123回 社楽の会報告         第122回へ    第124回へ
                                            報告者 木曽川東小 土 井

 2000年1月11日(火)布袋北学供にて,第123回の社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介します。
 土井(木東小),高橋先生(木東小),奥村先生(藤里小), 勝村先生(犬山中),尾関先生(江北中),木本先生(布袋小),岩井先生(大北小),坪内先生(犬北小),大島先生(犬東中),野呂先生(岩倉中),岡崎先生(木東小),水野先生(黒田小),大藪先生(岩倉中),高田先生(古西小),山田信夫先生(大南小),丸山先生(古西小),川端さんの17名でした。

☆ 初めに資料集部会が,「共に生きる心を培い,生きる力を育む社会科授業の創造−総合的な学習の視点からのアプローチ−」というテーマの発表リハーサルを行いました。
  土井より,これまでの研究の蓄積を生かす,研究の成果を発信するなどの研究方針を説明した後,小学校6年・高橋先生「少子高齢化社会を考える」,中学校2年・勝村先生「琵琶湖の水を考える」の発表がありました。
  その後,次のような意見をいただきました。一部紹介します。
・ 実践の全体構造がわかりにくいので,初めに説明した方がよい。
 ・ 基礎・基本の解釈が小・中で異なっているがどうか。
 ・ 総合的な学習と教科との関係をどうとらえたらよいのか。
 ・ 社会科の研究か総合学習の研究かが曖昧ではないか。
 ・ 社会科としての指導案を示した方がわかりやすい。
 ・ 知・情・意,問題と課題など,用語の概念をはっきりさせるべきだ。
 ・ 学習指導要領をしっかり読み直して,ねらいを確認したい。
  来年度以降の課題として,これからも考えていきたいと思います。

☆ 土井より,第10回エネルギー教育シンポジウム IN名古屋を紹介しました。1月30日(日)12:45〜16:30電気文化会館にて開かれます。向山洋一氏の基調講演のほ か,犬飼英吉氏の特別講演,授業発表が行われます。
・ 次に,99.12.24「これからの環境教育・環境学習−持続可能な社会をめざして−」(中央環境審議会答申)について要旨を紹介しました。環境教育に取り組む学校は,ぜひ理解しておきたい答申です。全文はhttp://www.eic.or.jp/eanet/council/tousin/039912-1.html 
  環境教育・環境学習の実施に当たっての基本的視点は,「総合的であること」「目的を明確にすること」「体験を重視すること」「地域に根ざし,地域から広がるものであること」があげられています。
・ 教育情報MM(メールマガジン)を紹介しました。Z会が運営しているサイトで,上記答申のような最新の教育情報を配信してくれます。申し込みはhttp://www.ed-news.com/mailmag/mailmag.html  ホームページはhttp://www.ed-news.com/ 

・ 恒例!便利Webページ を19紹介しました。
(1)少子化情報ホームページ http://www1.ipss.go.jp/ 国立社会保障・人口問題研究所
(2)少子化対策推進基本方針についてhttp://www.mhw.go.jp/topics/syousika/tp0816-2_18.html 昨年12月に出された厚生省の基本方針
(3)HUMAN RIGHTS EDU http://kobe.cool.ne.jp/kaoru5/ 人権教育の参考になるサイト
(4)こころWEB http://www.jeida.or.jp/document/kokoroweb/ 福祉教育関連
(5)教育コミュニケーションエクササイズ研究会 http://www3.ocn.ne.jp/~pohce/ 
   子どもたちがあたたかく健康な人間関係を築くためのいろいろな体験活動の研究会
(6)2000年問題サイト http://bizit.nikkeibp.co.jp/it/y2k/index.html 
(7)杜の哲人〜森で遊ぼう!〜 http://www.d1.dion.ne.jp/~ooga/ 自然体験
(8)子どもジャパンミュージアム  http://kodomo.bunka.go.jp/kids/index.html 
   文化庁の子ども向けサイト。文化財や美術品の紹介,クイズなど授業でも見せたい
(9)学校事務のリンク うるじむ  http://www6.freeweb.ne.jp/school/urujim/  
  厳選してある。国語事典も便利。 http://dictionary.goo.ne.jp/jp/
(10)近代世界システムの限界を400年前に見破った日本人
  http://journal.jp.msn.com/worldreport.asp?id=981222JOG&vf=1 
   地球環境の視点から,江戸時代の日本のすばらしさが書かれている
(11) いしかわ 樹木図鑑 http://www.pref.ishikawa.jp/ringyo/tree/tree01.htm 
  葉の特徴からも樹木の名前が検索できる。すごい!
(12)大阪市立科学館  http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/ 
(13)道徳自作資料の部屋 http://www.synapse.ne.jp/ooe/『命を大切に』はおすすめ
(14)地図のリンク集 http://www.hir-net.com/link/map/ 地図ならなんでも来い!
(15)ポイントキャスト http://www.pointcast.ne.jp/links/index.html  
(16)クラシック音楽 検索エンジン http://www.znet.com/~iwamura/page2_j.html 
(17)教材になりそうなインターネット資源 http://www.ulis.ac.jp/~sekiguch/shogai/kyozai97.html 学生が,授業で使えるサイトを探したもの。数が豊富
(18)各種教材 http://www.tohgoku.or.jp/~michio/kamoku/kyozai.htm 巨大リンク集
(19)学習アニメの館  http://www.sabah.edu.my/meiko/index2.htm 漢字の成り立ち
・ 最後に企業CMネタについてです。 来年度の『社会科教育』(明治図書)連載のネタを 探しています。4月号は
 
  「鮟鱇と(   )は捨てるところがない」のコピーから入ろうと考えています。(  )の中の言葉がわかりますか?
  
  これは,トヨタの新聞広告で,‘クルマ’という言葉が入ります。環境問題に取り組む姿勢が現れています。
   
☆ 奥村先生よりあゆみ(つくし・わかば学級だより第10号)を紹介していただきました。12 月18日,4校13名の児童と保護者,13名のボランティアなど,計50名による年 末お楽しみ会が開かれました。そこでは,もちつき,餅花作りなどが行われました。あゆ みでは,会の様子や保護者の感想が紹介されています。先生方の企画力・行動力に感心 しました。指導案も紹介していただきました。

 山田先生より,NHK大河ドラマ「葵徳川三代」ホームぺージを紹介してただきました。ド ラマのあらすじ,見どころなどが紹介されています。  http://www.nhk.or.jp/pr/bangumi/taiga/index02.html 
「電網細見 葵〜徳川三代」も充実した情報が得られます。http://www.mm-taiga.com/ 
・ 「月日にまつわるエトセトラ」では,今日は何の日がわかります。1月8日は,勝負事の日,初薬師,どんと焼き,ロックの日,「平成」の初日です。この他,過去に何があったか 18件紹介されています。http://www4.justnet.ne.jp/~virgil5/kinen/anv.htm 
・ 毎日小学生新聞(12月29日号)より縁起物がいっぱいおせち料理を紹介していただきました。「田作り−今年の豊作を願って」など,一つ一つの意味が分かりやすく紹介されています。同じく,1月5日号には,七草粥の由来や調理法,七草の名前の秘密が紹 介されています。大人でも十分勉強になります。
・ 恒例の干支紹介,今年は辰です。辰年の運勢,竜をあつかった昔話やことわざなどが紹介されています。出典は『十二支の話題事典』(東京堂出版)
・ 徳川将軍家系図を紹介していただきました。出典は『別冊太陽 bW徳川十五代』(平凡社)岡崎市の大樹寺には,将軍全員の位牌があるそうです。
・ 『徳川十五代将軍たちの病年カルテ』篠田達明(県民大学叢書6 愛知県サービスセンター)には,将軍一人一人の病歴が紹介されています。
・ 徳川歴代将軍「履歴書」,子どもがいない将軍が3人,11代家斉には53人いたことがわかります。出典『図説大江戸おもしろ事典』三笠書房 \1,100
・ この後はどうなっているのかな?として3点教えていただきました。
 「桃栗三年柿八年」の次には,一例として「琵琶は9年でなりかねる,梅は酸い酸い十三年」などがあるそうです。
 ・ 初夢「一富士,二鷹,三茄子」の次は,「四扇,五煙草,六座頭」だそうです。
 ・ クラーク博士の言葉「青年よ大志を抱け」の後には,「富や自らの功績のためではなく,いわゆる名声と呼ばれるはかないもののためではなく,人が備えなければならないものを身につけるために,大志を抱け」と書かれているそうです。

☆ 川端さん東研情報小学校63社会(東京書籍)をいただきました。論文「今こそ地域に密着した社会科学習を」梶井貢,実践記録「もし大地震がきたら」,中学年地域学習のポイント,中学年社会科年間計画作成の手順,という内容です。

   お問い合わせは土井謙次(syaraku@tcp-ip.or.jp)まで。