第117回 社楽の会報告       第116回へ   第118回へ

       報告者 木曽川東小 土 井

 9月30日(木)布袋北学供にて、第117回の社楽の会をドラゴンズの応援をしながら開催しました。参加者の勤務校・社会科担当学年を紹介します。
 土井(木東小)、山田先生(古東小)、大島先生(犬東中・1年)、奥村先生(藤里小・特殊)、高橋先生(木東小・6年)、坪内先生(犬北中・5年)、勝村先生(犬山中・2年)、尾関先生(江北中・1年)、野呂先生(岩倉中・3年)、川端さんの10名でした。

☆ 土井は、今回もWeb上からの情報を中心に紹介しました。“問題解決と意思決定”のサイトは、企業、各種団体で「問題解決と意思決定」スキルアップの研修とこれを活用してのコンサルティングに従事してきた者からのメッセージです。組織人だけでなく、多くの人にとってのヒントを提供します。http://www.mag2.com/m/0000017684.htm 
・ インターネットを利用した教育の支援センター開設の情報です。早稲田大が、IPA 関連事業としてインターネットの教育利用を支援するインフォメーションデスクをオープンしました(利用料金無料)。学校の教師を対象としてインターネットの教育利用に関する質問、相談にのるものです。詳細は次をご覧ください。 http://www.jeric.gr.jp/ お問い合わせ先 ask@jeric.gr.jp   電話:0570-000-633(ナビダイヤル)
・ 次に役に立つWebサイトを紹介しました。
(1)算数ゲームのページ  edu-game.com活動のリンク集  http://www.asahi-net.or.jp/~hu5k-ykym/edrinnku.htm 
    すべての子が無料で楽しい学習が出来るインターネットの場を作ろう!という趣旨でつくられています。
(2)メールマガジン登録ページ  http://www.asahi-net.or.jp/~hu5k-ykym/merumaga1.htm 
   ここから、次の3つのメールマガジンに登録できます。
  ・ 小学校の先生向けメールマガジン元気一杯!授業ドライブマガジン『ぼうけん』
  ・ 漢字ファン必見メールマガジン『【漢字と語源】クイズ!なんでも“漢”定団 』
  ・ 小学生向けメールマガジン『小学校・教科書クイズ王』無料配信中。(2週間に一回くらい発行)小学校の先生を中心に,ご家庭で多数読まれています。小学校の雑学クイズです。学級通信,各種おたよりなどに活用されている方もいます。(文字のみのマガジンです)
(3)膨大なリンクページ  http://www.jah.ne.jp/~gakusyu/index.html 
    労働者教育協会が作成しているページ。政治、経済、労働問題、社会科学など、とにかくリンクが豊富。必見の価値あり!
(4)教育関係の情報がつまっているページ  http://www3.justnet.ne.jp/~hirasen/WELCOME.HTM 
    教育に役立つリンク集、パソコン教育関係のリンク集、教育ML、法則化理科研究会など、豊富な情報が取り込める。
(5)わかりやすい地震対策  http://www.pieq.co.jp/ 
    学活の授業でもそのまま使えそうなぺーじ。
(6)米づくりに関するリンク集 http://www.sopia.or.jp/sintou/tanbo/link.htm とても勉強になりました。
・ 次に、小学校教師用ニュースマガジン(授業づくりネットワーク21)より教育界新語紹介「学校ビオトープ」阿部隆幸を紹介しました。ビオトープの意味、教育的意義がまとめられています。
・ 小学校教師用ニュースマガジンより論文「総合的な学習と専門家としての教師の資質・能力」白川豊浩(toyohiro@niji.or.jp)を紹介しました。教師にカリキュラム・マネジメント能力が必要なこと、総合的学習の実践力が求められていること、コーディネーターとしての教師の役割がまとめられています。
・ 次に三好町立三好丘小学校の総合的な学習の考え方を紹介しました。研究主題“人・自然・社会と共に生きることができる子どもの育成〜総合的な学習の実践を通して〜” 人・自然・社会と共に生きる力を、友達や地域社会に進んで関わることを通して、人や自然、社会を正しくとらえ、自分なりの問題を見つけ、解決するとともに、異なる文化や個性を受け入れて生きようとする力であるとしています。問い合わせは 愛知県西加茂郡三好町立三好丘小学校 http://hm.aitai.ne.jp/~gaoka/ 
・ 最後に論文「自ら学び、自ら考える力を育てる社会科の学習指導」 青山学院大学非常勤講師 新見謙太を『初等教育資料 平成11年10月号』より紹介しました。調べ学習、考える力を育てるための基本的な考え方が書かれています。

☆ 大島先生より1年生秋の校外学習「琵琶湖自然教室」の資料を紹介していただきました。「自ら学ぼう」「協力・規律」「思いやり・マナー」を目的として滋賀県立荒神山少年自然の家で2泊3日で行います。2日目には分散学習があり、インターネットで資料を集めて、自然・環境・歴史・文化の4つの分野で課題づくりを行います。3年間がしっかりと見通された計画は他校の参考になります。

☆ 奥村先生より藤里小学校の運動会の様子を報告していただきました。スローガンは友情と希望と光の運動会で、各学年とも親子・祖父母が参加する競技があることがポイントです。山田先生からも古東小の運動会の様子を報告していただきました。
・ 次につくし・わかば学級だより“あゆみ7号”を紹介していただきました。市内学級間交流
として、市内の小中学校の特殊学級の交流会が3回計画されています。さらに、児童一人一人の運動会でのおよその演技の位置が示されており、配慮に感心しました。

 尾関先生より北中各学年の体育大会学年種目を紹介していただきました。1年生が騎馬による障害物競走、2年生が台風の目、3年生が4クラス同時で行う守り生徒のいる玉入れです。ユニークな学年種目があれば紹介してください。

☆ 山田先生より「子どもの水辺」再発見プロジェクト〜子供たちの遊びやすい川をつくろう〜を紹介していただきました。建設省・文部省・環境庁が川を利用した子供たちの体験活動の場を整備するものです。http://www.moc.go.jp/river/children/990708index.html
問い合わせは建設省河川局河川環境課 03-3580-4311(内線3338)
・ 次に論文「よみがえれ、川ガキ!〜地域の川を軸教材にした環境教育のすすめ〜」植原彰を紹介していただきました。一見汚れた地域の川に目を向け、学習を展開していった記録で、清流でなくとも十分教材になることを示しています。出典は『楽しい小学校の特別活動』(明治図書)\1,600
・ 「川の自然度・カードゲーム」は、ゲームによって指標生物に対しての関心を高めることを目的としています。ルールはセブンブリッジと似ていますが、汚染度によって数値が違うのが特徴です。『理科授業をおもしろくするアイデア百科16』(明治図書)\2,580
・ 「水生生物でわかる水質」も指標生物が紹介されています。『理科授業をおもしろくするアイデア百科10』

☆ 高橋先生より少子高齢化に向けて6年3組29名からの提言を報告していただきました。9月17日に町長・保育園長などを招いて話し合いを行った後、学級でまとめた提言です。さらに考えを深めるために、提言に対するご意見を募集中です。
  川端さんより、「最近の会社は厚生・福祉を切り離す傾向にある。その理由として、景気が悪い点、若い人が会社べったりを嫌う点、もっと地域に入るべきだという点がある」と教えていただきました。

☆ 川端さんより国語教育の本質について教えていただきました。国語は今回の改訂で学習方法が最も大きく変わった教科です。中世ヨーロッパの大学では法学・医学・神学が基本、その受験に必要ないわゆる基本科目が地理・歴史・代数・幾何・天文・博物・修辞の7つでした。最後の修辞(レトリック)が、国語教育の本質だというのです。国語学習は基本的には表現技術の習得なのだという考えです。
 なぜ文学指導が批判されるのか、それは、作者の論理性や心情表現のスキル・文体論まで踏み込んでいなかったためだそうです。
山田先生からは 総合的な学習の本質も自己を表現する事にあるのではという意見も出されました。

☆ 勝村先生から、「琵琶湖の水を考える」の単元構想を提案していただきました。木曽総合学習の延長にあるもので、琵琶湖を取り上げた自由研究発表会から課題をつくり、追究し、リレー討論をして考えを深めていくというものです。

会の最中に、ドラゴンズが優勝しました。

       お問い合わせは 土井謙次 syaraku@tcp-ip.or.jp