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報告者  土 井

 2014年9月4日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました 。

 参加者(勤務校)は、 高木先生(犬南中) 早川先生・馬場先生(宮田中) 大野先生・坪内先生(犬山中)、小澤先生(扶北中) 勝村先生(楽田章)、大島先生(古北章)、吉田先生(柏森小)、奥村先生(岩東小)、尾関先生(岩北小)、寺谷先生(曽野小)、坪内利先生・伊藤先生(古西小)伊藤先生は初参加です。以上14名でした。
  
土井は出席できませんでしたが、提案した資料を紹介します。 

1 香港シリーズ
 香港リンク集
 秋田の秘密(YOMIURI ON LINE)最終回
 金融経済教育研究会工場見学リポート
5 お役立ち資料&サイト
 前回から、お盆までのブログの内容を中心に紹介します。
 
【予告】12月19日(金)志友館おもしろ学校 で土井が授業をします。
    1月15日の社楽の会でも行います。テーマは、「『アンネの日記』はなぜ破られた?」
現代社会のいろいろな問題点が見えてきます!
 
 香港シリーズ
香港シリーズ
 この写真はなんだと思いますか?
(手前が赤、奥が黄)
 誰が見ても、消防用消火栓です。
 シリーズ第一弾は、この香港の消火栓を取り上げます。
 街を歩いていると、しばしばこの消火栓に出会います。
 結構な大きさで、頑丈な作りです。
 三方向から取水できるものです。(後で聞くと、これが2段、3段、4段になっているものもあるそうです。)2色あることに気づきました。正確にはわかりませんが、赤が7、黄が3ぐらいの割合でしょうか?
 なぜ、赤と黄の2色があるのでしょうか?香港在住のガイドさんに聞いたが「わからない」とのこと。みなさんはどう思います?
 灯台もと暗しといいますが、地元の人でも分からないことが、外から来たものが「あれ?」と思うことがあるのです。いわゆる社会事象に対して「気づく」ということです。
 その感覚は、社会科教師として、子どもたちにも大切にしてほしいと思うのです。その象徴的なものとして、第1弾で「消火栓」を取り上げたのです。
 ガイドさんが、バスの運転手さんに尋ねたら知っていました。
「赤は水道水、黄は海水」
 ガイドさんは、こう訳してくれました。海水という説明は、不正確かもしれませんが、火事の際、水をかけるときに、海水(塩分を含む水)をかけてはいけないものがあるでしょう。その場合は、黄色の消火栓は使えないのです。そう言った説明でした。
 日本でいえば、消火栓と畑管の違いでしょうか。だからわずか10数m先で、2種類の消火栓が並んでいるところがあるのです。       (7月23日)
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 というように、香港の解説を社会科的にしています。以下は直接ご覧ください。
7月24日 香港の自動車事情
7月25日 香港の高層住宅
7月26日 香港歴史博物館
7月27日 香港の人々
7月28日 香港と中国
7月29日 香港の人々(2)
7月30日 香港の漢字
8月 5日 香港での食事(1)
8月 6日 香港での食事(2)
8月11日 香港 番外編(1)
8月13日 香港 番外編(2)
8月17日 香港 夜景ビジネス−1−


 
香港リンク集
○ 家族で暮らす香港
 http://silversack.my.coocan.jp/hongkong_life/index.htm 
○ みづきのきままな、海外生活
 中国事情(その57)香港の住宅事情。すごい光景! http://ameblo.jp/mizuki-jp/entry-11605524740.html 
○ 香港の住宅事情  http://silversack.my.coocan.jp/hongkong_life/hongkong_house.htm  
○ 香港歴史博物館  http://www.hongkongnavi.com/miru/24/ 
○ 香港国際結婚のホンネ 第1回「生活習慣の違い」をご覧ください。
   http://www.hongkongnavi.com/special/5024796 
○ 「大紀元」法輪功を基盤とする多言語メディア http://www.epochtimes.jp/ 
○ 香港の出前一丁  http://www.tour.ne.jp/blog/genchi_info/76507/ 
○ 香港<お墓参り>  http://oneday55.exblog.jp/1617828/ 
○ 黒色中国さんの香港日本人墓地参拝   http://togetter.com/li/667268 
○ 香港の幼稚園生活  http://plaza.rakuten.co.jp/imami/diary/?ctgy=4 
○ 地球の歩き方 http://www.arukikata.co.jp/money/guide/HK/carry/9.html 
○ 香港ナビ http://www.hongkongnavi.com/special/5025158 
○ 好きさ! 香港アジア http://www.albsasa.com/sub4/index4.html 
○ 香港観光旅行ガイド 香港ナビ http://www.hongkongnavi.com/ 
○ こよなく夜景を愛する人へ  http://yakei.jp/index.html 
 
 
3 秋田の秘密(YOMIURI ON LINE)最終回
 
(8)探究型授業、教員の高い指導力の成果(2014年07月16日)
秋田県はなぜ、2007年度に始まった全国学力・学習状況調査(全国学力テスト、学テ)で、トップクラスの成績を収め続けてきたのか。今後も維持できるのか。
 米田進・県教育長と、県の学テ結果を分析してきた阿部昇・秋田大教授(教科教育学)に聞いた。
 子ども主体、学ぶ意欲を育てる…米田進・秋田県教育長
 秋田県では、教員が一体となって「分かる授業、できる授業」づくりに取り組んできた。当たり前のことだと思っていたので、07年度の学テで小学校は全教科で全国1位、中学校も1〜3位と聞き、驚いた。同時に、「今までやってきたことは正しかった」と自信を持てた。
 県内で力を入れてきたのは、子どもに問題意識を持たせ、意見交換をする探究型の授業だ。かつては一方的に教え込む授業が多かったが、県教委が1991年度の指針で「自ら学ぶ意欲と態度の育成」を求めた。
 いろいろな人と話し合い、より価値のあるものを生み出すことは、社会で生きていくうえで必要な力。子どもの時からのトレーニングが大事で、授業で話し合い、考え、問いを発する力を伸ばしたい。
 学テの成績の分布を見ると、極端にできない子はいないが、上位層が薄い。経済的に困難な状況もあり、大学進学率が全国平均より低い。高校での授業力向上も図り、16年3月までに現役で東大15人(14年3月6人)、東北大130人(同103人)、医学部40人(同37人)合格という目標を掲げている。
 多くの児童生徒が義務教育段階の学習内容を習得している。ただ、学テで測るのは、あくまで、小6、中3時点の学力。子どもたちには、現状に満足せず、より高い目標に向かって学び続けてほしいと思っている。
 
 チームティーチング、優れた授業方法を広める…阿部昇・秋田大教授
 秋田県は学テで、応用力に関するB問題の成績が特に良い。質問に全く答えられない無回答率は、全問題で全国平均を下回っている。
 好成績を支えるのは、教員の指導力の高さだ。全教員が必ず年に1回は研究授業をして他の教員と意見を交換するほか、チームティーチングを実施し、優れた授業方法を広げている。
 授業の目標である「めあて」の提示→探究型の学習→振り返りという授業スタイルは、「秋田型」と呼ばれる。学習ルールの徹底で、子どもは授業に集中できる。褒めて可能性を引き出す授業作りも効果的だ。
 学テの「質問紙調査」では、結果を保護者や地域に説明した学校数の割合が全国平均より高く、「早寝、早起き、朝ごはん」の子どもも多い。学校と家庭・地域のつながりも、前向きな学習態度につながっている。
 最大の課題は5年後から、教員が急速な世代交代を迎えることだ。優れた教育を継承できるかは、ベテランと若い世代の連携にかかっている。
 
 バックナンバー
(7)「最下位」返上へ、沖縄が教員交流(2014年07月12日)
(6)「授業力」若手教員に直接伝授(2014年07月11日)
(5)役割分担、先生2人チームが授業(2014年07月05日)
(4)復習の習慣作る家庭学習ノート(2014年07月03日)
(3)賛成、反対…「話型」身につけ積極発言(2014年07月02日)
(2)知恵袋、ふり返り…板書法を統一(2014年06月28日)
(1)学テ結果を分析、独自テストで授業改善(2014年06月27日)


 金融経済教育研究会工場見学リポート
 
 7月30日、平成26年度第4回金融経済教育研究会 工場見学として、丹羽郡大口町にあるリンナイ株式会社 大口工場を見学しました。主に、ガステーブルコンロ、システムレンジ、食器洗い乾燥機などの製造工程を見ることができました。主な感想です。
・ リンナイは、1920年に、内藤さんと林さんが「林内商会」を操業したことにより始まる。
・ 大口工場は、約2万坪の敷地に、建坪9,200坪、正社員768名(男性6割)、契約社員を含めて914名。1964年設立。
・ 加工から組立の一貫生産で、原材料から、塗装・琺瑯、組み立て、取扱説明書の印刷、箱詰めまで、すべて行っている。
・ 250mを、東から西へ、無駄なく生産ラインを流している。
・ 厨房製品の5割以上のシェアがある。
・ 1日あたり、テーブルコンロ 4025台(284型式)
        システムコンロ 2922台(1129型式)
        システムレンジ  116台(96型式)
        食器洗い機・乾燥機 574台(65型式)
・ 年商の72%を大口工場で担っている。
・ 主要部品は見えるところで作る。
  誰が見てもどのような状態か見てわかる「見える化」を徹底している。
・ 生産設備も自前で作る。多品種少量生産、トヨタ自動車と似ている。
・ 「安全道場」「訓練道場」など、育成システムもトヨタの工場と似ている。
・ 職人の手作業に頼る部分もある。
・ 多くのロボットが、職人の動きを覚え込み、行っている。
・ 50mのラインに20名の人、ロボットが作業する。
  20台に1回、型式が変わる。
・ バーコードや、検査器を活用。検査員が1日3回見回り指導し、ミスをなくしている。
・ ロボットは、デンソーの標準仕様で100数十万円のものから。
・ 琺瑯(ホーロー)は、ガラスや粘土などを塗って850度で焼き上げるとできる。
・ ISO9001、14001を取得している。         
 生産管理が素晴らしく、またロボットと人がうまく役割分担していました。
 ポリシーのある会社だと思いました。
 
(2)株式会社LIXIL 榎戸工場
 金融経済教育研究会工場見学として、午後には、常滑市にある株式会社LIXIL 榎戸工場を見学してきました。
 LIXILは、2011年に、トステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、TOEXが統合した会社です。
 榎戸工場は、INAX時代の1945年から始まった衛生陶器の工場を、現在の地に1970年に建て操業を開始しています。榎戸工場では、LIXILの洋風便器、洗面器、小便器の陶器部分のみを生産しています。
 この世界の最大メーカー、TOTOとは、同じ森村グループでした。森村グループとは、ノリタケカンパニーを中心とした、戦前の森村財閥の流れを汲む企業グループです。  
 陶器ですので、成型したものをいかに早く、均一に乾かすかにノウハウが集まっています。
原材料は、粘土、カオリン、長石、セリサイト、珪砂です。
 施釉には、ロボットが97%を行っています。焼成は、100mのライン上を20時間かけて、最大1220度まで上がり、通過する中で焼き上がります。
 1967年には、世界で最初のシャワー付きトイレを開発しています。
 水洗トイレの開発競争は節水の歴史です。 
 1945年 13リットル → 1997年 10リットル → 1998年 8リットル
 2006年  6リットル → 2009年  5リットル → 2011年 4リットル
 常に先頭を走っていますが、直後にTOTOに越されるそうです。タンクレス便器は、従来の79センチから65センチに短くなりました。成型の石膏型は100回まで使えるが、樹脂型は1万回使えるそうです。水垢の原因は、水道に含まれる珪素。
 これらのほか、多くのことを学びました。
 株式会社LIXILのHPより、榎戸工場について
 http://www.lixil.co.jp/corporate/products/research/enokido.htm 



 お役立ち資料&サイト
(1)群馬県教育委員会特集
 @ 意識調査の結果から見えた 授業を変える12の提言
  http://www.karisen.gsn.ed.jp/boe/htdocs/?action=common_download_main&upload_id=19
 A 子どもが生き生きと学ぶ授業ヒント集(第1集〜第4集)
1 http://www.karisen.gsn.ed.jp/boe/htdocs/?action=common_download_main&upload_id=66 
2 http://www.karisen.gsn.ed.jp/boe/htdocs/index.php?action=common_download_main&upload_id=163 
3 http://www.karisen.gsn.ed.jp/boe/htdocs/?action=common_download_main&upload_id=440 
4 http://www.karisen.gsn.ed.jp/boe/htdocs/?action=common_download_main&upload_id=670 
 B はばたく群馬の指導プラン:実践の手引き
  http://www.karisen.gsn.ed.jp/boe/htdocs/?action=common_download_main&upload_id=2028 
 C 中高生のための幕末・明治の日本の歴史事典  http://www.kodomo.go.jp/yareki/index.html 
 D はばたく群馬の指導プラン 実践事例集 《中学校編》
    http://www.karisen.gsn.ed.jp/boe/htdocs/?action=common_download_main&upload_id=2037 
 E はばたく群馬の指導プラン
 http://www.karisen.gsn.ed.jp/boe/htdocs/?action=common_download_main&upload_id=1070 
 F 「基礎・基本習得のための実践研究事業」公開授業報告
 G 授業から見えた指導のポイント!〜基礎・基本習得のための実践研究〜
  ここからhttp://www.center.gsn.ed.jp/curriculm/data/h23sidouan/top.pdf 
 
(2)文部科学省特集
「不登校に関する実態調査」〜平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書〜
   ここから http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/07/1349738.htm 
 概要版はここから  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/07/attach/1349742.htm 
A 全国に広がる木の学校〜木材利用の事例集〜
  http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/mokuzai/1349367.htm 
B  学校施設整備指針の改正について
  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/013/toushin/1350224.htm 
C 学校基本調査−平成26年度(速報)結果の概要−
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/08/attach/1350731.htm 
D 学校安全部会(平成26年度)(第2回) 配付資料
  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo5/012/gijiroku/1350542.htm 
E「公立小・中・高等学校における土曜日の教育活動実施予定状況調査」結果について
    http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/07/__icsFiles/afieldfile/2014/07/31/1350456_1.pdf 
F  栄養教諭を中核とした食育推進事業事業結果報告書(平成25年度)
   http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/1350758.htm 
G  教育課程部会 道徳教育専門部会(第8回) 配付資料
  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/049/siryo/1350831.htm 
H  平成25年度 文部科学白書
    http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab201401/1350715.htm 
(3)全国の役所検索 http://public.homemate-navi.com/bc08/23/ 

(4)「農」ってなーに?!―― 農を科学してみよう!
    http://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kagaku/index.html 
(5)授業のエキスパート養成事業/愛媛県総合教育センター
    http://www.esnet.ed.jp/center/shiryo/ 
(6)中高生のための幕末・明治の日本の歴史事典  http://www.kodomo.go.jp/yareki/index.html 

(7)授業から見えた指導のポイント!〜基礎・基本習得のための実践研究〜

(8)全国に広がる木の学校〜木材利用の事例集〜/文部科学省

(9)吹奏楽を楽しむ  http://www.eonet.ne.jp/~oper-h/club/newbbc.htm 

(10)あかつき道徳ch
  【01】道徳の授業が苦手な理由  http://www.youtube.com/watch?v=qOik_conZCQ 
  【02】「道徳の時間」ってどんな時間? http://www.youtube.com/watch?v=RpQC2rIUIVo 
  【03】「いつわりのバイオリン」で考える道徳の時間
         http://www.youtube.com/watch?v=y5lp4LqLvwQ 
  【04】「月明かりで見送った夜汽車」で考える道徳の時間
          http://www.youtube.com/watch?v=p7DPfdW-3_k 
  【05】読み物資料を使った道徳の時間 http://www.youtube.com/watch?v=6_v9KH8kw6s 
  【06】「島耕作 ある朝の出来事」で考える資料の範読
          http://www.youtube.com/watch?v=M1lnLIdFlFk 
  【07】「ネパールのビール」で考える授業展開
       http://www.youtube.com/watch?v=6NTTmwjQYbU&feature=youtu.be  
  【08】「仏の銀蔵」で考える授業展開 http://www.youtube.com/watch?v=cj5cmKYgPiM 
 
(11)シータミュージックトレーナー  http://trainer.thetamusic.com/ja 
  耳を鍛える音楽ゲームが楽しめます。そのほか、聞こえた音を鍵盤で再現したり、コードを選んだり、自然と耳を鍛えることができます。これは面白い! 

(12) 教師が身につけておきたい技術/ 福岡県教育センター
    http://www.educ.pref.fukuoka.jp/one_html3/pub/default.aspx?c_id=386 

(13)インクルーシブ教育システム構築支援データベース
    http://inclusive.nise.go.jp/?page_id=13