大島教授の[暖蘭亭日記][1999年11月21日日曜日〜 11月30日] [CONTENTS]

1999年11月21日日曜日 晴れ。

 9時起床。朝食、チーズ・クロワッサン、苺ジャム・トースト、トマト。
 昼食は急遽鰻丼、豆腐とあぶらげの味噌汁、菠薐草の胡麻和え、トマト。
 午後、Beaters にあげるため、8月の日記の整理。

○The Bushwackers NO NUTS 'TIL MONDAY; no label, no date
 体裁がどうあろうと、ブッシュワッカーズの新作だ。そして中身も、確かにかれらの健在ぶりを示す。かつての勢いはないが、地に足の着いた音楽をやっている。ドーブ・ニュートンのヴォーカルはかつての傑作群と現在をつなぐ。

 夕食はハンバーグ、フライド・ポテト、トマト、林檎、蜜柑、柿。
 夜、『ザ・ディグ』のTさんから電話。松平さんの追悼記事の依頼。ダグ・ザームが死んだとのニュース。
 その後、何かで再起動したら、コントロール・バーが出るところで止まってしまった。原因を突止めようとしはじめたところで中山さんから久しぶりに電話。0時過ぎまでまた長話。『ブラックホーク』のかつての常連とその後輩がやっている、雰囲気のいいウェブ・サイトがあるとの話。
1999年11月22日月曜日 晴れ

 朝食はハム・トーストにトマト。

○Simon Haworth COAST TO COAST; Fellside, 1998
 飾りも衒いもない、ストレートな一枚。それだけに、ちょっと器の大きさが物足りない。ピート・コーの唄をチューンではさんだりするのは良いアイデア。ヒュー・ウィリアムスの "Rosemary's sister"、"Bonnie light horseman" はなかなかの力演。歌うたいとしてもうちょっと精進してほしいのと、アレンジの詰めをもう一歩つっこんでほしい。

 午前中、学校へ行き、明日の自然観察会の最終打合せ。本部のポットを3本預ってくる。明日、熱湯を入れて持って行く係。学校から持ってゆく豚汁用の鍋などの確認。
 昼食はハンバーグを焼き、大根卸し、ご飯、トマト。
 新潮より『グラモフォン・ジャパン』創刊号。ページ・レイアウトが今ひとつ灰汁抜けない。MSIよりデ・ダナン・ベスト・サンプル。メディア・ドライヴより e.Typist 5 ヴァージョン・アップ版。

 朝少しやって中断し、昼食後、改めてコンフリクトのテスト。コントロール・バーが出るところで止まっているのでそれが怪しいと思っていたが、結局 WorldClock CSM の新版が元凶。とにかくはずすと無事立上がった。いつものことながら、徒労感がある。あとで作者宛、コンフリクトの報告を送る
。  アキアから Tornado 乗換えキャンペーンの通知。ウェブ・サイトへ行ってみると、このキャンペーンは今月初めから始まっていて先着500名となっている。してみると意外と不人気なのかもしれない。そこで見た、先月末発表の一体型マシンのデザインに吹きだしてしまった。
 Book Worldから、Book Worldだけ独立して送るのを今年一杯でやめるという通知。全文はウェブ・サイトで見てくれとのこと。あとで refund があるそうだ。ちょっと残念。コストがかかりすぎるということなのだろう。メールで配信してくれないか。
 中山さんに教えられた Sweet Old World というブラックホークの影響を受けた人が立上げたウェブ・サイトを見に行き、そこから渋さ知らズの「山賊盤」アムステルダム・ライヴを売っているサイトに飛ぶ。終日、断続的に、いやいやながらカルロスのインタヴューのテープ起こし。本当にこの作業は嫌だ。
1999年11月23日火曜日 曇。

 7時起床。お湯を沸かす。朝食はハム・トーストにトマト。

 M、朝食の食卓についてから腹が痛いと言いだし、結局今日の外出は取止め。それを見てHも行きたくないと言いだす。一人で熱湯を入れたポット3本持ち、県立自然保護センターへ。親子ふれあい自然探検会。子どもが熱を出した二家族を除いて、全員定刻に集合。立派なものだ。今日は本部詰めで、Tさん、教頭さんと一緒に、昼食の豚汁を出す管理棟の方に行って準備を手伝う。実体は豚汁の味見。まずまずの味だが、人工調味料の味が濃い。シチュエーションでうまく感じているのだろう。観察会自体は百名を越す参加者にもかかわらず、ガイド役の方々の指導宜しきを得て、特に事故もなく終了。天候はやや寒かったので、豚汁がちょうど良かった。豚汁自体は大量に作っていたので、おかわりをずいぶん受付けたがそれでも大型の鍋約半分ぐらい、余る。2時にはすべて終了。管理棟の隣は民間の畑で、そこで農業を営んでいる夫婦が露店を出して野菜を売っていた。椎茸がやたらうまそうだったので、一袋買う。すると他の人たちも我も我もと買って、結局きれいにはけてしまった。洗うために鍋を二つ預って帰る。昼食はおかかのお握りにこの豚汁。

 何をするでもなかったのだが、それがかえってくたびれ、メールをチェックしながら眠ってしまい、気がつくと1時間20分つなぎっぱなし。Al Soft から各ソフトのMacOS9対策のリビジョン・アップの通知が来ていたので、サイトへ行ってダウンロード。特にすぐ使うわけでもないのだが、ソフトが新しくなるとついついダウンロードしてしまう。
 目が覚めてからはまたカルロスのテープ起こし。やはり、あいつは質問にちゃんと答えていない。あるいは通訳がこちらの質問の意図を正しく伝えていない。音楽のことがわかっていない部分がある。伝統音楽に対するセンスが欠けている。無理もないとはいえ、プロなのだから、そうも言っていられない。通訳の言葉をこちらが「翻訳」する必要がある。11時半までかかって、上げる。始めるのが億劫で、時間がかかってしまった。
 夕食は回肉鍋、トマト、かき卵スープ、ご飯、ロイヤル・ミルク・ティー、林檎、柿、蜜柑。
1999年11月24日水曜日 雨。

 朝食、エボダイの開き、大根と榎の味噌汁、プチトマト、薩摩芋の唐揚げ、帆立・椎茸・三つ葉の混ぜご飯。混ぜご飯は、椎茸と帆立がなかなか焼けず、おかわりのみ。

○Dave Swarbrick RAGS, REELS AND AIRS; Decca/Topic, 1967/1999
 こんなすばらしいアルバムを作っていたとは。不覚。オリジナル・ライナーを見て嬉しい驚きがいくつか。まず、卓越したマンドリン・プレーヤーとしてのスウォブ。明らかにハーダンガー・フィドルと思われる楽器を使用していること。ただし、ジャケット写真では、八弦のフィドルではあるがハーダンガー・フィドルのあの装飾はない。それと、ジョー・ボイドが、この頃すでにブリテンのフォーク・シーンと深く関り、鋭い洞察を示していること。そして何よりも、スウォブの演奏のすばらしさ。後年、フェアポート等で開花するスタイルのその原型はすでにここに熟している。

 『MacFan Special7: MacOS 9』を見ながら、不必要と思われる機能拡張を使用停止にする。
 Mark V Ziesingから荷物。本四冊。うち2冊はスラングの辞典。同じ人の著書。
1999年11月25日木曜日 晴れ。

 朝食は鰺の開き、三つ葉のおひたし、大根の味噌汁、ご飯。

○Maggie Boyle GWEEBARRA; Pure, 1998
 スティーヴ・ティルストンと別れてしまったらしいのは残念だが、新しいギタリストの Frank Kilkelly もなかなかのもの。マギィ・ボイルの歌はもちろん文句ない。チェロが効いている。

 音友から『王道楽土の交響楽』届く。満州国に栄えた、日本クラシック界黎明期のオーケストラの歴史。その生き証人である朝比奈隆が五十年ぶりに満州の地を踏み、ハルピンにある少年オーケストラのコンサートを見て、いきなり舞台に跳びあがって少年たちを指揮すると、言葉も通じない朝比奈の指揮によってみすぼらしかった音がみるみる豊かになった、という冒頭のエピソードは泣かせる。

 ファイルメーカーのヴァージョン・アップの案内。店頭で買った方が安いだろうが、厚木では店頭になかったりするのだ。ほぼ終日、iBook の世話。まず、「超日記」が不安定になり、とうとう壊れてしまう。仕方なくファイルメーカーで修復。次にスリープから復帰しなくなってしまったため、結局システム入れたパーティションに付属のCD-ROMでリストアをする。これでスリープから復帰することを確認し、「9」をインストール。ところがWXGのファイルがどれを入れればいいのかわからなくなり、とうとうサイトへ行ってインストール・ファイルをダウンロード。Anarchie で2時間半。さらに、PopChar Pro を入れる前に Conflict Catcher を入れておいたら、どういうわけか PopChar がコンフリクト・キャッチャーに合体してしまった。手作業で両方削除し、あらためてまず PopChar を入れてからコンフリクト・キャッチャーを入れる。結局10時を過ぎる。やはりむやみに機能拡張など削るのは良くないらしい。今回ノートンは DiskLight 以外、入れずにおく。AntiVirus も時々かければいいだろう。しょっちゅうダウンロード用フォルダを監視していなければならないほどではないし。メールの方に気をつけるべきか。

 昼食はご飯も少々飽きたので、残り物ですませる。冷凍のパン一切れに肉まん、あんまん2個ずつ、朝の残りの味噌汁、人参と干し葡萄のサラダ、トマト。
 夕食、串揚げセット。海老、烏賊、肉、南瓜、獅子唐辛子、ご飯、トマト、梨、柿、蜜柑。
 WXGのダウンロードを待ちながら、その辺の書類を整理していたら、メアリとカルロスのライヴ・チケットの申込書が出てきたので、プランクトン宛ファックス。折返し、返事が来る。
1999年11月26日金曜日 晴れ後曇り。

 朝食、鰺の開き、大根の味噌汁、キャベツ若布、ご飯。

○Mugar KABILY-TOUSEG (Celtic Berber); Melodies, 1997
 ブルターニュとフランスのフルート奏者三人のバンドに、ベルベル人のパーカッショニスト、女性シンガー二人、フィドル二人、ギターなどが加わった形。このベルベル人がキーで、主にリズムを担当し、かれが打出すリズムに、アイリッシュ、スコティッシュ、ブルターニュの曲を乗せてゆく。未消化のものもないことはないが、はまったときは強力。特に、ベルベルのあの、小さなシンバルのようなものを擦りあわせて出す、独特のグルーヴに載ったブルターニュ曲は強力。

 昼食、北京餃子、朝の残りの味噌汁とキャベツ若布、鰹節、ご飯。餃子も少々飽きてきた。
 午前中は iBook にまたいろいろインストール。ネコミ 4.7、Kaleidoscope など。Sherlock からブラウザが立上がらなくなってしまう。URLをクリックすると凍る。ちょっと考えて、はずした機能拡張のうち、Multiplocessing をもどす。どうも MultiCPU と勘違いしてはずしたらしい。もどすと無事、連繋がとれるようになる。スリープからの復帰も大丈夫。TMS Fix の機能拡張をネット上で探すが、見当たらないので仕方なく Shockwave をインストール。1時過ぎ、iMac が帰ってくる。CD-ROMプレーヤーがいかれていたようで、交換になっていた。
 昼前、のざきさんから電話。ケヴィン・クロフォードの 'D' FLUTE ALBUM を貸してくれとの依頼。ルナサのロンドンでのライヴは本当に良かったそうだ。ケヴィンからあの時もらったCDを探すが、未聴の山に埋もれていた。聴いた気がしていたが、ちゃんと全部聴いていなかったらしい。午後は翻訳。
 Read Ireland から、ブラウンのイェイツの伝記、急ぐならエアで送る、22IEPだよと返事。仕方がない、この際エアにしてもらうよう返信。のざきさんが転送してきたショーン・コーコランのメールで紹介されているアイリッシュ・ダンスの本は面白そうだ。Good Book Guide。ついにウェブ・サイトで買えるようになった。ヴェネズエラの作家の翻訳に食指が動く。
 夕方、ビクターのO氏が送ってくれた Loyko のテープを聞く。
 夕食前、iMac に Kaleidoscope をインストール。やはり、楽しい。今度はマシンのスピードが十分だから、重くなることもない。むしろ、ファイルやフォルダの開閉のアニメーションがあったくらいの方が、余裕ができる。

○Loyko LIVE IN CONCERT; sample cassette
 技術的にはロマとして珍しくないだろうが、何と言うか、たぶん「華」といっていいものがある。リズムに徹するギターがかえって存在感をアピールし、一歩間違えば曲弾きになるその手前ぎりぎりで、音楽を奏でる。技巧を技巧に聞かせない。熱いのだ。レパートリィにはユダヤの歌も入り、ロマとユダヤは縁が深い。添付の新聞記事にもあったが、二人のフィドラーの息の合い方は尋常ではない。
1999年11月27日土曜日 晴れ。

 起床10時。よって朝食はクロワッサンにジャムを塗ったものですませる。
 KはMを皮膚科に連れてゆく。Hはデジモン・カードの新しいパックの発売日とて、浮かれている。  午前中はまた新たなソフトのダウンロードとインストール。iMac で Anarchie 3.6.2 をダウンロード、インストール。ただ、これはまだ「9」への対応はできていなかった。iMac でディスクをマウントし、ソフトをコピーして、iBook から "SF ENCYCLEPEDIA" の Charles E Harness と Jack Dann の項目を見る。ハーネスは古い人のはずだと思っていたら、1915年生まれで、デビューは1948年だった。この項の執筆はブライアン・ステイブルフォードで、こんないい作家がなんで人気が出ないと憤慨している。
 2時過ぎ、『レコ芸』のHさんから電話。原稿のうち二ヶ所、修正の件。ペアにする予定の原稿が落ちそうなので、来月回しになるかも知れないとのこと。来月の新年号で大幅なリニューアルをして、俺の原稿はどちらかと言うと新しい側面の看板になるらしい。『グラモフォン・ジャパン』の影響だろう。

○Kevin Crawford 'D' FLUTE ALBUM; Kerbstone, 1994
 地味ではあるが、フルートという楽器自体が地味なところがある。とはいえ、底の堅い、「パワフル」なこの人の演奏を聞いていると、否応なく乗せられてゆく。しばらくフルートものを聞いてみようかと言う気にさせられる。

 午後から翻訳。夕食は釜揚げ饂飩に巻繊汁。
 夜、仕事に精出していると中山さんから電話。イングランドものを聞きに来たいと言うので、それはかまわないがと、ちょうど Kokoo の招待状が三枚来たので行かないかと誘う。あと雑談、1時ちかくまで。デイヴ・スウォブリックが過小評価されているということで意見が一致する。
1999年11月28日日曜日 晴れ。

 8時半過ぎ起床。朝食はジャムを塗ったクロワッサンにプレーン・オムレツ。林檎、梨。
 朝から、仕事に精出す。新聞報道によると、昨日ニューヨークで円が4円近くも跳ねあがったそうだ。Daily Yomiuri の外国為替市場指標で計算すると、GBP は164円、IEP はなんと135円相当だ。ひところのドル並み。今週の東京株式市場で株価が上がったための由。大蔵省は慌てているが、景気を上向きにするための施策が当たっているのだから、喜ぶべきだろう。景気は良くなって欲しいが、円は上がって欲しくないというのはないものねだり。

 昼食はほっけの開きを焼き、若布ご飯、キャベツたっぷり味噌汁。2時過ぎ、駅前に出かけていた三人帰宅。が、Hが腹が痛いといってもどしたとのこと。すぐに布団を敷き、パジャマに着替えさせて寝かせる。そのまま、夜まで寝ている。他の布団もHを真ん中にして、起こさないように敷く。
 夕食は豚肉を油で焼き、大根卸しと醤油でいためた茸を置き、茸を炒めた汁をかけたもの、ご飯。茸は先日買ってきた椎茸と占地。
 夜、Kaleidoscope のサイトに行き、いくつかスキームをダウンロード。自動でスキームをランダムに変えるツールもダウンロード。
1999年11月29日月曜日 晴れ。

 昨夜は、夜半過ぎ寝ようとするとHが目を覚ます。腹が苦しいというので足の裏をしばらく揉んでやると、そのうち胃液のようなものをもどす。もどしたらすっきりしたらしい。明け方、もう一度トイレに起きたようだ。おかげで睡眠不足。昼食後、しばし仮眠。
 朝食、ハム・トースト。Kは11時半までに行けばいいとのことで、Hを小児科に連れてゆく。喉がまだ少し赤いが、腹はだいぶ良くなっているらしい。薬をもらってくる。とりあえず寝かせるが、午前中からもう退屈がり、昼食後は起きてしまう。あとはふだんと変わらず。

○Julie Miller ORPHANS AND ANGELS; Myrrh, 1993
 三枚目。すばらしいアルバム。まず基本的にこの人は楽曲がいい。メロディラインも起伏に富み、聞いていて楽しい。さらにそれをバディ・ミラーのアレンジが魅力的なものにしている。それに独特の声。好き嫌いの別れるところではあるが、舌足らずのキンキン声のようでいながら耳につかないし、妙な粘り気がある。ハーディガーディやホィッスルも使って、一番「国際色」が豊かかもしれない。

 昼食はKがHにおじやを作っていく。俺用に生協で鰺のタタキを買ってきてくれたので、キャベツの味噌汁を作って、ご飯。
 渋さ知らズのオフィシャル・ブート、届く。早速一枚目を聴くが、Hがうるさがるので二曲だけでやめる。これで今年の裏ベスト1は決まった。
 昼食後、ラティーナのMさんから電話。選出したベストのうち、Njava のものはもともと二年ほど前に日本盤として出ていたものを、ワールドワイドに売りだしたものだそうな。別に改めて選出することにする。しばし雑談。日本音楽の特集は面白いぞとけしかける。本人もやる気になっている。今年のベストの中で一番共通するのは日本のミュージシャンのものだそうな。平安さんの評価が皆高いというので嬉しくなる。
 終日翻訳。夕方、白夜のK氏より、ワトスンの短篇がファックスで来る。夕食後、ちょっと見てみると、CYBERSEX というオリジナル・アンソロジーの収録の未刊長編の冒頭部分。Amazon に行って、注文してしまう。ついでに Lucy Kaplansky の今年春の新譜も注文。夜、ワトスンを読んでみると、これがとんでもない怪作。これはどこも刊行したがらないわけだ。翻訳でも物議を醸しかねない。
1999年11月30日火曜日 晴れ。薄雲あり。

 朝食はかますの開き、大根と榎の味噌汁、菠薐草の胡麻和え、ご飯。
 歯医者。右下の歯がなかなか根治せず、今日は今までと全く別の薬を入れたようだ。入れる時、ちょっと凍みる。三本ある神経のうち、一本がまだ残っているらしい。
 Al Soft のサイトに行き、Open File Counter の「9」対応版をダウンロード。なぜかネコミ4.7の環境設定で、ファイルのダウンロード先を変更できない。

○Julie Miller HE WALKS THROUGH WALLS; Myrrh, 1991
 セカンド。カセットでしか手に入らなかったもの。いつも想うが、短かすぎる。"Broken things" の原曲?が入っている。やはりファーストからだんだん良くなってきている。それでいてその一つひとつが悪くない。天才だ。

 ネットで『ロード・オヴ・ザ・ダンス』関係の情報を集める。シンガーはアメリカのファンのサイトに簡単な情報がある。テーマ曲も、歌詞付き、リアル・オーディオでメロディが流れるサイトがある。シェイカー教関係の聖歌を集めたサイトらしい。歌詞はシドニー・カーターのものと同じ。午後になってから書きはじめる。
 昼食は、朝、Kが弁当用に一緒に作っていった豚肉の生姜焼きを暖め、朝の残りの味噌汁と野菜、ご飯、海苔。

 4時半少し前に出かける。Kokoo のライヴ。渋谷に出て、ザ・プライムの桂花に行こうとしたら、なんと別の店に替わっていた。仕方がないのでげんこつに入り、香油ラーメン。エスカレータで上がった左側は全面的に店が替わっている。が、全体的に客は少なく、閑散としている。日高ラーメンなど、一人も入っていない。これが不況というものか。それともこのビル自体の客入りが減っているのか。結構便利だったのだが、ここがなくなると別の食事場所を探さねばならない。
 南青山のマンダラ。初めてだったが、客席数が少なく、何となくゆったりしているのは良い。一番奥、左側の席に陣取る。ここだと舞台左側がよく見えない。15分押しで、ちょうど始まるときに星川さんが来る。間に結構長い休憩が入り、アンコール一回。終演十時。あとで聞くところでは、カンバセーションの人がフランスのプロモーターを呼んできていて、双方気に入っていたようだ。来年はヨーロッパのフェスティヴァルを総ナメ、ということになるかもしれない。今日はちょっと段取りが悪く、曲の間が空いていたが、演奏は「和音」のときよりも良くなっている。エフさんが来ていて、終ってから声をかけてきた。面白がっていたので一安心。終電に間に合って帰宅、1時。
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