(1)教科再編:小中学校教科の枠組み見直しを検討 文部科学省
文部科学省は来年度から、国語や算数・数学、理科など現在ある小中学校の教科の再編を検討する。来年4月に導入される新学習指導要領の実施状況を踏まえ、現在の教科の枠組みが社会構造に適合しているかどうかや、新しい教科の創設などについて、中央教育審議会に議論を求める方針だ。
同省は、89年の学習指導要領の改訂で、小学校1、2年生の社会と理科を統合して「生活科」を新設した。来年度から始まる新学習指導要領でも、小中高校に教科を横断する「総合的な学習の時間」を新設したが、従来の教科の枠組みはそのまま維持している。
再編については96年、当時の中教審が「教科の再編・統合を含めた教科のあり方について早急に検討する必要がある」とする答申を出した。しかし、教科のあり方を検討する教育課程審議会が、10年ごとの指導要領の改定に合わせて設置されてきたため、中長期的な視野に立った再編・統合などは検討されてこなかった。
ところが、今年1月の審議会統合で、同審議会が中教審の「教育課程部会」に再編され、常置の審議機関となったことから、根本的な教科の構成について検討することになった。
同省は義務教育で教えるべき「基礎・基本」の内容の検討を進め、部会に教科統合や教育課程の見直し、新教科の創設を視野に入れた検討を諮る。 毎日新聞 2001.12.31より
(2)中心市街地活性化法
社会科の授業で使えるかも
(3)◆文部科学省 http://www.mext.go.jp/
:中央教育審議会「今後の教員免許制度の在り方について」(中間報告)について
中央教育審議会では、教員免許制度のあり方についての審議を行っており、教員免許制度の総合化・弾力化、教員免許更新制の可能性の検討、特別免許状の活用促進の3点についての中間報告を公表した。
(4)文部科学大臣年頭の所感 (文部科学省)
「人材・教育・文化大国」の実現が重要課題であること、国民の学校教育への信頼を取り戻し、「学校が良くなる、教育が変わる」ことが実感できるような教育改革を引き続き推進することなど、年頭にあたっての遠山文部科学大臣の所感を掲載している。
(5)授業短縮の福山、府中市の31中学校で始業式後授業(広島)
県東部の公立小中高校のほとんどで七日、三学期の始業式があった。例年なら冬休みの宿題などを提出して下校していたが、授業時間の短縮やカットが昨年発覚した福山市や府中市の全中学校三十一校では、終業式に続いて短縮分を補う授業を行った。
5 大評判メールマガジン紹介
(1) Publicity
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【私見】
月刊誌にみる「テロ・報復」報道について・その3
「ショー・ザ・フラッグ」発言の真偽
“オバハン”督永忠子のレポート
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「創」12月号も面白い、ということで。
まず、高野孟(「インサイダー」編集長)と芝生端和(国際ジャーナリスト)による、〈対論「戦争報道」に何が欠落しているか〉
細かな事実の指摘が効いている。
しかし、これを凌ぐすぐれたリポートが、督永忠子(日・パ旅行社)による〈パキスタン現地で見たマスコミ取材の実態〉。同社HPに掲載されている「オバハンからの緊急レポート」(この表題がすでにケッサクである)の抜粋を紹介したもの。たまに「オバハンの娘」が書くこともあり、いちいち面白い。
この人どこかで見た名前だな、と思ったら、「現代」誌上に載った魚住昭のルポに登場している。魚住のパキスタン入りに携わった人なのですね。こうした「抜粋」は、たいてい「原文」にあたった方が面白いのだが、もちろんこの場合も、HPを直接見た方がいい。
なかでも、「創」に載っていない、地味な生活部分なども素晴らしいのだが、どうしたって触れざるを得ないのは、11/4-8の、与党三党幹事長の会食会での様子を活写した一連の文章の秀抜さであろう。超多忙であろう氏にわざわざ「転載依頼」する愚もない、と思い、転載しない。下記URLから、各自じっくり読んでみて下さい。ぼくが転載依頼しなかった理由も、読んでいただければわかると思います。
督永自身が書いているように、彼女の歯に衣着せぬ文章が「痛快」なのではなく(……十分痛快なのですが)、彼女の文章をもてはやし、自らの筆で権力批判を行えない日本メディアの現状が「異常」であり、「異様」なのだ。そのことを痛烈に知らしめる彼女の緊急レポートは、いまも毎日更新されている。
“図らずも”インターネットの持つ力を遺憾なく発揮したこのレポートは、「インターネット言論史」が後の世に書かれるとすれば、その歴史のはじめのほうに、確かに刻み込まれるべき言論である。
(以下略)
(2)JMM [Japan Mail Media] No.147
Monday Edition
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村上龍は911に何を見たか
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| 収 縮 す る 世 界、 閉 塞 す る 日 本 |
| POST SEPTEMBER ELEVENTH
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エッセイ●「収縮する世界、閉塞する日本」
座談会●「世界」は何を見たか
対談● アフガニスタンの真実
鼎談● グローバリゼーションとの相克
対談● イスラムからの視点
以下略
6 耳寄り情報
(1)『野菜を育てる・調理する』パンフレット プレゼント
野菜供給安定基金 広報室
体の調子を整えるのに、野菜は欠かせません。
今回は、野菜供給安定基金が発行するパンフレットとWebサイトをご紹介します。
野菜の種類や歴史、栄養素、調理レシピ、栽培方法など、多岐にわたる情報が掲載されているので、理科の植物栽培、家庭科の調理の単元はもちろん、社会科の農業の分野で、また、総合学習において、
植物の栽培・生育・調理と、関連付けて学ぶ際に参考にできそうなのが『楽しく育てておいしく食べよう』。
大きな写真で簡単なレシピを紹介し、低学年でも簡単に使える『キッチンノート』。
写真を多用し、情報が盛りだくさんのパンフレットは、授業で真価を発揮するでしょう!
【監修】 『野菜供給安定基金』
【パンフレット1: 『野菜作りで発見!楽しく育てておいしく食べよう』】
◎内容の一部
・栽培のコツ ・栽培の手順 ・野菜博士になろう ・料理を作ろう
◎ポイント
・数種類の身近な野菜の栽培から調理までを説明しているので、野菜の全体像をつかむことが できる
・野菜の特徴や歴史、栄養素など、情報が多岐にわたっている
【パンフレット2:『キッチンノート』】
◎内容の一部】
・包丁いらずの野菜料理 ・苦手な野菜を上手に調理 ・野菜の切り方いろいろ
◎ポイント
・大き目の写真を使用しているので、低学年でも簡単に使える
・調理テーマが示されているので、目的に応じて使い分けることができる
【 関連Webサイト『Vege Net』】
※今回紹介のパンフレット以外の種類もあります。サイトで紹介されていますので、ご覧下さい。
-------------- パンフレットの入手方法 ---------------
希望パンフレット名・部数・住所・宛名を明記したものを送料分の切手と一緒に郵便でお申し込み下さい。また、まとまった数量をご希望の方は、在庫等の関係もありますので、電話にてお問い合わせ下さい。送料分の切手の額面はサイトで確認ください。
〒102-0082
東京都千代田区一番町19番地 全国農業共済会館3F
野菜供給安定基金 広報室 TEL03-3230-3774 FAX03-3239-1338
(2)「実践!作文研究会」の提案
1・目標
21世紀教育の基礎となる作文教育の活性化を目指す
2・具体的な方向
1)作文ワークショップの開発と実施をする。
2)多様な作文教育の方法論の発掘・開発と普及に務める。
3)作文カリキュラムの開発法の研究を行う。
3・会員制度
・本研究会は会員制度をとる。
・ただし入会金および会費などは無料とする。
・会員は研究誌(メールマガジン)の読者登録を義務とする。
・研究誌(メールマガジン)は事務局が編集・発行する。
・会員の交流はメーリングリストを原則とする。
4.研究成果の発表
・雑誌『授業づくりネットワーク』などに実践成果を発表する。
・新しい時代に必要な「作文教育」双書の刊行を目指す。
・各メディアで適宜成果の発表を行う。
5.連絡先・会員受付
・上條晴夫 〒186-0002 国立市東2-6-2-305
(代表) Tel.042-571-3557 (連絡先) Fax.042-571-3558
E-mail haruo.kamijo@nifty.ne.jp
・松田善啓(事務局)
E-mail yo_mazda@nifty.com
当面は100名の会員を目指したいと思います。国語科作文を中心としたメンバーではなく、全ての教科・総合を視野に納めた会員募集をしたいです。現場教員だけでは議論の整理が追いつかなくな
るので、研究者の方にもぜひ参加をしてほしいです。また教員だけでなく、保護者の方、教育に関心のある全ての方の参加を募りたいです。なぜかというと、21世紀に「生きて働く力」の基礎としての作文の研究を考えているからです。
日常的な交流にはメーリングリストを設置します。「ノート・レポート指導」を話題の柱の一つとしつつ、「作文評価法」「ワークシート作成法」「教科書・作文コンクール」「作文ゲーム」などに
ついておしゃべりをしたいです。もちろん研究会メンバーの方の発言に応じて、「作文教育活性化」のための様々な話題を情報交換したいと思っています。
具体的な議論は各地で、小さなオフ会のようなものが持てると、よいなあと思います。雑誌特集をきっかけにしたプロジェクトや双書づくりのためのプロジェクトを立ち上げて勉強会を持ちたいと思
います。いろんな地域で作文教育活性化のためのプロジェクト(作文ワークショップ開催)ができると面白いです。とにかく「夢は大きく!」です。
こうして蓄積した情報を「作文ワークショップ」「HP/実践!作文教育事典」「双書づくり」などの方法で研究会の外に発信していきたいと思います。なぜなら作文教育が活性化しないと、思考力
を鍛える教科学習が創り出せません。また新しい教育も底が抜けてしまうと考えます。この「実践!作文研究会」への多くの方のご参加をお待ちしています。
□初出
メールマガジン「実践!作文研究」No.100 2001/12/30
読者登録・解除・アドレス変更・バックナンバーは、
(3)『環境報告書2001』がもらえる!
通勤通学に、レジャーにと活躍する電車。車や飛行機に比べると、地球環境にやさしい乗り物と認識されているでしょう。そんな鉄道への認識も、廃棄物の適正処理やリサイクル、燃料使用の効率化やクリーンエネルギーの導入など、企業が日々邁進している現れなのです。
今回は、JR東日本が発行するパンフレットとWebサイトをご紹介します。
エネルギーや大気汚染物質などの情報はもちろん、切符や定期券のリサイクル、駅や列車のゴミの量など、身近な問題も取り上げられているので、総合学習においてリサイクルやエネルギーを学ぶ際に、また、社会で企業の社会貢献の取り組みを扱う時など、様々な場面で参考にできそうです。
【パンフレット名】
『環境報告書2001』
【編集】
『JR東日本』
【内容の一部】
・地球環境保全への取り組み
・環境への社会的取り組み
・エコロジー推進活動の歩み
【ポイント】
・図や写真を多用しているので、
学年にあわせた使い方ができる
・環境に関わる企業の取り組みのすべてを紹介して
いるので、様々な分野の情報を取捨選択できる
-------------- パンフレットの入手方法 ---------------
JR東日本に電話にてお申し込みください。数に限りがありますので、あらかじめご了承ください。
〒151-8578
東京都渋谷区代々木2−2−2
「JR東日本エコロジー推進委員会」
TEL03-5334-1122
7 研究会情報
(1)2/9起業家教育セミナーのご案内
日時:2月9日(土)13時〜15時
会場:サンブリッジベンチャーハビタット(JR渋谷駅マークシティ)
主催:多摩起業家育成フォーラム起業家教育交流促進事業
共催:東京ED(予定)
会場:サンブリッジベンチャーハビタット セミナールーム
JR渋谷駅 マークシティウエスト17階
定員:50名 参加費:セミナー受講は無料、
希望者のみテキスト代2940円(消費税込み)
<タイトル>
「未来を創造する教育とは?『起業家教育』の可能性」
〜総合的な学習の時間での活用にむけての事例紹介〜
<講師>
原田紀久子さん
京都リサーチパーク株式会社 企画部 開発室 マネージャー
<講師プロフィール>
起業家教育センターの担当者として、教材やカリキュラムの開発、学校への導入支援、教師研修、学校への講師派遣などの産学連携の活動を実施。
<内容>
起業家教育センターで開発・導入支援をしている教育プログラムの実践事例とその成果をいくつか紹介します。これらのプログラムはすべて、生徒達が生活のなかで普段使っている商品やサービスを題材に、産業の発展、経済のしくみ、職業のありかたなどを、インターネットを使った調べ学習や、外部講師の講演や職場体験などの課外活動を通じて学ぶものです。
センターが実施する『起業家教育』のねらいは、若者達が自分達の住む地域の資源や産業への理解を深めると同時に、地域のブランド力や既存の資源をこれからの時代において、どのように利用することでよりよい社会をつくりだしていくことができるかを、大人と一緒に考え、提案していくことで、それを実践していける力や職業観意識を培う教育機会を提供するものです。
(2)*横浜市立本町小学校研究発表会 開催
総合的学習の先進校の一つとして知られる本町小学校が、「夢や希望を実現
する生活を共につくりだす子どもの育成」をテーマに研究発表会を開催する。
【日時】2002年1月25日(金)
【場所】横浜市立本町小学校(桜木町駅下車徒歩5分)
TEL:045-231-0141
(3)Eスクエア・プロジェクト成果発表会(コンピュータ教育開発センター)
【主題】「インターネット活用の授業実践で得られたもの」
−新学習指導要領の実施に向けて−
【日時】2002年3月8日(金)〜9日(土)
【会場】東京ファッションタウンビル
(東京:臨海副都心 国際展示場正門駅前)
(4)伊那小学校研究発表会 2002年2月3日
テーマ・主な内容 内から育つ〜その子らしい学びの道すじを追究する子ども〜:授業公開、研究発表、共同参観、研究協議(分科会)、学習発表、対談ほか
講師・講演 文部科学省初等中等教育局視学官・嶋野道弘
東京学芸大学教育学部教授・平野朝久 「総合学習で大事にしたいこと〜その2〜」
お問い合わせ先 伊那市立伊那小学校 〒396-0021
長野県大字伊那3221番地
備考 参加費3000円、申込締切1月25日、受付開始8:00、8:40〜15:45
(5)メディアリテラシー教育研究会中部支部1月例会報告
1月12(土)午後2時よりメディアリテラシー教育研究会1月例会が名古屋市内の名古屋法律経済専門学校にて行われました。メディアリテラシーを意識しながら健康学習の事例集を作ろう!という企画を立てており、現在、中部支部例会で検討した内容を本にして出版をめざしています。小学校の養護教諭3名から指導案を発表いただき、参加者で内容を検討しました。
【 今回、検討された主な内容 】
・ 小2を対象にしてお菓子の購買行動とパッケージなどにあるアニメのキャラクターや金額、お菓子の材料などを話題にした授業。フルタ製菓はキャラクターを用いたお菓子が多いため、会社の人にそれについてあれこれ質問してみよう!という方向で進めています。
▽フルタ製菓
(愛知県扶桑町立扶桑東小学校養護教諭 熊澤尚子さんの指導案)
・ 小5〜6とその保護者を対象に携帯電話に関する意識調査と意見発表の指導案。携帯と子どものありかたは話題が多く、検討課題も多いです。
(愛知県犬山市立楽田小学校養護教諭 井戸行江さんの指導案)
・ 日本におけるエイズに関する報道と意識などを取り上げた授業。奥が深く、的を得ている内容。また、インターネット使用の際の危険(個人情報の流出や悪用されるの可能性)を教える授業が出されました。現代社会での問題は子どもたちにも容赦なく及ぶ可能性があり、重要な教育でしょう。
(愛知県丹羽郡扶桑町立山名小学校養護教諭 桑原朱美さんの指導案)
▽桑原朱美さんのホームページ「保健室の姫君 愛のお部屋」
例会に参加された千葉大学教育学部助教授・藤川大祐さんのホームページの「活動日記」にも、当日の検討内容についてコメントがあります。
▽藤川大祐さん 授業づくりと教育研究のページ