第214回 社楽の会報告    第213回へ    第215回へ
                                           
報告者  土 井
2004年9月2日(木)布袋北学供にて社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(大口北部中)、高橋先生(門弟山小)、勝村先生(楽田小)、早川先生(江南北中)、奥村先生(岩南小)、天野先生、杉田先生(大西小)、浅井先生(五条川小)、大島先生(古知野中)、野沢先生(柏森小)、大野先生(岩南小)、高木先生、鈴木先生(犬山中)、坪内先生(大北小)、澤木先生(草井小)、織田先生(扶桑中)、大薮先生(岩南中)、奥村和先生(池野小)の18名でした。

☆ 土井より、今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

 夏休み特別講座第1弾 受検勉強必勝法
夏休み特別講座第2弾 愛知の歴史 傾向と対策

  夏休み特別講座第3弾 愛知の地理 傾向と対策
 便利Web特集
 教育関連情報
 メルマガ紹介
   

夏休み特別講座第1弾 
受検勉強必勝法      別紙で紹介しました。

 夏休み特別講座第2弾
愛知の歴史 傾向と対策  別紙で紹介しました。
 夏休み特別講座第3弾
   愛知の地理 傾向と対策  別紙で紹介しました。  
    
 便利Web特集
(1)学習プリント
授業ですぐ使えるデータ集 つくば市教育委員会指導課 http://www.tsukuba-ibk.ed.jp/ 
eプリント学習ドットコム メルマガで届く学習プリント 算数 http://www.e-com.ws/  
Base Line 簡単漢字テスト 低学年計算プリント http://anothertrack.hp.infoseek.co.jp/ 
学習支援サイト 向日葵 国語と算数全学年 http://www.geocities.jp/mutasanjp/index.html 
熊野川町立熊野川小学校 算数 http://www2.town.kumanogawa.wakayama.jp/kumasho/index.htm 
漢字学習プリント自動生成プログラムの使い方 http://www.kochinet.ed.jp/joho/QA/htmlsrch/use/kanji.htm※ 小学校教師用教育関連総合リンク集 http://homepage3.nifty.com/syoutl/ 
 
(2)小学校英語資料
小学校英語活動資料 つくば市教育委員会指導課 http://www.tsukuba-ibk.ed.jp/ 
tangoriki 単語学習ができる http://www.tangoriki.com/ 
単語クエスト ゲーム         http://www.c-hearts.com/tanque/ 
ぺらぺら 完全無料の英会話学習サイト http://www.perapera.co.jp/ 
YAHOO英会話ステーション     http://edu.yahoo.co.jp/gambare/test/center1500/ 
TOEICデイリーミニテスト        http://edu.yahoo.co.jp/school/test/toeic_daily/ 
 
(2)たのみこむ:半導体レーザーでキーボードを投影して、入力できるバーチャルキーボード
 机などの平面に半導体レーザーで赤いキーボードを投影し、投影したキーを押すと、「ピッピッ」と入力が可能なバーチャルキーボードが登場。キーボードパターンを投影する装置と、キータッチを検出する位置検出センサーとから構成されている。http://www.tanomi.com/limited/html/00034.html 
 
(3)みくらす堂
ウェブ上のテキストデータをスクラップ感覚で保存
cInternet Explorerの右クリック拡張メニューに、選択したテキストをテキストファイルに保存・追記する機能を追加するフリーソフトが登場。http://www11.plala.or.jp/micras/software/soft_intro.html 
 
(4)PC Watch:カラー液晶モニタ付きの使い切りデジタルカメラ
 米国で、カラー液晶モニタ付きの使い切りデジタルカメラが発売される。撮影しきったらカメラごと店頭に持ち込んで現像するというなじみ深い使い勝手そのままに、1.4型液晶モニタによる撮影画像の確認、不要画像の削除というデジタルならではの利便性を加えた。自動ストロボ、露出制御、セルフタイマー機能を搭載で、撮影枚数は25枚。http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0824/cvs.htm 
 
(5)INTERNET Watch:2004年夏休みの宿題に役立つサイト
http://internet.watch.impress.co.jp/static/link/2004/08/20/hwork2.htm 
http://internet.watch.impress.co.jp/static/link/2004/08/06/hwork1.htm 
 
(6)関西国際大学:成績でマイレージ、海外研修旅行や情報機器などに
日本の大学初のキャンパスマイレージのサービスが登場。成績、資格所得、課外活動など幅広い
ジャンルでマイレージポイントがたまり、海外研修旅行や情報機器、合宿参加費など、学内で有料で
提供されている講座やサービスと交換できる。
http://www.kuins.ac.jp/kuinsHP/student/stmilepublic.html 
 
(7)百式:ネットビジネスの発想を毎日1つ紹介
一日一社、海外のドットコムサイトの「発想」を紹介。なぜこの人たちはこんなことを考え付いたのか、そもそも何を解決しようとしているのか。ビジネスモデルの裏に潜んでいるであろう「発想」の部分に着目して記事に。http://www.100shiki.com/ 
 
(8)タカラ:特殊印刷技術を使ったしゃべる地球儀
 データを紙面に隠す印刷技術と、印刷面に隠れた膨大な情報を一瞬にして読み取るスキャン技術を
利用した「しゃべる地球儀」が登場。球面に特殊印刷が施されていて、C-MOSセンサー搭載の専用
スキャナー(ペン)でタッチすると、面積、人口、特徴など地球儀上には見えない情報が説明される。
http://www.takaratoys.co.jp/company/pdf/040715_2.pdf 
 
(9)総務省 統計局:国勢調査のデータをもとにした地理情報システム(GIS)
 総務省統計局の国勢調査、事業所・企業統計調査の小地域統計データを、全国2万5千分の1の背景地図にグラフ表示し地域分析が行える、地理情報システム(GIS)サービス。地域に特化した各種統計情報を、地図上に詳細に表示して比較することが可能。
http://gisplaza.stat.go.jp/GISPlaza/ 
 
(10)EDUCOM:IT活用元気度チェック
 パソコンの利用状況やホームページの運用状況など、簡単な質問に答えていくとで、学校のIT活用元気度を診断するページ。「情報教育」「教科活用」「校務支援」「セキュリティ」「情報公開」の5つの評価軸で、それぞれ元気度をチェックすることができる。
http://www.educom.co.jp/EDUCOM/index.html 
  
 
 教育関連情報
(1)義務教育の改革案:http://www.mext.go.jp/b_menu/soshiki/daijin/04081001.htm 
 文部科学大臣が「義務教育の改革案」を公表し、意見を募集している。小・中学校の区切り方や小中一貫の導入などの義務教育の制度の弾力化や、教員養成・免許制度の大幅改革、保護者・住民が学校運営に参画する「学校評議員」「学校運営協議会」の全国化など。
☆★☆コメント☆★☆
 これには十分注意しなければならない。そもそも、本当に文部科学大臣の‘私案’なのか、中教審等で出す前の前触れなのかを見極めなければならない。
 具体的には(1)9年間の枠内での6・3制見直しや小中一貫校の導入など、地方を主体に制度を弾力化(2)教員を養成する専門職大学院の設置と教員免許の更新制導入(3)教員人事や学級編成で地方や校長の権限を強め、教育委員会制度を見直す(4)国による義務教育保障機能の明確化――の4点を掲げている。
 地方税財政の三位一体改革では、義務教育費国庫負担制度の存廃が焦点となっており、地方の裁量拡大策を打ち出すことで制度維持への地方の支持を取りつけて巻き返す狙いがあることはわかる。
 ただ、ひとつ気をつけたいことがある。
 戦後守られてきた教育の独立はないに等しく、近年、教育は政治のアピールの場に利用されている。6・3制の見直しなどの制度改革は、マスコミに目立つことにより行政主導の先陣争いになろう。
 しかし、日本は狭い。そろえなくても良いことと、そろえた方がよいことがある。6・3制は後者だと思う。中学校から小学校へ転校したり、小学校を卒業しないで中学校転校したり、いきなり英語の2年生からはじめたり・・・などの実のない混乱は容易に想像できる。
 それは改革とは言わない。混乱を招くだけだ。 
 
(2)環境学習の成果を発表 岐阜県の15小中高校
 環境学習に積極的に取り組んでいる県内十五校の小中学生と高校生約百人が二十日、川島町の県世界淡水魚園水族館で、「ぎふ子ども環境学習フェア」を開き、環境学習の成果を発表した。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/03/20040823wm00.htm 
☆★☆コメント☆★☆
 丹葉地区は近いので利用度は高い。コンテンツを確認し、利用価値を見極めたい。
 
(3)遅刻常習の一部生徒に10時以降の登校認めず(大阪)
 大阪府門真市立第四中学校(勝岡義尚校長)で、遅刻が目立つ生徒に対し、午前十時以降に登校した場合は、授業を受けさせずに帰宅させる方針を決め、一年以上、継続していたことがわかった。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/05/20040823wm02.htm 
☆★☆コメント☆★☆
 これは法律上は問題だろうが、指導のあり方として理解できる。一つ許すと、ずるずるいくのを避けたい現場としては、こうせざるを得なかったのだろう。
 マスコミにお願いしたい。ただ、目に見える事実を批判するだけではなく、現場の実情を見てもらいたい。
 
(4)大潟村で教職員が農業学習研修(秋田)
 「コメ六十キロを生産するには、どれくらいの田んぼが必要ですか」「ご飯一杯分のコメが作れる田んぼで、おたまじゃくしは何匹育ちますか」「国民全員がご飯を一口多く食べれば、自給率は1%上がります」。 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/06/20040802wm02.htm 
☆★☆コメント☆★☆
 社会科を教える教員には必要なこと。ぜひ、こうした研修を増やしていきたいものだ。
 逆に、田植えもしたことがないものが、子どもに米作りを説くことの方がおかしい。もちろん、教員が何でもかんでも体験できるはずはないのだが、農業体験、福祉体験、このあたりは基本だ。
 
(5)「ジェンダー・フリー」男女平等教育で使用せず 都教委
 東京都教育委員会はこのほど、一般的に「社会的・文化的な性差の解消」という意味で使われる「ジェンダー・フリー」について、「男らしさや女らしさをすべて否定する意味で用いられていることがある」として、「男女平等教育を推進する上で使用しないこと」との見解をまとめた。近く、都立学校長や区市町村教委に「『ジェンダー・フリー』に基づく男女混合名簿を作成してはならない」と通知するが、「学校現場での配慮を求めるもので、混合名簿の全面禁止ではない」と説明している。
☆★☆コメント☆★☆
 行き過ぎた男女平等のための運動は、本当の男女平等教育にとって有害となる。かつてのウーマンリブ運動がそうであったように・・・。
 東京都は、「ジェンダーフリー」という言葉にブレーキをかけた。わかる気もするが、ただ、都教委の動きにややとまどいを感じるのは私だけか?

 メルマガ紹介
(1) 教育実践ノート  205号     発行者  家本 芳郎
☆★☆コメント☆★☆
 私の大好きなメルマガ。なかでも、自分の人生観のようなものに近いことが書かれている次の記事に注目していただきたい。社会科教師推奨!
 
◆<時評> 教師にむだな経験はない◆
 ★バチンコ屋にいくな?★
 わたしは保護者か教師か、だれかわからないが、教育委員会に密告されたことがある。 夜、暴力団の家に出入りしていた。放課後、質屋の暖簾をくぐっていた。勤務時間中、飲み屋にいた。そういう密告である。しかし、これは、すべて事実であるから、密告されてもしかたがないと思った。
 こいう密告や投書は、今も、しきりである。
 先日、ある教育委員会へ市民から投書がいった。
「教師が昼日中からパチンコをしていた」
 教育委員会はあわてて校長を呼び集めて、「こういう投書がきた。けしからん教師がいる。厳重に注意せよ」
 校長は教師たちに「パチンコ屋にいくな」と指示した。
 この話をきいて「ばかじゃないか」と思った。「教師の仕事がぜんぜんわかっていない」とも思った。教師の仕事に「バチンコ屋にいくこと」もあるからだ。
 まず、教師がなんでパチンコ屋に入ってはいけないのか。教師が入ってよくない場所なら、パチンコの営業をさしとめるべきだ。市民の娯楽場は、教師の娯楽場でもある。だいたいバチンコ屋は、日本の国家権力たる警察によって堅く守られている場所である。そんなばかなことをいうと、いまに、警察に叱られるぞ!
 ついで、なぜ、昼間、教師はパチンコ屋に入ってはいけないのか。
 いつ行こうと自由である。そんなことまでにいちいち干渉すべきではない。競馬・競輪・碁会所・マージャン屋、これとて同じである。山登りや釣りが高尚で、競輪・パチンコが下等だから教師はすべきでないということはない。
 ★パチンコ人生とむきあう★
 では、勤務時間中だからパチンコ屋に入ってはいけないのか。勤務時間中に、遊びのために入るのはよくないが、仕事の目的があれば入ってもいいはずである。
 わたしも勤務時間中、パチンコをしていたと密告されたことがある。
 発端は、学年の生徒が問題をおこした。学級担任は研修のため指導できないというので、学年主任のわたしが指導することにした。母子家庭で、これまで学校に協力しない問題の多い母親だった。
 放課後、家庭訪問したら、母親はいない。近所の人に聞いたら駅前のパチンコ屋にいるという。バチンコ屋に行ったら煙草を吹かしながら、はじいていた。
「やあ」と声をかけると、硬い表情になって「まずいところ、みつかっちゃったね」と言う。「そんなことはないよ。ぼくもきらいじゃないから」
 みると、目下、大入りの真最中。「すごいね。続けなさいよ。待っているから」隣の席に腰掛けて待つことにした。この母親はじつにじょうずで、わたしも思わず興奮して、「入った、入った」と球入れのケースを運んできてやった。
「先生、店員にいえばもってくるんだから。悪いね」と言うから、「じょうずだね。プロだね」と感嘆したら、「これで食ってるんだから」そう言いながら、一つかみのパチンコ球をわたしの台の皿に投げ入れて、「やってみなさいよ。先生も」という。
 ここは遊ぶしかないと、わたしも「チンジャラジャラ」とはじめた。
 ところが、こういうときにかぎって、出る、出る、大当たり。母親もびっくりして、「先生、うまいじゃないの。ほんとはパチプロじゃないの」
「あ、バレたか」
 こうして、1時間くらい、時間を忘れて二人で大当たりして、札止め。40箱もゲットし、換金して大笑い。
「先生のおかげで、きょうはついた、ついた。つきの神様だね、先生は。またきてよ」
 それから食堂に入り、「じつはね」と子どもの話になった。
 母親は「わたしは学校なんか信用してなかったけど、今日の先生をみたら、信用できる。こんなばかな親につき合ってくれた先生はいなかったものね。これまで、パチンコで食っているといったら、先生たちはみんなばかにしたような眼でわたしをみた。中には『正業につきなさい』なんて言った先生もいた。しかし、先生はちがった………。
 これは、だれにもいったことはないけど、わたしはパチンコの釘師の娘で、生まれてすぐに母親を亡くして、父親の手一つで育てられた。子どものころから、父親につれられて全国のパチンコ店を渡って歩いた。学校にもろくに行ってない、パチンコ人生だったんです」
 生い立ちを語ってくれた。切ない話で、思わず涙がでた。
 話を聞き終わると、「これから先生には協力するよ」と約束してくれた。
 ★さまざまな経験を蓄積する★
 こういう親もいる。これはたまたまパチンコだったが、ともに酒を飲んで心を開き、意気投合することもある。
 わたしは、このほかには、教師不信の「暴力団」「質屋」の保護者とも意気投合したことがある。暴力団だと、「昼間から暴力団の家に出入りしている教師がいる」となるが、暴力団の保護者の子どもの家庭訪問ならしかたないだろう。
 教師はあらゆる手段を尽くして、子どものために働くものだからだ。
 人とつきあうことは、教師にとって避けてはとおれない仕事である。教育は人とのかかわりの仕事だからだ。それゆえ、人との交わり能力が強く求められる。
 だが、すぐにはうまくいかない。たとえば、暴力団の保護者とは、かんたんには話し合えない。話し合えるようになるには、教育にはかかわりのない、一見、むだと思えることを、機会に応じて、いろいろとやってみて、さまざまな経験を蓄積するしかない。
 わたしは、たまたまパチンコを知っていたので、あの母親とも意思が通じあえた。「釘師」という言葉も違和感なく理解できたし、幼い子どもの手を引いた父親が、全国を渡り歩き、父親が釘をうち直す深夜の店先の一画で、眠りこんでいる幼子の姿も想像できた。
 パチンコという経験があったればこその想像力である。
 そういう、教育にはいっけん関係のない見聞や経験が、かならず教師の人格を耕し、どこかでいつか、教育の役に立つものである。その意味では、教師にとって行住坐臥、すべてむだな経験はない。子どもたちの生活背景は多様にして無限だからである。
 教育とはそういう世界なのである。そういう現場のことも知らずに、「けしからん」とはなにごとだと思う。
 教育は机の前に座って、命令して成立するとでも思ったらおおまちかいである。
(以下略) 
(2)よみうり教育メール           発行日:2004.08.13(vol.961)
☆★☆コメント☆★☆
 これもよく紹介するよみうり教育メール。今回も相談コーナーである。学校と地域の連携について考えさせられる。

  荒れた中学でのPTA活動
【相談】
◆今年度、中学校のPTA会長を引き受けました。校長と話をし、学校も見に行きましたが、10人ほど手に負えない生徒がいて、さらに取り巻きが数人いるようです。その10人は遅刻、抜け出し、早退などなどやりたい放題。校舎内は、ほこりやゴミがあり、汚い印象を受けました。教頭や生徒指導の先生も見回っていて、抜け出した生徒を連れ戻すなどしているようですが、PTAとしては何ができるでしょうか。        ―――会社役員、男性
【回答】
埼玉県退職校長会幹事 清水章夫
●PTA会長が、問題行動を起こす子供たちに対する学校側の指導に積極的に支援、協力を検討されているのは、大変心強い限りです。荒れる子供を抱える中学校で、成果を挙げている事例を紹介します。
 (1)毎朝、校門で登校指導とあいさつの呼び掛け。教員と一緒にPTA有志が「おはようございます」と、毎朝校門で生徒に呼び掛ける。このことは子供たちに大変良い影響を与えます。最初、問題の子供は遅刻が多く、あいさつもできない場合が多いと思いますが、遅刻が無くなり、全員あいさつできることを目標に継続して下さい。
 (2)清掃活動など、学校をきれいにする運動への協力。清掃の時間など、子供たちと一緒に清掃活動と取り組む。特にトイレや外階段、昇降口、外回りなど、問題の子供たちがたむろしがちで汚れた場所を、その子供たちの参加を原則に取り組んでいただく。継続すれば必ず、子供たちも汚す立場から清める立場に向かうと信じて下さい。
 (3)授業中の校内の巡回指導への協力。校長や教頭を中心とした校内巡視は、問題生徒の実態把握と補導に欠かせません。しかし、実情は手不足で不徹底になりがちです。これに当番を決めて協力していただくと、大変な効果が期待できます。
 (4)校外補導活動体制の確立と積極的協力。地元の青少年育成会などが中心となり、警察の支援も受け、問題の子供たちの夜間徘徊などの補導に当たっています。この活動の強化、充実に、PTAとして積極的に協力していただきたいと思います。
 これらの活動を組織し、継続するのは大変ご苦労なことですが、「隗(かい)より始めよ」です。学校長ともよく相談され、PTA全体に呼び掛け、活動の焦点を絞って辛抱強く継続して下さい。必ずその熱意が、子供たちの行動に現れてくると信じております。
 回答者 しみず・あきお。浦和(現さいたま)市立中学校教諭、市教委学校教育部長、市立常盤中校長などを経て、1992年4月から1年間、埼玉県中学校長会長を歴任。現在、聖学院大学などの講師も務める。学習・進路指導や学校経営が専門。著書に「未来を開く学校教育を問う」(世界通信)など。
 
(3) 教育情報 Magazine/ある小学校教師の独り言
☆★☆コメント☆★☆
 これもいつも紹介する島原先生のメルマガ。超おすすめ。
 
   Vol.138 −139より、見直しが必要!“総合的な学習の時間”を紹介します。
   ― 総合的な学習について関心がおありの方,ぜひご一読を! ―
 ぜひとも紹介したい。本文は島原先生のHPをご覧いただきたい。

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp