第120回 社楽の会報告    119回へ   121回へ
                                    報告者 木曽川東小 土 井
 
 平成11年11月11日(木)布袋北学供にて、第120回の社楽の会を開催しました。参加者のお名前・勤務校を紹介します。
 土井(木東小)、山田先生(古東小)、奥村先生(藤里小)、勝村先生(犬山中)、尾関先生(江北中)、木本先生(布袋小)、岩井先生(大北小)、水野先生(黒田小)、高田先生(古西小)、川端さんの10名でした。

☆ 土井より、木東小6年3組からの提言に対する小渕総理大臣からの返信メールを紹介しました。「皆さんが日本の将来にとって最も重要な課題の一つである人口の少子高齢化問題について熱心に話し合い、考えてくれたことを知り、大変うれしく思います。これからも、勉強とスポーツに励み、学校生活を楽しんでください。」と書かれていました。
・ 次に、11月2日に教育センターで行われたネットワーク講習会について報告しました。
 講義ばかりで、やや物足りない内容でしたが、テキストは充実していました。次のURLです。http://www-in.aichi-c.ed.jp/eis/tech/index.htm
・ 次に書籍『男を消せ!』(毎日新聞社)\1,800 三井マリ子著 を紹介しました。子供たちの提言に対して、励ましの言葉をくださった方です。ご本人のサイン入りです。
・ 学級懇談会等で使えるサイト 言葉かけ・会話術のページ を紹介しました。
 http://www.okasan.shogakukan.co.jp/back_number/kotobakake/index.html 
・ 夏休み自由研究作品を紹介しました。中学2年生のは、郵便制度を郵便局での体験を交えてまとめたもの、小学4年生のは身近にできる化学実験を写真でまとめたものです。
・ メールニュースの一例を紹介しました。銀行はあるのに金行や銅行が無いのはなぜ?という問いに対して解説されています。このような便利情報が不定期にメールで届きます。
・ またまたお役立ちサイトを紹介しました。
(1)「WEBページゼミナール」 http://www.docan.co.jp/~websemi/  今日の1押し! インターネット上でWEBに関するさまざまな学習ができる    ゼミ。107人の講師174の講座がある。
(2)通信白書 for Kids  http://www.kids.mpt.go.jp/index.html   郵政省作成。インターネットの説明には最適。情報通信Q&Aもある。
(3)暗記の達人  http://www2d.biglobe.ne.jp/~fd-text/fdmain/afdp13.html  コンピュータ室を使ったちょっとした受験勉強にはもってこい。
(4) 全国おたずねメール  http://www.edu.ipa.go.jp/kyouiku/100/project/prjlist/joint/mail/index.html
    回答ボランティアが全国の小中学生の質問に答えてくれる。調べ学習に使える。
(5)発掘あるある大辞典   http://www.ktv.co.jp/ARUARU/index.html  見ていて楽しい。番組のエッセンスを紹介。 
(6)子供たちのためのリンク集  http://www2.plala.or.jp/kamkamkam/kodomolink/kodomolink.htm
   子どものための定番ページのリンク集。まずここから…
(7)鎌倉時代の勉強をしよう    http://www.tamagawa.ac.jp/SISETU/kyouken/kamakura   こんなページが増えるとうれしい
(8)braille(点字)web〜パソコン点訳のすすめ〜 http://www02.u-page.so-net.ne.jp/tb3/ymk/  点字のことならまずここから
・ 最後に著作権講座です。正確には文化祭のポスターのピカチューも著作権者の許可が必要ですが、少しでも変えてあればクリアできます。川端さんからも著作権のお話をうか がいました。特に学校でソフトを作る場合、画像や図版の引用には許可が必要です。

☆ 木本先生より、ことばの教室だより20〜23号を紹介していただきました。その中で紹介されているICレコーダーを見せていただきました。すぐに再生できること、デジタルファイルとしてパソコンに保存できること、何より手のひらに隠れるほどの小ささが利点です。その他、「ことばの基本」「ことばをはぐくむ」など参考になります。 

☆ 尾関先生より社会科学習指導案 東南アジア(本時4/5)を紹介していただきました。
豊富に準備された資料の中から必要なものを選択・整理して、授業の中で発表するものです。「何も見ない、何かを見せる」の原則が生きています。 
・ 11月2日に行われた岐阜市立長良中学校の研究発表より総合的な学習の時間について報告していただきました。研究主題は、“生活を切り拓く力を育てる指導〜「生きる課題」を問い続ける指導を中核として〜”です。行事と連携したものと地域と連携したものそれぞれに50時間かけています。
 川端さんより、「長良中学はこれまで、教科における個人研究が中心だった」と研究の流れについて教えていただきました。

☆ 山田先生より、長野リンゴ園との交流続報の紹介です。新聞を読んだ古知野にゆかりのある方より、手紙とリンゴ3箱が送られ、新たな交流が始まったそうです。
・ 次に「社会科と総合的な学習の違い」北俊夫(文部省初等中等教育局教科調査官)を紹介していただきました。ねらいや学習内容の違いのほか、教科との関連をパターンでわかりやすく示されています。 出典は『「総合的な学習」とこれからの学校・授業づくり』光文書院
「総合的な学習の時間」これからの一歩では、古東小のこれからの研究方法の方向がまとめられています。@先進校に学ぶ、A地域に目を向け特色やよさを見出す、そこには「総合性」「地域性」「適時性・季節性」「連続性・発展性」の原則が考えられます。そして、B教科等の関連を図る、の3点です。
・ 全小社研究大会岐阜大会の報告では、那加第二小学校の教室掲示が参考になりました。
 「人より先に聞き直せる子」など、活発な話し合いのための秘訣がわかります。
・ 6年生のグループ研究“まちづくり隊発表”は、〈みつめよう江南 歴史・自然・町づくり〉をテーマに10チームが発表します。
・ 12月4日古東総合フェスタin'99の企画案を紹介していただきました。総合的な学習の成果が見られそうです。  
・ 障害を抱えながら口に筆をくわえて見事な絵を描く野田武男さんを紹介していただきました。10月には、フロイデで絵画展も開かれました。
・ フェスティバル招待状のプランを紹介していただきました。学習でお世話になった人や交 流をしてきた200名に、児童が作成して持参します。
・ 児童が自主的に始めたごみ拾いボランティア募集、アルミ缶回収作戦の計画書を紹介していただききました。
・ 12年2月4・5日に行われる「総合的学習フォーラムin西尾」を紹介していただきました。 テーマは「町に親しみ、町と高め合う子どもの育成」です。詳しくは、次のURLへ   http://www.japan-net.ne.jp/~nishio01/
・ 松原市立松原第三中学校ホームページを紹介していただきました。ユニークなのは三中校区ヒューマン・タウン・フェスティバルで、地域の人、小学生と一体となって行われています。土井の知り合いのいる学校なので、必要なら連絡を取ります。
・ 長浜小学校『みずすまし』調査隊による“「水」に遊びエコロジーを学ぶ”を紹介していただきました。環境先進県といわれる滋賀県の「水」へのこだわりは、奥の深さを感じさせます。 出典は「教職員共済だより増刊号1999 Vol89」
 ホームページ http://www.biwa.ne.jp/~nagasyo/hutaba2/suisei4.htm

☆ 岩井先生より全小社岐阜大会の報告をしていただきました。那加第二小学校第6学年は、社会科「一人一人を大切にする政治」(本時9/10)の公開がありました。実際に福祉施設で介護の仕事をしているHさんとの交流を通して、人と人との関わり合いに目を向けさせています。このように、身近な人物に視点を当てているところが大きな特徴です。

☆ 勝村先生より、去る9日に行われた犬山中学校特別活動研究発表会の報告をしていただきました。これまでの研究で、生徒が課題を意識できるようになってきたことが最も大きな成果と言われました。また、行事と個人研究の二本柱は、中学校における総合的な学習の大きな流れになると思われます。関連として、自由研究テーマ一覧、相互評価カード、発表会を終えて、課題追究計画書、課題追究学習を振り返る、自由研究優秀作 品一覧の6枚のプリントを紹介していただきました。

☆ 水野先生より10月28・29日に国立教育会館で行われた平成11年度学校教育方法改善研修講義資料を紹介していただきました。水越敏行氏や加藤幸次氏、吉崎静夫氏など、著名な講師陣により、総合学習についてのいろいろな情報を再確認できたそうです。

☆ 奥村先生より、藤里小の5年生・3名の先生方による総合学習「エネルギーについて考えよう」(10時間完了)の指導案を紹介していただきました。「水と自然、破壊される森林、身の回りのエネルギー、日本のエネルギー、各国のエネルギー、これからのエネルギー」の6つの小単元から構成されています。授業で使った資料として、「エネルギーの基礎」「電気事業の現状」電気事業連合会( 03-3279-2190)をいただきました。
・ つくし・わかば学級だより第8号あゆみ を紹介していただきました。学芸会の練習、お 金の学習の様子が報告されています。

☆ 最後に高田先生より「はばたく大愛知」検討表を紹介していただきました。副読本の編集作業は、教師の力量を大きく向上させます。また、編集者の視点で副読本を見直すと、より良い使い方が見えてくると思います。

     お問い合わせは  土井謙次 
syaraku@tcp-ip.or.jp