第108回 社楽の会報告    第107回へ  第109回へ
                                  報告者 木曽川東小 土 井

 
4月22日(木)布袋北学供にて、第108回の社楽の会を開催しました。参加者の勤務校・社会科担当学年、今年の抱負を紹介します。
高田和明先生(古西小・5年)地域人材の活用、地域連携
高橋宏滋先生(木東小・6年)1 喜びを分かち合う学級づくり 2 学校安全について自分なりに勉強 3 秋の学習発表会(展覧会)に向けての作品制作 4 社会科の方はちょっと自信がありません… 5 再び「やまなし」に挑戦したい
大島敏裕先生(犬東中・1年)学年・学校の行事と関連づけた指導計画、地域(犬山)を知る
奥村寿英先生(藤里小・特殊)学校のホームページ作成、(特殊学級の)教育課程編成 県教育センター発行の教育課程案の編集委員なのでがんばりたい。
勝村偉公朗先生(犬山中・2年)総合的な学習の確立に向けて、研究発表(11/9)での生き生きと学ぶ犬中生の姿を見てもらいたい
木本 純先生(布袋小・なし)今年度より通級指導教室「江南市ことばの教室」を担当しております。言語障害を持つ児童の指導を、各校を巡回して行っています。
岩井裕志先生(大北小・6年)学校の隣に3月に完成したばかりの小口城跡公園があります。小口城跡から子供たちの歴史の窓を開けられたらいいなと思います。
山田信夫先生(大南小・6年)子どもの身の回りの生活と産業との結びつきを、具体的につかませたい。各種資料の収集・活用方法のコツを子どもたちに教え、子どもから学んでいきたい。
土井謙次(木東小・なし)アンテナを高くして、社楽の会に参加される先生やその子供たちのためになる有益な情報を集めたい。

☆ 土井より総合的な学習関連書籍を紹介しました。
『実践 総合的な学習の時間 小学校編』高階玲治 編(図書文化)\2,400
   理論編の他、国際理解の実践が4校、環境教育が4校、福祉教育が4校、情報教育が4校、外国語教育が3校、生き方・人間・防災関係4校紹介されています。
『総合的な学習−環境の学習を中心に−』 総合的な学習研究会著(東洋館出版社) \2,100
  総合的な学習の理論について、Q&A形式で多くのページを割いています。具体例は、3年から6年まで9事例(各8ページ)まとめられています。 
『小学校 総合的な学習ガイドブック』児島邦宏・山極 隆・桐谷澄男編(教育出版) \2,400
  基本的な考え方に加えて、10の視点から20の実践例がまとめられています。実践例が多いため、内容がやや希薄かも?
『子どもの「学ぶ力」が育つ総合学習』 平野朝久編著 ぎょうせい\2,400
  はじめに平野氏の理論が47P書かれている。伊那小はじめ5つの実践例が紹介されています。
・ 次に地方選挙豆知識を紹介しました。立候補の届け出の日、選管からもらえるもの、
ポスター掲示板の数、街頭宣伝活動のきまり、供託金の金額、有効投票数、はがきの枚数、新聞広告の回数などです。たとえば市議会の場合はがきは2,000枚しか出すことができません(送料無料です)。供託金は、市会議員は30万円で有効投票数÷定数の1割を得票(今回の江南市では175票)しないと没収されます。
・ 最後に、総合学習MLより3月以降の耳より情報をお知らせしました。

☆ 高橋先生より、木東小の現職教育第1回全体会要項、安全環境研究部会基本方針案を紹介していただきました。木東小は、安全教育に取り組んでいます。研究組織の中の3つ部会(安全指導・安全環境・特別活動)のうちの提案の一つです。基本方針として「シンプル・清潔・機能的・知的な安全環境」としています。
・ 次にネットワーク地球村通信より“TOPICS”を紹介していただきました。各社の新聞記事より環境問題について抜粋したものです。  
  この通信は年会費\5,000払うと送ってきます。 
・ 学級通信“まほろば”を紹介していただきました。最初の算数の授業、給食を残す子が多すぎる、きちんと書くと言うこと、発言するということ、人はなぜ争うのか、大昔の人の知恵に学ぶなど8回分です。いつもながら明快な論旨、文体には感心させられます。 

☆ 勝村先生から 平成11年度木曽総合学習実施要項を紹介していただきました。5月18日から3日間行われるもので、1日目には赤沢自然休養林でのコース別学習、木曽福島町立福島中学校との交流会、2日目には課題追究学習、3日目に妻籠から馬籠までのハイキングが主な内容です。特に2日目には松本から南木曽までの150qに46の班が分かれて活動します。その中には松本城を調べる、犬山中と福島中との学校生活の違いをまとめる、檜流太鼓演奏体験、木地師の里でのろくろ、紙すき、傘づくりなどの体験活動が圧巻です。生徒は何を見て、何を感じてくるのでしょうか。
  なお、冊子「木曽総合学習 事前学習報告会資料」を紹介していただきました。各班が課題、訪問場所、学習内容、活動・質問内容、感想をまとめています。
・ 次に、エネルギー環境情報センター発行のエネルギー環境教育ワークシート 中学校社会科副教材を紹介していただきました。表面が生徒用はモノクロで印刷しやすいように なっています。裏面が教師用でカラーで説明されています。テーマは「日本の資源とエネルギー」「日本の掘削」「日本の輸入と備蓄」など30に分かれ、授業にすぐに使える便利な資料集です。 問い合わせは 〒105 港区虎ノ門1-19-9 財団法人 社会経済生産性本部 Tel03-3593-0934 Fax03-3593-0930 なお、小学校版は藤里小学校にあります。
  エネルギー環境ハンドブック「地球環境とエネルギー」併せても紹介していただきました。

木本先生から、3年社会プリントを紹介していただきました。かわってきた人々のくらし8「古いものをたんけんしよう」として、校区内をめぐるための資料です。南北のコースには布袋駅、久昌寺などそれぞれ5カ所ずつが紹介されています。
・ 次に「ことばの教室だより第1,2号」を紹介していただきました。木本先生は、通級指導教室「江南市ことばの教室」の担当者になられました。これはその保護者向けの通 信で、あいさつ、次週の連絡、時間割などが書かれています。“ことばをはぐくむ” という文の中には、大人と子どもの関係づくりについて書かれていますが、これはすべての子の場合に通じる、教育の基本であると感じました。

☆ 大島先生から原島研顔ギャラリーへようこそ!を紹介していただきました。顔をコンピュータで合成する研究室のホームページです。ある職業10人の平均顔、モナリザの表情の変化、チンパンジー・類人猿・縄文人・弥生人・現代人・未来人などの顔の変遷などがあり、特に最後のものは歴史学習の導入で使えます。
 http://www.hc.t.u-tokyo.ac.jp/~jikken/ をご覧ください。

☆ 奥村先生から藤里小での現職教育の提案を報告していただきました。研究主題は 「豊かな心をもち、共によりよく生きようとする子の育成をめざして」で、学級づくり、学校の特色づくり独自の教育課程編成の準備の3点を方針としてあげています。
 具体的にどのように展開されるのかが楽しみです。

☆ 岩井先生から学級びらきのプリントを紹介していただきました。学校を動かす機関車のような6年生をめざして、先生が望む児童の姿が書かれています。さらに、児童が自分の願いを書きこれをもとに作文を書く予定だそうです。

☆ 山田先生からは数多くの資料を紹介していただきました。
・ 朝日新聞のNIE特集「最古の通貨は富本銭だった」
・ ‘縄文4500年古かった’の新聞記事(朝日・中日)
・ 子どもに語る例話より「ドクター・イエロー」「あ・い・う・え・お学級」
『地図で訪れる歴史の舞台−日本−』帝国書院 \2,000
・ 6年2組社会科イラスト傑作集B
・ 5年社会科「米づくりのさかんな庄内平野」資料

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp