2000年 7月 17日 (月) 晴れ。暑し。梅雨明け発表。
朝食、ブルーベリィ・ジャム・トースト、トマト、コーヒー、グレープフルーツ・ジュース。
歯科。左下続き。今日は炭酸カルシウムだかの長期有効薬を入れる。途中で蝉らしき鳴声を聞く。今年初めてか。帰宅後、扇風機を出す。
昼食、素麺、甘栗、パッション・フルーツ。
昼食を食べようとしていたところへ音友・Sさんから電話。アイルランド行きの話、オーディオ話。
午後一時半前、光化学スモッグ注意報発令。17時15分解除。
音楽雑誌の日。fRootsはなんとロバート・プラントが表紙。なかなかいい顔の爺さんだ。Irish Music Magazineはビル・ウィーラン。儲けたあげく、引退した人間の顔。『ラティーナ』と『CDジャーナル』。Amazon.comからスティシー・アールの新作。Read Ireland からゲール語の辞書。
夕食、銀むつの味噌漬、大根の味噌汁、隠元胡麻和え、胡瓜味噌、ゆかり、ご飯。
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2000年 7月 18日 (火) 晴れたり曇ったり。蒸暑し。
朝食、ブルーベリィ・ジャム・トースト、トマト、バナナ、コーヒー、人参林檎ジュース。
昼食、銀むつ味噌漬、キャベツ味噌汁、生卵、ご飯、胡瓜味噌添え。Hは給食がなく、帰ってきて昼は一緒に食べる。
朝から MacOSメール環境と Nisus E-mailer を試す。つないでメールをダウンロードするのまではうまくいくが、メール環境ではダウンロードしたファイルを個々のメールに切り分ける処理に恐ろしく時間がかかる。使い物にならない。Nisus の方も今一使いづらい。来たメールを元に発信のメールを書き、送ってみたら、なぜか元のメールが送られている。これまた使い物にならない。
○Mick Hanly WOODEN HORSES; Doghouse Songs, 2000 |
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見事。充実、成熟の一枚。ミック・キンセラのハーモニカがすばらしい伴奏をつけている。ジョセフィン・マーシュ、トーラ・カスティのフィドルもきちんとうたい手を盛り立てる。この柔軟さ。お嬢さんの木馬のイラストも暖かい。 |
午後、音友・Sさんから電話。DiskCopy によるCD-ROMのイメージ・ファイル化の話。どうやら元のディスクの容量分の空き領域が必要らしい。秋葉原のサウンド・クリエイトはなかなかいい店のようだ。
あちこちメール。フラッシュ・ディスク・ランチに未着の中袋の催促のメール。
メーラーの試用とメール書きで時間が潰れる。Default Folder の新版 (3.0.6) をダウンロードしてインストール。英語版だがもちろん全く問題ない。
The Living Traditionに注文を出す。Traditional Crossroads から新譜案内。四枚載っているが、どれも面白そうだ。
夕方からMSIのためのロニー・レーン&スティーヴ・マリオットの歌詞対訳。例によって聞取りがひどい。何とかならんかと思う。
夕食、釜揚げ饂飩、かき揚げ、桃。
Vine Linux をダウンロードしようとしたのだが、ファイルごとでは数が多すぎるのでよくよく見るとCD-ROMのイメージ・ファイルがある。これをダウンロードしようとしたらやたらめったら時間がかかる。Anarchie でダウンロードしていたのだが、これもよくよく見たら16時間から17時間かかるので、途中で諦める。
Sさんからのメールを見て、サウンド・クリエイトのサイトを覗く。なるほど、クアドラスパイアというラックはなかなか良さそうだ。
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2000年 7月 19日 (水) 晴れ。午後遅くから陽が翳って風が出たので、かなり涼しくなる。
朝食、ツナ・トースト、トマト、胡瓜味噌添え、コーヒー、人参林檎ジュース。
Claddagh からCD22枚とビデオ2本。関税1,800円。
米木氏の bin-tar-gzip の新版が出ているのでダウンロード。ついでに HUNDOSHI-EDIT と GripGrop も最新版をダウンロード。もひとつついでに「読まなくていいよ」の番外編「毎コミュと何があったか」と「嘘をつくサポート」の二つを読んでしまう。特に「嘘をつくサポート」はハードディスク・レコーディング・ソフトについてのカメオインタラクティヴとのやりとりで、なかなか面白い。熱心にスピーディに反応を返すサポートが必ずしも顧客のことを考えているわけではないという好例。
○Yas-Kaz & Jiri Pavlica SVITANI SUNRISE; Lotos, 1997 |
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Yas-Kaz とチェコのフィドラーのジョイント・アルバム。チェコのルーツ音楽をもとにしている部分もあるのだろうが、それ以上に東ヨーロッパからアジアにかけてのどこかにある架空の国のルーツ音楽をモダンにしあげた趣。歌もあり、冒頭の曲など「百人一首」をチェコ語に仕立てたモノらしい。不思議な透明感があり、ルーツによくある肉体を前面に出したものではなく、知性を働かせ、洗練された「コスモポリタンのルーツ」。複雑な仕掛けをふんだんに施してあるようで、聞けば聞くほどに面白みが沸く感じ。 |
○fROOTS No15; fRoots, 2000 |
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8・9月合併号付録のコンピレーション。例によってどれもこれも質は高くて、全部欲しくなるが、就中耳をそばだてたのは Grup Bamba Puang。ギター伴奏の女性ヴォーカルだが、インドネシアとは思いがけず、ほとんどブルースだ。アフリカのグリオ的なところもあり、アパラチアの "high lonesome sound" を連想させられるところもあり、一発のノックアウト。Smithonian Folkways だそうで、これは買わねば。もう一組は Moise & Alida Viator で、こちらはルイジアナのアーケイディア・ミュージックらしい。 |
昼食、昨夜のかき揚げの残りを暖め、かき揚げ丼にする。トマトとバナナ。
Amazon.comから Jonathan Raban の HUNTING MISTER HEARTBREAK。オーマガトキからサンプル・カセット。アヌーナのメンバーだったシンガーのソロらしい。
夕食、焼きそば、桃。
夕食時、今年初めて蜩を聞く。家の前の欅あたりにいたようだ。
夕食後、またジャケットの画像とりこみ。
○Martin Simpson & Wu Man MUSIC FROM THE MOTHERLESS CHILD; Water Lily Acoustic, 1996 |
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西と東の出会いから生まれた人類の至宝の一つ。やはり2曲目が圧倒的だが、それぞれに曲の個性もくっきりしていて、どれも味わい深い。 |
夜、十時から、MacWorld New York のジョブズの基調講演のウェブ・ライヴ放送を見る。結局最後まで見てしまう。期待していた 液晶iMac は出ず。iMacの新機種は出たが、色が変わって安くなっただけ。Cube はかわいいが、高い。新しいマウスのCMの音楽はステッペンウルフの "Born to be wild"。iMacの新しい色それぞれのコマーシャルに色を歌いこんだ有名曲を起用しているのがなかなか。特に新たな iMac DV/SE の白に使われているクリームの "White room" はかっこいい。
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2000年 7月 20日 (木) 晴れ。暑し。昨日夕方から涼しかったので、ずいぶん暑い感じ。
朝食、ホットケーキ(Hが焼く)、トマト、コーヒー、人参林檎ジュース。
○Martin Simpson, David Hidalgo, Viji Krishnan KAMBARA MUSIC IN NATIVE TONGUES; Water Lily Acoustic, 1998 |
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シンプスンが Water Lily から出した二枚目。David Hidalgo とインドのヴァイオリンとパーカッション奏者の四人でのセッション。今回は2曲ほど、ヴォーカルもとる。パーカッションはタブラではなく、写真では首から吊るして両側を叩く形のものらしいが、タブラの右手より軽い感じで、シンプルにリズムをキープする。ヴァイオリンは全く入らない曲もあり、入る曲もフィドル的な入り方で、Wu Man のピパのような対等な関係とはいえない。音はおもしろい。アルバムの基本型はシンプスンのギターとイダルゴのバホ・セクストのデュエット。シンプスンのギターが光る。異種交配のスリルはないが、シンプスン、イダルゴの二人だけの場合にはなかっただろう、玲瓏とした空気は貴重だ。 |
スペクトラルのCDプレーヤーのトレイの調子がおかしい。ふと思いついて、上に載せていたCDラックをはずしてみると、その下の表面は結構熱くなっている。それに前脚のソルボセインが潰れてしまっているのに、初めて気がつく。ずいぶん前からこうなっていたはずだが。
昼食は皆で吉本家に行く。葱味玉ラーメン。ラオックスを冷やかしてから帰宅。
○Tola Custy & Cyril O'Donoghue SETTING FREE; Clo Iar-Chonnachta, 1994 |
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トーラの兄弟姉妹であるらしい Cathy や Frances、キリルの兄弟らしいボールなども参加したアルバム。キリルのブズーキとヴォーカルはちょっと若い頃のアンディ・アーヴァインを連想させる切れ味の良さ。今後に期待だ。トーラのフィドルは独特の響きがあるように聞える。オリジナルをはじめ、選曲と組合せも新鮮で、なかなかの好盤だ。このレーベルも質の高いアルバムを出す。 |
