第150回 社楽の会報告    第149回へ   第151回へ
                                           報告者  土 井
2001年5月25日(金)布袋北学供にて,第150回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(大口町教委),岩井先生(大北小),勝村先生(犬山中),川井先生(犬南小),川端さん の5名でした。

☆ 木本先生から次のメールを紹介していただきました。MM小学より引用させていただきます。
かごしまの種村です。
MM小学560で、私の授業日程を載せていただいたのですが、 追加があります。

11月10日(土)滋賀県大津市、11日(日)岐阜市での講演が入りました。9日(金)に大阪空港(伊丹)経由でまいりますので、兵庫・大阪・京都・奈良方面で「授業」が可能です。旅費・宿泊費は、滋賀の方が負担してくださるので、必要ありません。

それと、10月24〜26日に岐阜市に全国図書館大会にまいります。27日(土)は愛知県尾張旭市で講演ですので、26日(金)の午後なら、岐阜市周辺 での「授業」が可能です。ここは、私の出張旅費でまいります。
**==**==**==**==**==**
 種村 エイ子 (TANEMURA Eiko)
 EZS04020@nifty.ne.jp
http://www.synapse.ne.jp/~wahaha/index2.htm
**==**==**==**==**==** 
実際に種村さんの授業を見ることが出来たら最高ですね。

☆ 土井より
拙稿 書評『博物館と結ぶ新しい社会科授業づくり』北俊夫・埼玉県博学連携推進研究会著(明治図書)『社会科教育6月号』(明治図書)を紹介しました。 
  本の内容は,博学連携の意味とその効果,博物館から学校へのメッセージ,博学連携の具体的な形,さらに資料として代表的な博物館のHPアドレス,学習指導要領における博物館の記述がまとめられています。実際に取り組みたい人へのQ&Aが具体的でありがたいです。
 わが大口町でも,歴史民俗資料館に,小学生が授業中に見学に来ます。学芸員がわかりやすく説明してくれます。6月には,土器掘りも計画しています。

 総合的な学習の本格実施も迫ってきました。学校と社会教育施設との垣根が低くなり,連携できたらすばらしいですね。

● 考える力を育てる 
  いつも実践的な教育実践を数多く発信してみえる家本先生の実践を紹介しました。考える力を育てるには,こうした授業を積み重ねることが有効だと思います。
<授業の技術> 感想の言い方を育てる/家本 芳郎@全国教育文化研究所
出典 kyositu.comニュース http://www.kyositu.com/  
   家本芳郎のホームページ http://www07.u-page.so-net.ne.jp/pg7/iemoto/ 
   家本先生のMMはぜひ読みたいものです。(毎月1回 量は膨大です)
 
● 講演会「仁所野遺跡と尾張北部の古墳文化」参加報告
 5月13日に,大口町健康文化センターで行われた伊藤秋男先生(南山大教授)による講演をここで報告します。

● 夢キャン2001 参加報告
  大口町内の企業から1000万円の寄付と、豊田地内の矢戸川沿いの土地(現況畑)約7865平方メートルを、ひとまず5年間無償で提供するという申し出がありました。大口町ではこれを受け,この大きなキャンバスに、大きな夢を描こうと計画しました。それが,夢キャンパスです。
  計画、設計から整備、工事まで、全てに住民が参画しています。
  5月20日には,第29回会議があり、「野草の天ぷら&バーベキュー大会」&「手作りマヨネーズ教室」が行われました。
   詳細は,http://www.town.oguchi.aichi.jp/infomation/yume.html

● 書籍紹介『中学社会 学び方,考え方の習得をめざす指導案例』(教育出版)
  地理・歴史・公民,それぞれ5つの実践事例が紹介されている。「考え方」というよりは,「調べ学習・課題学習」を重視した実践である。多くの実践が,生徒が個々に新聞などの作品としてまとめているのが特徴的である。実例が写真で掲載されているのはありがたい。  

● 便利Web紹介
(1)NICE「こめのくに」 http://www.nice.or.jp/kome/ 
あの「ユキダス」の姉妹ページ。
(2)母の日関連を2つ
 『母の日の豆知識』 http://www.nice.or.jp/kome/ 
 世界各地にも母に感謝する行事はあるようです。どのようなことをしているのでしょう?
 『母の日』 http://www.echizenya.co.jp/minichisiki/hahanohi.htm 
 起源をわかりやすく紹介しています。。

(3)愛知教育大学・沢研究室 http://phasms2.auephyas.aichi-edu.ac.jp/~sawa/ 
:宇宙を学べる大学 天文学者のいる大学
   http://phasms2.auephyas.aichi-edu.ac.jp/~sawa/1998_1.html 
   宇宙に関する研究・教育を行っている大学の一覧。

(4)鳴門教育大の総合学習のWebページが完成!
  http://www.naruto-u.ac.jp/~sougou/ 
   講座が教育課題、環境、国際化、情報化とならんでいるわけですね。

(5)毎週更新!優良番組情報 おすすめ
http://homepage2.nifty.com/yukidon/ 

(6)轡田隆史の文章道場〜日本人のための文章道場〜
「日本語による文章の教養を身に付ける」ことを狙いとしたインターネット上の道場
http://www.alc.co.jp/jpn/ 

(7)札幌市立北野平小学校の「学校改革メモ」
 総合的な学習の開始時、具体的にどのようなことから始めたのか?
http://www3.plala.or.jp/yokosan/2001-gakkoukaikaku.htm 

(8)小学生のための調べ学習室
「調べ学習をする前に」というページもアリ!
http://homepage2.nifty.com/sirabegakusyuusitu/index.html 

(9)外務省のページ「ワールドジャンプ」
 国旗やデータ集で世界の国をひとめぐり!世界の国の数は?総人口は?
http://www.mofa.go.jp/mofaj/world/index.html 

(10)大人になったら何になる?夢・仕事HP
職人さんたちがどうしてこの仕事を選んだか、がわかる!
http://www.yumeshigoto.gr.jp/ 

(11)デジタル植物園
京都府立植物園で収集栽培されている約1万2000種から月ごとに植物を紹介。検索も。
 http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/96plant/new.plant.html  

(12)『情報教育実践サイト FATHeRS』(富士通)
  http://www.inpaku-fathers.com 

(13)『人間と性 教育協議会』
 http://www.ne.jp/asahi/seikyokyo/2000/ 

(14)日本銀行 http://www.boj.or.jp/ 
日本銀行バーチャル見学ツアー
http://www.boj.or.jp/tour/welcome.htm 
日本銀行の業務や歴史をやさしく解説。

(15)省エネルギーセンター http://www.eccj.or.jp/ 
食の省エネBOOK2
http://www.eccj.or.jp/cook/cookbook/00/index.html 
食に関する環境でどのような省エネができるのか考えてみましょう。

(16)Powers of Ten
http://micro.magnet.fsu.edu/primer/java/scienceopticsu/powersof10/index.html 
 10の23乗から原子の世界へ一気にズームイン!(「Powers」は数学の「累乗」という意味です)単純におもしろいし,いろいろな授業に使えそう!

(17)着衣泳のホームページ
  着衣泳は、衣服を着たままプールに入り、もしもおぼれたときのために自分の命を守る方法を学ぶこと。小学校のプール指導で取り入れる学校もふえている。この着衣泳の指導案などが掲載されているホームページ。
  http://hts.chem.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm 

(18)余裕教室活用のためのQ&A 第2次改訂  文部科学省
  少子化で増える余裕教室活用のために、文部科学省がQ&A形式で分かりやすく解説している。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/13/05/010508.htm 

(19)環境関連で2つ
『地球環境問題入門』
http://www.eic.or.jp/ecolife/c000.html 
コメントが簡単なので、説明する言葉が思いつかない時などに重宝します。

『環境情報図書館』
http://www.pref.gifu.jp/s11260/dataetc/k-gekkan/
環境月間がなぜ作られたのか、その背景がわかります。

(20)税関関連
『わたしたちの横浜港〜貿易と税関〜』
http://www.narita-airport-customs.go.jp/index_customs.html
小中学生向けに簡単な文章で書かれています。

『東京税関』
http://www.tokyo-customs.go.jp/
税関の歴史、麻薬犬の活躍などがわかります。

『財務省 税関』
http://www.mof.go.jp/~customs/9001-9104.htm
「貿易統計の閲覧場所」という項目をクリックすると、各地域にある税関の、所在地一覧をご覧になれます。

● 教育関連情報
(1)「地球市民になろう」学校向け活動資料を発送/日本ユニセフ協会
-----------------------------------------------------------
 日本ユニセフ協会はこのほど、学校向け活動資料「地球市民になろう」の発送をはじめた。資料は、『「総合的な学習の時間」とユニセフ 〜学校におけるユニセフ活用ガイド〜』と『地球市民になろう』など。今年の学校募金活動は、カンボジア(教育を広めて子どもの生活をよくしよう)とモンゴル( ストリートチルドレンを守ろう、減らそう)。
 参照:日本ユニセフ協会 http://www.unicef.or.jp/ 
 参照:「地球市民になろう」:春の学校向け活動用資料が発送
 【日本ユニセフ協会】 http://www.unicef.or.jp/sira0104/sira_10.html 

(2)メディアリテラシー教育 
 高知市立旭東小学校の6年生を対象に行なわれたメディアリテラシー教育の授業実践の様子が、民放連・NHK共同企画のメディアリテラシー番組 『全国初!テレビ観察子どもプロジェクト 21世紀のテレビはこうなってほしい!!』となって4月30日から5月5日にかけて全国で放送されました。メディア関係者と教育関係者が協力して実現し、子どもたちや保護者が一丸となって取り組んだ授業で、メディアリテラシー教育の明るい未来を感じさせるすばらしいものです。
 見逃されたかたはNHK教育テレビ5月26日(土) 10:30〜11:15全国同時ネットで。メディアリテラシー教育のありかたや、具体的な授業指導案を模索しているかたはどうぞご覧ください。

高知市立旭東小学校 総合的な学習活動の様子
http://www.edu.net-kochi.gr.jp/home/asahgs-e/tvproject/contents.htm 

総合的な学習/メディアリテラシー
メディアリテラシー実践コンテンツ
http://www.suzukitoshie.net/ml/index.html 

TBSテレビ/テレビ観察日誌スタート
http://www.tbs.co.jp/tvkansatsu/kansatsu01.html 

(3)平成12年末のインターネット利用者数 (総務省)
  15歳以上79歳以下の個人におけるインターネット利用者数は、4708万人でインターネット普及率は37.1%だった。平成11年末の調査では2706万人。 当時の調査対象が69歳を上限にしていたため、正確な把握はできないが、対前年比74%増と大幅に増加している。
 http://www.mpt.go.jp/pressrelease/japanese/joho_tsusin/010424_2.html 

(4)総合的な学習に新聞を利用するために (読売新聞社)
  よみうり博士が新聞記事を総合的学習に利用するためのアイデアを教えてくれるサイト。この「よみうり博士アイデアノート 総合学習版」では、新聞の記事を活用した調べ学習を行う。内容が難しい場合は「ほんやく」をクリックすると小学校高学年でもわかりやすい文章になる。
  http://www.yomiuri.co.jp/nie/note/ 

(5)文部科学省 http://www.mext.go.jp/ 
小学校児童指導要録,中学校生徒指導要録,高等学校生徒指導要録,中等教育学校生徒指導要録並びに盲学校,聾(ろう)学校及び養護学校の小学部児童指導要録,中学部生徒指導要録及び高等部生徒指導要録の改善等について(通知)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/13/04/010425.htm 
教育委員会等に出された指導要録に関する通知書。参考様式も添付。

(6)東京都教育委員会 http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/ 
:「子育て中の女性の意識と学習支援のあり方に関する調査」結果報告について
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr010511.htm 

(7)文化財担当職員が小学校に土器を持ち込み出前授業(福岡)
 豊前市教委の文化財担当職員が土器や石器を学校に持ち込んで教える「出前歴史教室」が、市内の小学校で行われている。21日は、市教委社会教育課の栗焼憲児・文化芸術係長が宇島小学校(米村祥子校長)を訪問、6年生2クラス43人に授業を行った。
《全文はこちら》 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/02/20010522wm02.htm 

(8)24日に学校図書館とボランティア考える集い(石川)
 金沢市内の、本の読み聞かせグループや母親らで作る「金沢・学校図書館とボランティアのネットワーク準備会」(志村由紀子代表)が今月24日、同市内の図書館で、小中学校の学校図書館や、それにかかわるボランティアの役割と可能性について考える集いを開く。
《全文はこちら》 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/03/20010522wm04.htm 

(9)大学生が中学の部活動を指導(神奈川)
 厚木市教委は今月下旬から、市内にある大学と短大の学生を対象に、中学校の部活動で顧問をサポートして技術指導などにあたる「部活動サポートボランティア制度」を導入する。
《全文はこちら》 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/07/20010522wm09.htm 

● 海外教育情報 イラン&シンガポール  EduMailより引用します
EduMail)))………………………………………………………………………………………
 【ワールド・ウォッチ】イラン
          イランの教育制度とテヘラン日本人学校
……………………………………………………………………………………(((Selection
□□イスラム教に制約される街

 イランの首都テヘランは、人口1000万人を超す大都会。海抜1400mの高地に位置し、四季もあって冬は雪も降る。夏は気温が40度を超えるが、乾燥しているので屋内は過ごしやすい。野菜や果物はみずみずしく、嫌いだった野菜が当地に来て食べられるようになる子どももいる。

 イスラム教による生活上の制約はかなり厳しく、外国人にも適用される。たとえば、女性は外出時にスカーフとコートを着用しなければならず、男女がいっしょにスポーツをすることも、酒や豚肉を口にすることも禁止されている。

□□イランの教育制度

 イランの学校制度は一般に、5・3・3+1・4制で、いまのところ小学校の5年間だけが義務教育となっている。大半が国立で私立はわずか。国立は原則として授業料が無料で、国立・私立を問わず、高校までは男女別学である。またイスラム教の学習が義務づけられていることが、イランの教育課程の大きな特徴となっている。

□□イスファハンを取材してガイドブック作成

 イラン政府の方針により、当地では現地校やインターナショナルスクールとの公式な交流ができない。しかしイランではいま、改革の動きが高まっており、教育分野でも門戸の開かれる可能性が出てきた。本校ではこうした動きに細心の注意を払いつつ、できるかぎりイランの人々との交流をはかろうと模索している。

 総合的な学習のテーマを「ガイドブックを作ろう」と、事前学習では異学年によるグループ編制でガイドブックの項目立てや取材計画に取り組んだ。週2時間学習しているペルシャ語を駆使して、イスファハンで2泊3日の取材活動を敢行。写真の入ったカラー印刷の立派なガイドブックを完成させた。

 発達段階を考慮した、小学部低・中・高学年、中学部の4グループに分かれ、交流を核にした総合的な学習にも取り組んだ。イラン政府が正式に認めたわけではないため、国際幼稚園、知的障害児の施設、テヘラン大学などの交流先は、教員個々のネットワークを使って苦労して探し出した。日ごろイランの人々と接する機会の少ない本校の子どもたちにとって、「直接の対話」は大きな財産となった。

□□児童生徒数
●小=16人
●中=3人
【テヘラン日本人学校】
mailto:tehran-jschool@mahnet.com
http://www.tehran-jschool.com 
              (海外子女教育振興財団発行『海外子女教育』より)

【海外子女教育振興財団】
 海外に駐在員を派遣している企業・団体の要請によって1971年に設立された外
務省・文部省共管の公益法人。海外・帰国子女教育に関する相談や情報提供などを行
い、子どもを連れて外国に赴任する家庭を支援している。 http://www.joes.or.jp 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【特集】World Watching 「シンガポール共和国の教育」第2回
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             シンガポール日本人学校  教諭 北川和美 

  シンガポール共和国の教育水準の指標として用いられる理数系の共通テストの成績が世界(?)1をとることも珍しくないことは、すでにご存知の方も多いと思います。豊かな国土も資源ももたないこの国では「優秀な人材育成こそ国家最大の優先課題」という考えがあります。そのため教育システムもかなり合理的に管理化されています。
  驚かれるかも知れませんが、小学校4年生で第1回目の「全国能力別テスト」が行われ、振り分けの結果、高等教育に進む道が閉ざされてしまうこともあるのです。
    <さらに詳しくはこちらへ 「はなまるWorld」>
               http://www.hanamaruworld.com/ 

● 江戸時代の日本を見直す
アメリカの歴史家スーザン・B・ハンレーの言葉
 「1850年の時点で住む場所を選ばなくてはならないなら、私が裕福であるならばイギリスに、労働者階級であれば日本に住みたいと思う。」
この言葉が気になり、江戸時代の日本を見直してみましょう。

地球史探訪: 平和と環境保全のモデル社会-江戸
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h10_1/jog024.html 
花のお江戸はボランティアで持つ
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h10_1/jog030.html 
地球史探訪:平和の海の江戸システム  〜川勝平太氏の海洋史観(2)〜
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_1/jog091.html 
リサイクル社会を江戸に学ぶ
http://www.mipe.co.jp/books/change/chapter4.2.html 
江戸はすごい 三田 守久
http://www.astec.co.jp/WORLD/WORLD31/world31.html#mita 
参考図書『江戸時代の遺産 : 庶民の生活文化 』/ スーザン・B・ハンレー著 ; 指昭博訳. - 東京 : 中央公論社 , 1990.4. - (中公叢書).

● 評価規準をつくろう
  評価研究が進んでいます。ポートフォリオ評価は,評価方法として重要ですが,評価の基礎・基本は,「観点別学習状況の絶対評価」である。
 文部科学省の安野功氏は次のように説明している。(『社会科教育』6月号 P136より引用)

1 絶対評価は一人ひとりの子どもの学習状況を具体的な行動の形で細分化した指導目標(到達目標)に照らして解釈し,目標や内容がどの程度実現されたかを明らかにする方法である。
2 これにより,基礎・基本,すなわち学習指導要領に示す内容を確実に習得できるようにする。
3 具体的には,指導目標の設定にあたっては,単元の目標を評価の四つの観点(「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」)から分析し到達目標を具体的に示すようにする。
4 この4つの観点ごとに設定した小単元の目標は,そのまま評価規準として活用できる。
5 到達目標として示した四観点の目標は,学習問題を追究・解決する過程でその実現が図られる。
6 また,一人ひとりの学習状況をどのように把握し,どう支援していくかも大切な問題となる。
7 一単位時間の学習活動を評価する際には,主たる評価の観点を一つか二つに絞り込み,そこでの評価の方法を明確にしていくことが必要

 したがって,今年評価研究をしていく上で,必要条件になるのは次の点である。
@ ポートフォリオ評価の方法と,その有効性を明らかにすること
A 観点別の評価規準をつくり,評価方法を明示し,児童・生徒全員の学習状況を把握する。さらに,評価規準に達していない児童・生徒には支援する。

実践の発表では,名前・番号を隠し,順番をアトランダムに入れ替えたものを示したい。

● お勧めのメールマガジン
(1)======================================================================
 kyositu.comニュース【小学校教育総合情報誌】(実践+地域教育ニュース)
  http://www.kyositu.com/
======================================================================
 インターネット上にあるすべての教育情報を集めて、活用に供しようという遠大な理想をもったメールマガジン。「まぐまぐ」による配信。
 実践記録を紹介する貴重なマガジン。ほかに全国紙に報道されないような地域教育ニュースを厳選して満載。内容は豊富で、きわめて良心的。活気にみちた紙面で、数ある教育マガジンのなかで、まず、ナンバーワン。
 みなさんにぜひお勧めしたい。早速、購読の申し込みをしよう。(だそうです。)

(2)∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「山崎拓の時々刻々」 2001年5月21日 第35号
■ 小泉政権の当面の課題 ■
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
今月発刊の拙著「憲法改正ー道義国家をめざしてー」は思いがけず、発売まもなく売り切れとなり「書店においてない」とのお問い合わせ・お叱りを多数いただいておりましたが、ようやく第二版が書店に配本されました。

TV番組サンデープロジェクトで田原総一朗さんに取り上げられた宣伝効果が大きかったのか、思いがけない反響に驚いています。約一年前、21世紀最初の憲法記念日に憲法改正試案を発表することを決め、以来近未来政治研究会の同志たちと議論を積み重ね、それでも議論が収斂しなかった部分は私論を書きました。もちろん書き終わった時点では、その後自民党幹事長に就任するとは思ってもいませんでした。しかしこの本に書いたことは、少なくともあと4年の与野党そして国民参加の論憲期間を経てなんとか実現したいと考えています。憲法改正論議とは9条のみでなく天皇制、権利と義務、環境、地方分権、首相
公選制などさまざまなテーマにわたり、日本の国のあり方を考えることです。書店への配本が遅れご迷惑をおかけいたしましたが、ようやく議論が始まったばかりの憲法論議ですから、できるだけ多くの方に、今まで憲法に興味のなかった方にも、ご一読いただき、ご意見をお寄せ頂ければ幸いです。

さて、小泉政権の当面の課題は、まず緊急経済対策です。不良債権処理や資産デフレ対策など、小泉首相が基本姿勢とする構造改革路線です。平成14年度の予算編成が最初のハードルとなりますが、国債発行を30兆円以下に抑え、増税なき財政再建の見地から思い切った財政出動の見直しをします。男女共同参画社会、環境問題、科学技術振興など、首相が所信表明演説で打ち出した分野に重点配分することになります。

その際、公共事業の見直しはとくに重要で、不要不急のものは整理の上、都市再生などの観点から真に必要なものだけに絞りこんでいくことになります。たとえば、本四架橋を3本も作ったことはまったくの失敗でした。

このような「痛みをともなう改革」を本当にやったら国民の抵抗で内閣支持率は下がり、結局改革は断行できないだろうと見る向きもあります。しかし過去10年、そうやってモルヒネを打ちつづけてきた結果が現状を生んだのです。良薬口に苦し、を実行する覚悟がなければ、日本に将来はありません。そして国民の皆様にそのような痛みを覚悟してもらうためには、政治への信頼回復が不可決だということは言うまでもありません。

所信表明演説で「自らを律し一身を投げ出し、職責を果たすべく全力を尽くす覚悟」と訴えられた言葉そのままに、小泉さんはまっすぐ生一本。いったんこうと決めたら友人の加藤紘一さんや私がどんなに説得してもガンとして聞き入れない頑固さももっています。小泉首相こそ改革の10年のスタートを切るのに、もっとも適任だと信じます。彼なら私利私欲のない一途さで必ず改革をやりとげるでしょう。私も全身全霊をこめて、共に「絶えざる改革」に取り組んでまいります。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
発 行 元:山崎拓(やまさきたく)事務所 「拓ネット運営委員会」
配 信:インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
ホームページ・ご 意 見・ご 感 想 等: http://www.taku.net/
(メールマガジンの記事の転送・再配布は、ご自由にどうぞ)

(3)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 東書メール  9号      from 東京書籍 ’01,05,21
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東書メール第9号をお届けします。今月からはじまる新規連載があります。
=========================================================================
◆東書メール9号の詳細ページ[Webページ]は、こちらです。
http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/enetap/tenmail/ten-mail009.htm 
◆小学校「英語」のコーナーを新設しました。詳細はこちら
http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/english-el/e-eigoopenp.htm 

◆IT関連レポート
『学校におけるインターネットとセキュリティ 1号 −ルールを決めよう−』
セキュリティの概念を防火管理に例えてやさしく解説しています。
 原稿提供:セキュリティ対策を支援する「富士通エフ・アイ・ピー(株)」

◆研究会・展示会・イベント・公開講座のお知らせ
 研究会レポート:「ICTE情報教育セミナー in Keio 2001」(5/13開催)

◆新しい資料・教材・教具の紹介
○ 「天然ガス自動車」のビデオ(小学校用)をご希望の方に無料プレゼント。
・小学校『総合的な学習』指導と評価のキーポイント21
・中学校技術家庭科教材映像資料『Digi-Book』(アニメと動画が満載)
・中学校技家ロボット(本田技研工業開発の「ASIMO」他のロボットビデオ)
・高校写真資料「わたしたちの銀河」)
・校内運営の活性化と主任の資質向上/東研196「特別課題2」  ほか

◆特色ある学校紹介  小学校4校 中学校1校が加わりました。

◆今月の教育情報
 4/5〜5/5までの教育新聞・日本教育新聞の記事からご紹介します。

−東書メールもくじ−
(1)今月の教育情報(ここ1ヶ月の教育新聞・日本教育新聞から)
(2)新しい資料・教材・教具(「資料室」新着情報)
(3)研究会・展示会・イベント・公開講座のお知らせ
(4)教科書リンク集アップデート情報
(5)特色ある学校紹介
(6)授業実践の紹介(「私の研究・教科の窓」から)
(7)教育に関する新刊書から
(8)教育IT関連レポート
(9)東書Eネット 今月のアクセスランキング
(10)東書Eネット事務局から

● 連載 日本の危機「超少子化」
  http://www.worldtimes.co.jp/special/syo/main.html  ←ここが目次になっています
家庭に愛と夢を
 高度経済成長時代が終わりを告げ、年功序列、終身雇用制度が崩れるなかで、日本の文化も重要な岐路に立っている。この傾向と並行してわが国で生まれる子どもの数も減少の一途をたどっている。 「世界日報」より

 海外の事情など,なかなかおもしろいです。(土井)

☆ トークライブ「上田薫先生と語る会」について紹介していただきました。
 主催は,児童理解の会 0587-55-9697 CZG13737@nifty.com
  7月1日(日)13:30〜17:00 江南市民文化会館 第2会議室で行います。
  
☆ 岩井先生からは,修学旅行便りを紹介していただきました。
 小学校の修学旅行では珍しい,京都市立粟田小学校との交流が出色です。

☆ 川井先生より,今後の研究の進め方について,提案がありました。

☆ 勝村先生より,3年社会科授業の確認T・U を紹介していただきました。
 


      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp