第134回 社楽の会報告    第133回へ   第135回へ
                                  報告者 木曽川東小 土 井
 2000年7月6日(木)布袋北学供にて,第134回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(木東小)、尾関先生(江北中)、岩井先生(大北小)、高橋先生(木東小)、野口先生(楽田小)、奥村先生(江南市ことばの教室)、勝村先生(犬山中)、木本先生(江南市ことばの教室)の8名です。

☆ 土井より、社楽の会赤目ツアーの報告をしました。去る,6月24,25日の赤目ツアーでは,伊井野さんや辻先生との出会い,圧倒的な蛍の群など,とても印象的なものとなりました。別紙で,お二人の実践・お考えを紹介しました。
 (1)伊井野さんのパンフ紹介
  「里山を守り,育てるとはどういうことか」−「原風景」を,次の世代に引き継ぐために−
   お薦めの論文です。
 (2)辻さんの論文紹介
「赤目の森の探検隊」−赤目の環境にアタック!−
   
● 恒例 便利Webサイト
(1) 新聞の新聞 http://www.shinbun2.net/ 
 新聞社のサイトやメールマガジンのリンク集 
(2) 教師のための著作権Q&A http://www.japet.or.jp/ideaqa/index.html 
わかりやすくまとめてあります。著作権法全文もあり。
(3)21世紀の教育 http://www.avis.ne.jp/~luckyboy/ 
今後が期待できるページ。
(4) 共同通信ニュース「KYODO NEWS ONLINE」 http://www.kyodo.co.jp 
(5)21世紀子ども百科 http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/sol98 
 総合学習の参考になるかも 図書室におきたいですね。
(6)幕末関連史跡補完計画 http://homepage1.nifty.com/~juno/siseki/ 
(7)学習意欲のない子の発見法 http://www.nmt.ne.jp/~tamiki/st11.htm 
 塾のページですが,参考になります。PTAの資料にもなるかな。
(8)いじめシリーズ
  いじめってなんだろう?  http://journal.jp.msn.com/worldreport.asp?id=000627randy&vf=1 
 いじめに関するリンク集  http://www.na.rim.or.jp/~kamari/link-ijime.htm 
(9)障害児教育について
 障害者とコンピュータ利用教育研究会  http://www.ceser.hyogo-u.ac.jp/naritas/mes/mes.html 
 障害児教育支援機器情報  http://member.nifty.ne.jp/ohmori/ 
 障害児教育関連リンク集  http://www.kulawanka.ne.jp/~kunimaro/edulink.htm 
(10) 厳選「日本の小学校」  http://www.edu.fit.ac.jp/~shingue/files/kyozai/gakko.htm 
(11)KidsParty http://www.so-net.ne.jp/kids/ 
 科学のお話やパズルなど、10歳前後の子どもを対象とした情報サイト。ソニーコミュニケーションネットワークによる運営。
(12)学年別つまずきポイント http://www.okasan.shogakukan.co.jp/back_number/kateigakusyu/kh/98101.html 
 お母さん塾のページより 他の学年も参考になります。
(13)しつけとは http://www.hi-ho.ne.jp/t-hotta/situke.htm 
 ここも,参考になります。新聞記事の転載のようです。
(14)教育の部屋 http://www2s.biglobe.ne.jp/~ajimine/pr03.htm 
 テキストが多いですが,内容あります。

3 教育情報
(1)【学区】来年4月から中学校も「選択自由制」 東京都品川区

 東京都品川区教育委員会は6月21日、今年度から区立小学校で導入した「選択自由制」を、来年4月から区立中学校でも実施することを決めた。小学校では4分割したブロック内で学校を自由に選択できる方法を取ったが、中学校は区内全域から選択できる。
 実施要綱では、来年度の新1年生について、区域外からの希望者受け入れ枠は各校40人(戸越台中は30人)。区域内生徒の入学を優先するため、余裕教室との兼ね合いから受け入れ枠に制限を設ける。人数枠を超えた学校については、11月に抽選を行う。
 区教委によると、各校の情報提供については、教育委員会側で統一パンフレットを作るほか、各学校ごとに「学校公開」やインターネット上のホームページなどで工夫して行う。統一パンフレットでは、生徒数などの基礎データや部活内容、私立高校と都立高校への進学割合などをまとめる方向で検討している。各学校の特色や校内の様子などは、学校ごとの情報提供に任される。

(2)英語指導方法等改善の推進に関する懇談会 審議経過報告  平成12年6月30日
http://www.monbu.go.jp/news/00000480/ より一部抜粋します。

W 小学校英会話学習について
 1 小学校から始める英会話学習の意義
 新しい小学校学習指導要領では、3年生以上の児童が、新たに設けられた「総合的な学習の時間」において、学校の実態等に応じ、国際理解に関する学習の一環として外国語会話等を行い、外国語に触れたり、外国の生活や文化などに慣れ親しんだりすることができることとなっている。
 本懇談会では、小学校における英会話学習について様々な視点から意見交換を行った。
 早期に英語に触れることの意義としては、日本人が一般的に苦手とする英語の聞き取りや発音について、子供のころに体験しておけば、より苦労しなくて済む、早期に日本語以外の言葉があることに気付くことに意義がある、早期から一つの外国語に親しむことで、後の語学学習に自信を持って臨めるという利点がある、などの意見があった。
 一方、英語を早期に学ばなければ英語が話せるようになれないというわけではなく、また、英語学習を開始すべき適切な年齢や学習期間について更に専門的な視点からの検討が必要であるとの意見もあった。このほか、小学校段階では、日本語で自分の言いたいことを整理し、相手に分かるよう話すことができる能力を育成することを第一とすべきであるという意見もあった。
 これらの意見を考慮した上で、小学校での英会話学習の導入については、教師が一方的に教え込むような方法を避け、子供たちが楽しみながら行うような形で実施すべきであるということで意見が一致した。

 2 小学校における英会話学習の指導の在り方
 小学校の「総合的な学習の時間」で英会話を実施する際、外国の生活や文化など異文化に触れたり、慣れ親しんだりすること、小学校段階にふさわしい体験的な学習を通じて「英語は面白い」という動機付けをすることなどが重要である。
 単に中学校の英語教育の前倒しとして中学校英語における学習内容をそのまま小学校に降ろしてくることは、避けなければならない。
 小学校段階にふさわしい活動としては、歌、ゲーム、簡単なあいさつやスキット、ごっこ遊びなど音声を使った体験的な活動などが考えられるが、学習が進んでいくに従い、歌や遊びだけでは不十分で、学習の段階に応じた指導を考えることが重要であるとの指摘もなされている。
 現在、文部省では「総合的な学習の時間」の中で英会話に取り組む学校の参考になるように「小学校英語活動実践の手引」を作成しているが、今後とも、文部省や都道府県教育委員会においては、英会話学習の内容や指導方法、教材の作成などについての情報提供を的確に行っていくことが求められる。

 3 指導者の養成
 小学校における英会話学習については、以下のような指導者の研修をはじめとした支援策について、今後、積極的に検討する必要がある。
 小学校において英会話学習を実施する場合には、通常、小学校教員が担当することとなるが、これらの教員の研修が重要になる。前述の文部省の「小学校英語活動実践の手引」に基づく研修の実施を検討する必要がある。また、教員の海外派遣や、日本人学校等の在外教育施設への派遣なども研修機会として生かすとともに、そうした海外経験を有する教員の活用を積極的に図ることも必要である。
 小学校における英会話学習では音声を使った体験的な活動が重要であることから、ALTの小学校への派遣を充実することが重要である。これに加えて、海外勤務経験のある者、留学生等を小学校で有効に活用していくことも必要である。
 中学校の英語担当教員が、小学校英語の意義、理論、指導方法等について研修を受け、小学校でも指導できるようにすることも必要である。これは、小学校での英会話学習と中学校の英語学習の連携を図る上でも意義があろう。
 このほか、大学の教職課程では、小学校での英会話学習にも配慮して教育内容の充実を図ることも求められる。さらに、小学校における英会話学習については、研究開発学校における研究を進めるとともに、大学等においても指導方法について研究することが必要である。

4 飽食の時代への警鐘
伊井野さんのお話ともつながるところがあります。このまま今の子どもが大きくなると日本はどうなる?その中で、学校では何ができるのか?
はじめの一歩として、給食指導の中で「食べさせる指導」を復活させてほしいと思います。自由に残すことができる指導は、指導ではありません。(教師は楽だけど…) わがまま人間、感謝を知らない人間を育てているだけだと思いますがいかがでしょうか?
その意味からは、食農教育にも期待したい!そこで、MMより次の記事を紹介します。
   
 飢餓 /増田浩二@つぼみの会(静岡県インスリン欠損症患者家族の会)

 私は食べ物の好き嫌いがあります。食べられないものはありませんが、選択できるのならば、食べるのを避けたい物はいくらもあります。娘は、好き嫌いがありません。何でもおいしく食べます。育てている私たちの頭が下がるほど、食べることに対しては真摯な態
度で臨みます。
 私は一度も飢えたことがありません。おなかのすく感覚はもちろんわかっていますが、飢えて死にかけたことはありません。
 娘は、飢えて死にかけたことが何度もあります。幼稚園の時、インフルエンザウイルスが、膵臓の中に入ってランゲルハンス島を壊してしまったようで、インスリン欠損症(インスリン依存型小児糖尿病とも言います)という現在の医学では治療法のない病気にかか
りました。そのせいで、何度も飢餓の極限の状態を経験し、救急病院に運ばれています。
 日本の子供は、そして、その親の世代は、おなかがすいたことはあっても、こんな病気をしないかぎり、飢えで気を失った経験のある人は、いないでしょう。1度でも飢えて死にかけた人は、食べ物の好き嫌いなどしないのです。「今、食べられる」ということに心
と体で感謝し、食べ物を粗末にすることはないでしょう。
 私たち親の世代は、食べ物に飢えたことはありませんでしたが、他のいくつかのことには、飢えに近い感覚を持っていたのかもしれません。
 今のように、世の中におもちゃは氾濫していませんでした。テレビゲームのように親が子供と一緒になって同じおもちゃで同じようなレベルで遊ぶなんて事はなかったから、そう簡単に買ってもらえるものではありませんでした。
 どうしても欲しいと思っても、買ってもらえないから、工夫して、何かで代用するほかはありません。運よく買ってもらえたら、とにかくそれで遊び尽くす。次はいつ買ってもらえるかわからないのですから、そのおもちゃの本来の遊び方以外の遊び方をいくつもいくつも考えなくてはなりませんでした。
 その点、今の子は“安心”です。飽きたら次のソフトを買ってもらえばいい。ゲームソフトを何十本も持って、得意げにしている。中古ゲーム屋に買い取らせる。おもちゃに飢えたことがないから、持っているおもちゃを最大限に生かす工夫をしなくてもいいし、惜
し気もなく捨てられます。
 おもちゃばかりではありません。「友達」も同じです。私たちの小さい頃は、一人でできる楽しいテレビゲームがなかったから、楽しく遊ぶためには、どうしても友達が必要でした。一人でできるのはせいぜい本を読むくらいでしたから、何としてでも、友達を作ら
なければなりません。そのためなら、多少いやなことでも付き合いを大事にしたし、この人と友達になりたい、と思ったら、その人のために一所懸命いろいろなことをしました。“鼻垂れの頃”そういう経験をたくさんしてきたから、中学へ行っても、大人になっても、
人と付き合うということが多少なりとも分かっていたような気がします。
 けれど、今の子は、一人で遊べる物が近くにたくさんあります。お父さんもお母さんも、家族を大事にすることが一番だと思っているから、小さい頃から、良く遊んでくれます。“人に飢える”まで独りぼっちでいたことがないから、努力して友達を作るという感覚
はありません。友達を作るということは、多少なりとも傷ついたり、汚れたりするものだということなど、思いもつきません。
 思春期を迎えると、ホルモンバランスが崩れ、自分に自信がなくなり、不安定になります。そんな時、どうしても相談相手がほしい。でも、うまく友達がつくれない。いままで人に飢えたことも、その飢えを癒すために努力したこともないから、どうすればいいかわからない。“自分がさみしければ、必ず周りの人は自分に気づいて声をかけてくれるはず”なのに、みんなが自分を無視する。“おなかがすいた”なあ、いらいらするなあ。そして、人を刺す。
 おなかが減ると気が立ちます。イライラします。暴力的になり、やつあたりもします。でも、それは、“おなかが減った”時であって、飢えた時ではありません。一度でも飢えた経験のある人は、ただただ食べ物を得たいと一心に願うからです。今の子は、本当に飢
えたことがないから、いきなり人を刺すのです。
 今の子はすべての分野で飢えたことがありません。とてもかわいそうです。こんな状態からは、自然に、“発想”だとか“友情”なんて生まれはしないのです。もしかしたら、私たち親が子供のころも、同じことを言われていたのかもしれません。しかし、この国の
“飽食”があの頃よりも進んでいることは確かです。
 こんな時代に生まれたこの子たちを、できるだけ教室でフォローしたいと思っています。特に、友達については、何とかしてやりたいと思っています。
 生のじゃがいもが目の前にあるのを見て、「これは食べられない」というのではなく、「何とか食べられるようにしよう」と思う子にしたい。そのためには、包丁で手を切ることもあるし、やけどをすることもあるのだということを知ってほしい。友達は、「自分を助けてくれる人」ではなくて、「いつだって君のために、そこへ飛んでいくよ、と自分が言える相手」だと言うことを心に刻んで卒業してほしいのです。
 大事な友達には、いつだってこんなふうに言える人になれますように。       
  ホームページ「季節の小箱」 http://www2.tokai.or.jp/kisetu/  kojimasuda@tokai.or.jp

● 書籍紹介
『重要語300の基礎知識4 社会科重要語300の基礎知識』(明治図書)森分孝治 片上宗二 編集  以前にあったものの全面改訂版です。

● 地域の国際交流団体を紹介 名古屋国際センターのHPより
詳細はここ http://www.nic-nagoya.or.jp/koryudantailist.htm 
国際交流リンク集
http://www.nic-nagoya.or.jp/link.htm
 

● インド情報
  ステラの旅物語

    世界中を旅してみえる方の見聞録・インド編です。読みやすくおもしろい。
  http://naxnet.or.jp/~kashiai/indo/indo.htm

☆ 高橋先生より、4年2組発 Let’s English 公開授業のお知らせ を報告していただきました。小学校における英語の研究授業の指導案です。
1 MAT式指導法とは
 MATとは、Model・Action・Talkの略で、IIEEC 英語教師トレーニングセンターの仲田利津子氏が開発した英語指導法です。子どもの英語力が見る見る向上すると、今、国内外で話題になっているそうです。
 高橋先生は、このMAT式の授業を、研究授業として学校で公開しました。

● 関連として仲田先生の書籍を紹介していただきました。
『こうして教える子どもの英語−話せる英語の指導−』(アプリコット)仲田利津子著 
教材Action Cards Set A、Expression Cards 各\2,260も紹介していただきました。


 製作は、インターナショナル児童英語研究所 教師トレーニングセンター
  〒168 東京都杉並区高井戸東2-7-11 TEL 03-3304-1392 FAX 03-3304-4223
 
また、次の出版社では、英語の講師を派遣してくれるそうです。
 オックスフォード大学出版局
  学術・一般書籍部
    東京都豊島区要町2-4-8 〒 171-8585
      Tel 03-5995-3901 Fax 03-5995-3551
  e-mail) 
ag@oupjapan.co.jp

● 書籍を紹介していただきました。
    『あかねこ 点字スキル』光村図書 \200
    『あかねこ 計算スキル』どりむ社  \310
    『あかねこ 漢字スキル』光村図書 \330

 野口先生より、2年 生活科総合単元学習指導案を紹介していただきました。単元は「しゅっぱつ!がくでんたんけんたい」
 単元の目標は次の通りです。
○ 楽田の自然やいろいろな施設・人々の様子に関心を持ち、進んで調べようとする。
○ 友達と協力して町探検をすることにより、地域の自然や人々との新しい関わりを広げることができる。
○ 調べてきたことを自分なりに工夫してまとめ、いろいろな方法で発表できる。
○ 自分で調べたり、友達の発表を聞いたりして、今まで知らなかった楽田の秘密に気づくことができる。
 単元の構成は、町たんけんのけいかくを立てよう 5時間
           町たんけんにしゅっぱつしよう  15時間
           がくでんの町をしょうかいしよう  5時間
  詳細は後日紹介します。

☆ 奥村先生より、ことばの教室だより9,10号を紹介していただきました。 ‘教室スケッチ’では、1人の子を取り上げ、
    
☆ 勝村先生より、平成12年度犬山中学校 平和学習 を紹介していただきました。

☆ 尾関先生より、

 問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp