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モバイル人生読本
モバイル人生読本 part 3
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夜な夜な帰る の 巻

貧乏会社で働いていると「出張はあるけれど、宿泊費はない」ということも、少なくありません。ホントは、東京でめいっぱい一日働くとすれば、前日入って宿泊し、仕事のあと、一泊してから帰るという、合計3日分使う行程なら、ずいぶんと楽だし、夜も安心して友達と飲めるんですが、その2日を不況は許さない。

というわけで、移動は夜走り、なのです。

もちろん、夜一人で車で走るのもいろいろ楽しいんですが、やっぱり疲れが残っちゃうということで、一番多いのが、夜出て朝東京着の夜行で出発、仕事の後、夜東京を出て、朝帰ってこられるっていうコース。これだと、ちゃんと翌日から働けるというわけです(泣)。
車内風景その1
【こんな感じでPCをいじれるのも、個室ならでは】(photo by Fusa-no-suke)

いつも乗る電車は、金沢と上野を半日かけて走る 特急寝台 北陸 号。10年も前なら、ブルートレインとか呼ばれて、コドモのあこがれの的だった電車です。こいつのいいところは、2段ベッドのB寝台と、B個室の切符代がおんなじなこと。はやめに切符さえ取っておけば、ちゃんとゆっくり寝ながら現地まで行けちゃうわけです。で、B個室、ベッドは「ぎりぎり寝返りが打てるかも」ってくらいの広さながら、テーブルにノートパソコンも置けるし、エアコンの調整も部屋ごとにOK。さらに、カードキーで鍵までかかるというわけで、安心してトイレに長い間詰まったりもできる、お買い得部屋。

車内風景その2
【JR印の浴衣、あるんですよー】(photo by Fusa-no-suke)

上野駅を出発するのは23時過ぎだから、この頃僕は既に酔っぱらい(当然、仕事の後は、友達と飲んでるわけです)、ほろ酔い気分でメールを取ると、あとはベッドに寝そべって、ゆっくりお返事書きをしながら、のんびり夜更かし。窓の外の街のあかりもだんだんと消えていくころには、いつも通り、寝ることになるんですが、普段の生活と同じように、布団のなかでうだうだしながら、だんだん眠くなるっ・・・ていうのを移動しながらできるってのは、やっぱりうれしい。

そのまま、僕は糸魚川まで「ふんがー」とか大声でいびきかきながら、寝続けます。いびきがひどい人でも、他の人に迷惑かけないってのも、いいところかもしれませんね。

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・・・・・・・TEXT BY 房之助/西澤隆aboutME!

[モバイル人生読本]
【自然の中でモバイルしてみました】編
【Fuji Rock Festival下見】編

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