午後、仕事部屋のオーディオ周りとエアコンのフィルターを掃除。MD録再機はCDプレーヤーの上に移動し、B&Oのカセット・デッキの上にはアンプだけにする。このアンプ、小さい割に重い。この重さがこのアンプの質の高さの証であり、支えているのかもしれない。
夕食、カレー。
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2000年 7月 21日 (金) 曇。蒸暑し。
朝食、ほっけ干物、グリーン・アスパラ、茄子の味噌汁、ご飯、ゆかり。
朝、トイレにこもっていたら宅急便。最近はHが受取れるようになった。フラッシュ・ディスク・ランチからCDソフトケースの内袋がようやく届く。
○N Ravikiran, Taj Mahal, V M Bhatt MUMTAZ MAHAL; Water Lily Acoustics, 1995 |
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トゥマニ・ジャバテとのジョイントとは対照的に、タジ・マハルがリードし、 V M Bhatt がそれに応える形。とはいえ、やはりインドの霊気の効験はあらたかで、何よりも "Stand by me" の、ありとあらゆる虚飾をはぎとった、歌の本質が剥出しになったような演奏は希有のものだ。同じことは他の曲にもいえて、ジャンルやマーケットがかぶせてきたものが全部はぎとられている。音楽家にとってこれはひじょうに恐ろしいことではないかと思うが、聞く方にとってもある意味試されている。 |
朝一番で「お宝鑑定団」を覗く。さすがにひどく重い。現地レポートで Cube の写真などを見ているうちにムラムラと欲しくなる。いかんいかん、金はないのだ。
午前中、『CDジャーナル』の原稿を書く。
3時から、小学校の炭焼きイベントの準備に参加。テント二組、組立てて、一つは幕も張る。草刈りなど。5時過ぎまで。
6時少し前、ダディ・オーのHさんから電話。アンディ・ホワイトのチラシ原稿の件。
佐渡山豊の事務所、プランクトンからDM。佐渡山豊のこのライヴCDは聞きたい。タムボリンからリスト。Songlines。Dirty Linen(付録CD付き)。
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2000年 7月 22日 (土) 晴れ。ピーカン。
朝食、ハム・トースト、ブルーベリィ・ジャム・トースト、トマト、コーヒー、林檎ジュース。
昼食、鰺刺身、胡瓜味噌添え、竹輪、ご飯。
夕食、浅蜊ご飯、豚肉の冷やしゃぶ擬、茄子の味噌汁。
今日から二日間、小学校の実習用畑と雑木林炭焼きを中心とした夏休みイベント。学校とPTAの共催。本部役員なので、何かと働かねばならない。9時前に学校に行く。昨年の反省に立って、今年はあまり重労働はせず。それでも午前中一杯、何だかんだと働く。昼に家にもどり、昼食の後、昼寝。その後、メール・チェックなどしたり、家事をかたづける。子供たちは昼寝の後、とびだしてゆく。4時過ぎに会場にもどる。竹炭のドラム缶はすでに火が落されていた。
7時ぐらいまでうろうろしてから、家にもどって夕食。Kが子供たちを連れて会場に行く。食事の後片づけをして8時過ぎに会場に戻る。暗くなっていたが、昨年の倍近い人数が集まり、特に子供たちが多い。暗い中、雑木林の中を飛びまわっている。けが人が出ないようにと校長さんが心配しておられたが、幸い、事故はなし。雑木林の方も、誰か教師が一緒に入って見ていたようだ。9時半頃から三々五々、帰る人が出始める。
10時過ぎると主立った人たちだけが残って、酒を飲みながらの雑談。その後やって来る人もいる。11時過ぎ、俄に驟雨。が、すぐに止む。0時、炭焼きの先生の指示で伏せ焼きの火を落す。それを契機に家に帰る。
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2000年 7月 23日 (日) 晴れ。猛暑。午後から風が出る。南風にて気温押上げる。
9時前起床。朝食にHがホットケーキを焼いたが、食べる気がせず、そーめんを茹でて食べる。
子どもたちは炭焼きイベントに朝から飛びだしてゆく。
家事をかたづけ、10時半に会場へ。ちょうどオカリナ演奏が終ったところのようで、子供たちにオカリナとコカリナのプレゼントがあり、じゃんけんが行われていた。その一方で竹炭のドラム缶を開く。かなりの成功の模様。続いて伏せ焼きを開く。こちらもかなりの成功。開いた後は教員の講習で使うとのことで、そのままに残す。一応の中ジメの後、できたばかりの炭で、本部役員たちが焼きそばを焼く。これは炭のせいか香ばしく、美味。
後片づけ。1時前に最後の荷物をリヤカーで校長・教頭と学校に運び、そこで終了。シャワーを浴び、昼食。鮪赤身の刺身、茄子の味噌汁、胡瓜塩揉み、ご飯。
午後は昼寝などしたりしてうだうだと過ごす。
夕方、クラス・メーリング・リストを作成し、当初の参加メンバーを登録してから一発目のメールを書いて送る。
夕食、ハンバーガー、ブルーベリィ・ジャム・トースト、トマト、牛乳など。
夜、嘉手苅林昌全集一枚目のライヴを聞き、その後、読書。
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