第100回 社楽の会報告      第99回へ   第101回
                                  報告者 布袋中 土 井

 10月1日(木)布袋北学供にて、第100回の社楽の会を開催しました。
 参加者は、土井岩井先生、高田先生、尾関先生、高橋先生、大島先生、日比野先生、勝村先生木本先生天野先生、奥村先生、水野先生、和田先生、山田教頭先生の14名でした。100回にふさわしく、たいへん充実した内容でした。

☆ 勝村先生より、名古屋分散総合学習について報告がありました。今日的な問題から 学習テーマを設定し、見学地を選ぶという流れで、ワークシート、見学・体験候補地一覧を紹介していただきました。環境問題では清掃工場など20カ所。国際交流では、国際センターなど14カ所など、94カ所紹介されています。
総合的な学習では、各学校・教師のアイデアが試されます。今から、知恵を出し合っていきたいものです。
☆ 大島先生より中間テスト直前・社会科のポイントを紹介していただきました。先生得意 の語呂合わせです。歴史編では「欧米の発展とアジア侵略」「開国と江戸幕府の滅亡」、地理では「東海地方」から「中央部から日本を考える」までを網羅しています。 東海地方の集約的農業では、「牧のお茶、久能のイチゴに、アッ、メロン!」「集約は、手間かけ・金かけ・技術かけ」とまとめられています。先生のセンスが光ります。
☆ 木本先生より小学3年社会プリントを紹介していただきました。「品物のうまれたところをまとめよう」では、児童が実際にスーパーで品物を見て、産地を調べています。スーパーの人に「おしえてください」では、1日の客数、働く人の数、売り上げなどを質問した答えがまとめてあります。書かれている内容のレベルは高く、子どもたちの目の輝きが感じられました。

☆ 土井より尾教研社会科中学校部会原稿を提案しました。まだ単元構成・考察が未完成ですが、文字を減らすように心がけました。ご指導ください。
・ 尾教研研究集会 当日配付資料一覧を提案しました。次のものです。
  @ 布袋中学校2年社会科年間指導計画 A 共に生きる力を育てる年間指導計画
  B 調査活動の方法  C 生徒の手紙・礼状
  D 発表の方法   E 電子メールの活用
  F 道徳 生活の中の水 指導案   G 琵琶湖とその利用授業記録
  H 生徒の感想   I 水質調査の方法
  J 『生活科と共に総合的学習を創る 88』(明治図書)より 計15枚 29p
・ オーストラリアへ行こう!途中経過報告をしました。
 (1)生徒のレポート紹介
  生徒がこれまでに取り組んだレポートを紹介しました。それぞれ希望の職業になりきって立てた旅行計画とそのレポートです。そのどれもが、実現可能であることが特徴です。
 (2)レポート発表会の感想
 9月28日にパソコン室で全クラスがレポート発表会を行いました。結局、発表会は1時間のみにしました。各クラス4〜5名の発表です。その後に書いた感想を紹介しました。
 (3)パネルディスカッション
 5組で行ったパネルディスカッションの様子を紹介しました。衣装を着て、それぞれの立場から意見を述べ合いました。今後は、この結果をもとに2組、さらに2クラスの結果をもとに4組、最後に3クラスの結果をもとに6組が話し合い、4クラスの司会者が相談して提言をまとめます。
・ 次に文化祭体験講座一覧を紹介しました。11月8日に地域の人を講師に招いてわらじづくり、和菓子づくり、坐禅、デコパージュなど22講座を開設するものです。講師の数は、計50名ぐらいになりそうです。
・ 次に、10月15日に行う職業体験体験先一覧を紹介しました。校区を中心に45の事業所(48カ所)に分かれて一日働くことで勤労観を養う行事です。
・ 書籍『私たちの税金』(財)大蔵財務協会 税のしるべ総局 を紹介しました。社会人としても税のことを勉強しなければとつくづく感じます。 
☆ 岩井先生より、「工場のひみつをさぐろう」単元構想(16時間完了)を提案していただきました。タイトルのみ紹介します。
まわりの工場の秘密(4時間)@学校のまわりの工場でできたもの、A木西小校区の工場を調べよう、B工場マップを作ろう、C工場マップを見て
大きな工場(12時間)@A見学の計画を立てよう、BC工場を見学しよう
DEF見学したことをまとめてみよう、GHまとめたことを発表しよう
Iほかの市や町とのつながりをまとめよう、JKつながりのある市や町の人にたよりを出そう  

☆ 山田先生より歴史新聞を紹介していただきました。ユニークなのは、先生が日頃から人物のイラストの練習をさせていることです。そのために、イラストがたっぷりの作品ができあがりました。
・ 次に、テレホーダイについて教えていただきました。夜11時から翌朝8時まで、月額1,800円で電話のかけ放題になるものです。インターネット利用者にはありがたい制度です。
・ 「共済フォーラム」平成10年9月号より秋の七草について紹介していただきました。
七草の頭文字をとった「お好きな服は」という覚え方は最高です。
・ 教育新聞(9月7日号)から社説「楽しい授業を展開しよう」を紹介していただきました。有名人の授業は能の「序・破・急」の手法に似ている。授業には、面白さ、楽し さ、快さ、奥深さの4つの構造図に囲まれているのがよい、などと書かれています。
・ 『月刊プリンシパル』10月号より、「菊という花にはどんな意味が?」「鍛えることの大切さ」を紹介していただきました。
・ 『悠』10月号より、筑波大学助教授 清水静海の論文「教育内容の削減で授業はどう変わるか」を紹介していただきました。授業改善の視点として、次の5点が述べられています。@考えることの醍醐味の体験、A忘れることの教育への配慮、B子どもたちの独り立ちの促進、C子どもたちの個の十分な発揮、D子どもたちに自信と希望を与える指導と評価の実現です。
・ 最後に、先生がまとめられた「未来のキーワードは、Cらしい」を紹介していただきま した。coexistence(共存)など、Cで始まる21世紀のキーワードが並んでいます。 先生の発想のユニークさに感心しました。

☆ 水野先生より、10月3日(土)平成10年度楽田小学校区 運動・文化祭を紹介していただきました。犬山市では、市民運動会をなくして、小学校区で運動会を行うそうで す。楽田小学校区では、コミュニティの代表が毎月1回ほど実行委員会を開き、この日に備えてきました。地域の人が参加できるプログラムを企画して、全4000世帯に配 布しました。3年・40歳代の人による台風の目、2年50歳代の人による電車でゴーなどの合同種目、全校と地域が一体となって行う新犬山音頭などの種目の工夫、地域・児童席が一体となった地域ごとの控え席など、工夫が満載です。
☆ 高橋先生、天野先生より10月23日に行われる尾教研中学年部会公開授業指導案を提案していただきました。次回に詳述します。
 

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp