3 我が家のデジタル時計第1号
昭和49年に作ったもの。当時は、まだ、7セグメントLEDのディスプレ
ーが高くて、しかも、綺麗でなかった。即ち、光が揃っていなくて、8の字が出
たときなんか、各セグメントの明るさがかなり違っていて、みっともなかった(
もっとも、私のようなアマチュアには不良品というか、規格はずれしか手に入ら
なかったからかも知れない。)。しかも、全然暗い。だから、こういう蛍光表示
管方式でした。この時計回路の中心部は、勿論LSIですが、水晶発振回路とその
分周部分はLSIに入ってないので、別の1個のICで水晶を発振させ、5個のICで
分周しています。表示部のコントロールをする回路も、当然(というのは、パワ
ーが必要なので)、LSIには入っていなくて、パワートランジスターを6個(6
桁分)使用しています。電圧も20ボルトくらい必要でした。
現在、
株式会社 ナガセインテグレックス
の社長となっている長瀬俊泰氏も同じ頃デジタル時計を作って遊んでいたけ
れど、彼はその後、TK−80を買い、それから当時の性能の悪いICを山ほど
ならべて、それらでBASICを走らせるところまでいったから、すごいね。私
は、マイコンにのめりこむのが怖いような気がして、こんな中途半端な遊びをし
ていました。と、言いつつ、実は形あるものが好きだったのかも知れない。