ライン

「プジョー・ユーロツアー
輪行仕様改造」

昨年大活躍のプジョー・ユーロツアー更なる活動の場を
広げるために輪行仕様に改造しました。


(ガードがアルミに変わり締まった感じになりました)

2007年大活躍したプジョー・ユーロツアー。現在手持ちの自転車で輪行に適したものが
無かったので、さらなる活動を広げるために輪行仕様に改造することにしました。改造に
あたっては、はづきの御大こと鈴木昭一氏の乗る輪行仕様車を作成した名古屋の自転車
屋にお願いする事にしました。この店主、改造にかかる小物はすべて手作業でやすり等に
よる削りだしで工作しています。それでは、今回の改造点紹介します。


Rメカ、アウター取り回し処理
ユーロツアーはエルゴパワーですので、輪行の時にはハンドルをはずす事は非常に面倒な
ので、オーストリッチのロード用輪行袋を使った、ハンドル・フォークをはずさない方法での
処理を考えました。その場合、一番の課題はエンド部が下になるためRメカのアウターケー
ブルがつぶれる状態になります。それを解消するための工作をしていただきました。
下の写真にあるようにアウターストッパーを上部につけることによりケーブルのつぶれを解消
しています。アウターストッパーの小物は手作りでRメカのアーチに沿った取り付け工作をして
います。Rメカとの接合はネジ止め及び接着剤です。インナーケーブルが最後大分摩擦が
ありますが、変速は確実にしております。


 
(アウター受けを上部して輪行時の問題を解消)(Rメカのアールに沿ってストッパーの受けをつける)

(接合のメインはネジ止め)

泥除け工作
改造以前につけていたミルレモ(ブルーメルOEM)のプラガードでは、輪行時破損が気になり
ます。そこで、本所のマビック型のガードに変更して工作をしてもらいました。
まず、フレームとの脱着ですが、F・Rともにクイック式になりました。このクイック小物もアルミ
ブロックから手作業による削り出しです。アルミL金具もやはり削り出しでクイックのおさまる位
置には窪みが作られています。


 
(前後クイック式脱着、小物は全部手作業による削り出し)

Rのチェーンスティブリッジの工作はスクリューネジで手回しによる固定ができるようになって
ます。


 
(スクリューネジもやはり手作り、工具を使わず簡単に固定ができます)

ガードスティの先端にも小物を作り、常に適切の長さでセットすることができます。ちなみ
に小物とスティの固定はネジ切りおよび接着剤です。


 
(クイック開放状態)            (スティ先端の小物、やはり手作業削り出し)

Fキャリア工作
ユーロツアーにはキャリアダボがありませんのでTAのキャリアを使っていました。しかし、構
造上からどうしても先端があがった状態にしかなりませんでした。しかし、今回ガード取り付
け上の問題からキャリアの工作が必要になり、その結果キャリアが水平にセットできました。

工作されたのはブレーキボルトとキャリアの固定部で、キャリアの固定部をロウ付けし直し
ボルト先端からそのままとキャリアへと、固定部とボルトを一体化してあります。

 
(水平にセットされたTAキャリア)   (ブレーキ固定ボルトとキャリアの足の一体化工作)

Fライト工作(けったオリジナル
このTAのFキャリアはライトスティ付きの物なので、サンヨーダイナパワー付属のライト
に100均LEDライトを内蔵したライトをセットしました。


 

これで、輪行が可能になりました。今シーズン輪行でツーリングに出かけましょうか。


(2008.1.4)



「自転車のお話」へ戻る
トップ アイコン
トップ

ライン