第129回 社楽の会報告    第128回へ   第130回へ
                                  報告者 木曽川東小 土 井
2000年4月27日(木)布袋北学供にて,第129回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(木東小)、尾関先生(江北中)、岩井先生(大北小)、高橋先生(木東小)、坪内先生(犬北小)、山田先生(古東小)、奥村先生(江南市ことばの教室)、勝村先生(犬山中)、大島先生(犬東中)、野呂先生(岩倉中)、水野先生(黒田小)、一般参加の川端さん溝口幸利さんの13名です。

☆ 土井より,連載第二弾。拙稿「富山県のCM 地方自治体による観光振興の今」『社会科教育488』(明治図書)を紹介しました。富山県の観光広告はとてもよいセンスです。今回は授業に使える広告を取り上げてみました。詳細は『社会科教育』をご覧ください。富山県の広告はここ

● 今年は中学校で国際理解学習に取り組みます。そこで国際理解にかかわる情報源をまとめてみました。
(1)国際観光振興会は日本を旅する外国人を増やし、日本の良さを知ってもらうための国の機関です。統計資料もあります。
(2)観光白書とは、「平成10年度観光の状況に関する年次報告」「平成11年度において講じようとする観光政策」をあわせた通称です。観光基本法第5条の規定に基づいて、このいわゆる「観光白書」を国会に提出することになっています。国際理解は、まず観光から。
(3)日本語版海外Webサイトは、日本語で読める海外のサイトを集めたものです。海外のサイトを日本語で読めるということに価値があります。
(4)政府観光局&大使館リンクには、各国の情報が満載ですが、日本語でないサイトもけっこうあるので注意が必要です。
(5)国際理解研究会という研究会があります。その中の「国際理解教育とは?」は必読です。アクティビティには、すぐに授業で使えるネタが多数あります。
(6)国際理解教育センタ−は、国際理解教育推進のために、教材開発、研修、調査、資料収集・提供などを使命とする非営利民間公益的団体です。 
(7)Multi-Cultual-Pedia 異なる文化を楽しみながら学ぶ事典 には、世界のいろいろな文化の知恵が紹介されています。異なる文化の人々に対する尊敬の念がわいてきます。

● 恒例の便利サイト紹介です。MLで、大分の平川秀徳先生から多くを教えていただきました。
(1)科学デジタル質問箱のような質問ができるサイトは貴重ですね。動画を見ることもできます。
(2)酒井式ハンドブック酒井式の図画・版画の授業例が紹介されています。
(3)平松先生のA Stray Sheep は、予備校の先生が受験生のために作成したぺージです。板書などもあり、かなり本格的に学習できます。
(4)リサイクル関連サイトを紹介します
クリーン・ジャパンセンター
アルミ缶リサイクル協会
PETボトルリサイクル協会
日本ガラスびん協会
発泡スチロール再資源化協会
これらのリサイクル関連サイトが多数紹介されているのがここ
(5)ポートフォリオ評価について ホームページは情報発信型の国語教育のサイト。
(6)がっこうけんさく 文字パレットで入力して学校関係のサイトを検索するもの。低学年でも使えそう。
(7)教育コミュニケーションエクササイズ研究会 子どもたちが暖かく健康な人間関係を築くためのいろいろな体験活動の研究会。エンカウンターなど。
(8)学級崩壊に陥らないためのチェックリスト 具体的で面白い。
(9)掲示板「PC&インターネット勉強術」 パソコンを使った学習法が紹介されています。英語の学習におすすめ。
(10)環境GOO 環境情報はまずここから。定番。
(11)子どもたちの揺れ動く心と学校の在り方 勉強になりました。
(12)服部洋介(英語科)が考えていること・関わってきたことについて報告するページ命を考える授業が気に入りました。
(13)都道府県別リンク 使い方によっては便利なリンクです。
(14)学校音楽教育支援ページ  音楽の授業で使いやすく作られています。
(15)新学社 総合的な学習のページ 有名ですね。

● 第百四十七回国会における森内閣総理大臣所信表明演説
 毎回、教育に関するところを抜き出しています。森総理は、歴代の首相に比べて、やや教育の部分が軽い気がしますがみなさんはどう思われますか。ここに紹介されています。
 教育に関する部分を紹介します。

 わが国が目指すべき姿の第二は、「心の豊かな美しい国家」であります。
 今国会冒頭の施政方針演説において前総理は、内閣の最重要課題として教育改革に取り組むとの決意を述べられました。今まで一貫して教育問題・教育改革に取り組んできた私は、まさに同じ思いでその演説を聞いておりました。
 戦後のわが国の教育を振り返れば、わが国経済の発展を支える人材の育成という観点からは素晴らしい成果を挙げてきたと言えます。他方、思いやりの心や奉仕の精神、日本の文化・伝統の尊重など日本人として持つべき豊かな心や、倫理観、道徳心を育むという観点からは必ずしも十分でなく、こうしたことが、昨今の学級崩壊、校内暴力等の深刻な問題を引き起こし、さらには社会の風潮に様々な影響を及ぼしているとも考えられます。教育の目標は、「学力だけが優れた人間」を育てることではなく、創造性豊かな「立派な人間」を育てることにあります。また、子どもを取り巻く社会そのものが、子どもの健全な育成を支えるものであるべきであります。
 発足したばかりの「教育改革国民会議」から、今年夏頃を目途に中間報告を提出していただき、その後、広く国民の皆様のご意見を伺いながら、教育改革を推進し、国民的な運動につなげていきたいと考えております。

● 工業所有権教育用マルチメディア教材CD−ROMがもらえる

◎入手方法など

◆ 工業所有権教育用マルチメディア教材の配布を希望される方は、必ず学校単位でお申し込みください。申込みをなさる場合は、次の(1)〜(6)の事項をご記入の上、下記の問い合わせ先のファクシミリ番号又は電子メールアドレス宛てにお申し込みください。

(1)学校名 
(2)所在地 (郵便番号とともに都道府県名を明記してください)
(3)申込者氏名
(4)連絡先電話番号
(5)希望枚数 (生徒用パソコンと指導者用パソコンの合計数)
(6)パソコンの使用環境
 CPU
 メモリー容量
 ハードディスク空き容量
 CD-ROMまたはDVD-ROMドライブの有無
 使用OS

<注意事項>
・個人によるお申し込みには一切応じられません。予めご了承ください。
・なお、発行部数に限りがありますので品切れの際にはご容赦ください。

<問い合わせ先>
・特許庁総務部総務課大学等支援室普及班 担当:木村
電話:03-3581-1101(内線:2109)FAX:03-3593-2397

電子メール:PA0P00@jpo-miti.go.jp

 詳細はここ→ http://www.jpo-miti.go.jp/info/multitext0421.htm

● 平成12年度岩倉市国際交流協会活動計画を紹介しました。ピナトゥボ交流訪問団を中心に、毎年とても活発に交流をしている団体です。
  広報事業として、いんふぉめいしょん(年1回)、COM(年3回)、リアルタイム協会だより(年6回)、岩倉市広報(隔月掲載)、かるがも地球広場(月1回)、交流事業としてサッカークラブ、ジュニアスタッフ、世界のお料理クラブ、ホームステイの会、ピナトゥボOB会、こいのぼりづくり、市の行事への参加など

● 簡単な立体地図を作ろう!
 数値地図で遊ぼ! http://members.xoom.com/koji_s/index.html
 は社会科教師にとってはすごいサイトです。
  数値地図そのものはフリーソフトの名で、次のような機能があります。

   ・国土地理院発行の1/25,000地形図の所有・未所有データベース機能。
   ・国土地理院発行の数値地図50mメッシュ(標高)データを使って地形図
    (2D)の描画・立体地図模型製作用型紙の印刷機能。

   ・立体地図模型原図(*.asb,*.bsb)のセーブ・ロード機能による原図の配布・模型型紙の再構築機能。 (*.asb,*.bsb の再利用ではCD-Rom不要)    そう、立体地図模型を作ることができるのです型紙原図ファイルも多数出回っています。
   
● MM紹介 日刊教育情報マガジン
 現在、最も頼りにしている教育情報源を紹介しました。たとえば、4月26日には次のようなメールが届きました。
一部を紹介します。
■                     日刊教育情報メールマガジン                     ■
| ED-News Magazine                                 Powered by ZKAI |
|    http://www.ed-news.com/                                           |
|                                            2000/04/26 No.197 → 5719|
■                                                                             ■

◆国土地理院                                  http://www.gsi-mc.go.jp/
:企画展第3回「地図屋さんの作品展」
http://www.gsi-mc.go.jp/MUSEUM/SOUGO/annmoyo.htm
地図会社が作成した独創的な地図の展示会。5月27日まで開催。
◆愛知エースネット                           http://www.aichi-c.ed.jp/
:総合的な学習の時間 実践校の紹介
http://www.aichi-c.ed.jp/contents/map.htm
愛知県内の7つの小学校の取り組みを紹介。
◆Web現代                                http://kodansha.cplaza.ne.jp/
:人体改造の世紀
http://kodansha.cplaza.ne.jp/hot/genome/index.html
「ヒトゲノム計画」に関する連載。
◆日本発達心理学会                    http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jsdp/
:発達心理学研究 目次
http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jsdp/paper/Journal_con/contents.htm
学会発行の学術雑誌「発達心理学研究」の目次と各論文の要約を掲載。
◆衆議院議員・奥山茂彦       http://web.kyoto-inet.or.jp/people/okiya/
:私学問題について 自民党私学振興プロジェクトチームより
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/okiya/kokkai199.htm
「私学振興プロジェクトチームでの議論における論点例」を掲載。
◆千葉県情報教育センター                   http://www.ice.or.jp/~jose/
:情報教育の在り方に関する調査研究
http://www.ice.or.jp/~jose/h11ken/hyousi/hyousi.htm
「校内情報通信ネットワーク構築の在り方」や「情報通信ネットワークを活用
した実践例」などを掲載。
◆千葉県情報教育センター                   http://www.ice.or.jp/~jose/
:マルチメディア素材データ集
http://www.ice.or.jp/~seminar/h11kaiha/index.htm
豊富な画像集。
◆ARG                         http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/
:年表・年譜一覧
http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/TIMELINE/
Web上で公開されている年表・年譜のリンク集。
◆目黒区教育委員会             http://www.city.meguro.tokyo.jp/kyoiku/
:「生き方を考える子ども」の育成 小学校編 各教科等における学習指導例
http://www.city.meguro.tokyo.jp/gakko/edu/s_ikusei.htm
教科別に詳しい学習指導例を紹介。
◆目黒区教育委員会             http://www.city.meguro.tokyo.jp/kyoiku/
:「生き方を考える子ども」の育成 中学校編 各教科等における学習指導例
http://www.city.meguro.tokyo.jp/gakko/edu/c_ikusei.htm
教科別に詳しい学習指導例を紹介。
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財団法人ドイツ語文学振興会 編
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● 人物紹介 河合純一先生
 メール仲間の静岡の河合先生を紹介しました。視覚に障害を持ちながら、静岡の中学校で社会科を教えてみえます。また、水泳部の顧問として指導の傍ら、自らも水泳の選手として活躍してみえます。パラリンピックシドニー大会では、日本の有力な選手の一人です。
 中学生新聞にも連載をされてみえます。ぜひ、ホームページをのぞいてみてください。 
    url: http://www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/4083
    mail: nx8j-kwi@asahi-net.or.jp

☆ 山田先生より、久しぶりに理科の授業に挑戦(1)を紹介していただきました。
 今年は、5,6年の理科を担当されるそうです。今回は、6年3組の最初の授業の報告をしていただきました。
 はじめに詩「教室はまちがうところだ」を読み、ほっとするところ、励まされたところを発表します。
 次に、児童の理科に対する思いを確かめました。全員が理科が好きで、その理由として、多数が実験の存在を挙げていました。
 さらに、砂と割り箸を用意し、何の実験をするか児童に予想をさせました。その後、グループごとに実際にささせて、それぞれの個性を認めた後で、
倒れないような立て方を児童に問いました。ここで、すでに基礎の大切さを児童に考えさせていました。
 そして、「高い山の条件」を児童に考えさせた後、段ボールに実際に砂をあけて山を作っていきました。
 児童は、「積み重ねは大切」「基礎や土台が大切」と自分たちの生活や学習と重ね合わせて考えていました。
 短い間に、教師の考え方、実験の大切さ、思考することの大切さ、学習への構えを児童に納得させてしまうところなど、さすがだと感じました。

書籍を紹介していただきました。
『子どもといっしょによみたい詩』あゆみ出版 \2,400
  まきた・しんじ氏の有名な「教室はまちがうところだ」が載っています。
『新しい理科指導100のポイント』降旗勝信(国土社)\2,400
『Q&Aこんなときどうする新教育課程 小学校 総合的な学習の時間』高階玲治(教育開発研究所) \2,000
『おどろきわくわく理科実験』(小学館)\1,170
『おもしろ実験倶楽部』長沢光男(海苑社)\1,500 
『第12期教育技術の法則化 図工−細かな指導技術で楽しい授業づくり』(明治図書)\1,340

● 社会福祉法人愛知県社会福祉協議会・障害者スポーツ振興センターの西尾浩志氏を紹介していただきました。愛知県の障害者スポーツの生みの親的存在だそうです。

● 次に、野田武男さんを紹介していただきました。野田さんは、仕事上の事故で全身麻痺になり、その後筆を口に持ち替え、すばらしい絵を描いてみえる人です。
 7月2日〜15日には、すいとぴあ江南で「くちで描く私の人生譜」と題した作品展がひらかれる予定です。

☆ ゲストの溝口さんよりお話をいただきました。生まれつき障害がありながら、ハートフル熊本大会走り幅跳びで第3位を取られました。障害者スポーツ指導員の資格も取られたそうです。溝口さんの「障害があっても何だったできる。これからも何にでも挑戦したい」と言う言葉が印象的でした。

☆ 奥村先生より「通級による指導について」教えていただきました。
  奥村先生は、今年度から、江南市ことばの教室を担当されています。木本先生に続いて、二人目ということになります。
  ここでは、プロットだけ紹介します。
  1 通級による指導とは
  2 対象の児童生徒について
  3 通級による指導の形態
  4 言語障害について
  5 通級による指導の内容
  6 ことばの問題と心の病気(派生的な問題)
  7 ことばを育てるための3原則
  8 学級での接し方

● 次に、言葉の教室だよりbPを紹介していただきました。
  先生の自己紹介、時間割、保護者への方へのお願いが書かれています。

☆ 大島先生より、6月に3日間にわたって行われる、職業体験学習についてお話をうかがいました。2年生が、体験先を自主的に開拓し、50ほどの事業所が決定しました。
  兵庫の1週間の実践は有名ですが、丹葉地区では3日間の職業体験というのは例がないのではないでしょうか。
  生徒向けプリントには、なぜ職業体験なのか、なぜ3日間なのか、なぜ自主開拓なのか、何をどのように学ぶのかがわかりやすく書かれています。先生方の熱意が文面から伝わってきました。
  資料として、保護者へのお願い、事業所へのお願いの文書、当日までの日程を紹介していただきました。実際の成果をうかがいたいと思います。

● 授業で使用した資料・面白沖縄語大辞典を紹介していただきました。
  「あがー」が「痛い」
  「あちゃー」が「明日」
  「いちゃんだ」が「無料」 という意味だそうです。クイズで使えそうですね。
  各地の方言は大切にしたいものです。出典は、沖縄西海岸サンセットストリート

● 続いてCM歴史館を紹介していただきました。1950年代からの、あの懐かしいコピーが並んでいます。
 ちなみに、1953年 セイコー舎の時計が正午をお知らせいたします(民放初のCM)
         54年 ワ、ワ、ワー、ワが三つ
         55年 くしゃみ3回、ルル3錠
         61年 トリスを飲んでHAWAIへ行こう! 
         62年 あたり前田のクラッカー
             スカッとさわやか
        63年 なんである アイデアル
        67年 大きいことはいいことだ
        68年 わんぱくでもいい たくましくそだってほしい
        70年 違いがわかる男
        75年 ちかれたびー
        77年 ピッカピカの 一年生
        80年 それなりに写ります

      どこから覚えているかで、年齢、記憶力がわかりますね。
     出典は、朝日新聞2000年1月1日朝刊です。

☆ 勝村先生より学級通信LIMBを紹介していただきました。
  学級訓“OUR Revolution”(自己改革・自己改造)について、またそこに決まるまでの過程が書かれています。
  また、学級通信のタイトル“LIMB”(翼)も、最後まで決選投票で争ったものです。
  級訓を全員で考えることが、学級づくりの第一歩ですね。

● 次に、犬山中学校の修学旅行について紹介していただきました。
 ユニークなのは、1日目に、都内班別分散学習のコースを新幹線内でくじ引きで決めるものです。
 メリットとして、緊張感がある、事前の学習が交通機関全般に及び応用力が付く、などがあると思います。
 2日目の課題追究学習、3日目の学級別学習とコースを変えるのに、先生方のご苦労が想像できます。
 成果を楽しみにしています。

● 最後に、プリント3年社会科授業の確認を紹介していただきました。
  公民で指導すべき内容を、新聞を中心に組み立てていこうとするものです。現実の生活と学習内容を新聞で結びつけ、なおかつ3年の指導要領の内容を網羅しようというのは、かなり教師の教材研究大切です。これも、楽しみな実践です。
  プリント資料には、森連立内閣成立の過程と憲法、三権分立、G7とサミットについてまとめられています。
  その他、朝学の確認事項、愛知県公立高校Bグループの問題がまとめられています。

☆ 高橋先生より、(続)現職教育推進計画案(主に総合的な学習の時間に関して)を紹介していただきました。
  全国の小中高、それぞれの学校で、総合的な学習について取り組みが始まっています。 
  高橋先生は、学校の現職教育のキャップとして、組織、授業研究の持ち方、実践記録の集積、4・5月の現職教育予定、「総合的な学習の時間」のネーミングについて提案されました。
  各学年のテーマはすでに決定されていますので、それに合わせて総合的な学習の具体的なカリキュラムづくりが始まっています。それに伴い、各教科の時間をどれだけ削減するか、単元をどう入れ替えるかを、年間学習計画表に表します。
  さらに、年間時数管理表に打ち込んでいきます。これは、1年間分の時間割表です。「行事・児童会・クラブの時数計上一覧表」を見ながら、年間の時間割を決定していきます。自動的に。教科・領域ごとの時間数が表示されていきます。
  このような流れで、新教育課程への移行が進んでいます。
  みなさんの学校では、どのように取り組まれているのでしょうか。

● 次に、4年2組発 恥ずかしながら公開授業(国語)を報告していただきました。
  授業研究を推進する立場として、自ら率先して指導案を配布して、授業を公開したものです。
  教材は「きつねのおきゃくさま」。目的には、「伝え合う力としての、話し合いの基礎の基礎の基礎の基礎を身につけさせる」と書かれています。
内容は、一つの会話文を誰がしゃべったのかを討論させるものです。
  実際に、土井も授業を参観しましたが、次のように感じました。
 ・ 教師の意図がきわめて明確である。このような授業を積み重ねれば、生き生きとした話し合いができるクラスなると容易に想像できる。
 ・ 教師の指示が必要最小限に厳選されている。そのため、児童への徹底が早い。
 ・ 指名なし音読など、自主的な授業参加を促す方法が採られている。 
 ・ ポイントでは、一人一人のノートに丸を付け、個の評価・支援が行き届いている。
 ・ まとめ方のパターンを示すなど、学び方の指導がされている。
  堂々たる名人級の授業でした。
 
☆ 尾関先生より、法皇山横穴古墳群を紹介していただきました。加賀市の勅使町の南部にあります。
  資料によれば、現在確認されている横穴墓は77基。全山で150〜200に及ぶと推定されています。
  埋葬されている人の数がかなり多く、副葬品も墳丘をもつ古墳より貧弱なため、大豪族の長一族の墳墓と推定されます。
  古代へのロマンが感じられます。
  やましろ街辞典にも紹介されています。http://www.tabijozu.ne.jp/~yamashiro/index/

● 次に、明石市立天文科学館 を紹介していただきました。
  日本標準時子午線の真上に、1960年にたてられたものです。高さ54mの高塔はその標識であり、大時計は郵政省通信総合研究所から発信されるJJY時報をいつも受信して、いつも正確な時刻を示しています。
 内部は、プラネタリウム、展示室が中心です。震災で大きな被害を受けましたが、1998年3月にニューアルオープンしました。
 この天文科学館のできるまでの資料を頂きました。

●  国際理解の授業“出前”します! の記事(中日 00.4.9)を紹介していただきました。
  名古屋大大学院国際開発研究科の院生たちが、小・中・高の学校へ出張して、海外諸国の文化などを教えるものです。
  対象は名古屋市内の学校、秋には県内全域に広げるそうです。
  パンフレットの請求、問い合わせは EIUP 052-789-5082 

☆ 坪内先生より、実践案を提案していただきました。
  犬山北小学校の5年生の総合学習テーマは「犬山の人々のくらし」です。
  その中でも、「伝統・伝承」「産業」「食生活」「方言」に力を入れて取り組んでいくそうです。
  また、「情報発信」、「他地域に住む人々と交流し、暮らしを比較することにより、犬山を再認識しよう」という観点から、立山町と日南市の小学校と交流していきます。これらは、これまでの社会科の授業ではできなかったことで、新しい形として期待しています。はたして、子どもたちは、犬山市をどうとらえ直すのでしょうか。
 社会科としては、「伝統の技 再発見」として、犬山焼きの実習、さらにその他の町の名人を取材、発表します。それらをネタに、他地区との交流へと展開していくのです。今後の報告が楽しみです。 
 
☆ 川端さんより、次の資料を紹介して頂きました。
   『インターネットの教育利用』(教育家庭新聞社)東海スクールネット研究会編著 \1,143
   東海スクールネットについては、これまでに何度も紹介していますが、とても積極的に活動し、しかもレベルの高い研究団体です。その研究の成果の一端が実践事例の形で紹介されています。お薦めの一冊です。
   内容は、国際交流 6例、学校間交流 8例、学校地域間交流 3例、情報収集 3例、障害児教育 1例、システム構築 4例
  このほか、インターネット教育利用に役立つ技術がまとめられています。
    
● 第16回「東書教育賞」募集要項
 です。詳しくはここから
 ようこそ東書Eネットへ  は授業にすぐに使える資料が満載です。ぜひご覧ください。    

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp