社楽の会 臨時増刊号    第232回へ    第233回へ   TOPへ
                                           
報告者  土 井

第232回からやや間が空きましたので、2005年7月18日(月)臨時増刊号を発行します。

 今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

 ODA民間モニター 中国班コース決定
 恒例!夏休み自由研究特集
 食育基本法施行
 愛・地球博 国際赤十字館に関連して   
 緊急特集!アスベスト
 便利Web特集 
 教育関連情報
 政治について考えよう!
 メルマガ紹介

ODA民間モニター 中国班コース決定
 22日から始まる中国のODA視察のコースが分かりました。視察報告は9月1日第233回社楽の会で写真、動画を用いて行う予定です。
 
日程
7月22日(金)
18:00 成田集合 
7月23日(土)
10:35 成田空港発(NH905便)
13:15 北京首都空港着
   日本大使館表敬訪問
24日(日)
8:15 北京首都空港発
9:30 鄭州空港着
 @ 温県趙堡鎮中学校校舎再建計画視察(草の根無償資金協力)
25日(月)
 A 青年海外協力隊員活動現場視察(作業療法士)
26日(火)
9:50  鄭州空港発
11:25  蘭州空港
  B 大型灌漑区節水かんがいモデル計画視察(技術協力)
  C 甘粛省水源管理・砂漠化防止事業視察(有償資金協力)
27日(水)
10:00 D 甘粛省植林植草案件視察(有償資金協力)
16:00 E 蘭州中川空港拡張事業視察 (有償資金協力) 
28日(木)
10:00 F 北京日本学研究センター拡充計画視察(無償資金援助)
14:00 G 中日友好病院視察(無償資金援助+技術協力)
17:00 JICA事務所訪問
   青年海外協力隊員との面談
29日(金)
8:00 H 北京市地下鉄案件視察(有償資金協力) 
10:00 中国政府機関表敬訪問(科技部、財政部、商務部)
14:00 資料整理、報告会準備(ホテル内)
16:00 日本大使館訪問(結果報告)
30日(土)
14:45 北京空港発(NH906便)
19:05 成田空港着
31日(日)
  帰宅 
《参考》ODA民間モニターについては http://www.apic.or.jp/plaza/ の下部をご覧ください。

2 恒例!夏休み自由研究特集
 いよいよ夏休み!恒例になりました、子どもたちの自由研究に役立つサイトを特集しました。
 
キッズgoo
 子どもたちが夏休みに取り組む自由研究に役立つ体験型コンテンツを紹介
 子ども向けポータルサイトにおいて、9月6日までの期間、"あそんで・まなんで・やくにたつ!"をテーマに、夏休みの自由研究に役立つ情報やペーパークラフトなど、子どもたちの夏休み生活をより有意義なものにするための特集「キッズgoo 夏休み島」を提供。
http://kids.goo.ne.jp/event/summer/index.html 
 
「夏休みの自由研究」はこれで完璧!特選リンク集
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/0723/homework.htm      

自由研究百連発
   http://portal.nifty.com/100/ 

やまびこネット自由研究
http://www.j-muse.jp/study/index.html 

キッズコアラ夏休み特集
              http://www.coara.or.jp/kids/backnumber/2001/summer/ 
理科の自由研究
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/t-nishi/ 

発展学習・自由研究のワークシート集
http://www.bio.aichi-edu.ac.jp/wsheet.htm 

自由研究のポイント
http://www.so-net.ne.jp/jikken/point/point.html 

 食育基本法施行
 食育基本法が、平成17年7月15日に施行された。
 まずは、原文にざっと目を通していただきたい。http://www.ron.gr.jp/law/law/shokuiku.htm 
 
 食育の定義は明確に示されていないが、前文中の次の文がイメージしやすい。
食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進する
  
 学校関係の条文を抜き出すと、次のものがある。
(教育関係者等及)
第十一条 教育並びに保育、介護その他の社会福祉、医療及び保健(以下「教育等」という。)に関する職務に従事する者並びに教育等に関する関係機関及び関係団体(以下「教育関係者等」という。)は、食に関する関心及び理解の増進に果たすべき重要な役割にかんがみ、基本理念にのっとり、あらゆる機会とあらゆる場所を利用して、積極的に食育を推進するよう努めるとともに、他の者の行う食育の推進に関する活動に協力するよう努めるものとする。 
(学校、保育所等における食育の推進)
第二十条 国及び地方公共団体は、学校、保育所等において魅力ある食育の推進に関する活動を効果的に促進することにより子どもの健全な食生活の実現及び健全な心身の成長が図られるよう、学校、保育所等における食育の推進のための指針の作成に関する支援、食育の指導にふさわしい教職員の設置及び指導的立場にある者の食育の推進において果たすべき役割についての意識の啓発その他の食育に関する指導体制の整備、学校、保育所等又は地域の特色を生かした学校給食等の実施、教育の一環として行われる農場等における実習、食品の調理、食品廃棄物の再生利用等様々な体験活動を通じた子どもの食に関する理解の促進、過度の痩(そう)身又は肥満の心身の健康に及ぼす影響等についての知識の啓発その他必要な施策を講ずるものとする。
 
 以下は、中日新聞7月18日の社説である。個人的な思いは、この中にほぼ込められていたので紹介したい。
ここまできちゃったか
 食育基本法が施行され、担当大臣が任命された。政府は首相を会長とする推進会議も設置する。「食べる」と「生きる」は、ほぼ同義語なのに、そのすべを法に示してもらうとは。
 食育基本法前文には、こうある。「ここに、食育について、基本理念を明らかにしてその方向性を示し…」。食育とは、「食」に関する教育だ。
 そして、第一三条には、次のように書いてある。
 「国民は、家庭、学校、保育所、地域その他の社会のあらゆる分野において、基本理念にのっとり、生涯にわたり健全な食生活の実現に自ら努めるとともに、食育の推進に寄与するよう努めるものとする」
 それが「国民の責務」という。
 まさしく「はしの上げ下ろし」について、法律が定めてくれた感がある。
 確かに、事態は深刻だ。
 ことしの農業白書をひもとくと、小中高生の二割は朝食を食べない日があったり、ほとんど食べない状況にあるという。小学校高学年から中学生の四−五割、高校生の二割が学習塾に通っており、子どもの年齢が上がるほど、夕食や夜食をコンビニに頼る割合が高くなる。
 こうした食習慣の偏りが、肥満や糖尿病など生活習慣病の若年化、激増につながっていくからだ。
 一九七〇年は、大阪・日本万国博覧会に、米国の有名なフライドチキンチェーンの実験店が国内で初めて登場し、「ファストフード元年」とも呼ばれている。
 その後、ファミリーレストランや郊外型スーパー、さらにコンビニが爆発的に国土の隅々まで普及して、「食」は急速に簡便化すると同時に、画一化していった。
 開催中の愛・地球博(愛知万博)にも世界の「食」が集まっている。だが、大阪で初めてフライドチキンに出会ったときの感激は、わいてこない。“世界のグルメ”もほぼ日常化したらしい。文字通りの「飽食」である。
 問題は、ありあまる「食」の洪水に多くの消費者が身をゆだね、「食」に対して「受け身」になり過ぎたことである。与えられた食物をのみ下し、消化するだけならば、人間の暮らしとは言いがたい。
 法の定めに従って、「国民運動」を起こすのもいいだろう。しかし、多くを社会にゆだねすぎると、「受け身」を助長してしまう。
 基本法施行をきっかけに、まず家庭の中で、「食」について語り合う時間を捻出(ねんしゅつ)したい。できればしばしテレビを消して、食卓を囲みつつ。
 「法律で決めるような内容か?」とは、誰もが思うに違いない。社説中にもあるように、まさに「飽食」と言う豊かさが生み出した「(家庭)教育界の成人病」を治療していくための基本法と考えるべきであろう。

 愛・地球博 国際赤十字館に関連して 
 愛・地球博で、開幕当初人気のなかった国際赤十字赤新月館の人気が出てきました。私の知り合いも、何人かが「愛知・地球博ナンバー1」に挙げています。娯楽性の高い展示が多い中で、本当に地球全体のことを考えている数少ない展示館の一つでしょう。それは、最後の入館者の感想の質の高さを見るとよく分かります。特に、若者の入館者が多いことに日本の希望を見つけた気がします。
 
 「飽食」「食糧問題」については、愛・地球博でも何カ所か取り上げていました。基本的に、現在地球上で生産している食糧は、地球上の人類や家畜を養うには十分な量があります。ただ、公平な分配ができていないだけなのです。
 えこめーる”ONE”vol.76 に次のような記事を見つけました。
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◇◆ 世界のまずしさ world poverty
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もし世界が100人の村だったら、
 
20人は栄養がじゅうぶんではなく、一人は死にそうなほどです。 
でも15人は太り過ぎです。
 
すべてのエネルギーのうち
20人が80%を使い
80人が20%を分けあっています。
 
25人は食べ物の蓄えがなく、
雨露をしのぐことをところがありません。
 
17人はきれいで安全な水を飲めません。
 
48人は嫌がらせや逮捕や拷問や死の恐怖のために
信仰や信条、良心に従った自分の意見を主張できません。
 
33人はビタミンやミネラルが足りないために、
思うように働いたり遊んだりできません。
 
そんななか、日本のわたしたちが捨てるたべのこしは、
年に2000万トン以上です。
ちなみに世界の食糧援助量は、年に1000万トンです。
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◇◆ ほっとけない世界のまずしさ キャンペーンとは?
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世界的な貧富の差が拡大しています。
モノをつくっても公平に取り引きしてもらえなかったり、返済不可能なほどの借金を背負わされていたりすることで。
 
この貧困は人災です。克服することができます。
そのために必要なのは「貧困を世界の優先課題とすること」です。
 
20年前、アフリカ救済イベントで280億円の寄付を集め、喜んだのもつかの間、それがアフリカでは先進国への債務返済に一週間で消える額でした。
寄付だけでは、貧困のスピードに追いつけないのです。
みんなの意向を集めて、政策を引き寄せなければ。
 
世界の貧困をなくすために、日本にできることは、援助をふやす、援助をよくする、最貧国の高すぎる返済金利を少なくする、そして貿易をフェアにする、この4つです。
2005年はG8サミット、国連総会、WTOと大きな会議が3つもあります。
日本が世界にむけ「貧困の克服を日本の優先課題にする」とはっきり言うチャンスです。
 
今、世界が本気になって、構造を変えようとしています。
あなたも、ホワイトバンドを身につけてください。
貧困をなくすために、できることをしてください。
 
ほっとけない 世界のまずしさ。
http://hottokenai.jp/ 
 
『地球村』も参加しています(参加団体リスト)http://hottokenai.jp/who/index.html 
  
 緊急特集!アスベスト
 まずはここをご覧ください。
 「石綿(アスベスト)についてQ&A」
 石綿(アスベスト)に係る健康相談について、環境省が取りまとめて「石綿(アスベスト)について
Q&A」として、各保健所に配布。石綿は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で、その繊維が極めて細いため、吹付け石綿などの除去等において飛散して吸入してしまうおそれがある。
http://www.env.go.jp/press/file_view.php3?serial=6995&hou_id=6187 
 基礎知識はここ・・・
アスベスト
http://tamagoya.ne.jp/potechi/2005/20050710.htm 
石綿の誤解
http://tamagoya.ne.jp/potechi/2005/20050711.htm 
 
 日本石綿協会 - アスベストに関する法規、Q&A、関連データ。
 http://www.jaasc.or.jp/ 
 中皮腫・じん肺・アスベストセンター - アスベストの吸入により発症する中皮腫等の相談窓口として発足した民間の非営利団体。関連情報、相談者の声等。
  http://www.asbestos-center.jp/ 
 
アスベストについて考える - 発癌物質と考えられるアスベスト、その日本国内での使われ方を考える。http://park3.wakwak.com/~hepafil/ 
6 便利Web特集
(1) 東書メール  59号 平成18-21年度中学校「年間指導計画作成資料」を公開しました。
 二学期制・三学期制の両方に対応しています。
 
(2)総務省豆知識 標準統計分類
  標準統計分類は、統計調査の結果を産業別、職業別、商品別等に表示するためのもので、「日本標準産業分類」「日本標準職業分類」「日本標準商品分類」「疾病、傷害及び死因分類」があります。標準統計分類を使用することにより、異なる統計調査結果の比較が可能となり、統計の有用性が向上します。
  標準統計分類の詳細については、こちらをご覧ください。
 
(3)インタビュー:アメリカの教育改革に学ぶ 
 「ゆとり教育」以後、日本では教育改革がなにかと話題に上る。アメリカでは日本に先駆けて大規模な教育改革が行われ、それなりに成果を上げている。日本の教育改革はどのような方向に進むべきなのか、アメリカの教育改革に直接携わり、日本の教育事情にも詳しいダグラス・トレルファ氏に意見を伺った。 http://www.manabinoba.com/index.cfm/4,6277,81,html 
 
(4)衛星写真および航空写真に対応した地図検索サービス
 Google マップが日本にも対応。おおよその場所や住所で地図を検索し、地図をクリックしてドラッグすれば、隣接領域に簡単に移動することが可能。目的の場所がどんな感じか付近の様子を見てみたいときは、衛星写真および航空写真を使用して空からの眺めを見ることができる。
 
(5)どうして勉強しなくちゃいけないの?に答える》群馬県教育委員会
 群馬県教育委員会では、「教師の指導力」と共に「子どもの学習努力」が不可欠であり、中でも「家庭学習の充実」が必要であるという意見が出された。
 
(6)世界初! フィルム基板を用いたカラー電子ペーパー
 世界で初めて、電源を切っても表示を維持でき、明るいカラー表示が可能な電子ペーパーを開発。薄くて曲がり、表示の維持には電力が不要な上、書き換えも低消費電力なため、公共の場所での情報表示や商品広告など、紙のように扱える新しい電子メディアとしてさまざまな応用が可能。
 
(7)学校では習わない・教えないノート術 マインドマップ
  学校では習わない・教えないまとめ術 KJ法
  KJ法とは、川喜田二郎博士が開発した、思考のまとめ術。方法の概要は、大量のカードに短文や単語単位で書き付けた文書を、直感的にグルーピング(同じ傾向にあるものをまとめて、空間配置する)し、そのラベル付けをするというもの。ここ数年の流行になっている「図解」の先鞭とも言うべき存在だ。
 
(8)水を含まないシャボン膜を世界で初めて発見
 水を全く含まない泡膜が存在することを世界で初めて発見した。数マイクロメートルの微細なフレームの中で様々なシャボン膜を作製し、乾燥後、その形態を観察する研究が系統的に行われた結果、厚みが分子2個分に相当する極めて薄い膜(乾燥泡膜)として安定に存在できることを発見。
 
(9)『海の日』に関するサイト
☆「海の日・海の月間」
海の日の由来がわかる、海に関するイベントがわかるサイト
 
☆実感!マリンウィーク‘05
全国のビーチイベントが満載!!夏休みの参考にどうぞ!!
 
☆海の日ホームページ
西三河の漁師さんとボランティアが取り組む海の日記念イベント!
 
☆全国ビーチ情報2005
全国のビーチの詳細情報が満載なサイト!!
 
 教育関連情報
(1) 教員に仮免許制?
 政府の規制改革・民間開放推進会議は、今月末にまとめる「中間取りまとめ」に、公立学校の教員に対する「仮免許制」の導入を盛り込む方針。本採用に際し、同僚、保護者らの評価を加えて審査する仕組みに移行させることで、教員の質の向上につなげるのが狙い。
 公立学校の教員には1988年から1年間の試用期間が設けられているが、2003年度は全国で1万8107人のうち、本採用の審査に不合格となったのはわずかに1人。同会議は完全に各都道府県教委に委ねられている現行制度が教員の質を落としていると判断、試用期間を明確に「仮免許」と位置づけ、その間の現場の評価を反映させる仕組みを提言することにした。
 教員の質向上については、外部教員を積極的に採用する「特別免許状制度」の付与手続きの簡素化なども盛り込み、政府に総合的な取り組みを求める方針だ。

☆★☆ コメント ☆★☆
 この「仮免許」制度は、基本的に現在の制度と変わらないので、効果は疑問である。「特別免許状制度」も、一時的な刺激にはなるが、質向上につながるとは思えない。
 よく外部講師(ゲストティーチャー)を教室に招くが、事前に入念な準備をし、事後にもフォローがあってこそ成り立つ学習形態である。そもそも、一般の人は教えることは「素人」でる。教師という「プロ」の企画にそって、しかも支援があって成り立つ。確かに、ゲストティーチャーの資料的価値はたいへん高いが、教えるのはプロに任せるべきだ。
 ここで問題にしたいのは、その「プロ」教師をどう育てるかである。
 簡単なことだ。教員養成のあり方を変えるべきであろう。
 現在、教員養成大学ですら、何人の指導の「プロ」がいるだろうか?教育心理等の専門分野のプロはいるが、指導のプロ、すなわち現場上がりのすぐれた指導理論と技術を持ち合わせた人は、数えるしかいないであろう。そこを解決しない限り進展しない。
 
(2)小中学校760校が耐用年数を超えて使用され続けていくと主張 都特別区
 東京都特別区(東京23区)は、改築が必要となる校舎が急増しているが、予算が追いついていないとし、対応するための財源措置の確保を訴えている。
 ○参考:公立小中学校施設の耐震改修状況調査結果概要

☆★☆ のコメント ☆★☆
 「あれをやった」「これをやった」というレポートが多い中で、「これができていない」「あれもできていない」というレポートを行政が出すのは勇気がいることであろう。まず、未解決の問題をさらけ出した東京23区に敬意を表したい。
 特に、学校の問題は深刻だ。校舎などの耐用年数は50年間と言われ、今後20年間で改築時期を迎える小中学校は900校を数える。このすべてを改築するには、1校あたりの経費が平均30億円として、年間平均1千百億円以上かかるのに対して、現在の措置金額280億円で、およそ140校しか改築できない。残りの760校は校舎の耐用年数を超えたままの状況になる。
 これに対してどうしていくかはともかくとして、こうして解決すべき点を5つにまとめて発表したことは、前進に向けてのスタートになる。
 
(3)情報漏洩、セクハラ、入試ミスも保険でカバー 
 学校が求められるさまざまな損害賠償の支払いを保険会社が肩代わりする保険商品「学校総合賠償責任保険」が発売された。学校内の人や施設の損害に対する一般的な補償に加え、教職員のセクシュアル・ハラスメントによる賠償責任や、学校内で発生した犯罪の被害者補償を総合的に補償する初の保険。初年度は1億円の保険契約料を目指す。
 新商品は、職員のセクハラや情報漏えい、入試の採点ミスなどで、学校が賠償責任を負った場合に一定額を補償する。個人情報漏えいの謝罪広告や見舞金支払いなどでかかった費用も補償する。
 年間保険料は、学生数1万人の大学で補償限度額1億円の場合、550万〜650万円程度。2000人規模の学校で同3000万円なら、60万〜80万円程度に設定する。
☆★☆ コメント ☆★☆
 くやしいけど・・・、売れるだろうな・・・
8 政治について考えよう!
 社会科教師は現代社会を考えるプロでもあります。政治について考える絶好の資料を発見しました。
与野党の国会議員が多数参加している。
 基本サイトは  http://www.ezvoice.org/ 
メールマガジン 議員MAGS<INDEX版>
 参加国会議員146名。国会議員発行の最新メールマガジンを全文転載した公式統合メルマガ@議員MAGS(完全版)最新号のINDEX版。完全版=転載議員メルマガ全文はEZVOICEのホームページでも閲覧可能。
 メールマガジン 民主主義
 民主主義を視座に、あなたの傍にある”変 ”について極秘情報を交えて解説。EZVOICEに公式参加の国会議員146名発行最新メルマガもメールマガジン「議員MAGS」にて一挙紹介。
 
 そして、国会議員が数多く参加しているメーリングリストにも登録することができる。

 メルマガ紹介
(1)メールマガジン「授業成立プロジェクト(JSP)」−授業スキル号−
1 「授業成立の基礎技術 第2回 板書」    編集長 佐藤 正寿
 授業成立プロジェクトリーダーである上條晴夫氏の新著が『子どものやる気と集中力を引き出す授業 30のコツ』(学事出版)です。
 その中に「授業づくりの基礎技術 10のアイテム」という章があります。この授業スキル号では,この10の基礎技術を「紹介プラス具体例」という形でお伝えしたいと思います。今回はその2回目。板書です。
 
 上條氏は板書で次の2通りの教育技術をあげています。
・プレゼンテーション型の板書技術
・参加・体験型の板書技術
 「プレゼンテーション型の板書技術」は教師が書く板書です。子どもたちの理解を促すために、授業の流れや要点、必要な情報を板書します。子どもたちはその板書をもとにノートを取ります。いわば伝統的な技術です。「板書を見れば1時間の授業がわかる。そのような板書をしなさい」と初任の頃によく言われました。いわば教師の板書が「授業のノート」のような感じになります。
 
 それに対して「参加・体験型の板書技術」は子どもたちが書く板書のことです。伝統的な板書技術では「板書は教師のもの」という意識が強かったのですが、子どもたちに黒板が開放されるわけです。
 これは授業自体を大きく変化させます。教師と子どもとのやりとりだけではなく、子どもと子どものやりとりの比重が大きくなるからです。子どもたちの授業に対する興味も高まります。
 
 上條氏も「参加・体験型の板書技術」の役目として次のようなものをあげています。
1 教師の介入なしに子どもの生情報を共有できる。
2 ノートの内容を写す段階で本人が内容を吟味できる。
3 早く書けた子に書かせることで作業の時間差に対応できる。
4 できない子ができた子の板書を見てヒントにできる。
5 子どもたちの生の言葉を個別評価しやすい。
 
 実際に「参加・体験型の板書」をするようになるとそのメリットを実感します。
 たとえば俳句を作る授業で、早くできた子から板書します。早くできた子への時間差対応です。そして、これはなかなかできない子へのヒントにもなります。黒板に書かれている他の子の作品から「こう書けばいいんだ」というヒントをもらっているわけです。
 もちろん、子どもたちに開放させればいいだけではなく、そこには技術が必要です。「ノートに書かせてから板書させる」「箇条書きにさせる」「板書の位置を指定する」といったことです。
 私も黒板に書かせる時には、「・」の記号を事前にすばやく打ちます。そうすると子どもたちの書き出しの位置が統一され、見やすい板書となります。 
 
 授業成立の視点として考えれば、伝統的な板書方法である「プレゼンテーション型の板書技術」と新しい流れである「参加・体験型の板書技術」を、それぞれどのような授業の時に使っていくのか。その点を吟味する必要があるでしょう。
 
 次回取り上げるのは「ノート指導」です。
 
☆★☆ コメント ☆★☆
 「板書」は教師の基礎・基本。しかし、どれだけの大学で教えているのだろうか?「現場で自分で盗むものだ」という先輩がいたが、それは、坂道発進ができないのに自動車免許を与えるようなものである。
 その板書技術を、こうしてまとめてもらえることは本当にありがたい。すべての教師が、もう一度確認するべき内容だろう。
 
(2) 英語のまぐまぐ! 2005/07/15 号
■ウィークエンド社会人学校ウォーズ[200X]
 ●68じかんめ『社会』
 ネイティブの小学生が、日々の授業でどのくらい難しい英語を使っているのか興味をもったことはありませんか?現地の小学生が解く問題にチャレンジしてみましょう!
 
●68じかんめ『社会』
 Which sentence is right about the First World War          
 A. Austria-Hungry declared war on Great Britain, because the future 
   ruler of Austria-Hungry was killed in Britain.          
                                    
 B. Germany took sides with Austria-Hungry and declared war on Russia 
   and Russia's ally, France.                    
                                    
 C. Japan took sides with Germany, which had been a friendly nation  
   ever since Japan opened up to the West.              
                                    
 D. After the war, the United Nations was formed.           
                                    
【小学校6年生の問題、あなたは解けた?答えは最後にあります】
 
(3)『日本史』を斜め読みする
 http://www.mag2.com/m/0000146812.html  発行 金曜夜または祝前日

 日本史愛好家(≠専門家)の筆者が日本史を「斜め」に読みます。時代は古代・中世・近世。読者様の企画を募集するとともに、日本史を楽しもうという企画です。週末1号・短文配信。誌面で対応しきれない点は個別対応いたします。(編)教科書には出てこない、けれど人間味溢れる分野をご紹介。親子で楽しめます。
 これまでの内容です。
vol.19-vol.23:鎌倉幕府の執権職(4月2・8・15・22・29日配信)
    鎌倉幕府の政治機構はどのようなものだったのか、という点を執権職を通してみてみる。
vol.24-27:三好長慶(5月6・13・20・27日配信)
    読者様によるリクエスト企画。室町幕府の中枢部にきりこんだ戦国大名。主君・細川氏や将軍家との確執を描くとともに、将軍を追い詰めながらもトドメを刺さなかった点を指摘。
vol.28-vol.31:日野富子(6月3・17・24日、7月1日配信)
    読者様によるリクエスト企画。日野富子という人物を通して、応仁の乱から戦国時代までの室町幕府の政治風景について執筆。
vol.32:室町幕府の守護大名(7月8日配信)
    細川氏・大内氏の確執。戦国大名の活躍ぶりは取り上げられますが、守護大名については描かれる頻度が少ないような印象をうけましたので弊誌で取り上げました。
 
今後の予定
徳川家宣(3話)ー6代将軍。生類憐れみの令で有名な5代将軍・徳川綱吉と「暴れん坊将軍」徳川吉宗にはさまれた地味な存在ですが、正徳の治で有名な新井白石の登用などを手がかりとして家宣について取り上げます。
 
藤原隆家ーーーー藤原道長の政争に敗れて九州に左遷。実力者に追われた点で菅原道真と共通しますが、左遷された後になって「日本史」の教科書に載った稀有な人物です。
 
 
■【答え】ウィークエンド社会人学校ウォーズ[200X]
【質問】
 第一次世界大戦について、正しい文章を選びなさい
 A.オーストリア=ハンガリー帝国は英国内で皇太子が殺害されたため、大英帝国
   に対して宣戦布告した
 B.ドイツはオーストリア=ハンガリー帝国側につき、ロシアに宣戦布告した
 C.日本は開国以来友好国だったドイツの側についた
 D.終戦後、国際連合が設立された
【答え】
 B
第一次世界大戦のあとに設立されたのは国際連合ではなく、国際連盟。英語では、
"The League of Nations"だよ。                (シャーロット)
 

    問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp