検定は、10月から3月にかけて全国約1000教室で1、2回実施され、2002年には約3万6000人が受験した。e−検定では、午前6時から午後11時までの間、インターネットを通していつでも何回でも自宅などで受験できる。結果は、試験終了後間もなく画面上に表示される。合格点は各級とも70点以上。
 6級は幼稚園児〜小学校低学年で学習期間1年未満、1級は小学校高学年〜中学生で学習期間4年以上が目安。ネット上で、登録時に名前、住所のほか、課金情報などを入力するだけで参加できる。試験は英語を聞いて設問に合っているものをクリックする方式で回答する。
 受験料は各級とも1回につき2000円。検定料は、クレジットカード、銀行振込、郵便振替のいずれかで支払う。
[JAPECこどもe−検定]http://www.japec.jp/e-kentei.htm 
 
 MM紹介 
(1)No.542  Mainichi Daily Mail Education
               毎日教育メール   より紹介しました。
   
EduMail)))………………………………………………………………………………………
 【レポート】男の子の性
                家庭でどう向き合うか
……………………………………………………………………………………(((Selection
 この夏、長崎市の幼児誘拐殺人事件や東京都稲城市の女子児童誘拐・逮捕監禁事件など、子供の性について考えさせられる事件が相次いだ。低年齢化が進む性の目覚め。こうした問題をどのようにとらえ、各家庭で向き合ったらよいのだろうか。
 不登校やいじめなど子供たちの心の問題にかかわってきた広木克行・神戸大発達科学部教授(臨床教育学)は、長崎事件の背景の一つとして男の子の性の問題をあげる。
 第2次性徴を迎える小学校高学年ぐらいから、自分の体の変化に戸惑いを感じるようになる。広木教授は「男の子の変化は、月経という女の子の変化に比べあいまいなうえ、女の子の場合にはある程度される性教育もなく、戸惑いが大きい」という。
 従来なら友人や兄弟との会話の中で自然に解消されたり、銭湯などで大人の男性の体と比較して確認するなどしていた。しかし、最近は悩みを相談し合えるような関係はほとんど育たず、「成長の中での自然な解消に任せるのは不可能な時代になった」と広木教授は指摘する。性の葛藤が、おとなしい少年を全裸にして自分との違いを確認するなど、いじめの中で表れるケースも少なくないという。さらに「同年代の子とコミュニケーションをとりにくい場合、性的不安が同性の小さい子に向くのではないか」と語った。
 
 ◇男性医師だけでじっくり診察
 神戸市立中央市民病院は今年7月、泌尿器科に少年専用の「思春期外来」を開設した。女性の看護師がいると話しづらいという少年も多いため、男性の医師が1対1で、約30分かけてじっくり診察する。場合によっては精神・神経科の医師も加わる。
 担当の石川英二医師も、少年たちが性の悩みを話し合う場がなくなってきたことに危機感を抱いている。少年専用としたのも、「気軽に相談してほしい、というメッセージを少しでも少年たちに伝えたかった」からだ。石川医師は15年前から思春期外来に携わってきた。少年の場合、包茎の相談が圧倒的に多いが、手術が必要なケースはほとんどないという。
 親に連れられて受診する小学生や1人で来る高校生以上に比べ、最も悩む年ごろのはずの中学生の受診がかなり少ない。石川医師は、少年が思春期外来を受診する際はなるべく父親と一緒に来るよう指導している。「母親では理解しづらいところもある。父親をうまく巻き込むことがポイントだ」という。しかし、現実には子供の性の問題にかかわることに消極的な父親が多い。「結局は母親が賢くなるしかないのかもしれない」と現状を話す。
 インターネットや雑誌などのわい曲された情報も、少年たちに悪影響を及ぼしている。自分のペニスがいびつと思い込む「醜形障害」という心身症に結びつくなど、深刻なケースも少なくないという。神戸市立中央市民病院泌尿器科の思春期外来は毎月第2、4木曜の午後2時〜同4時半。完全予約制(078・302・5110)。
 ◇「親子で身体の話を」という雰囲気づくりを
 民間のボランティア団体「ハートブレイク」は8年前から思春期の青少年を対象にした電話相談を開設。夏休みなどには小学生の親子を対象にした「親子性教育講座」も開催している。電話相談をしてくるのは男子中学生が最も多く、保健師や養護教諭ら女性スタッフの応対が好まれているという。
 代表の黒瀬久美子さんは「親子で体の話をしていいよ、という雰囲気を幼い時から作るのが大切だ」と話す。特に幼児期から生活習慣として、性器の洗い方を身につけさせることが重要だという。男の子の場合、痛がらない範囲で包皮をむいて洗い、女の子にはクリトリスや小陰唇の内側などを洗うようしつける。清潔にすると同時に性器の構造を知り、性器の大切さ、自分を大切にすることなどを親から子へ伝えるきっかけになる。
 子供が思春期を迎えると、性の問題は親子とも面と向かっては話しにくくなる。「親が知るため」という名目で、性に関する本をさりげなく子供の目につく場所に置いたり、テレビドラマのラブシーンなどを見ながら「私はこんな乱暴なキスは嫌」「コンドームつけずに、赤ちゃんが生まれたらどうするのかな」などと明るく語るのも一つの手という。親は「〜しなさい」「〜してはいけません」と命令しがち。しかし、「私はこう思う」というように親を主語にして話すことが大事だという。ハートブレイクの電話相談(06・4809・6628)は、月曜から金曜日の14時〜17時。
 
 ◇体と心を守るための教育を
 家庭内の暴力防止や親教育に取り組んでいるNPO「女性と子供のエンパワメント関西」は11月、「メグさんの性教育読本」(木犀社)などで知られるカナダの専門家、メグ・ヒックリングさんを招き、各地で勉強会などを開く。ヒックリングさんは看護師の経験を通じて、約30年前から「性の健康教育」として、自分の体のことを知る大切さを訴えてきた。
 勉強会などの予定は、岡山市=11月9〜10日、大人向け・子供向け▽大阪市=11日、大人向け▽和歌山市=15日、小学1〜3年向け・同4〜6年向け・大人向け▽大阪府茨木市=22日、小学1〜4年向け・高校生以上向け。子供向けは親も参観できる。問い合わせは、エンパワメント関西(0797・71・0810)へ。
 
 ◇おすすめ本
女の子のからだの絵本(1500円、アーニ出版)
男の子のからだの絵本(1500円、アーニ出版)
マンガ おれたちロケット少年―知ってる?おちんちんのフシギ(1500円 子供の未来社)
マンガ ポップコーン天使―知ってる?女の子のカラダ(1400円 子供の未来社)
ティーンズNOTE(1456円、神戸新聞総合出版センター)
ティーンズ・ボディーブック(952円、扶桑社)
ちんちんがやってきた―男の子のお母さんになったら読む本(1600円、学苑社)
メグさんの女の子・男の子からだBOOK(1600円、築地書館)
 
(2)Vol.98 ≪ 教 育 情 報 Magazine / ある小学校教師の独り言 ≫
     “ よりよい学校教育を目指して ”  発行者/愛知@島原 洋
        ― 最新情報と発行者の独り言をお伝えします ―    より紹介しました。
  http://www5a.biglobe.ne.jp/~shimacha/MyHomePage/
   をご覧ください。

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp