第126回 社楽の会報告    第125回へ   第127回へ
                                  報告者 木曽川東小 土 井
 2000年2月22日(火)布袋北学供にて,第126回の社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介します。
土井(木東小),高橋先生(木東小),奥村先生(藤里小),尾関先生(江北中),岩井先生(大北小),坪内先生(犬北小),野呂先生(岩倉中),岡崎先生(木東小),高田先生(古西小),天野先生(古中)、山田先生(古東小)、特別ゲストの愛知県議会議員 奥村悠二先生藤川政人先生の13名です。

☆ 土井よりおもしろ科学実験大集合として、科学実験に関するWebページを紹介しました。
(1)日本ガイシのサイエンスサイト   http://www.ngk.co.jp/site/site.htm 
次の実験が紹介されています。
静電気、草木染め、紙すき、炭づくり、浸透、シャボン玉、結晶作り、熱分解、大気圧、くだもの電池、沸点、光の屈折、静電気帽子、ガイガーカウンター、スライム、手作り電球、コヒーラー、ハンドパワー、過冷却、気化熱、音と振動、電気ペン、キュリーエンジン、静電気モーター、リサイクルキャンドル、備長炭電池、ブーメラン、シャボン玉、トルネード、空気砲、空飛ぶ電気くらげ

(2)こうのあきらのがらくた箱  http://www2.hamajima.co.jp/~nisiki/  おすすめ
杉並区立科学教育センターの河野晃さんのページ。
もっと身近にサイエンス、電子ワンダーランド、理科実験室/準備室、資料室など豊富。
中でも、次のものは自由研究におすすめ。
63の理科関係ホームページを収録 1枚送料込みで1,000円
理科(科学・技術・数学)関連のHP集を収録したCD。
 ・理科関連HPの案内版になる。大雑把な見当はHP集でつけ、最新情報を欲しいときにはオンラインで。
 ・子供が利用するときにも、不適切な情報や有害な情報に気にせず疑似インターネット体験ができる。
 ・接続料金を気にせず、じっくりと目的のものを見られる。
 ・多くの人に配布をすることにより、理科(及び技術、数学)教育に寄与する。
以上をコンセプトに、理科関連HP集(CD-ROMにて配布)の制作を行いました。注文は上記URLより。 学校のサーバに入れておけばみんなで使えます。土井も注文しました。

(3)デジタル・ドリーム・キッズ実験室
http://www.geton.smoj.sony.co.jp/ddk/ddklabo/index.html 
ここにもいろいろな実験が紹介されている。シャープペンシル電球、ブーメラン、活性炭電池、ジャンボシャボン玉、空気砲など

(4)「超能力」授業入門
http://www.biwa.ne.jp/~tanaka-s/ 
 不思議です。オンラインで本を注文してしまいました。

(5)斎藤の部屋
http://www2.airnet.ne.jp/saitou/ 
  簡単な結晶づくり、電子オルゴールの製作、おいしいカルメ焼き、などなど実験や研究結果が多数紹介されている。

(6)科学のつまみ食い
http://member.nifty.ne.jp/akaoka/ 
 宇宙・天文、生物、物理・科学と内容は豊富。
質問コーナーも充実している。メールマガジンもおもしろい。
(7)みんなの理科教室
http://133.96.51.58/rika.htm 
ここも質問に答えてくれる。なぜかエースネットでは見ることができない。

(8)オンライン自然科学教育ネットワーク
http://www.nep.chubu.ac.jp/onsen/ 
質問もできる。理科実験関係のリンクも豊富。

● 次にいつもの役に立つWebページ紹介
(1)Licence World
http://www.licenseworld.co.jp/
オンライン上で34の模擬試験が受けられ、すぐ採点してくれる。とにかくやってみてください。ほとんど分かりませんが…

(2)平成12年度からの移行措置を考える
http://www3.justnet.ne.jp/~hirasen/ikou1.htm 
   移行措置期間中の時間数、日課表案が紹介されている。

(3)いらっしゃい、遊びの国へ
http://www.macpro.co.jp/success/mukasi/ 
ページ内の紹介から…
 子ども頃よく遊んだ缶けり、豆鉄砲。今ではちょっと見かけなくなってしまった遊びの数々。ふるさとの野山を駆け回り、スイカをおやつに夕方の肝だめし。森や林は僕らの遊び場、虫はともだち。どうです、あなたの昔遊びを思い出しましたか。

●歯磨粉で走る船●花のパラシュート●石に絵を描こう●砂鉄遊び●ツバキの実の笛●数珠玉で遊ぶ●ロープウエイ遊び●ビニール袋だこ●かん馬 ●折り紙でっぽう●手あそび影絵 ●スイカお化け●あき缶笛●民芸風一輪挿し●あぶり出し●キツネのお面●パラシュート ●糸でんわ ●吹き矢 ●パチンコ ●染めあそび ●竹トンボ ●竹トンボ2●弓矢遊び●風船で動く船●アドバルーン風船●さかさこま●蜜柑のアロマテラピー●バラエティ・バズル

● 書籍紹介
『「超能力」授業入門 』田中玄伯(つねみち)(かもがわ出版)\1,500
 著者は、おもしろ科学実験を通して、科学への関心を高めている滋賀県の中学校の先生です。特ホウ王国2にも出演されました。 http://www.biwa.ne.jp/~tanaka-s/ 
 内容は…ご本人からいただいたメールから紹介します。

・ 念力・念動・念写をやってみよう。
 スプーン曲げをやってみよう!/消えるボールペン/物体浮遊をやってみよう!
 腕時計の針を止めよう!/手のひらでマッチ棒を踊らせよう!
 手を触れずに方位磁石の針を動かそう!/手から出る気を感じさせてみよう!
 手を触れずに紙を折り畳んでみよう!/ボルトとナット
 ボールペン・鍵・釘を曲げてしまおう!/コインを両手から完全に消してしまおう!
 瓶から錠剤を抜き出そう!/葉っぱの復活/素手で蛍光灯や電球を点灯させよう!
 机の上のボールペンをポトリと落とそう!/手を触れずに振り子を揺らそう!
 洋食ナイフで手を切る?/自然に物体を発火させよう!/自由に操る火文字
 ロープを指先で摘んで切断してしまおう!/卵の中身だけを切り刻んでしまおう!
 空にポッカリ浮かぶ雲を消してしまおう!
 手を触れずにガラスコップを割ってみよう!/念力で人の心を写してみよう!/透視
 ペン&ペーパー/サムチップ/100円玉/置き時計/タネあかし/念力振り子の謎
 すごい/1円玉/火

・ 予知・透視・テレパシー
 3色ペンの予言/トランプの予言をやってみよう!/透視をやってみよう!
 計算機で数字の予言をやってみよう!/テレフォン・トリックの謎
 先入観(思いこみ)/フォース/いつもポケットの中には...。
 ESPカード/占い/究極の道具・ワイヤレス耳栓
 相手が未来に読む小説の文章を予知してみよう!

● 野島断層保存 北淡町震災記念公園 取材報告
平成7年の兵庫県南部地震によって、淡路島北淡町では長さ約10qの地震断層が出現しました。なかでも小倉地区は断層運動による複雑な地表面の変形が残されており、平成10年に国の天然記念物に指定されました。
 現在、野島断層保存館がつくられ、長さ140mの断層保存ゾーン、断層が横切る家をメモリアルハウスとして残してあるなど、公園整備が進められています。
 資料として冊子「野島断層 大地が動いた」、「地震はどうして起きるんだろう?活断層って、何?」「兵庫県南部地震を考える」を紹介しました。

〒656-1736 兵庫県津名郡北淡町小倉177番地 TEL.0799-82-3020 FAX.0799-82-3027  http://www.nojima-danso.co.jp 

● Windows2000使用レポート
 さっそく使い始めた2000の使用感を報告しました。

● 再び田中宇の国際ニュース解説 http://tanakanews.com/    2000年2月15日
 終わり方が分からない北アイルランド紛争 
 Webからでも読むことができます。わかりやすいですよ!

● 各国・地域事情と日本との関係
外務省発 http://www.mofa.go.jp/mofaj/             
平成12年1月26日
 各国・地域事情と日本との関係
http://www.mofa.go.jp/mofaj/world/kankei/index.html 
 要人の往来まで載っています。世界地理では要チェック。

● ML授業づくりネットワーク総合的学習より 

(1)コラム「総合的学習への冒険」
    第10回 「法則化」の環境・エネルギー教育に異議あり
藤川氏の次の2点に異議ありという論文です。土井も共感を覚えました。これにより、エネルギー教育もより良いものになっていくものと思います。
1)「EM」(有用微生物群)によって環境問題がすべて解決するかのような印象を与えてしまう環境教育の実践
2)原発推進にとって都合がいい事実ばかりを与えて、一方的に原発肯定に導いていくエネルギー教育の実践

(2)2月25日、池内清氏のメディアリテラシー授業を見学、検討
 場所 聖学院小学校(私立)
    東京都北区中里3-13-1 JR駒込駅田端方面改札口よりより徒歩5分
 日時 2月25日(金)13:45〜14:25   授業
           14:50〜16:50ごろ 検討会
 内容 「テレビ、ここがおかしい!」(仮)
    ・子どもたちがテレビのおかしいところを発表し、出し合う。
    ・授業自体もバラエティ番組風にして、池内氏が司会(さんまとかタモ
     リのイメージ)、他の教師がゲストコメンテイター、子どもたちが
     「会場の人」という構成で進める。

(3)3月28日、
授業づくりネットワーク2000「総合的学習実践セミナー」開催

(4)議論批評研究会、メールマガジンを創刊
 全国教室ディベート連盟(NADE)の中に昨年発足した議論批評研究会は、メールマガジン「sfea-MM」を創刊した。
 議論批評研究会は、社会の中のさまざまな議論をディベートを切り口に考察し、「これがよい議論だ!」という情報をつくりだすことを目指している。メールマガジンでは、「買ってはいけない」論争などの最近の議論を取り上げて検討している。
▽全国教室ディベート連盟
http://member.nifty.ne.jp/debate/ 

(5)NHK教育テレビ、「いのちの授業」を再放送

 NHK教育テレビは、24日(木)午後7時10分より、「いのちの授業」を扱った「ボランティアまっぷ」を裁縫する。
 この「いのちの授業」は、『授業づくりネットワーク』12月号誌上ストップモーション「死の学習」の授業者である種村エイ子氏(鹿児島短期大学)の授業を取り上げたもの。昨年放送されたが、今回再放送となる。死の準備教育に関心がある方は必見だ。
▽NHK
http://www.nhk.or.jp/

(6)特集「〈保護者への説明責任〉学校、教師は何をどう話すべきか」(『総合教育技術』3月号)


☆ 今回の特別ゲスト、愛知県議会議員・奥村悠二氏にお話をうかがいました。県の財政を中心に、いろいろなお話をうかがいました。土井が理解した一部を紹介します。(あくまでも文責は土井)
・社会科の先生の会に呼んでもらえてうれしい。
・国と地方の税財源の配分は国に6割、地方に4割。国の約2割分が地方に地方交付税として還ってくる。
・都道府県によって税収は異なるので、行政サービスを平衡化するために地方交付税が始まった。その交付税は、所得税の32%、法人税の35.8%、酒税の32%、消費税の29.5%、たばこ税の25%が当てられる。総額13.5兆円で、現在は東京都だけが不交付団体である。
・問題は国庫支出金である。国の補助金であるため、もらうためには中央に頭を下げる形になり、中央集権の大きな要因である。地方分権を実現するためには、この税の配分を変えなくてはだめ。
・愛知県は22年間工業出荷額全国でトップ。長い間不交付団体だったが、近年交付団体になり、今年は交付金を1,200億円もらっている。
・平成10年度は222億円の赤字であった。平成12年度は1,900億円の赤字になる試算で、歳出の抑制(454億円)と歳入の確保(1,446億円)で補おうとしている。しかし、歳入増額分の
半分は借金である。
・消費税5%のうち1%分は県のもの。
・愛知県の借金は2兆8千億円(H11)ぐらい。借金は後年度負担という考えに基づいている。日本全国で借金は600兆円あり、長い歴史の中で国内債券を償還したことはない。
・国債には、建設国債(60年以上使えるものに起債を認める)と赤字国債があり、公共事業には債券が発行できる
・東京都が導入しようとしている外形標準課税は良し悪し。結局、身内で競わせるものになる。
 この後、愛知万博の見通し、教育の重要性などについてうかがいました。

 同じく愛知県議会議員・藤川政人氏は、「農業でもっとも大切なものは土づくり。国でもっとも大切なのは人づくりで、それは教育の仕事である。」と言われました。

☆ 高橋先生から、『社会科教育3月号』(明治図書)より、高橋先生自身の論文「“少子化・高齢化”人間の生き方を巡る授業づくりの焦点」を紹介していただきました。今年度の実践のうち、第1時の授業を中心にまとめたものです。

● 次に、宮沢賢治『やまなし』の授業記録を紹介していただきました。スケールの大きな優れた実践なので、後ほど、児童の作文等を含めて詳しく紹介したいと考えています。今回は、授業の流れのみを紹介します。
 第1時 音読練習
 第2時 音読練習 登場人物の確認
 第3時 クラムボンとは何か
 第4時 作文「クラムボンとは何か」
 第5時 各段落のイメージのグラフ化
 第6時 五月のマイナスイメージを作るもの
 第7時 作文「五月・十二月のイメージの検討」
 第8時 十二月のプラスイメージを作るもの
 第9時 五月の世界と十二月の世界
 第10時 やまなしは何を表しているか
 第11時 やまなしの中の無常と輪廻
 第12時 作文「『やまなし』の中の無常と輪廻」
 第13時 作文「『やまなし』の中の無常と輪廻」「『やまなし』と春と修羅・序」
 第14時 『やまなし』は理想を表しているか
 第15時 作文「『やまなし』は理想を描いたのか」
 第16時  色の検討
 第17時 青は何を象徴しているのか
 第18時 作文「青は何を象徴しているのか」
 第19時 作文(自分で問題を設定)
 第20時 「私の幻灯」の「の」の意味・作文『はじめに』『おわりに』

● 6年3組学習発表会 を紹介していただきました。最後の授業参観の時間に体育館で行ったものです。ここではプログラムを紹介します。
 1 詩の音読「地球の子どもたちへ」
 2 民謡「南中ソーラン節」
 3 跳び箱運動「ヘッドスプリング」
 4 川柳「心に残った場面」
 5 合唱「旅立ちの日に」

☆ 岡崎先生より、「むかし調べ新聞づくり」(小3)を紹介していただきました。次のステップで指導されています。
(1)図書館にどんな本があるか調べる
 昔のものを調べるためのキーワードを決め、タイトルにキーワードが出てくる本を探し、内容をまとめます。探すときの方法も指導されています。
(2)自分の調べることを本で調べる
 「みんながさがした図書館の本」の表から、自分の調べることが書いてありそうな本を3冊選び、調べてプリントにまとめる。
(3)むかし調べ新聞をつくる
 新聞の書き方の例をもとに、3時間で新聞をつくります。その時に「タイトルを付けること、広告を載せよう、発行日をつけよう」の3点を条件出しました。
 実際の作品を見ると、その子なりのアイデアが読み手にも伝わり楽しめます。社説があるのにも感心しました。

 小学校3年生によるこうした新聞の作成例はまだ少なく、資料収集・選択・整理の方法が段階的に指導されていることが特に参考になりました。

☆ 山田先生より、「じゃんけん」で世界の子どもたちと遊べるって本当ですか? を紹介していただきました。じゃんけんは、「祖先が創造力によって生み出した優れた文化」として、日本各地のじゃんけん(「庄屋拳」「清正じゃんけん」など)、世界各地のじゃんけんを紹介していただきました。じゃんけんに類するものは、アジア、オセアニア、欧米、ロシアと世界各地にあり、その出し方、かけ声、発想にも共通するものがあるのには驚きです。

● 次に、平成12年度 時間割(特別教室固定時間割)の編成にあたって を紹介していただきました。後日詳しく紹介します。

● 3年生の総合学習のまとめを紹介していただきました。2学期以降を中心とした総合学習を冊子としてまとめてあります。

● 書籍を紹介していただきました。以前にもこの会で紹介がありましたが、名和昆虫博物館の館長、名和秀雄氏の名著です。子どもは虫と遊ぶことで、情緒や知的好奇心が育つのです。『子どもの目が輝くとき』名和秀雄 中央法規出版 \1,339

● 「青木川で採ってきた草で紙漉をして絵手紙にしよう」を紹介していただきました。青木川で採った蓬や蒲などを、アルカリ性洗剤といっしょに煮たもので紙を漉くのだそうです。実際に蓬で漉いた紙は良い香りがしていました。
 山田先生から、植物に詳しい人を紹介してほしいと言うことです。

尾関先生より、「税所篤(さいしょあつし)と仁徳天皇陵」を紹介していただきました。
税所篤(1827〜1910)は薩摩藩出身で、堺の県令になった人です。税所は、県令になった翌年(明5)、仁徳天皇陵(大仙陵山古墳)の前方部を発掘し、その正面より石室と石棺、甲冑と鉄刀などを発見していいます。その発掘の名目が、鳥の糞の掃除であったこと、本当の理由は税所の個人的な考古学趣味ではなかったかと記しています。
出典は、『天皇陵の近代史』外地昇著、吉川弘文館 

● 次に神戸市作成の小冊子「震災を体験してあのとき役に立った私の知恵〜神戸からのメッセージ」を紹介していただきました。実際に被害に遭われた方の生の声を集め、地震に対する備えの大切さ、実際に起こったときに対処する知恵を教えてくれます。

● バウムテストを紹介していただきました。いただいた資料には、次のように紹介されています。

 子どもに一本の木「バウム」を描かせたとき、描かれた樹木は、環境の中における本人の心の持ちようを表現したもの、即ち本人の人格の投影であると言われている。しかもこの方法は、小学生以上ならば快く応じてくれるし、時間も短くすみ、道具も手元にあるもので間に合う。もっとも実施容易なテストの一つといえる。  

 A4の画用紙に4Bの鉛筆を用意し、「1本の実のなる木を書いてください」と指示するだけです。もちろん、他人のを真似ない、外の木を見ないなどの注意や、リッラクスしてのびのび描かせる雰囲気作りは必要です。
その結果を分析する表は次のものです。
『バウムテスト−樹木画よる人格診断法』C.コッホ著、林勝造他訳、日本文化科学社
『バウムテスト整理表』日本文化科学社
判定には、(1)樹木の形(形態分析)…発達テスト的側面
(2)鉛筆の動き(動態分析)…性格テスト的側面
(3)樹木の紙面における配置(空間象徴)の3つの側面から意味を読みとります。
判定表、判定の実例の資料をいただきました。

☆ 奥村先生より、特殊学級の社会見学関連を2点紹介していただきました。
 3月9日の社会見学では、今回の目的の一つにマルチメディアの体験があるため、NTTプラネット、NHK遊放プラザ、テレビ塔の3カ所を見学します。行事で育てようという姿勢が明確で、その積極性が評価できます。
 関連して、つくし・わかば学級だより第11号も紹介していただきました。

● 2月29日には、4校(草井・藤里・古知野西・古知野南)合同のえんそくを行います。市の福祉バスを利用して、岡崎世界子ども美術博物館へ行くものです。作品制作や常設展示の鑑賞の他、企画展「駄菓子と遊びの世界展」もやっており、楽しい時間が過ごせそうです。

● 書籍を紹介していただきました。
 『完全タダ見の超観光ガイド 愛知県版』宇佐美イワオ(風媒社) \1,200 には、タダで見学できる魅力的な施設が多数紹介されています。
 『カード式「調べる力」をつける学び方BOOK』北俊夫監修・広島県廿日市市廿日市市小学校(明治図書)は、学び方の指導の好例といえるでしょう。

☆ 岩井先生より優良校参観の報告をしていただきました。奈良女子大学付属小学校です
研究会の日時 2000年2月18日(金)
・大会名     全国総合学習実践交流会「総合学習」in2000
テーマ      こんな総合がしてみたい
基本的な考え方(当日の要項より一部抜粋)
 私たちは,永きに渡って実践と研究を重ねてきた本校の「奈良の学習法」が総合的な学習の理念と基本的に同じであることを確認し,「総合的な学習と学習法」を検討する中で,昨年『奈良の学習法ー総合的な学習の提案』(明治図書)を刊行した。
 「奈良の学習法」は……(中略)……教科の境界にこだわらず,子ども主体の,子どもの発想を生かした授業がもっとも重要視される。学習は,子どもの真剣な生活経験から生まれた興味や関心を自律的にまた協力して問題解決に取り組む中で,生きる力をもった主体的な人間として,生活を創造していくことを子どもに学び取らせる活動である。このことは,本校のカリキュラムが「しごと」「けいこ」「なかよし」から構成されていることからも理解していただけるであろう。
当日の様子
 全学級(12学級)の公開学習の後,研究協議・協力校の実践発表(6つの分科会で各3校)に続き,全体会・講演(「総合学習のカリキュラムづくり」国立教育研究所那須正裕氏)という日程。実践発表では,東京都文京区立誠之小学校の「国際社会に生きる児童の育成〜「国際科」の時間を通して〜」では,ALTとのTTを含む月2回の英語活動,月1回の国際理解活動を展開している実践が目を引きました。
これから訪問したい人のために相手の連絡先
 奈良女子大文学部附属小学校 〒631−0024 奈良市百楽園1−7−28
 TEL(0742)45−4455 FAX 40−2160
  近鉄奈良線学園前下車徒歩10分
  毎週火曜日と金曜日は学習を全日にわたって公開している。
 東京都文京区立誠之小学校もALTとのTTの英語活動は公開しているとのこと

● あの『古知野町史』の復刻版が出版されました。

☆ 最後に、奥村悠二氏yuhwakai@plum.ocn.ne.jp)より、「先の世代が良くなってほしい。大人の仕事は子どもを育てること。教育には期待している。」、藤川政人氏fujikawa@mvc.biglobe.ne.jp)より「先生方の熱意を感じることができた、政治の世界に入って1年、教育改革も勉強していきたい」というお話をいただきました。 


      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp